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2020年7月11日 (土)

特別養護老人ホームから緊急搬送の連絡が!期せずしてコロナの今を感じた!

突然、特養から「○○さんが熱を出し救急車で救命救急センターへ運ばれました」と連絡が入った。

○○さんとは義理の叔父だ。

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実は7年前に叔母が急逝し、叔父がひとり取り残されたのだ。

まだ70代だった。しかし、叔父は子供も含めて近親者がおらず単身生活を余儀なくされた。

あえて言えば義理の甥にあたる私と私の家族がいるだけだった。私の兄弟や従兄弟達はいるが一切繋がりがなかった。

つながりがあるとは言っても、私も日常的にはほとんど接点がなく、さかのぼっても10年ほど前から叔母との関係でたまに顔を合わせる程度だった。

その時点では夫婦お二人ともに年金をそれなりに受け取り、元気に悠々自適な生活を送っていた。

ところが、叔母が自宅で急死した時から状況は変わった。

その日朝早く、叔父から電話が入り、「警察の検死の立会が・・・」と言ってきたのだ。

なんのことかわからないのでとりあえず駆けつけた。

叔母がその日の朝、畳の上で倒れていたのだ。救急車を呼んだのか救急隊員もいて、さらに警察官もいたのだ。

既に死亡していたことから、結果として検死に立ち会うことになった。

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公園を歩いていたら、老人が倒れていた・・のでなくこんな仮面が。

それから数年、何事もなく過ぎた。4年前の5月頃だったか、今度は地域包括センターから電話が入った。

包括は、しばらく前から叔父をサポートしていたそうだが、交通事故絡みで相談したいとのことだった。

話を聞いて驚いた、少し前に一日に三ヶ所で交通事故を起こしていたのだ。幸いに人身事故はなく車やブロック塀を壊していた。

叔父は認知症がかなり進行していた。

ここから、地域包括と交通事故担当の警察官が私を連絡窓口にしてきた。

端折って話すとそれから数ヶ月の間に交通事故の処理は賠償も含めて済ませ、叔父の生活の場も特別養護老人ホームに移った。

この間つくづく感じたのは官公署の動きが私のそれまでの認識と違ったということだ。と言うのは一市民が単独で窓口に行っても「たらい回し」にされてしまいそうなことが、行政の者が出向して長を勤める包括支援センター員とともに動いたことから、あらゆる手続きが嘘のようにスムーズにできた。

叔父は健康保険証から免許証、預金通帳など全てなくしていた。

健康保険証など窓口に行ってすぐ再発行され、嘘だろうと思ったのは銀行預金通帳再発行及び印鑑変更も行ったその日のうちにできたのだ。

私は血のつながりのない三親等の姻族だけれど近親者として成年後見人のような役割を担うことになった。

そして今回の緊急搬送。

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運ばれたのは病棟がいくつもある大きめの病院。

たまたま行ってコロナ感染の今を実感した。

先ずは受付窓口に行くのに正面玄関を使えなかった。

警備室で検温などをしてからでなければ入れないのだ。

それもその筈。

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私は「当院からの要請」ということで入った。

それでも警備室の裏の方で待たされた。その時もこんな張り紙があった。

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カタカナ言葉は好きでないけれどソーシャルディスタンスはわかる。

帰りに遅い食事を取った。

ラーメン屋に寄ったのだが、そこにもこんな張り紙が。

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私が案内された席は、4人席のカウンターだった。真ん中の二つの席に上の張り紙があって両端のみ座れるようになっていた。

ピリ辛味のつけ麺は美味しかった!

話は戻って、しばらく待って担当医と会った。

病状は分かった。でも、あす一番でやることはコロナの検査だということだ。

そして医者に言われて驚いたのは、いきなり「延命措置はどうしますか」という問だった。

そんな病状かと聞いたら、検査いかんでどうなるかわからないので聞いたとのことだった。

まあ、最善を尽くしてくださいとしか応えようがなかった。

それにしても、感じたのは独居老人が増えており、その中には認知症を患っていらっしゃる方もいるのだが、どうサポートしていくのかだ。

事実、7月3日のニュースで警察庁発表として昨年中の認知症の行方不明者が前年より多い1万7479人だったと報道された。しかも遺体で発見された方が460人もいたということだ。

深刻な事態だ。公的機関や制度がしっかりすることは勿論だが地域住民の中でもなんとかしなくてはね!

すぐ答えがでないけれどね!

 

2020年7月 3日 (金)

日本の総天然色映画は「カルメン故郷に帰る」(1951年)からだって!テンポも良くて映像も綺麗だよ!

一部の古い映画を見るとシネマスコープだとか総天然色などタイトル表示の前に但し書きのような文字が出てくるものがある。

何なんだろう?

イメージするとしたら今の新しいテレビ・・4Kだとか8Kとまでいかずとも、今より少し前のテレビで再放送ドラマを見ると画面の両端が切れた正方形に近い画像が映されているのを見たことがあるよね。昔のブラウン管テレビ用に制作されたものだね。

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サザエさんのポスターから イーストマンカラー 総天然色

イーストマンカラーとはコダック社が1952年に発表した映画用のカラーフィルム。

映画館ではこのテレビの横長ディスプレイへの変化より先に映写スクリーンがそれまで続いた正方形に近いものから横に広く伸ばされたシネマスコープ用となり、特に西部劇など広い荒野を馬で駆け抜けるシーンなどで、よりリアルに感じさせ圧倒的な臨場感を獲得したのだ。

「総天然色」も映画がカラーだよというアピール。

今回は日本で初めての日本製による総天然色映画の話。

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前回1939年アメリカ製のカラー映画を見てその鮮明さと美しさに驚いたのだが、日本では1951年(昭和26年)になって、初の総天然色(カラー)映画が上映された。(純粋に日本製で作り上げた)それが「カルメン故郷に帰る」だ。まだ27歳の高峰秀子さんが主演をしている。

「風と共に去りぬ」を見て、昭和14年にこんな綺麗な映画が作られているのかという思いをし、日本はどうだったんだと気になっていた。

そんな時、今週月曜日の新聞に松竹映画の100周年が特集され、日本のカラー映画のことにも触れており驚いた。

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「カルメン故郷に帰る」は我が、録画ライブラリーに収蔵されていた。

2012年12月17日の録画だった。

NHKBSプレミアムで2011年4月から2013年3月まで放送された映画特集の中の一本だった。

その特集は「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」というもの。

家族編と喜劇編それぞれ50本ずつだ。

解説者として山本晋也監督が出演していた。

私も、この時は特集終盤近くなってこの番組を知ったようで、25GBディスクには2012年12月、翌年1月、2月の放映分3本が録画されていた。

その一本目が「カルメン」だった。参考まででに2013年1月は「豚と軍艦」(出演:長門裕之、吉村実子、南田洋子、小沢昭一等)2月は「夕陽に赤い俺の顔」(出演者:岩下志麻、川津祐介、小坂一也、平尾昌晃等)だった。

