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2021年10月15日 (金)

お彼岸には少し遅れたけれど墓参してきた。静寂に包まれたここは密教寺院!

秋のお彼岸には少し遅れたけれど、久しぶりに連れ合いの実家菩提寺に行ってきた。

早世した義父と義姉が永眠している。

都心からはJR 中央線でも西武新宿線、池袋線、どれを利用しても行ける所だ。

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なかなか立派な門構え。

真言密教の寺院なのだ。

所帯を持つまで密教の法事に参列することなどなかった。

我が古里の菩提寺を見ると、父方は浄土宗で南無阿弥陀仏、母方は日蓮宗で南無妙法蓮華経だった.

法要の際、どちらの宗派も現在では初七日供養までを一日で済ませ、その二度目のお焼香が済み仏事が滞りなく終わるや、住職は参列者をねぎらいながら故人にちなんだ話や、遺族を励ます言葉かけをし、浄土はこうだ、以後日々このように心がけると良い等々の説法をされた。

ところが、真言密教は全く別物だった。結婚後はじめて法事に参加して驚かされた.

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密教はことごとく違った。

最初から終わりまでサンスクリット語、つまり何を朗誦しているのかちんぷんかんぷん。

ノウマク・サンマンダバサラダン・センダ・マカロシャダ・ソワタヤ・ウンタラタ・カンマン・・・・まあ、「真言」が唱えられていることは承知しているのだがね。

そして途中で踊るように立ったり座ったりした。「御勤め」が一通り終わると頭を下げてそのまま奥に引き上げていってしまった。

こちらとしてはありがたいお話を聞かせていただけるかと「期待」していたのだがね。

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ここの宗祖は弘法大師空海だ

日本における真言密教は空海が始祖であったと思うが、彼が生きたのは奈良時代末期から平安時代にかけてだ。(774年~835年)

空海が遣唐使として長安に着いたのは 804年12月のことだった。

学んだことは真言密教。そして当時の唐で接することのできる諸文化だった。

密教は大乗仏教の一派とはいえ、発祥地インドでヒンドウー教やゾロアスター教の影響を強く受けていたようだ。

生半可の情報だけれど、ヒンドウーに似ているなと思ったのは化身という考え方だ。

真言宗は同じ大乗であっても密教以外を顕教として区別し、顕教は釈迦如来を本尊として修行を積まなければ成仏できないのだが、密教はすべてのものは大日如来が姿を変えたものであり、形、見える姿が違って見えるだけだという。

仏も人も本質的には同じであり、人がもともと備えている仏性が表われば、現世における肉体のままで仏なのだそうだ。

即身成仏なのかな。

ただ、現実の自分が仏とは大違いであることは誰でもわかること。そのため、仏と一体となった境地を実感するために修行を積むのだそうだ。上座部仏教に近いような感じもするが、そのへんの理解は和尚さんにもう少し聞くしかないかな。

ところで、このお寺に関わって面白いことを聞いた。


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金剛力士像

面白いと思ったのは真言宗であるから本尊は当然大日如来なのだが、こちらの寺ではもともと不動明王が本尊だったというのだ。

江戸時代に火事で不動明王を焼失してから大日如来になったという。

それでは宗旨換えをしたかというとそうじゃないのだ。

不動明王は大日如来の関係者だったのだ。と言うよりも大日如来の化身だというのだ。

大日如来の姿かたちは私にはパッと浮かばないのだが、柔和なんだそうだ。そこで優しさだけでは通用しない人々を救済するために化身した不動明王は怒りの形相をしているのだと。

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江戸時代から安置されている六地蔵尊

ところで大日如来の名前はこれまでも耳にはさんでいたものの良くは知らない。ただ、まったく非学問的、素人的断片知識での推測でしかないのだが、空海が唐の長安で学んでいた時、そこには仏教寺院だけでなく道教をはじめとしてゾロアスター教寺院や明教(マニ教)寺院、そして景教(キリスト教ネストリウス派)寺院さらに清真教(イスラム教)寺院などもあったらしい。景教などは7世紀にペルシアを経由して入って来て唐王朝(618年~907年)末期には仏教などと共に宗教弾圧(845年~)の対象になってしまったのだが、空海は好奇心旺盛にこれら宗教の教義も学んだんじゃなかろうか。

真言密教は何か太陽神というか一神教にも近しさを感じさせる。

ここで思い出したのが13年前の旅だ。

インドネシアのバリ島とジャワ島を旅した。そこで仏教遺跡に出会った。

大乗仏教のボロブドゥール遺跡だ。ジャワ島だった。

近くにはヒンドゥー遺跡もあった。

 

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バリ島内 ヒンドゥー教寺院 2008年3月

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ジャワ島ボロブドゥール遺跡群

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ボロブドゥール遺跡はイスラム教徒が世界最多を誇るこの国にあっても破壊されずに仏教遺跡として保全され、多くの観光客を呼んでいる。また上座部仏教が主である東南アジアであるにも関わらず大乗仏教なのだ。

比較的身近な菩提寺の話から始めたけれど、自分なりにちょっとだけど、掘り下げたり、周辺のことに触れてみると面白いものだ。

 

 

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