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日記・コラム・つぶやき

2019年8月16日 (金)

手術だ!滅多に感じぬ、この痛み!それを他所に庭に戯る夏の虫!

喉に痰がからみ声が嗄れるので、風邪かと思い掛り付け医に診てもらった。

その応えは「特に悪いとこないけど、咽喉科で診てもらえば、即診断されるよ、万が一もあるからね」と脅かされながら耳鼻咽喉科のある総合病院を紹介された。

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ハクモクレンの木でシャーシャーと羽を擦らすクマゼミ

早速行った。さすが即診断可能な設備が整っている。しっかりした電動の椅子に座らされ、グーっと高みに上がった。

喉をちょっと見られ、次に内視鏡のチューブを鼻に差し込まれた。横にあるモニターに鼻の奥が映し出された。

出た応えが、「喉ではないね、副鼻腔だ」であった。

診断名は慢性副鼻腔炎と鼻茸・・ポリープだった。そして続いた言葉が「薬ではどうにもならないから。取らなければね」だ。

初めて行った病院で、しかも診察を始めて10分も経っていないところで、いきなり「手術だ、入院だ」だ。青天の霹靂とはこのことだ。

結局、「何時頃にしますか」というから、どうせやるなら早いほうが良いと応えると、「それでは来週の月曜日から8日間入院してください。手術は二日目です」ということになった。お盆で予定も何もない、まあいいだろうということになった。生涯初めての長期入院の始まりだ!

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アブラゼミも負けてはいない。右のセミ、しつこかった。

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追いかけ始めた。どちらがオスかメスかはわからないけど。

 

急転直下であったけれど、医師の説明に思い当たるところがあった。

嗅神経をポリープが覆っているというのだ。臭いに関して鈍感になってきていたことは確かだった。おかげで臭い物に蓋をすることがなかったのだけれどね。

もしや、記憶力や思考力の低下もこれが原因?

それはないか、持って生まれた資質だよね。

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蜂が水を飲んでいた。フレブル太郎の散歩時の水飲み場だ

手術は全身麻酔下で行われたので、気がついた時には終わっていた。つまり、手術時はなにも痛まなかった。

午前中に執り行われたのだが夕方頃になって顔面全体が痛くなってきた。でも、まだ序の口だった。本格的に痛くなったのは二日後に副鼻腔に入っているガーゼを抜く時であった。まず驚いたのは、鼻の奥にこんなにもガーゼが入るのかということだ。容赦なかったのはこのガーゼを抜く時だ。長い棒状のもので引っ張り出すのだが、自ら絶対やったことのない鼻の奥(普通に言う鼻の穴でなく、さらに奥の腔)をかき混ぜられているかのようだった。

そして、抜き終わったのも束の間、今度は新しいガーゼを左右で6枚も入れられた。

悲しくもないのに、泣く意思もないのに、涙が溢れた。不思議なものだ。・・・感心などしていられない。これが三日間ぐらいやられ、退院までにさらに何回もやられた。(頓服を飲んで痛みは緩和されたけどね)

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入院病棟の東の廊下、西の廊下はこの倍以上あった

痛みと点滴による尿意促進効果かもしれないが、手術後二日間はあまり眠れなく夜中に何度もこの廊下を歩きトイレに行った。

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これにもたれながら歩いた

本日、退院後初の経過診察を受けた。順調な経過だそうだ。ホッとした。しかし、今日も責められ、不覚にも涙がポロリ。

でも、なんでも早期発見、痛くても早期発見、・・・さあ、でかけるぞ!

戻った家に川トンボも遊びに来ていた。

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このトンボ不思議なことに毎年、今頃になると出現する。

どこで繁殖するのかしれないけれど、風物詩の一つとして再会を楽しみにしている。

 

 

2019年3月 8日 (金)

桃花を、愛でたかったと、お雛さん!