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「カルメン・・」(松竹映画)監督は木下恵介さん。

山本晋也さんが仰っていたとおり「この映画は、いよいよ戦後が始まるのだという日本人の気分をあらわした喜劇」だった。

新聞特集に戻れば、初めてのカラー映画ということでなかなか苦労したようだ。「明るさが白黒フイルムの4倍必要なため撮影時間は光量が豊かな午前8時から午後1時に限られていた」そうだ。

そのためかほとんどが外での撮影。場所は北軽井沢の浅間山の麓の村だ。昭和25~26年当時の軽井沢の周辺、そしてその地で暮らす人びとが描かれていて当時に思いを馳せた。

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カルメンたちはこの駅に降り立つのだが、彼女たちをここまで乗せてきてくれたのはトロッコ電車。

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この頃はまだ、各地ではSLが現役で活躍していたと思うが軽井沢を走る客車はトロッコと雖も電化されていたようだ。

少し見にくいけれど牽引する電車がすごい。

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駅から実家へはタクシーでなく荷馬車利用だった。

また、総天然色(カラー)といってもこの発色には相当苦労したようで撮影から現像まで職人的技が駆使されたようだ。

「風と共に・・・」もそうであったように、やはりこの映画でも同じように絵画を切り取ったような画面が随所に出ていた。

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ストーリーには触れなかったけれど、物語の流れやテンポ、そして画像の美しさも含め、とても楽しく鑑賞できた。

ちなみに山田洋次監督が選んだ100本のうち40本近くの映画が我が家のディスクに収蔵されていることも分かった。

あと数年続くかもしれないソーシャルディスタンス(カタカナよりも social distance 等の方が辞書を引きやすく、すぐわかる!)が求められる間に観ては感想文をこの電子版週記に書き留めていこう!

本日、東京都内で新たに124人ものコロナ感染者が出たそうだ!

えー?

 

2020年6月28日 (日)

「風と共に去りぬ」が配信停止されていたんだって。アメリカは人も多彩で土地も広いな!

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我が家に蝶たちが遊びに来るよ!

先週、アメリカ銃社会の理解を深める手段の一つとして映画を上げ、アメリカ合衆国独立・建国から南北戦争前後までが描かれた作品をピックアップしてみた。

その中に「風と共に去りぬ」があった。

ところで、一昨日(6月26日)の新聞を見て驚かされた。

全米の人種差別反対運動がかってなく大きく盛り上がってきている最中で「風と共に去りぬ」が注目されていることが報道されていたのだ。

人種差別映画の悪例としてだ。

新聞紙上では、このブログでも引用させていただいた町山智浩さんの作品評価についてのコメントが出ていた。

曰く「風と共に・・・」は「南部の擬似的な貴族社会を美化し、奴隷制度の残酷な面を描いていないという批判は原作が書かれた時代からあった」のだと。

そして、批判を浴びたことを察知したアメリカの動画配信サービスがこの映画を配信停止した。

しかし、ここからがアメリカと日本の違い。

日本では、少し批判が出ると映画であれ美術作品であれ上映や展示の会場がヘイトスピーチ的組織によって攻撃され、そのうち公的機関までが萎縮して催しを中止するということがあったが、下記のようないきさつもありアメリカでは再配信されたのだ。

再開の理由と方法が素晴らしい。

「過去の偏見を消し去るのでなく、より公平公正で包括的な未来を築くために、まず歴史を認め、理解しなければならない」としてアフリカ系映画評論家のジャクリーン・スチュワートさんが本編開始前に約4分半の解説動画をつけ再配信したのだ。

そこで、私も改めてビデオを再生して鑑賞してみた。

3時間47分の大長編だ。結局、土曜日の午後の大半を映画鑑賞で過ごすこととなった。

勿論、4時間近く見続けるというのは面白いとしても肉体的に辛い。区切りの良いところで外に出て庭の花を見ては一息ついて再度観始めた。

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今日はこんな鮮やかなグラジオラスが姿を見せた!脳疲労には効く!

映画は南北戦争前の大地主の邸宅風景や富豪や軍人などの園遊会やら舞踏会から始まった。

日本で言えば昭和14年の作品だ。その時代の日本人的先入観からすると信じられないような美しい場面が続く。

絵画的といってもいいような映像だ。

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黒人の使用人も登場する。

彼らは、主人に対しても率直な物言いをする。

批判によれば、そもそもそのこと自体が非現実的だというのだ。確かに残酷な奴隷制度が背後に追いやられ消されている。

北部との戦争について話題になるが、極めて楽観的な議論が展開されていた。

たまたま居合わせたクラーク・ゲーブル演じる男がそんな議論に対し異議を申し立て「北軍の装備は南よりもはるかに優っている。造船所も炭鉱も港を封鎖する艦隊もある。一方、南軍にあるのは綿と奴隷とおごりだけだ」と嗜めるのだが人々の怒りを買った。

結局は南軍は初戦に勝つことはあったが敗退の連続であった。

街には死傷者が溢れた。

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この光景、リゾート地の浜辺で日光浴をしているわけでなく、野戦病院に収容しきれなくなった死傷者が地面に横たわっているのだ。

負傷兵の三分の二が亡くなったそうだ。

アメリカは独立戦争以後、休む間もなく戦争をし続けた。最近でも、ベトナム、アフガン、イラクへと派兵され、多くの米国人、そしてなによりも戦場となった国々の人々が亡くなった。

そんなアメリカなのだが、南北戦争での死傷者が現在のところ米国史上最多なのだ。

南北合わせての戦死者が61万8千人。映画の中でも疫病の死者も出ていたが戦死者のうち病死が34万人なのだそうだ。

悲惨な戦争であったことは間違いない。

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終戦を迎え物語はTHE ENDとなるのだが、肝心の人種差別・女性差別はどうだったか。

主人公のスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)とレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)の登場場面で伺える。

女性の尊厳というところを見ると、あるパーティで戦費調達のための募金を募るとしてダンス相手を探すのに女性をセリにかけて高額を提示した者がパートナー選択権を得られるというものがあった。

この時、スカーレットはレットに150ドルで競り落とされた。他の方々の提示額は軒並み20ドル前後だった。

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黒人差別ではセリフの中でいくつか見られたが、一番ひどかったのは、スカーレットが製材業を始めた際に従業員確保で人材派遣業のような人物に依頼したところ戦争捕虜なのか鎖に繋がれ衰弱した囚人達が連れてこられた。それを見たスカーレットが「囚人よりも黒人を雇うほうがやりやすい」と。

