日展(日本美術展覧会)に行ってきました。アーティストはすごい!
毎年、必ず覗いてみたいのが日展だ。今年も行ってきた。
この日は地下鉄千代田線を利用し、乃木坂駅で降りた。そこはもう国立新美術館の真下だ。
6番出口の階段を上がるとすぐ美術館入口だった。
入り口で行列を作っているのは東山魁夷のチケット売り場だった。
日展は比較的容易にチケットを購入できた。
展示は五つの科に分かれていた。第一科日本画、第二科洋画、第三科彫刻、第四科工芸美術、第五科書。
私はいつもの通り日本画から鑑賞をはじめた。(写真撮影はOKだった。)
日本画といっても教科書で学んだものと描く対象や技法が違うようだ。日本画を見るたびに凄さを感じる。そして洋画鑑賞に入るや圧倒されるのだ。
日本画のとなりの展示は工芸美術品だった。
次に洋画へ。
今回は時間の関係で最後に彫刻を鑑賞し終りとした。残念ながら書は見ることができなかった。
なかなか楽しい展示だった。
会場で日展ニュースNo170が配布されていた。それによると展示されている作品は二千数百点だが、応募作品は一万点を超えるそうだ。それを100人で審査するのだ。それでも、洋画については入選作品は100点あまり減っており、ボーダーラインが上がっているようだ。審査員をお引き受けになったみなさんが様々な感想を述べていた。その中で日本画審査員の仲島さんがおっしゃっていることにはうなずけた。
作品群は「物静かでありながら、何かを一生懸命訴えてくる絵」「荒々しさの中にも、丁寧にしっかりと描かれている絵」「只々、楽しく心和む絵」これらを評して「それぞれに作者の思いが込められた力作だ」とおっしゃっていた。
また素人的にも感じた「技法や表現方法の多種多様化」はプロも感じられているようだった。
今年は身内が吹奏楽に関わったことから、楽団の演奏を聴く機会が多かった。その鑑賞を通して感じたのが楽器演奏者の裾野の広がりだった。
街のあちこちにハイレベルに楽器を演奏する人達がいることを改めて感じた。
同じように、美術の分野でも普通の生活をしながらもコツコツと描き続けたり制作をしている方々がいるのだろうと思う。
まさに日本の文化水準がそこにまで至っている。平和であればこそだ。ただ、そうである人とそうでない人との差が広がっている感もするけれどね。
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