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2021年11月14日 (日)

いや面白いもんだ ! ひょんなことで探し物に出っくわす。突然「スローなブギにしてくれ」が現れた。

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我が家の紅葉・黄葉 ①(タイタンビカス)

訪ね先に約束よりちょっと早めに着きそうだったので、時間調整で書店に入った。

そろそろ来年用のダイアリーを買ってもいいなと店内を回った。目に入ってきたのが角川文庫の棚だった。「そうだ」と思い著者別の陳列「か行」の段を探した。

なんと「片岡義男」があるではないか。しかも「スローなブギにしてくれ」だ。

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早速購入。奥付けをみたら、ごく最近の出版だった。初版は平成13年(2001年)と20年も前なのだが我が手に入った文庫は今年6月発行の第8版だった。絶版でなかったのだ。

数日後の話になるが、新聞を見ていた連れ合いが「12月に山崎豊子の『女系家族』が放送されるんだけど、監督が鶴橋康夫で以前『白い巨塔』を監督した人みたい。「巨塔」では岡田准一が主演したんだけど録画してなかったっけ?」と尋ねてきた。その記事では鶴橋監督は俳優達に高く評価されていた。それもあり、彼の監督作品を観たくなったようだ。

あちこちに収納されているDVD・BDを探した。1960年代に映画化された山崎作品の録画はいくつか見つかった。

「女系家族」(1961年大映制作、監督 三隅研次、出演 若尾文子、高田美和、京マチ子、田宮二郎等)も「白い巨塔」(1966年大映制作、監督 山本薩夫、出演 田宮二郎、東野英治郎、藤村志保等)もあった。

しかし、TVドラマ化された「白い巨塔」は見つからなかった。

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2016年5月録画「スローなブギにしてくれ」他

ところが、なんと「スローなブギにしてくれ」の録画BD が出てきたのだ。すっかり忘れていた。再生もされずに眠っていた。この日を待っていたのか。

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録画したのが2016年5月。5年も前だ。

映画が制作されたのは1981年4月。40年前。出演は浅野温子。彼女の初主演作だった。彼女が19歳の時だ。小悪魔として登場し、この後スターダムにのしあがっていく。

 先ずは小説を読んでみた。

文庫は短編集だった。表題は「スローなブギにしてくれ」だったけど、「スロー・・・」は61ページの短編で他に4本、「モンスター・ライド」「ハートブレイクなんて、へっちゃら」「マーマレードの朝」「さしむかいラブソング」が収まっていた。

「主人公」は「ゴロー」と「さち乃」、わきを固めるのはムスタングの男やスナックのマスターなどの人物そして「子猫達」だ。

ゴローは18歳で転校させられた高校生。理由は成績の悪さと素行の不良のため。さらに新しい高校でも気が向いたら学校へ行き、そうでない日はオートバイに乗ってぶらぶらして過ごしていた。乗るバイクはHONDA CB500。

さち乃は高校二年生の時に家出して、それ以来家に寄りついていない猫好きの女の子。

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映画「スローなブギにしてくれ」より

物語のスタートはゴローが第三京浜をバイクで走行中に前方を走っていたムスタングから猫とさち乃がほうりだされるところからだった。

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猫が中空を舞った

猫に振り回されながらも生活を一緒にするようになった(神奈川県大和市にて)が結局彼女の猫好きが高じたところで、ゴローが癇癪を起し猫もさち乃も捨てることになった。それもドライブ途中の静岡県三島市でだ。だが、最後にさち乃が戻り、働いていたバーのマスターがリクエストに応え聴かせてくれた曲が「スローなブギにしてくれ(I want you)」(作詞:松本隆、作曲、歌唱:南佳孝)だった。小説も映画もプロローグとエピローグはほとんど共通していた。

小説のほうは、自分とは違う生き様の若者達だと強く感じたが、まださわやかな印象を持った。

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さち乃はムスタングに乗せられ海岸まで来た(映画より)

映画はちょっと違った。ゴローも成人の男で、全体としてドロドロしたところが混じり、エピローグのさち乃が戻るところなどは似た展開だったがさらに続きがあった。山崎努演じる事業に失敗した中年男、ムスタングの男なのだが小説と違って深く絡んでいた。もう一人関わってきたのが室田日出男が演じたスナックのマスターだった。

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最後にムスタングは海に突っ込んだ!山崎演じるムスタングの男は生き延びたけど同乗していた女性は死んでしまった。

実は、映画の脚本では「スローなブギにしてくれ」に加え片岡作品から「ひどい雨が降ってきた」と「俺を起こして、さよならと言った」の二作品の内容を織り交ぜていたのだそうだ。

まあ、タイトルが同じでも小説・映画とそれぞれ違った印象を持った「スローなブギにしてくれ」だったが偶然が導いた作品との出会い。よかったよかった。

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我が家の紅葉 ②(もみじ)

 

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