後いくつか挙げれば、産気づいた友人を助けるため黒人のまだ子供であるメイドに医者を連れて来いと命令するのだが、北軍がせまり硝煙が漂う中出かけることを拒んだその子に対し「行かないならお前を売ってしまうよ」と脅かした。そして更なるやり取りの中で殴ってしまった。

もう一つスカーレット自身が出産した赤ちゃんのお祝いに駆けつけた人が「赤ちゃんは皆青い目よ」とためらい無しに言うなどの場面もあった。歴史的事実であり、差別というよりも人権のない奴隷としてしか存在・生存できない黒人の人々であった。

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戦火で荒廃した地に立つスカーレット・・でも絵画的

主人公であるスカーレットについて云うと、まさに擬似的貴族社会におけるお姫様的存在の象徴であり、私などはもし同時代に生きたとしても絶対に受け入れられない女性だった。

絶世の美女かもしれないけれど、悪口を並び立てれば、自己過信の鼻持ちならぬ存在であり、現実に無知な身勝手な自己中女性で気まぐれ・・・・と尽きない。映画の中でそのような己を振り返る場面でもあるかと思ったけれどついになかった。

ただ救われるのはスカーレットを演じたヴィヴィアン・リーが主役に抜擢されて脚本を読んでいくうちに「こんなメス犬のような役は自分にはできない」と断ったそうなのだ。

彼女もこのキャラクターを嫌っていたのだけれどあえて俳優として演技したのだった。良かった。

 

あとついでに南北戦争について言うと、北部の大統領リンカーンは実はトランプさんと同じ共和党員だったのだ。

最初は奴隷解放戦争等でなく連邦政府から離脱する南部の州を引き止める戦いだったのだ。

そのうち南部の奴隷主が民主党として政府に対抗し、結果として奴隷解放戦争のようになっていったみたいだ。

現在のアメリカ政党事情とちょっと違うね。

でもわからんぞー。人種差別を煽るがごとき言動を繰り返すトランプさんに対し暴露本を書いたボルトン前大統領補佐官のみならず共和党の一部からも嫌われているという風評が日本にも伝わってきているからね。

ま、戦争だけはやめてほしいよ!

 

2020年6月21日 (日)

アメリカ銃規制が進まないのは、独立戦争まで遡るみたいだ!

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ガクアジサイからバトンタッチをしてグラジオラスが咲いた

アメリカの警官による黒人男性殺しが「人種差別はやめろ」の声を世界の隅々から叫ばせることになった。

折も折、南部ジョージア州アトランタで再び警察官によって黒人男性が射殺される事件が起きた。そのことで警察署長が辞任している。

人種差別は言うまでもないが、何故こうも簡単に銃が使われ、人が殺されるのか日本人なら疑問に思うのは当然だろう。

この前に続いて町山智浩さんの解説から私自身が分かるようにひもといてみよう。

 

町山さんによれば2019年の1月から5月までの銃がらみの事件が全米で2万1千686件発生し、死者が5,705人もいるというのだ。

そこで一気に結論じみたお話を紹介すると、アメリカでの銃を手放せない本当の理由は「武装する権利」を憲法で保障しているからだというのだ。

何故武装をしなければいけないのか?

私たち日本人ならば、いわば「銃がはびこっているから何時己が標的とならぬとも限らず自らを守るために武装をする」という答えを導き「それじゃ悪循環だよ!」と言いがちだ。

アメリカの銃の現実は次のとおりだよと、私にとっては驚きの事実が紹介された。

アメリカの軍の持つ銃の数は400万丁。これだけでもすごいのだが、驚いたのは次の事実。

民間にある銃の数は3億1千万丁。

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道行く人も立ち止まり見てくれるアジサイ

実際悪循環などと簡単に結論づけができないのが現実。

もっとすごいというか、その「理念」は「民主主義のベース」というか「主権在民」的な「崇高」さを漂わせているのだ。

実は「軍事独裁に対抗する手段」としての武装なんだそうだ。

いわば全人民総武装の考えであり、反常備軍の思想でもあるというのだ。

日本でそんなことを言ったら収拾がつかなくなるどころか袋叩きに合いそうだ。

 

アメリカ合衆国憲法修正第2条

「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を所有し、また携帯する権利は、侵してはならない」

 

そして、その思想はアメリカ独立戦争(1775年~83年)から始まった。

まあ、確かに18世紀までの歴史を紐解くと生まれてきそうな考え方だ。

そこに流れる考え方を少し見ると「常備軍は一部の人達(その当時の身分社会においては貴族等を指す)が武力を専有する存在だ」

だから「支配者・貴族、王族の横暴には民衆が武器を持って立ち向かっていかなければならない」というわけだ。

とりわけ、アメリカは王侯貴族が支配するヨーロッパから逃れるように移民してきた人たちが多数だった。話が通じ共有できるわけだ。

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そもそもアメリカ独立戦争のきっかけのひとつはイギリス本国がアメリカ住民に増税を求めてきたことだった。

この頃のアメリカ大陸はいくつかの国により分割され植民地支配されていた。

イギリスの支配地区は大陸東岸に限定され、北東部やミシシッピー流域はフランスの統治下にあった。さらにはメキシコがテキサスを支配していた。これらの国々が支配地域拡大の為ネイティブアメリカンを巻き込んで争っていた。

そんな中でフランスとイギリスが戦ったフレンチ=インディアン戦争(1754年~63年)があった。イギリスが勝利。そこでは膨大な戦費が支出された。それをアメリカ在住の人たちに負担をさせようとしたのだ。(こればっかりじゃないのだけどね)

そこで、怒ったアメリカの民衆が武装してイギリスの常備軍に立ち向かい戦い勝利したのだ。これがアメリカ独立戦争。勿論各国複雑な思惑があって裏ではフランスがアメリカ民衆を支援したなどがあったのだけれど。

でも、フランスといえども他人事でなく対英戦争による支出の増大がブルボン王朝の財政を逼迫させ1789年のフランス革命にもつながり、パリコミューン(1871年)などパリ市民の蜂起にも続くのだ。

などと述べてきたけれど、ここでハタと思いついた。アメリカ史など何も勉強していなかったけれどこの時代の概要や空気が伺える映画があるのではと探し始めた。まさに町山智浩さん流に「当時のアメリカがわかる映画何本」とでも言おうか、我が家の録画ストックを探してみた。

