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2020年6月

2020年6月28日 (日)

「風と共に去りぬ」が配信停止されていたんだって。アメリカは人も多彩で土地も広いな!

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我が家に蝶たちが遊びに来るよ!

先週、アメリカ銃社会の理解を深める手段の一つとして映画を上げ、アメリカ合衆国独立・建国から南北戦争前後までが描かれた作品をピックアップしてみた。

その中に「風と共に去りぬ」があった。

ところで、一昨日(6月26日)の新聞を見て驚かされた。

全米の人種差別反対運動がかってなく大きく盛り上がってきている最中で「風と共に去りぬ」が注目されていることが報道されていたのだ。

人種差別映画の悪例としてだ。

新聞紙上では、このブログでも引用させていただいた町山智浩さんの作品評価についてのコメントが出ていた。

曰く「風と共に・・・」は「南部の擬似的な貴族社会を美化し、奴隷制度の残酷な面を描いていないという批判は原作が書かれた時代からあった」のだと。

そして、批判を浴びたことを察知したアメリカの動画配信サービスがこの映画を配信停止した。

しかし、ここからがアメリカと日本の違い。

日本では、少し批判が出ると映画であれ美術作品であれ上映や展示の会場がヘイトスピーチ的組織によって攻撃され、そのうち公的機関までが萎縮して催しを中止するということがあったが、下記のようないきさつもありアメリカでは再配信されたのだ。

再開の理由と方法が素晴らしい。

「過去の偏見を消し去るのでなく、より公平公正で包括的な未来を築くために、まず歴史を認め、理解しなければならない」としてアフリカ系映画評論家のジャクリーン・スチュワートさんが本編開始前に約4分半の解説動画をつけ再配信したのだ。

そこで、私も改めてビデオを再生して鑑賞してみた。

3時間47分の大長編だ。結局、土曜日の午後の大半を映画鑑賞で過ごすこととなった。

勿論、4時間近く見続けるというのは面白いとしても肉体的に辛い。区切りの良いところで外に出て庭の花を見ては一息ついて再度観始めた。

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今日はこんな鮮やかなグラジオラスが姿を見せた!脳疲労には効く!

映画は南北戦争前の大地主の邸宅風景や富豪や軍人などの園遊会やら舞踏会から始まった。

日本で言えば昭和14年の作品だ。その時代の日本人的先入観からすると信じられないような美しい場面が続く。

絵画的といってもいいような映像だ。

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黒人の使用人も登場する。

彼らは、主人に対しても率直な物言いをする。

批判によれば、そもそもそのこと自体が非現実的だというのだ。確かに残酷な奴隷制度が背後に追いやられ消されている。

北部との戦争について話題になるが、極めて楽観的な議論が展開されていた。

たまたま居合わせたクラーク・ゲーブル演じる男がそんな議論に対し異議を申し立て「北軍の装備は南よりもはるかに優っている。造船所も炭鉱も港を封鎖する艦隊もある。一方、南軍にあるのは綿と奴隷とおごりだけだ」と嗜めるのだが人々の怒りを買った。

結局は南軍は初戦に勝つことはあったが敗退の連続であった。

街には死傷者が溢れた。

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この光景、リゾート地の浜辺で日光浴をしているわけでなく、野戦病院に収容しきれなくなった死傷者が地面に横たわっているのだ。

負傷兵の三分の二が亡くなったそうだ。

アメリカは独立戦争以後、休む間もなく戦争をし続けた。最近でも、ベトナム、アフガン、イラクへと派兵され、多くの米国人、そしてなによりも戦場となった国々の人々が亡くなった。

そんなアメリカなのだが、南北戦争での死傷者が現在のところ米国史上最多なのだ。

南北合わせての戦死者が61万8千人。映画の中でも疫病の死者も出ていたが戦死者のうち病死が34万人なのだそうだ。

悲惨な戦争であったことは間違いない。

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終戦を迎え物語はTHE ENDとなるのだが、肝心の人種差別・女性差別はどうだったか。

主人公のスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)とレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)の登場場面で伺える。

