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2021年10月 8日 (金)

ゴルゴ13! 高倉健版&千葉真一版デューク東郷 ! 映画を観た!

さいとう・たかをさんが9月24日にお亡くなりになった。享年84歳。

「ゴルゴ13」で知られる劇画家だ。

この7月に「単行本 ゴルゴ13 201巻」が発売され、その巻をもって「最も発行巻数が多い単一漫画シリーズ」のギネス世界記録と認証されマスコミを賑わしたばかりだった。

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SPコミックス 「ゴルゴ13」112巻 死臭の聖者 表紙カバー

(1999/4/26 初版第1刷発行)

その二ヶ月前の5月、 WOWOW で「生誕90年 高倉健特集」があり、「鉄道員ぽっぽや」「居酒屋兆治」など計19本が放映された。「ゴルゴ13(1973)」もその中の一本だった。(健さんは1931年生まれで、7年前、83歳で没された。)

我がライブラリーには健さん映画は既にほとんどあったが「ゴルゴ13」はなかった。いや、そもそもゴルゴの実写版があることさえ知らなかった。早速録画した。

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SPコミックス「ゴルゴ13」121巻 贋作工房 表紙カバー

(2001/8/5 初版第1刷発行)

さいとう・たかをさんはゴルゴ(デューク東郷)の人物を作り上げていく上で30歳代の高倉健さんをイメージしたということは聞いていた。(2014年 ダ・ヴィンチ3月号)その辺りの縁もあって、映画も創られていったようだ。

お読みになった方もいらっしゃるでしょうが、ウィキペディアで紹介されているエピソードが面白い。

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1973年版映画タイトル

1973年版映画だから、1971年か72年頃だろうと思うが、さいとうさんが東映に「ゴルゴ」の映画化を打診された。「ゴルゴ」の連載は1968年からだから、まだ3年目か4年目の頃だ。あまり乗り気でなく、無茶なことを言えば諦めるだろうと、条件として「オール海外ロケ」「主演は高倉健」と返事をした。ところが東映は受け入れ、映画製作が始まったのだそうだ。そして高倉版デューク東郷が生まれた。

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東映1973年版「ゴルゴ13」より

映画を観賞した。

健さんゴルゴはカッコよかった。海外ロケはイランだった。

ただ、映画の展開がちょっと冗長だった。オープニングで、ゴルゴが依頼者の前に出現するシーンでも感じたが、最終盤に至り敵のヘリを撃墜するまでは良かった。だが、その後、熱砂をさまよいながら最後の標的を目指して進むのだが、ここが必要以上に長いと思いながら観ていたら、突然ターゲットがライフルの照準器に収まっていた。突拍子もない飛躍があった。

もっとも、当時のイラン・パフレヴィー王朝(当時日本ではパーレビー王朝と表記されていた。)の開発独裁体制の中で思うように撮影が進まなかったと回想されてもおり、多分様々な制約があったことによりシーンも切り刻まれツギハギ的な印象を残すことになったのだろうな。

それから6年、1979年になり、王朝はイスラム教原理主義勢力に権力を奪取され潰え去った。ちなみにアメリカとの対立はこのあたりから深まって現在に至るようだ。

千葉真一版デュユーク東郷も観た。香港が舞台だった。

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ゴルゴ13 九竜の首 1977年公開より

ユーチューブなどで予告編はあったのだが、当然ながら本編はない。

チェックしていたところ、rakuten tvで観られることが分かった。楽天はこれまでもホテルの予約などで利用しており、登録もしてあったのですぐ観ることができた。

千葉真一さんはうまい具合にメーキャップされていた。シーンによって印象は違ったが、劇画から抜け出したかのようにゴルゴそのものになりきっていた。ストーリー展開は4年前の作品よりぐっと良くなり面白く見ることができた。

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劇画も物置から引っ張り出して読んでみた。(観てみたか?)4冊あった。

なかなか面白いではないか。弟たちが見たものか、息子たちが買ったものか分からないが、私自身は劇画と接することはこれまであまりなかった。

ギネスを機にさいとうさんがTV.新聞などのインタビューに応え、ゴルゴが長く続いている要因をお話しされていた。一つはテーマが多彩であることだ。コミックを読み始めてその辺りは、まったくそうだなと共感することが多かった。

7月に大学教授でゴルゴ愛読者である土岐寛さんが新聞に語っていた。(朝日新聞2021年7月5日)

「領空侵犯など、日本が置かれている国際的な緊張関係も取り入れている。常に「現代」に訴える内容が、読者がついていく魅力になっている」「ストーリー展開も巧みだと思います」

そして、これを可能としているのは「作品が共同作業でつくられている」からだというのだ。原作・脚本や作画が斎藤さん一人でなくシナリオ作家から直木賞作家まで含めた多彩な専門家によって担われているのだそうだ。これならマンネリにならないね。斎藤さん自身も3年前の連載五十年に際して語っている。「ドラマを考える才能、絵を描く才能、構成する才能は本来別なんですよ。全部持っていなければいけないってのはムチャクチャですよ」(2018年10月17日朝日新聞)

そうだよね。それに加え画面構成というか割付について劇画という言葉を作り出したさいとうさんならではに語っているのは「手塚治虫先生の「新宝島」に出会い、紙の上で映画ができると衝撃を受けた」(2019年6月 手塚治虫賞受賞時スピーチ)ということであり、映画の画面構成そのものを紙の上でつくることがずっと貫かれてきたことが大きいなと感じた。

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さあ、観始めたコミックスをさらに観続けよう!

 

 

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