①ラスト・オブ・モヒカン 1992年 アメリカ 1時間52分

フレンチインディアン戦争を描いている。 

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これを探して驚いた。

この映画を録画したのは2011年3月9日だった。

3.11東日本大震災の二日前だ。その時既に地震が何度かあったようだ。

タイトルの右下に出ているのは東北地方の地図だ。拡大すると次の図だ。

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津波注意報が出ていた。

➁パトリオット(愛国者) 2000年 アメリカ 2時間45分

今回の話の中心になるアメリカ独立戦争を描く。

この物語の主人公が前記のフレンチ・インディアン戦争時の英雄とされた人だった。

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③ダンス ウイズ ウルブス 1990年 アメリカ 3時間15分

南北戦争さなかに先住民に共鳴して人生を見つめ直した軍人の話。

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④風とともに去りぬ 1939年 アメリカ 3時間47分

南北戦争を背景とした物語。1939年制作であるにも関わらず美しいカラー映画。昭和14年。太平洋戦争開戦前だ。

映像も美しいが、映画の組立方が少し違う。

最初に序曲があり、そこで映画の一コマが紹介される。演劇の手法をスクリーンに移したような感覚なのだろうか。

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タイトルに至るまでに長い序文のような説明が入る。

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⑤ 若草物語(原題 Little Women) 1949年 アメリカ 2時間3分

南北戦争時代に生きる4姉妹の成長物語。

これも貴重な映画で、まだ10代のエリザベスティーラが出てくる。

もはや知らない人もいるかもしれないが、私などは映画クレオパトラに登場する美人だけど強面の顔が浮かぶ。まあ、私もテレビで見たのだけれど。

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⑥アラモ 1960年 アメリカ 2時間43分

時代は1836年。まだテキサスがメキシコ領だ。

独裁的な支配者がいるメキシコ共和国軍とメキシコからの分離独立を実現しようとするテキサス独立義勇軍との戦い。

西部劇の顔とも言えるジョン・ウエインが登場する。

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西部劇に出てくる騎兵隊などと違ってこの頃はこんな軍装。メキシコ共和国軍。

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こんなところだけれど、それぞれ長編だ。「風と共に去りぬ」など、午後7時頃から晩酌とともに鑑賞はじめると、終わる頃には私は深い眠りに入っているかもしれない。

時間を作り出すに大変だけれど、機会を見てじっくり見てみよう。

本末転倒になってはいけない。

アメリカ銃社会について知ろうとしたのだった。

 

2020年6月12日 (金)

町山智浩のアメリカ・ルポが凄い! in Associaition With CNN

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5月25日アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで黒人の男性が警察官に殺された。

そこから全米に抗議デモが広がった。

「町山智浩のアメリカの今を知るTV in Association With CNN」(2020年6月5日放送BSTV朝日)ではこの問題を真正面から取り上げていた。

抗議が大きく広がったのは、警官による殺人が一部始終スマホ撮影の動画で拡散されたからだが、実はそれはキッカケであり、溜まりに溜まっていた怒りが爆発したのだ。

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「町山智浩のアメリカの今を知るTV」2020年6月5日付より

町山さんの解説では2009年1月のカリフォルニア州での事件が契機となったようだ。それは警官による暴行殺人、しかも無抵抗の黒人が殺された事件を、この時初めてスマホで撮影し全米に知らせたのだった。

それまでは目撃者がいないことを良いことにすべて警察の正当防衛の結果だったとして殺された者を悪者にしていた。

当然警官は罰されることはなかった。それから10年。今回の事件に至るまで10件近い同じような事件が続いた。中には自分の家でくつろいでいた女性が突然踏み込んだ警官に射殺されたなどということもあった。特に今年は半年の間に、そんな事件が3件も続いたのだ。

デモのスローガンは 「I can't breathe」「  Black Lives Matter.」「息ができない!黒人の命も大切だ!」だ。

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同6月5日付より

番組を通しで見て、よくぞそこまで言えるなと感心するとともに、町山さんもCNNも弾圧されるぞーという危機感を持った。傍観する身ながら心配になった。

特に現役大統領であるトランプ氏の言動に対する批判を臆することなくやっていることだ。

町山さんや共に出演していた方が言うには、大統領であるなら暴虐を働いた警察官の行動を戒めるとともにデモを展開する人たちにもそれなりの言葉を発し融和を求めるはずだというのだ。ところがトランプさんは分断を助長することしか言っていないというのだ。

トランプさんはデモ隊を指して「thug]・・「チンピラ・殺し屋」の意味。・・と言ったり、「When the looting starts, the shooting starts」・・「略奪が始まると、射撃が始まるぞ・・・撃ち殺すぞ」と恐ろしい言葉で威嚇しながらまさに分断を煽っているというのだ。

これを聞いただけでも怖くなる。

やはり杞憂に終わることはなかった。現場でCNNのカメラマンとディレクターが逮捕された。

そういえばトランプさんの行動は素人目にも「この人何なんだ?」と思うことは確かだ。

先般のWHO脱退にも驚いたけれど、本日(2020年6月12日)のニュースで再び呆れた。

トランプさんは国際刑事裁判所(ICC)がアフガニスタン戦争に従軍した米兵に対する戦争犯罪捜査を承認したことへの対抗措置としてICC当局者を制裁するというのだ。アメリカの一部有権者の共感を得るのだろうけれどどうしたもんだろね。

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ところでCNNとはアメリカのケーブルテレビ及び衛星テレビ向けの24時間放送ニュース専門チャンネルだ。

公式サイトによれば見どころとして  1、アメリカの政治を深掘り 2、アメリカの経済を分析、予測 3、アメリカの社会をあらゆる視点で解説するとアピールしてさらにポイントの一つとして真実を伝える「CNN go there」つまり取材は徹底した現場主義だということを強調している。

忖度しない社会の公器!いいね!

そして、町山さんの番組はそのCNNと「associate with」なのだ。直訳しかできないけれど「支持するとか、提携した」という意味かな?

この町山さんの番組との出会いは偶然だ。

私は旅行をする際の予備知識を得るためTVの旅番組などを録画し参考にしている。

昨年の今頃、BS/TBSで「アメリカの町」という番組が放映されていた。今まで見てきたアメリカ紹介番組と一味違った。

定番観光地でなく各州の町を訪ねて紹介するのだ。

例えばミズリー州ではブランソン市を「ライブ音樂の聖地」として紹介し、モンタナ州ではボーズマン市が「恐竜とカウボーイの町」として紹介された。探せばこういう楽しい番組もあるのだ。

そこでもう少し探したところ見つかったのが町山さんの番組だった。

ちょうど一年前の2019年6月17日放送が最初の視聴となった。

この時の番組はたまたま総集編的に2時間ほどの長時間番組になっていた。

題して「アメリカ社会の3大疑問を解説」(人種差別や銃器について)だった。今も同じく感じているようにあまりにも率直なことに感心した。

これについては今触れると長くなるので次回以降整理してみる。

ところで、町山さんって知っている人はいるのかな。

実は映画評論家であり、コラムニストでもあるのだ。

1996年以来アメリカ合衆国カリフォルニア州在住なのだ。

私もよく知らなかったのだが、なんと彼の著作本が我が家にあった。

2017年9月に発行された「今のアメリカがわかる映画100本」だ。

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町山さん本の読書感想文もいつかこの日記ブログに書いてみよう。

「町山智浩のアメリカの今を知るTV」はBSテレビ朝日、毎週金曜日夜10時24分~だよ。短い時には30分。長い時には2時間。たまに別の曜日でも。

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2020年6月 6日 (土)

再放送のおかげで拝顔できました。今も変わらぬ美しき女優の若き頃!