女性の尊厳というところを見ると、あるパーティで戦費調達のための募金を募るとしてダンス相手を探すのに女性をセリにかけて高額を提示した者がパートナー選択権を得られるというものがあった。

この時、スカーレットはレットに150ドルで競り落とされた。他の方々の提示額は軒並み20ドル前後だった。

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黒人差別ではセリフの中でいくつか見られたが、一番ひどかったのは、スカーレットが製材業を始めた際に従業員確保で人材派遣業のような人物に依頼したところ戦争捕虜なのか鎖に繋がれ衰弱した囚人達が連れてこられた。それを見たスカーレットが「囚人よりも黒人を雇うほうがやりやすい」と。

後いくつか挙げれば、産気づいた友人を助けるため黒人のまだ子供であるメイドに医者を連れて来いと命令するのだが、北軍がせまり硝煙が漂う中出かけることを拒んだその子に対し「行かないならお前を売ってしまうよ」と脅かした。そして更なるやり取りの中で殴ってしまった。

もう一つスカーレット自身が出産した赤ちゃんのお祝いに駆けつけた人が「赤ちゃんは皆青い目よ」とためらい無しに言うなどの場面もあった。歴史的事実であり、差別というよりも人権のない奴隷としてしか存在・生存できない黒人の人々であった。

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戦火で荒廃した地に立つスカーレット・・でも絵画的

主人公であるスカーレットについて云うと、まさに擬似的貴族社会におけるお姫様的存在の象徴であり、私などはもし同時代に生きたとしても絶対に受け入れられない女性だった。

絶世の美女かもしれないけれど、悪口を並び立てれば、自己過信の鼻持ちならぬ存在であり、現実に無知な身勝手な自己中女性で気まぐれ・・・・と尽きない。映画の中でそのような己を振り返る場面でもあるかと思ったけれどついになかった。

ただ救われるのはスカーレットを演じたヴィヴィアン・リーが主役に抜擢されて脚本を読んでいくうちに「こんなメス犬のような役は自分にはできない」と断ったそうなのだ。

彼女もこのキャラクターを嫌っていたのだけれどあえて俳優として演技したのだった。良かった。

 

あとついでに南北戦争について言うと、北部の大統領リンカーンは実はトランプさんと同じ共和党員だったのだ。

最初は奴隷解放戦争等でなく連邦政府から離脱する南部の州を引き止める戦いだったのだ。

そのうち南部の奴隷主が民主党として政府に対抗し、結果として奴隷解放戦争のようになっていったみたいだ。

現在のアメリカ政党事情とちょっと違うね。

でもわからんぞー。人種差別を煽るがごとき言動を繰り返すトランプさんに対し暴露本を書いたボルトン前大統領補佐官のみならず共和党の一部からも嫌われているという風評が日本にも伝わってきているからね。

ま、戦争だけはやめてほしいよ!

 

2020年6月21日 (日)

アメリカ銃規制が進まないのは、独立戦争まで遡るみたいだ!

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ガクアジサイからバトンタッチをしてグラジオラスが咲いた

アメリカの警官による黒人男性殺しが「人種差別はやめろ」の声を世界の隅々から叫ばせることになった。

折も折、南部ジョージア州アトランタで再び警察官によって黒人男性が射殺される事件が起きた。そのことで警察署長が辞任している。

人種差別は言うまでもないが、何故こうも簡単に銃が使われ、人が殺されるのか日本人なら疑問に思うのは当然だろう。

この前に続いて町山智浩さんの解説から私自身が分かるようにひもといてみよう。

 

町山さんによれば2019年の1月から5月までの銃がらみの事件が全米で2万1千686件発生し、死者が5,705人もいるというのだ。

そこで一気に結論じみたお話を紹介すると、アメリカでの銃を手放せない本当の理由は「武装する権利」を憲法で保障しているからだというのだ。

何故武装をしなければいけないのか?