3月3日は雛(ひな)祭り。
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雛祭りといえば桃の節句。
つまり、今頃桃の花がきれいに咲いていなければ命名に「?」が浮かぶ。
現実は?
我が家の桃の木を見ると、やっと蕾がはじけようとしているところが今の姿。
 
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でも、なかなか可憐ではないか。
 
言うまでもないが、五月の節句にしても、さらに言えば正月であってもすべて旧暦でみれば季節感とマッチするのだ。
旧暦3月3日は今年で言えば2019年4月7日なのだ。
桃の花も真っ盛りかも知れない。
それにしても、大陸の諸国は今でもしっかり旧暦の節を大事にしながら過ごしている。
春節などがいい例だ。
今年も、その時期に外国からのお客で日本各地が賑わったようだ。
 
 
ひな壇を飾ったのは二年ぶりだ。
昨年は耐震改築後で、置き場が定まらぬ状態で見送った。
以前は七段もある(今もしっかり押し入れに納まっている)それなりのひな壇だった。
私にしてみると、このような行事を執り行うたびに、異文化を我が物にしてきた歴史を思う。
いまでは、こんなことも雛祭り。
 
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ひな祭りにケーキを食べるのだ。
もともと中国の五節句が伝来し日本化していった。つまり和魂漢才を経て咀嚼し日本そのもの行事に変遷した。
そして、いまやクリスマス、バレンタインなどなどと並んでケーキを食べるのだ。
私などひな祭りにケーキを食すなど初めての体験であるから、和の伝統の中にケーキという洋物が入ってきたという感じだから、まさに和魂洋才だ。
 
ところで、先週我が家の梅の開花状況をアップしたが、その時はまだツボミだったハクモクレンが開花した。なかなか美しい。
 
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Dsc05718Dsc05717花が天も地も覆う!春が来たぞー!

2019年3月 1日 (金)

春近し、衣更(ころもが)えだよ、まだ寒い!・・フレブル太郎

春が近づいてきた。
花々が咲いている。
 
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我が家でも、鉢から地に下ろした梅が育ち、身の丈が3メートルぐらいになった。
このところ毎度、可憐な花を見せてくれる。
 
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我が家のお犬様も感心している。
 
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フレブルは繊細で、寒さ暑さに敏感なのだ。
でも、もうすぐ衣更(ころもが)えだね。
 
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お犬様談 「でも、この冬衣装、気に入っているんだよね。もう少し着ていたいー!」
植物は季節の移ろいを察知し芽を出し蕾がほころぶ。
我が家でもこれから競うように美しい花が咲き始める。
今でも幾種か花が咲く。
 
Dsc05579クリスマスローズ。
Dsc05580スイセン。
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クロッカス。
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もうすぐ、ハクモクレンが咲き、桃も咲く。
そして、桜も花開くのだが、我が家の桜は桜桃。果実をつける種類。交配させる為に種類の違うものを並べて植えた。我が家では佐藤錦とナポレオンだ。
これらがほころび花を咲かすのは、世間で花見が終わり、ソメイヨシノが風に舞い、花吹雪となって散った頃になる。
我が家の花はこれからなのだが、風の便りにそんなに遠くないところで、早咲き桜が満開だよとの噂を聞いた。
早速行ってみた。
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なかなか見事であった。周辺をそぞろ歩きしていたところちょっと離れた休耕田のような場所に花が咲き乱れていた。
菜の花だ。
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確実に春が近づいているな!

2019年1月 4日 (金)

謹賀新年!道教のご本尊にお願いしたのに、八百万の神々にも~!

あけましておめでとうございます。
本年も日々の出来事を日記として綴っていきます。
 
先ず年一番に、香港・マカオの旅に同行した身内と共に初詣に行ってきた。
 
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この身内、東京品川区に住んでいたのだが毎年必ず池上本門寺(大田区)、川崎大師(川崎市)、三嶋大社(三島市)の三箇所に初詣して、その際、前年の御札やお守りを返納してこれからの一年の願いを託した新しい御札などを求めるということを続けてきた。
 
元日に初詣したのは三嶋大社。
 
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年末の異郷の地での道教や仏教のご本尊、マカオのカトリック教会そしてこの度は本邦の八百万の神と諸寺社に願い事をしたわけだ。
万全だな!
この一年のご利益如何に?
 
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それにしても、多事多難な世相を反映してなのか 救済を求めてか 大願成就を願ってか訪れる人々が引きも切らず。
 
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何はともあれ、祭り縁日の屋台・出店の賑わいはいつ来てもなごむね!
 