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弟より預かった柑橘類の葉の陰にいたカエルとにらめっこした!

コロナ禍の中でブルーレイ録画の整理をしていることは先日書いた。

その助けになるかと参考書を読み始めた。

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光文社知恵の森文庫「昭和 アイドル映画の時代」著者:寺脇研さんだ。

1960年代から80年代にかけての日本映画を時のアイドルを通して語っているものだ。

なかなか面白い。また、読みやすい。

1960年代のアイドルとは言うが現在の語感からすると微妙に異なる。

「若大将」シリーズの加山雄三さんやグループサウンズの人気者達、そして植木等さんのクレージーキャッツや最近お亡くなりになった志村けんさんの所属したドリフターズの皆さん達が紹介され、にぎやかに映画の中に登場していた。

それとともに、少し前のいわゆる映画スターの方々がいくつものシリーズに出演している。石原裕次郎、小林旭、勝新太郎、市川雷蔵の各氏などだ。その彼らと共演している女優陣の中にこのコロナ再放送で登場して若き姿を見せてくれた方々が居たのだ。

先ずは、国民的美少女の元祖のような吉永小百合さん。

現在も放映中のBSテレ東開局20周年番組の「男はつらいよ」シリーズ「柴又慕情」(1972年作)に出演されていた。まだ27歳のころだ。

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ちなみにこのシリーズの6月6日放送には八千草薫さんが登場する。次週は浅丘ルリ子さん。

 

そして、アイドル二番手は内藤洋子さん。(現在:喜多嶋洋子)

彼女は3月7日にNHKBSプレミアムで放映された黒澤監督「赤ひげ」(1965年作品)で女優デビューを果たした。

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当時15歳だ。初々しいオデコを見せてくれている。共演者には加山雄三さんがいた。

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菅井きんさんや荒木道子さんと並んで名が出ていた。

内藤さんはそれから5年間22本の映画に出演して人気絶頂の最中1971年に引退した。

ミュージシャンの喜多嶋修さんと結婚し、夫の活動拠点をアメリカとするため24歳で海を渡ったのだ。

そして、たまたまであるが、それから30年後の姿を見ることができた。

何気なく録画番組を探していたら2003年初放送の喜多嶋洋子さん出演番組の再放送分があった。そして視た。

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当時53歳なのだが、若き日と比べても、いささかも美しさが変わらないのだ。これは先に紹介した吉永小百合さんも同じで、すでに70歳代半ばだというのに相変わらず若々しいのだ。

この偶然のような発見は、今のアメリカのデモで露見した白人至上主義による人種差別やらトランプさんの環境問題への態度の疑問から、それらに関わるタイトルがないかと探していたことからだった。

ネイティブアメリカンの人々が大事にしてきたアメリカの大地をめぐりながら、彼らが代々伝承してきたあれこれを見た。

そして彼らの先祖が残した言葉が紹介された。

「大地を大切にしなさい。大地は親からもらったものではなく、子供たちから借りているのです」

まったくそうだ、大切にして子供たちに渡さなければいけないね。

今、アメリカは騒然としている。でも、国防長官が連邦軍によるデモ鎮圧に反対したり、現場の警察官もデモ隊に同調する姿を見せる方がいたりと、少し安堵するところがあるが、アフリカ系、ヒスパニック、アジア系、そしてネイティヴアメリカンの人々の人権、生存権はどうなるかと気になるところだ。コロナをめぐってかなり浮き彫りになった感もある。

6月4日付朝日新聞で心理学者のクリス・マルティンさんが次のように語っていた。「敵は『差別』で、デモ隊ではない」と。

いずれにしても、なかなか良いドキュメントだった。そして喜多嶋洋子さんの案内と説明も的確で明瞭だった。

思っていた以上に賢く美しい方だった。リアルタイムに映画を見たことがなかったので実のところ驚いたのだ。

 

そして5月に放映されたばかりの「時をかける少女」。一気に1980年代に跳ぶ。

原田知世さんだ。一昨晩に観たばかりだ。この作品は先般お亡くなりになった大林宣彦さんの代表作でもある。

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大林監督追悼特集的に今何本かが放映されている。大林監督についてはNHKドキュメント「最後の講義」や「大林宣彦&恭子の成城物語」などを見ていて共感するところが多かったので作品を系統的に見たいなと思っていた。

その第一本目ともなった。

尚、明後日8日の午後9時からもNHKBSプレミアムで「時をかける少女」が観られる。

タイムトラベルものなのだけれど、昨今見られるような派手な時空間移動などでなくちょっとしたタイムスリップなのだが、スムーズに物語が展開し、振り返るとあゝそうだったのか、理屈に合っていたのだと感じる物語だった。

ひとつ例に挙げると高校のスキー教室で下山時にスキーが1セット足りなかった。実は新たに集団の中にタイムトラベラーが加わり同級生となっていた。闖入者のスキーはなくて当然なのだが皆の記憶が塗り替えられ同級生のスキーがどこかに行ってしまったということでその場は過ぎた。

実はこのタイムトラベラーが彼女のタイムスリップの原因を作った人物だったのだが。

漢文か古文の教師に扮し引率していた岸部一徳の若々しさに驚いた。彼を「ドクターX」などで見ることがあったが大違いだった。

広島県尾道市が舞台で物語にマッチしていた。

原田知世さんは当時16歳。まさに成長期の少女だ。言い換えれば、まったくお子様に見えた。

ところが、物語の中でその彼女が7年ほど過ぎたころ、大学薬学部を卒業し研究を続けている姿が映された。顔といい、シルエットといい、すっかり大人に見えたのだ。さすが女優。

彼女は、現在よくコマーシャルで見かけるが、やはり前述したおふたりと同じで歳を重ねているものの清楚というか醸し出す雰囲気は年を感じさせない。流石だ!

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百合も咲き始めたよ!

 

 

 

2020年5月30日 (土)

パンデミック映画「復活の日」の録画があるはずだと探していた!あったのだ!