私たち日本人ならば、いわば「銃がはびこっているから何時己が標的とならぬとも限らず自らを守るために武装をする」という答えを導き「それじゃ悪循環だよ!」と言いがちだ。

アメリカの銃の現実は次のとおりだよと、私にとっては驚きの事実が紹介された。

アメリカの軍の持つ銃の数は400万丁。これだけでもすごいのだが、驚いたのは次の事実。

民間にある銃の数は3億1千万丁。

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道行く人も立ち止まり見てくれるアジサイ

実際悪循環などと簡単に結論づけができないのが現実。

もっとすごいというか、その「理念」は「民主主義のベース」というか「主権在民」的な「崇高」さを漂わせているのだ。

実は「軍事独裁に対抗する手段」としての武装なんだそうだ。

いわば全人民総武装の考えであり、反常備軍の思想でもあるというのだ。

日本でそんなことを言ったら収拾がつかなくなるどころか袋叩きに合いそうだ。

 

アメリカ合衆国憲法修正第2条

「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を所有し、また携帯する権利は、侵してはならない」

 

そして、その思想はアメリカ独立戦争(1775年~83年)から始まった。

まあ、確かに18世紀までの歴史を紐解くと生まれてきそうな考え方だ。

そこに流れる考え方を少し見ると「常備軍は一部の人達(その当時の身分社会においては貴族等を指す)が武力を専有する存在だ」

だから「支配者・貴族、王族の横暴には民衆が武器を持って立ち向かっていかなければならない」というわけだ。

とりわけ、アメリカは王侯貴族が支配するヨーロッパから逃れるように移民してきた人たちが多数だった。話が通じ共有できるわけだ。

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そもそもアメリカ独立戦争のきっかけのひとつはイギリス本国がアメリカ住民に増税を求めてきたことだった。

この頃のアメリカ大陸はいくつかの国により分割され植民地支配されていた。

イギリスの支配地区は大陸東岸に限定され、北東部やミシシッピー流域はフランスの統治下にあった。さらにはメキシコがテキサスを支配していた。これらの国々が支配地域拡大の為ネイティブアメリカンを巻き込んで争っていた。

そんな中でフランスとイギリスが戦ったフレンチ=インディアン戦争(1754年~63年)があった。イギリスが勝利。そこでは膨大な戦費が支出された。それをアメリカ在住の人たちに負担をさせようとしたのだ。(こればっかりじゃないのだけどね)

そこで、怒ったアメリカの民衆が武装してイギリスの常備軍に立ち向かい戦い勝利したのだ。これがアメリカ独立戦争。勿論各国複雑な思惑があって裏ではフランスがアメリカ民衆を支援したなどがあったのだけれど。

でも、フランスといえども他人事でなく対英戦争による支出の増大がブルボン王朝の財政を逼迫させ1789年のフランス革命にもつながり、パリコミューン(1871年)などパリ市民の蜂起にも続くのだ。

などと述べてきたけれど、ここでハタと思いついた。アメリカ史など何も勉強していなかったけれどこの時代の概要や空気が伺える映画があるのではと探し始めた。まさに町山智浩さん流に「当時のアメリカがわかる映画何本」とでも言おうか、我が家の録画ストックを探してみた。

①ラスト・オブ・モヒカン 1992年 アメリカ 1時間52分

フレンチインディアン戦争を描いている。 

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これを探して驚いた。

この映画を録画したのは2011年3月9日だった。

3.11東日本大震災の二日前だ。その時既に地震が何度かあったようだ。

タイトルの右下に出ているのは東北地方の地図だ。拡大すると次の図だ。

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津波注意報が出ていた。

➁パトリオット(愛国者) 2000年 アメリカ 2時間45分

今回の話の中心になるアメリカ独立戦争を描く。

この物語の主人公が前記のフレンチ・インディアン戦争時の英雄とされた人だった。

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③ダンス ウイズ ウルブス 1990年 アメリカ 3時間15分

南北戦争さなかに先住民に共鳴して人生を見つめ直した軍人の話。

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④風とともに去りぬ 1939年 アメリカ 3時間47分

南北戦争を背景とした物語。1939年制作であるにも関わらず美しいカラー映画。昭和14年。太平洋戦争開戦前だ。

映像も美しいが、映画の組立方が少し違う。

最初に序曲があり、そこで映画の一コマが紹介される。演劇の手法をスクリーンに移したような感覚なのだろうか。

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タイトルに至るまでに長い序文のような説明が入る。

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⑤ 若草物語(原題 Little Women) 1949年 アメリカ 2時間3分

