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2019年8月23日 (金)

「騎士団長殺し」の聖地巡礼で小田原の山に行ってきた!

8日間も入院して、しかも重篤でなければ使える時間はたっぷりある。とは言っても筋トレは鼻に響くし、病室から抜けられないからジョギングも無理だ。そうなると、うつらうつらとまどろむか、本でも読むしかない。

4冊持参した。一群は村上春樹さんの「騎士団長殺し」の第1部の下、第2部の上下(新潮文庫)、そして「新海誠の世界を旅する」(平凡社新書)。折もおり新海監督作品「天気の子」が7月19日に公開されて以来、現在までに750万人動員し、興行収入は100億円突破というからすごいね。(8/23 朝日新聞朝刊)

我が親族も初日に映画館に足を運んだ。

Haruki006

文庫本カバー

とりあえず[騎士団長]は読み終え、[新海本]は4分の3ほど読んだ。

村上さんはノーベル賞候補にもなり、国外でもよく知られている。この半年の間に旅した香港、カンボジア、ベトナムでも日本人作家の代表のように書店の棚に並んでた。

でも、国内では評価は様々だ。評価といっても文学論的評価からはじまり、あまねく知らせる書評、読書感想文などなど、さらにはそれぞれの方法論についての流派もあるから多様であって当然だ。

私なんかは、面白けりゃいいのだ。私は最近の村上作品などはファンタジーのように読んでいる。地下に潜ったり、異世界やそこの住人と出会ったりと、「不思議の国のアリス」のようじゃないか。ある評論家は「なぜ、同じ話を書き続けるのか?」と提起しながら論じていた。大江健三郎なども四国の森が再々出てきたけどね。

他の小説でも同じように地下に潜り異世界と交流するのだが、今回は「主要登場人物」が画家であり、私の知ることのない画家の内面がさらけ出される。

描画に際しての対象との関係性やら、そこに至るまでの「段取り」など面白い。たまたま、この前読んだ原田マハさんの登場人物もキュレーターという絵画に関わる仕事をしていたので似たような登場人物というそれだけでも面白かった。

Haruki002

文庫本帯1

もう一つ面白いなと思ったのは、登場する女子中学生と画家との会話だ。

他の小説などを読むと、いろいろな年齢やら人生経験を積んだ人たちが難しい話を誰彼構わず同レベルでする場面に出っくわすこともあったが、私などはこのシュチュエーションや登場人物の設定では「そんな小難しい話はしないでしょ」といつも思った。

ところが、この小説では私の内心を見透かしたかのようなやりとりがあった。

Haruki003

文庫本帯2

画家と少女のやり取りでも何回かあったが、第四分冊の後半に出てくる少女と騎士団長のやりとりに次のような会話があった。

騎士団長「スズメバチにはくれぐれも気をつけた方がいい。それはどこまでも致死的な生き物であるから」

少女「チシテキ?」

騎士団長「死をもたらしかねないもの、ということだ」

騎士団長「ここはそんじょそこらの普通の場所ではあらないのだから。やっかいなものが徘徊しているのだから」

少女「ハイカイ?」

騎士団長「うろつきまわっているということだ」

まあ、こんなふうのやりとりが各所にあって私は「中学生には馴染みがない言葉だよな」と共感した。

もう一つ、興味を引きつけたのは舞台が神奈川県小田原市の山の中だということだった。

Dsc00753-2

小田原の街に近い山・・家が点在している

小説の中では主要な登場人物が、谷を挟んだ向こうの山に家を構えているという設定だった。

読み終わってすぐ、小田原だったら行けないとこでない行ってみようということになった。

ただし、山がどうなっているかは知らない。箱根山の登り口ぐらいかなという知識。

そこで思いついた。そうだ、秀吉の小田原・北条攻めの際の一夜城の山があるではないかと。

調べてわかった。笠懸山の山頂に構築された城跡があるところで、今は石垣山一夜城と呼ばれているところのようだ。

カーナビに導かれて行った。何回かカーナビが別のところを案内し、一度など箱根山の鬱蒼とした森の中に入ってしまった。

なんとか、たどり着いた。想像以上に良いところだった。

Dsc00746

ここを抜けると石垣が崩れたものの広いところに出た。

Dsc00744

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こんなところを抜けて眺望のきくところに出ると見えた。城だ。

北条氏が見上げたと同じように、秀吉は小田原城を見ていたのだ。

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左に小田原城が見える。(但し、江戸時代のものの復元)

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思わぬところで、アニメでないのだが聖地巡礼をすることになった。

Dsc00717-2

小説の中でも出ていたが、同じ山の中の家でも、海の見え方で建物や土地の値が変わるのだそうだ。

これだけ見えると高いかな!

 

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