2月中旬ぐらいから、パンデミックという言葉が聞こえていた。そして想起したのが以前録画してあったはずの映画「復活の日」だった。

探したが見つからない。

三年前に我が家の耐震補強改築工事の際、あれこれの荷物をダンボールやらに詰め込み、弟のマンションなど、あちこちに分散した。

その中に録画されたディスクもあったはずだった。根気よく探した。そして、ついに見つけたのだ。物置にしまってあったディスクケースの中から出てきた。2012年5月に録画したものだった。8年も前だった。

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今年も実った。我が家の桜桃の実。

今、角川映画「復活の日」が、他のパンデミック物と併せて注目されているようだ。

どこかの映画館で再上映されているとも聞いた。

映画を見てから改めて分かったのだが深作欣二監督の作品だった。深作監督といえば「仁義なき戦い」で有名だ。ただし、恥ずかしながら私はヤクザ抗争の実録ものはあまり好きでないので見ていない。「復活の日」映画化は1980年。物語の時代背景は1982年。公開当時の近未来だ。

そして原作は小松左京さんだ。驚くことに1964年に発表されている。凄い想像及び創造力。SF小説は好きだったので小松さんの作品は「日本沈没」他、何冊か読んだ。

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映画オープニングタイトルの副題が「ウイルス」と先見性は見事。

物語はトランプさん名付けの武漢ウイルスとは違うが研究途上の「細菌ウイルス兵器」争奪戦による漏れと増殖だった。

このウイルスの特徴は気温により増殖率と毒性が変化するというもので零下10度前後から増殖が始まり、摂氏5度以上で毒性を持ち始めるのだった。結果として、全世界に蔓延してしまい人類は滅亡寸前までに至った。現実と不思議な関連だけれど、この映画でもイタリアで最初に大きく感染が広がり、映画上で当初「イタリア風邪」と呼ばれた。

しかし、南極にはウイルスは到達しなかった。そのため南極の基地にいた各国の隊員は無事だった。

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映画「復活の日」より

そして、今回の現実のコロナ禍ではクルーズ船や米国海軍の艦船で感染者が多発したのだが、映画では浮上することなく潜航していた原子力潜水艦の乗組員は無事だった。

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映画「復活の日」より

南極で生き残った人々が人類の再興についてともに歩むことを決意したのだが、北米に地震の兆候が表れた。

地震だけで済むのであれば、もはや無人となったところが破壊されるだけで終わりだ。

しかし、何処にも軍の論理だけで動く者がいて、人であるとか地球上に生息するあれこれには思いがいたらぬままに軍事を優先させてしまう。

その米国軍人は感染死する前にミサイルの「全自動報復装置」を起動させてしまった。

地震の揺れが核攻撃と同レベルの場合は自動反応しミサイルを発射してしまうのだ。

1980年当時は冷戦の只中で、アメリカの標的はソビエト連邦だ。

一方ソ連の防衛システムは敵ミサイル着弾と同時に報復ミサイルが自動発射される仕組みだ。

南極に残ったメンバーが起爆装置を解除しようとワシントンに向かったのだが間に合わなかった。

世界中の都市が核で破壊された。そして南極の基地も軍事基地とみなされていて報復ミサイルが炸裂した。

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庭を彩り始めた紫陽花の花々

草刈正雄さんの演じる主人公はワシントンに向かった一人だった。

システム解除に失敗したものの生き延びた。

そして南に向かった。

南米には座礁していた砕氷船に乗りミサイルから避難した人々がいるはずだった。

草刈はボロボロになりながら南に向かい、ついに再会することができた。

めでたしめでたし!

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ガクアジサイも多彩なのだ!

この映画を観て、三回「さすが!」と思った。

第一は深作欣二監督だ。

ちょうど40年前の作品なのだが、筋立てやロケーションなど現在の映画とも遜色のないものを作り上げているなと思った。

どうしても冗長であったりマンネリ的などこかで見たような展開になりがちだが、この映画はそうではなかった。

ただ、ところどころでサービス精神旺盛なのか、何故ここなのという場面があったことも確か。

たとえば、草刈がワシントンから南米をめざして何万キロも歩くのだけれど、途中マチュ・ピチュが出てきた。

飢えに苦しみながら歩く人がペルーの海岸線からわざわざ標高2500メートルの高地に登るかー?という愛嬌もあったけれどね。

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「復活の日」より

さすがの第二は角川春樹さん。

角川さんはこの映画に24億円とも32億円とも言われる大金(1980年当時)をつぎ込んだ。結果、南極なども含めロケ場所に躊躇することもなく、またキャスティングもすごかった。ハリウッドの俳優陣が出演していた。ジョージ・ケネディ、チャック・コナーズ、ロバート・ボーンそしてオリヴィア・ハッセー。日本からは夏木勲、千葉真一、渡瀬恒彦、緒形拳そして草刈正雄だ。昨年秋に遅まきながら朝ドラ「なつぞら」を視聴したのだが、その時の草刈の演じたおじいさんぶりに感心したばかりだったので画面上の若者・草刈と比べてしまった。

また、草刈は185センチメートルもの上背があるのだが、自動発射装置解除に共に向かったカーター少佐ことボー・スヴェンソンはさらに一回り大きい193センチメートルで、南極の基地で争う二人がまるで大人と子供のように見えた。

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ガクアジサイも多彩だ

さすがの最後は、やはり小松左京さん。SF作家という枠に収まらない多彩な活動をされた方だったようだ。

「復活の日」の後に「日本沈没」などが出版されたのだが、映画ではで草刈が地震予知学者を演じ、執筆時にそのキャラクターを作るにあたって地震などを深く学び、それが「日本沈没」の発想につながったらしい。

まさかのパンデミックの渦中にあって、改めてその凄さが分かった!

あと、何かと偶然が多い今日このごろであるが、録画を見終わった翌日の朝刊(5月26日付朝日新聞朝刊)に「南極越冬隊員が病気緊急帰国」という見出しが目に入った。病気になったのは日本・昭和基地の隊員で、たまたまロシアの基地沖に停泊していたロシア船に支援を求めたところ応じてくれケープタウンまで搬送されたそうだ。映画の中ではロシア(ソ連)の潜水艦が登場し、艦内で病人が発生していたのだが助けることができなかった。でもアメリカもソ連も、日本も協力して未来に向かった。

ウイルスの制御そして核の廃絶、やり遂げなければいけない大きな課題だ。

 

2020年5月23日 (土)

グッドタイミングで観た!ドラマとドキュメント!メディアに携わる者が官僚や政権メンバーにいかに食い込むか!