南北戦争時代に生きる4姉妹の成長物語。

これも貴重な映画で、まだ10代のエリザベスティーラが出てくる。

もはや知らない人もいるかもしれないが、私などは映画クレオパトラに登場する美人だけど強面の顔が浮かぶ。まあ、私もテレビで見たのだけれど。

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⑥アラモ 1960年 アメリカ 2時間43分

時代は1836年。まだテキサスがメキシコ領だ。

独裁的な支配者がいるメキシコ共和国軍とメキシコからの分離独立を実現しようとするテキサス独立義勇軍との戦い。

西部劇の顔とも言えるジョン・ウエインが登場する。

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西部劇に出てくる騎兵隊などと違ってこの頃はこんな軍装。メキシコ共和国軍。

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こんなところだけれど、それぞれ長編だ。「風と共に去りぬ」など、午後7時頃から晩酌とともに鑑賞はじめると、終わる頃には私は深い眠りに入っているかもしれない。

時間を作り出すに大変だけれど、機会を見てじっくり見てみよう。

本末転倒になってはいけない。

アメリカ銃社会について知ろうとしたのだった。

 

2020年6月12日 (金)

町山智浩のアメリカ・ルポが凄い! in Associaition With CNN

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5月25日アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで黒人の男性が警察官に殺された。

そこから全米に抗議デモが広がった。

「町山智浩のアメリカの今を知るTV in Association With CNN」(2020年6月5日放送BSTV朝日)ではこの問題を真正面から取り上げていた。

抗議が大きく広がったのは、警官による殺人が一部始終スマホ撮影の動画で拡散されたからだが、実はそれはキッカケであり、溜まりに溜まっていた怒りが爆発したのだ。

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「町山智浩のアメリカの今を知るTV」2020年6月5日付より

町山さんの解説では2009年1月のカリフォルニア州での事件が契機となったようだ。それは警官による暴行殺人、しかも無抵抗の黒人が殺された事件を、この時初めてスマホで撮影し全米に知らせたのだった。

それまでは目撃者がいないことを良いことにすべて警察の正当防衛の結果だったとして殺された者を悪者にしていた。

当然警官は罰されることはなかった。それから10年。今回の事件に至るまで10件近い同じような事件が続いた。中には自分の家でくつろいでいた女性が突然踏み込んだ警官に射殺されたなどということもあった。特に今年は半年の間に、そんな事件が3件も続いたのだ。

デモのスローガンは 「I can't breathe」「  Black Lives Matter.」「息ができない!黒人の命も大切だ!」だ。

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同6月5日付より

番組を通しで見て、よくぞそこまで言えるなと感心するとともに、町山さんもCNNも弾圧されるぞーという危機感を持った。傍観する身ながら心配になった。

特に現役大統領であるトランプ氏の言動に対する批判を臆することなくやっていることだ。

町山さんや共に出演していた方が言うには、大統領であるなら暴虐を働いた警察官の行動を戒めるとともにデモを展開する人たちにもそれなりの言葉を発し融和を求めるはずだというのだ。ところがトランプさんは分断を助長することしか言っていないというのだ。

トランプさんはデモ隊を指して「thug]・・「チンピラ・殺し屋」の意味。・・と言ったり、「When the looting starts, the shooting starts」・・「略奪が始まると、射撃が始まるぞ・・・撃ち殺すぞ」と恐ろしい言葉で威嚇しながらまさに分断を煽っているというのだ。

これを聞いただけでも怖くなる。

やはり杞憂に終わることはなかった。現場でCNNのカメラマンとディレクターが逮捕された。

そういえばトランプさんの行動は素人目にも「この人何なんだ?」と思うことは確かだ。

先般のWHO脱退にも驚いたけれど、本日(2020年6月12日)のニュースで再び呆れた。

トランプさんは国際刑事裁判所(ICC)がアフガニスタン戦争に従軍した米兵に対する戦争犯罪捜査を承認したことへの対抗措置としてICC当局者を制裁するというのだ。アメリカの一部有権者の共感を得るのだろうけれどどうしたもんだろね。

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ところでCNNとはアメリカのケーブルテレビ及び衛星テレビ向けの24時間放送ニュース専門チャンネルだ。

公式サイトによれば見どころとして  1、アメリカの政治を深掘り 2、アメリカの経済を分析、予測 3、アメリカの社会をあらゆる視点で解説するとアピールしてさらにポイントの一つとして真実を伝える「CNN go there」つまり取材は徹底した現場主義だということを強調している。

忖度しない社会の公器!いいね!

