パラリンピックが7日に開幕!見てください、ボッチャは奥深いよ!




昨日は、わが居住区の定例飲み会だった。
常に、無礼講である。
租界や居留地ではないのだが、店内は治外法権。
何を言っても構わない。
私などは、飲み屋でテレビを見るなどはもってのほかであり、せっかく会うのであるから飲むことと、話すことに専念すべしという信条をもつ。
しかし、この日ばかりは違った。終始スポーツパブだった。
オリンピック・サッカーの日本エジプト戦がちょうど始まったのだ。
シュートの態勢に入ると、「あいつはゴールのヘリにも当たらないぞー、やっぱ、へたくそー」
ちょっと躓けば、「あの審判は素人だ、何故ファウルじゃないのだ」
レッドカードがでれば、「10人対11人じゃ勝負にならない、勝たなきゃ嘘だ」
あーでもないこーでもないと言いながらも、日本ゴールにはみんなで歓声。
勝負がついたところでお開きになりました。
女子柔道57キロ級の松本薫は迫力があった。
競技場の入り口に立ち下から睨みつけるような表情で何かつぶやいていた。
「最後の最後まで戦う」というようなことを言っていたようだ。
見ているだけで鬼気迫った。
たとえると狼の表情というか獰猛な野生を感じた。
厳しい鍛錬に裏打ちされた実力と傍にも伝搬する闘志を持続させ金メダルに輝いた。
卓球の石川佳純もベスト4に残る快挙だった。
松本とは違ったタイプだったが好い顔で勝負に挑んでいた。
しかし、三位決定戦を見ていると表情と動作が連動しているかのように点を先取されていった。素人が口出しできないが気力の衰えが、実力を封印してしまうのかのようだった。
この試合の解説者はちょっといい加減だなと感じた。
「石川、良いですよ。あのバック。オーバーでした。しかしわずか一センチです。」
その一センチをどんな状況でも射止める人が金メダルを獲得するのだろうに。
あと、気のゆるみが土壇場で勝敗を覆したのが柔道70キロ級女子のオランダ選手と韓国選手の戦いだった。
韓国選手は有効を一つ取り、安心した。気のゆるみが表情に見て取れた。
残り数十秒でオランダ選手が逆転した。
私など、気が緩みっぱなしだけれど、引き締めれば違う結果を得られるかもしれないな。
(写真は浜離宮。こういうところに来ると都会の中にあっても気が緩むね。)
(結構外国人の人たちが来ていました。芝離宮より一回り広い)
(入場料もとても安い。中もしっかり整備されている。しかし、周辺の堀にごみが浮かんでいた。地域一体になって美観を維持しないとだめだね。)
海老沼の柔道に引き込まれた。
特に、初戦と三位決定戦。
ミーハー的に言えば、まずは畳に上がった時のきりっとしまった顔。
そして、背筋をまっすぐ伸ばして、深く頭を下げた姿。
これら所作、まずは、見た目で気持ち良かった。
そして、勝負。
柔道はやはり姿三四郎。豪快な投げ技が決まると良い。柔能く剛を制す。小が大を投げ飛ばす。ここで溜飲が下がる。
互角でなかなか襟を取ることもできず、組めずに引いてしまったと指導を受け、それで時間切れというのはどうも物足りない。
その点海老沼の初戦の投げ技、そして三位決定戦のつり腰の一本は感動した。
女子ウエイトリフティングもすごかった。アーチェリーも大したもんだ。
だんだん、いろいろなルールが分かってきたぞー。
あと、世界は一つと言う前のモンゴロイドは一つという印象が残った。
モンゴルの選手、女子柔道で金メダルを獲得した北朝鮮の女性柔道家、そして中国、韓国から日本の選手団まで、みんな隣のお兄さんやお姉さんのようだった。
みんな頑張って!
昨年の女子サッカーなでしこジャパンで活躍した澤選手。
そして、ユース五輪で15歳にしてジャンプ女子の初代女王となった高梨沙羅。
卓球女子シングルスで出場13度目にして初優勝の福原愛。
ここまでは女性。
そして全豪テニスで16強に入った錦織圭。
日本ハムからレンジャーズに移籍するダルビッシュ。
スポーツビジネスも垣間見えたけれど。レンジャーズは日本ハムに40億円の入札金を払い、ダルには46億円(6年契約)だそうだ。
そして大相撲初優勝の大関把瑠都。
母一人で把瑠都も含む三人の子供を育てたお母さんが昨日エストニアから日本に向けて出発したそうだ。
「息子を誇りだ」とインタビューに答えていたけれど、うれしいだろうね。
これらの活躍がこの一週間のことだから、今年は明るい年になるかな。
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