一昨日、突然であったが東京高検検事長が新聞記者の方々と賭け麻雀をやり、せっかく定年延長になったお仕事にとどまる事ができず辞任されたとの報道がスマフォに入り、ついでテレビニュースで詳細を視た。

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二雨降ったら、いよいよ紫陽花がにぎやかになってきた

なぜ、グッドタイミングかと言うと、例のごとく晩酌時に貯め録画してあるドラマを見ていたのだが、それがWOWOWオリジナルドラマの「トップリーグ」だったのだ。

ドラマなど時間があれば一日に連続三話分を見ることもあるのだが、ちょうど前日にこれを視たばかりだった。その内容は、フィクションと言いながらも、リアルに感じさせる新聞記者と政権の中枢との深い繋がりを描いたものだった。ドラマは麻雀なんていうものよりもっとシリアスな展開だったけれどね。

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2019年10月~11月にWOWOW放映「トップリーグ」

トップリーグなどという言葉を日常感覚で聞けば、サッカーとかバスケットのリーグ戦の最上位レベルに参加できるいくつかのチームかなと思ってしまうのだが、実はある種の隠語らしくて新聞記者などの一部の人達を指し、それは総理大臣や官房長官、与党の幹部、また官僚のトップに食い込めている人達を指すようだ。

麻雀を共に楽しんでいた人たちは報道によれば産経新聞の記者と朝日新聞の元記者だったようだ。

こんなことで初めて知ったのだが、東京高等検察庁検事長は検察庁の序列では2番目であり、下世話な話であるが給料額も検事総長についで2番目なんだそうだ。この検事長が管轄するのは一都十県、北は新潟から東京を囲む関東各県。そして長野、山梨、静岡までなのだ。居住者で見ると日本の人口の半分近い。そしてこの職務経験者は1980年代以降だけ見ても多くが検事総長や最高裁判事となっていた。

まさに法務省のトップクラスなのだ。

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ガクアジサイもこれから七変化していく!

ご一緒に麻雀を楽しんでいた方々は、そんな職務職責をになっている人と徹マンする仲だったのだ。どれだけネタが取れたのかな?

ドラマ「トップリーグ」に戻ろう。

主人公の新聞記者は朝ドラでマッサンを演じた玉山鉄二が迫真の演技を見せ、同僚に池内博之、小雪がいて、政権の方を見ると官房長官は小林薫、首相は佐野史郎が好演した。

あと、事件を追う刑事を光石研がいい味を出していた。

原作者は相葉英雄さん。

ストーリーは主人公が新聞社経済部から政治部に異動になったことから始まり、官房長官の目に留まり、主体的に食い込んでいったつもりながらも、結果として抱き込まれて本来報道しなければならない記事を差し止めされ、替わりに政権の不安定化を招かないそれなりのスクープ種を与えられた。おまけに会社内での地位も裏の手が回され希望を叶え表面上のウインウイン関係を作っていった。

事件は時代など背景は異なるがロッキード・グラマン事件を彷彿させるもので、そこでの賄賂を巡っての与党の暗躍と、それらを白日のものにしようとする刑事や記者とのせめぎ合いだ。そして官房長官の関与が仄めかされる人の死も何件かあった。

五年は何事もなく過ぎ去り主人公は編集部でそれなりの地位を得ていた。しかし彼の記者魂は消えずに残っていた。記者は妻や同僚たちの後押しもあって反転攻勢に打って出た。真実を伝えることを決意した。というようなあら筋であったがまさに政界の魑魅魍魎と記者のどろどろであった。

現実の検事長をめぐる出来事がドラマの信ぴょう性を裏付けてくれた。

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我が家で二年目を迎えた柏葉紫陽花

その前に見ていたTVドキュメントはまさに現実であった。

実際のトップリーグの千両役者、ナベツネこと渡辺恒雄さんの回想記録および立志伝だ。

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この番組を3月の初めに録画してあった。

しかし、最近までずっと視ずにいたのだが、ちょっと気になり始めていた。

と言うのは、現在コロナ禍の中で、ドラマなども過去に放映されたものを再放送しているものが多いのだが、この番組がヤケに再放送を繰り返しているように感じたのだ。たまたま目に付いたのだが、こちらの勘違いなのか再放送の回数は数えてはいなかったけれどね。

そこで、観てみた。

なんとなく気づいた。

基本は渡辺恒雄さんの立志伝なのだが、穿った見方をしてしまうとコロナや検察庁をめぐる不安定な政局の中で野党の団結に楔を打ち込むような、というよりも政党間の対立を煽るのでなく野党連合などダメだという外野からの反対与論形成を促進するのではというようなものを感じた。どこかで忖度意思が働いて繰り返し再放送しているのではないかなと素人は思ったのだ。

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渡辺は未成年の頃から軍国主義を嫌っていた。そして現在までその意志を貫いた。保守に深く食い込んでいるように見えるがそこだけは譲らなかったようだ。1945年4月に東大に入学したが、すぐ徴兵され学徒出陣として近衛師団に配属された。南方には送られず二等兵として本土決戦の準備に当たらされた。ほどなく終戦となり東大に復学する。反軍思想もあって学生運動のリーダーになるが、内部闘争の結果離れ、卒業後読売新聞に入社した。その後、様々な取材活動の中で大野伴睦の番記者になり、右翼の大物の児玉誉士夫とも昵懇となり、中曽根元総理大臣とも親密になっていく。まあ、ドキュメント自体は面白く見たが、まさにトップリーグそのものであった。

たぶん、また再放送されると思うので続きはそれぞれの判断で!

それにしても、検事長が賭博をやりながらも無罪放免とは!巷では早、賭け麻雀は罪にならないんだーと喜んでいる人がいっぱいいると聞いた。

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雨粒を花弁にのせたカラーの花(サトイモ科)

 

 

2020年5月16日 (土)

10万円も、マスクもまだ届いていないけれど、生活様式を変えたよ!

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我が家に咲く可憐な野花・・・前回に続いて

緊急事態宣言の一部解除だと思ったら、いや第二波がくれば再び宣言だとか世の中かまびすしいのだが、我が家には未だにアベのマスクは届かないし、早く欲しい10万円の便りもない。

も、我が家では新しい様式による生活は先行しているのだ。

我が家のメンバーの一部が、コロナ禍の中で通勤方法の変更を迫られ別宅に移った。

その結果だが、夜の居間の利用方法に変化が生じ、夜の生活様式ががらりと変わった。

などと言うとなにか大ごとのように聞こえてしまうが、人ごみの中にはいかないことは確かだけど実は夕食時からソファーに座り溜めどり映画を観ながら、夫婦それぞれ手酌でほろ酔いになれるということなんだけどね。まあ、それが可能になったということ。

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この季節、アヤメだね・・・毎年芽を出し花咲かす!