そして、町山さんの番組はそのCNNと「associate with」なのだ。直訳しかできないけれど「支持するとか、提携した」という意味かな?

この町山さんの番組との出会いは偶然だ。

私は旅行をする際の予備知識を得るためTVの旅番組などを録画し参考にしている。

昨年の今頃、BS/TBSで「アメリカの町」という番組が放映されていた。今まで見てきたアメリカ紹介番組と一味違った。

定番観光地でなく各州の町を訪ねて紹介するのだ。

例えばミズリー州ではブランソン市を「ライブ音樂の聖地」として紹介し、モンタナ州ではボーズマン市が「恐竜とカウボーイの町」として紹介された。探せばこういう楽しい番組もあるのだ。

そこでもう少し探したところ見つかったのが町山さんの番組だった。

ちょうど一年前の2019年6月17日放送が最初の視聴となった。

この時の番組はたまたま総集編的に2時間ほどの長時間番組になっていた。

題して「アメリカ社会の3大疑問を解説」(人種差別や銃器について)だった。今も同じく感じているようにあまりにも率直なことに感心した。

これについては今触れると長くなるので次回以降整理してみる。

ところで、町山さんって知っている人はいるのかな。

実は映画評論家であり、コラムニストでもあるのだ。

1996年以来アメリカ合衆国カリフォルニア州在住なのだ。

私もよく知らなかったのだが、なんと彼の著作本が我が家にあった。

2017年9月に発行された「今のアメリカがわかる映画100本」だ。

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町山さん本の読書感想文もいつかこの日記ブログに書いてみよう。

「町山智浩のアメリカの今を知るTV」はBSテレビ朝日、毎週金曜日夜10時24分~だよ。短い時には30分。長い時には2時間。たまに別の曜日でも。

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2020年6月 6日 (土)

再放送のおかげで拝顔できました。今も変わらぬ美しき女優の若き頃!

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弟より預かった柑橘類の葉の陰にいたカエルとにらめっこした!

コロナ禍の中でブルーレイ録画の整理をしていることは先日書いた。

その助けになるかと参考書を読み始めた。

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光文社知恵の森文庫「昭和 アイドル映画の時代」著者:寺脇研さんだ。

1960年代から80年代にかけての日本映画を時のアイドルを通して語っているものだ。

なかなか面白い。また、読みやすい。

1960年代のアイドルとは言うが現在の語感からすると微妙に異なる。

「若大将」シリーズの加山雄三さんやグループサウンズの人気者達、そして植木等さんのクレージーキャッツや最近お亡くなりになった志村けんさんの所属したドリフターズの皆さん達が紹介され、にぎやかに映画の中に登場していた。

それとともに、少し前のいわゆる映画スターの方々がいくつものシリーズに出演している。石原裕次郎、小林旭、勝新太郎、市川雷蔵の各氏などだ。その彼らと共演している女優陣の中にこのコロナ再放送で登場して若き姿を見せてくれた方々が居たのだ。

先ずは、国民的美少女の元祖のような吉永小百合さん。

現在も放映中のBSテレ東開局20周年番組の「男はつらいよ」シリーズ「柴又慕情」(1972年作)に出演されていた。まだ27歳のころだ。

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ちなみにこのシリーズの6月6日放送には八千草薫さんが登場する。次週は浅丘ルリ子さん。

 

そして、アイドル二番手は内藤洋子さん。(現在:喜多嶋洋子)

彼女は3月7日にNHKBSプレミアムで放映された黒澤監督「赤ひげ」(1965年作品)で女優デビューを果たした。

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当時15歳だ。初々しいオデコを見せてくれている。共演者には加山雄三さんがいた。