そこで、空いた時間に録画映画を整理し始めた。

とりわけ整理しているのは、ブルーレイデスクの100GBが出始めた以降のものだ。このディスク、それまでの25GBに比べると4倍の容量なのだが、録画時に画像レベルを少し落とすとなんとNHK朝ドラを一年分すべてを収録し、なおかつ余りあるのだ。

そんな、録画を始めたのがちょうど2年前からだった。

一枚目のディスクを見ると最初に入っていた映画が2018年5月28日に始まった石井輝男監督、高倉健主演の「網走番外地」4本だった。他には劇場用アニメ「ドラえもんシリーズ」が9本。あとは洋画がたくさん。

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この間も映画に限らずドキュメントや音楽関係など、それなりにジャンル分けをして検索しやすいようにしてはあったのだが、ここで思い切って映画をもう少し見やすくしようと思い着手した。

映画は今までは有名監督作品、例えば黒沢、小津、少し時代を飛んで山田洋次、是枝裕和、大林宣彦などは監督ごとにまとめていたが、あとは俳優やシリーズもので分類するだけだった。

そこでこの機会に監督単位でまとめてみようと取り掛かった。

現時点ではまだどんな監督がいるかのチェックが終わった段階だ。でも、新しい発見があった。

邦画に手をつけただけだけれど、2年間の録画で監督が165人にも及んだ。その中で録画された作品が複数あった監督は43人もいた。

さらに日本映画であるにもかかわらず外国からお見えになり監督された方が7人もいらっしゃった。

ちょっと残念だったのは女性監督は8人のみだった。その中には河瀬直美さんやら安藤桃子さんなど注目の監督もいた。

あと意外だったのはシリーズもの等は、例えば「寅さん」のように山田監督が最初から終わりまで自らの作品として関わってきていて、それが当たり前だと思っていたのだが、必ずしもそうでないことがよくわかった。

例えば直近でコロナの犠牲となられた志村けんさんが活躍したドリフターズの映画は全部で21本あり、そのうち16作品は渡邉祐介監督によるものだがあと5本は別監督だった。

また、森繁久彌さんが主人公だった「駅前シリーズ」は豊田四郎監督が中心であったが他に6人が監督をされていた。

あと、有名なところでは加山雄三さんの「若大将」シリーズ17作品では岩内克己監督が「エレキの若大将」など6本を送り出したが、あと4人の監督が取り組んだ。

こんな、初歩的な整理だけれど、溜めどり鑑賞が楽しみになってきた。

徘徊せずに引きこもって新しい生活様式を潤いあるものにしようかな!

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今年、桃が満開だった。そして、今実がこんなにいっぱい!

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2020年5月 8日 (金)

合点いくね!「護られていたのだ だから 護らなくては 日本国憲法!」詩人・佐藤正子さん。

標題の言葉は5月3日の朝日新聞一面コラム「天声人語」で引用されていた故・佐藤正子さんの詩の一節だ。

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発見:キンカンの木の陰に隠れていたバラの大輪

天声人語でこの言葉の引用に至る先行文には彼女が善行や悪行でなく『愚行権』を見事に行使してきたと記し、それが赦されたのは親友や家族、時代のお陰だった。さらには《基本的人権》のお陰だったという内容の詩だった。

確かに、私なども他人様に迷惑をかけない程度の愚行の日々であったけれど、大きく咎められることなく生きてこれたのも日本国憲法《基本的人権》そして《国民主権》のおかげだったのかな。「護られていたから護る」腑に落ちた。

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小鳥が糞とともにハクモクレンの下に撒いてくれた五輪梅が今年も開花

そんな感慨にふけっていたところ、コロナの事態を受けて現政権内部から憲法に「緊急事態条項」を新設すべきだとの声が出てきた。

そのような発言が出るのは「緊急事態宣言」が出されているにも関わらず外出や営業の自粛、そして感染の広がり抑止がなかなか思ったとおりにいかないという現状を根拠にしている。

しかし、これらの発言に対し、市民からもあるいは識者からも疑問が出ている。

同じ日の読者の声欄では、たとえば「外出自粛を徹底するカギの一つは、今すぐ休業補償することである」(新潟・住安さん)と発言されていた。

穿った見方をすれば、と言うよりもこの政権の見え透いたやり口から当然のことか、「権限は知事にある」とかあれこれ言いながら緊急事態制限のうまくいかないことや内容があいまいなことを、憲法に緊急事態条項がないことに、かこつけるための一計をめぐらしたのではと思ってしまう。

前日2日の朝日新聞オピニオン欄「憲法を考える」に寄稿された憲法学者蟻川恒正さんは「その国の7年半」という寓話を導入部にして「脱法厭わぬ権力中枢、従う『配下』も共犯、法秩序ほとんど破壊」という見出しのもとに集団的自衛権を閣議決定だけで合憲へと解釈変更したことや検察官の定年延長を検察庁法の新たな政府見解を発しただけで変更したりといくつか挙げ、「憲法の基本原則を壊しているという大それた意識もなしに権力分立の根本を掘り崩している」と指弾していた。

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弟から預かっている柑橘類の花・・・名前はわからない?

そのような済し崩し的に憲法超えを繰り返しておりながら憲法改正を唱えている方々の本意がいつもぼやかされているような気がしてならない。

これについては昨年9月に「お友達内閣」に触れながらこのブログに書いた。

自民党には保守本流と自民党本流があって後者は自主憲法制定を党是としている。今の総裁は自民党本流の頭だ。

この自主憲法について2005年には「新憲法草案」として公表され、ついで2012年に「憲法改正草案」として公表された。

仔細に読むとよくわかるのだが、言葉をボカシながら、はっきりと「基本的人権」「国民主権」「立憲主義」を後退させている。

どんなボカシかというと、例えば現行憲法の「すべて国民は、個人として尊重される」とあるところを「全て国民は、人として尊重される」とされていた。現在の憲法学では「個人の尊厳」「人間の尊厳」「ヒトの尊厳」という区分と連関があるのだそうだが、「人」に改め限定すると様々な問題が生ずると言われている。いくつかの条項で、一見似た語句を使い、変わらぬ印象を与えながら、実は権力者に都合の良い解釈ができるようになるようだ。

そして、改正草案の柱の中には天皇の元首化、国防軍の設置そして緊急権条項があった。

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風に舞ってやってきた野花(我が家に自生)は踏まれても踏まれても!

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でも、幸いなことと言うか同日発表された世論調査では★「国会での憲法改正議論を、急ぐ必要があると思いますか」という質問に「急ぐ必要がない」と答えた方が72%いた。

続いて★「いまの日本の憲法は、全体として、よい憲法だと思いますか。そうは思いませんか。」という問には「よい」63%、「そうは思わない」27%だった。★「いまの憲法を変える必要があると思いますか。変える必要はないと思いますか」には「必要がある」が43%「必要がない」が46%と均衡状態だった。ま、自然破壊など環境問題で憲法に謳うべきものがあるという方もいる事を考えると大いなる議論が求められるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

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