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菅井きんさんや荒木道子さんと並んで名が出ていた。

内藤さんはそれから5年間22本の映画に出演して人気絶頂の最中1971年に引退した。

ミュージシャンの喜多嶋修さんと結婚し、夫の活動拠点をアメリカとするため24歳で海を渡ったのだ。

そして、たまたまであるが、それから30年後の姿を見ることができた。

何気なく録画番組を探していたら2003年初放送の喜多嶋洋子さん出演番組の再放送分があった。そして視た。

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当時53歳なのだが、若き日と比べても、いささかも美しさが変わらないのだ。これは先に紹介した吉永小百合さんも同じで、すでに70歳代半ばだというのに相変わらず若々しいのだ。

この偶然のような発見は、今のアメリカのデモで露見した白人至上主義による人種差別やらトランプさんの環境問題への態度の疑問から、それらに関わるタイトルがないかと探していたことからだった。

ネイティブアメリカンの人々が大事にしてきたアメリカの大地をめぐりながら、彼らが代々伝承してきたあれこれを見た。

そして彼らの先祖が残した言葉が紹介された。

「大地を大切にしなさい。大地は親からもらったものではなく、子供たちから借りているのです」

まったくそうだ、大切にして子供たちに渡さなければいけないね。

今、アメリカは騒然としている。でも、国防長官が連邦軍によるデモ鎮圧に反対したり、現場の警察官もデモ隊に同調する姿を見せる方がいたりと、少し安堵するところがあるが、アフリカ系、ヒスパニック、アジア系、そしてネイティヴアメリカンの人々の人権、生存権はどうなるかと気になるところだ。コロナをめぐってかなり浮き彫りになった感もある。

6月4日付朝日新聞で心理学者のクリス・マルティンさんが次のように語っていた。「敵は『差別』で、デモ隊ではない」と。

いずれにしても、なかなか良いドキュメントだった。そして喜多嶋洋子さんの案内と説明も的確で明瞭だった。

思っていた以上に賢く美しい方だった。リアルタイムに映画を見たことがなかったので実のところ驚いたのだ。

 

そして5月に放映されたばかりの「時をかける少女」。一気に1980年代に跳ぶ。

原田知世さんだ。一昨晩に観たばかりだ。この作品は先般お亡くなりになった大林宣彦さんの代表作でもある。

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大林監督追悼特集的に今何本かが放映されている。大林監督についてはNHKドキュメント「最後の講義」や「大林宣彦&恭子の成城物語」などを見ていて共感するところが多かったので作品を系統的に見たいなと思っていた。

その第一本目ともなった。

尚、明後日8日の午後9時からもNHKBSプレミアムで「時をかける少女」が観られる。

タイムトラベルものなのだけれど、昨今見られるような派手な時空間移動などでなくちょっとしたタイムスリップなのだが、スムーズに物語が展開し、振り返るとあゝそうだったのか、理屈に合っていたのだと感じる物語だった。

ひとつ例に挙げると高校のスキー教室で下山時にスキーが1セット足りなかった。実は新たに集団の中にタイムトラベラーが加わり同級生となっていた。闖入者のスキーはなくて当然なのだが皆の記憶が塗り替えられ同級生のスキーがどこかに行ってしまったということでその場は過ぎた。

実はこのタイムトラベラーが彼女のタイムスリップの原因を作った人物だったのだが。

漢文か古文の教師に扮し引率していた岸部一徳の若々しさに驚いた。彼を「ドクターX」などで見ることがあったが大違いだった。

広島県尾道市が舞台で物語にマッチしていた。

原田知世さんは当時16歳。まさに成長期の少女だ。言い換えれば、まったくお子様に見えた。

ところが、物語の中でその彼女が7年ほど過ぎたころ、大学薬学部を卒業し研究を続けている姿が映された。顔といい、シルエットといい、すっかり大人に見えたのだ。さすが女優。

彼女は、現在よくコマーシャルで見かけるが、やはり前述したおふたりと同じで歳を重ねているものの清楚というか醸し出す雰囲気は年を感じさせない。流石だ!

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百合も咲き始めたよ!

 

 

 

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