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ちなみに私のおみくじは“吉”だった。
吉凶の順序からすると二番目にいいのだ。
大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶の順序だ。(神社本庁公式)・・・場所によっては序列・吉凶を示す文字が違うところもあるようだがね
さて、おみくじの吉にかかわる八百万の神の御託宣によれば「たいへん威勢のいい運勢です」と最初のひとくだり。
そして続いて「この時期計画さえしっかりしていればたいていの事は成功します」と続く。
今年は順風満帆なのか?
でも、私は知っている、最後に必ず戒めの御言葉が入るのだ。
 
やはりそうだった。
御言葉は前段に続いて宣する。
「ただ、迂闊に取り組むと肝心の内容が伴わない」「あまり旨い話には手を出さないこと」と神託はやはりあまくない結論。
 
心して一年を過ごそう!
 
追記 次のブログでは再びマカオに戻ります。


  
 

2018年12月14日 (金)

果物や野菜、魚介類は旬のものがいいけれど、初もの、採りたてもいいね!

以前、山梨勝沼で旬のぶどうを食べた。
なんと美味しかったことか。
魚介類でも、野菜果物でも旬のものが美味しいのはわかっている。
でも、初物はまた格別だ。
 
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           苺「紅ほっぺ」 採れたて!

今回は苺を食べた。
場所は伊豆の国市内、旧伊豆長岡町江間の苺農家の作だ。
 
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苺の旬は3月頃か。
ここでは12月から食べられる。
 
この苺、もともと日本の果物かと思ったらそうじゃないんだね。
なんと、ごく最近とは言っても江戸末期のことだけど、南蛮船に揺られて日本に来たみたい。そして、現在のものはさらに改良されたもののようだ。
 
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のどかな田園風景だ。
 
すると向こうから列をなした集団がやってくる。
なんだろうと目を凝らしながら待っていると、幼稚園の遠足だった。
 
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この地を訪ねるには東名高速を使ったならば静岡県の沼津インターから駿河湾環状道路・伊豆縦貫道に入り、函南町を経て伊豆中央道を少し走ればよい。すると目的地到着だ。スムーズに行けばインターから30分ぐらいだろうか。
 
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中央道最初のトンネルを抜けると料金所があるが、支払を済ませて左折すると現地だ。
 
伊豆半島が誕生の特異性からジオパークに認定されたと新聞にも報道された。
それと合わせて、オリンピック自転車競技の会場にもなるということから注目されて、外国からのお客様も含めた観光客をどうおもてなしをすれば良いのだろうかと自治体や観光関係者が知恵を出し合う状況になっていると言う。
そこで、出た答えが各観光地・温泉地がバラバラに自分を売り込んでもダメだ、半島全域で一体となっておもてなしをすることが大事だということのようだ。
確かに一体的にアピールすることが取り組まれはじめたことを感じる。
 
中央道に入るとすぐに賛否両論話題の「高輪ゲートウエイ」でなく、それより早くできた「伊豆ゲートウエイ」がある。
 
ここはそれなりに評判がいいようだ。
以前はスッと通り過ぎてしまうような田圃でしかなかったのだけれど今では「さあ、伊豆に来たぞ」と一息ついて観光をスタートさせる場所になったようだ。
評判がではじめると、それに続けとあれこれ人寄せを可能とするものが集積してくる。
 
両隣にこんなものがある。
 
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Dsc02531          めんたいパークこと明太子製造販売屋さん
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ここの施設はまだ建設途上にある。
すぐそばを天城の山から流れる狩野川があるが、そこにいま「川の駅」が作られつつある。
ここでは、川に親しむ子供の水遊び場、カヌーの発着所やらサイクリング駅のような施設ができるそうだ。
たとえば、修善寺温泉を出発して、伊豆長岡温泉を経由し、自転車でもカヌーでもここに到着するということになる。
楽しいアイデアだ。しかも自治体横断的な楽しみだ。

私も、今回岸辺に近づき見てみた。
完成が楽しみになった。
 
Dsc02489         低い山並みと穏やかな流れが美しい
Dsc02490          逆さ富士・・・美しい!

人工的な楽しみだけでなく、まさにここでしかない自然もある。
 
今朝のTVニュースで神戸「ルミナリエ」のイルミネーションを水に写し撮影しようと雑踏の中であるにも関わらず自己中的にも水を撒いた者がいたと報じていた。
そんな迷惑な考えや行動などせずに、少し足を伸ばして自然を楽しんだらと言いたくなった!

2018年12月 7日 (金)

忘年会が始まり、喪中ハガキが届きと、はや年末だー!

明日、今年二つ目の忘年会があり、参加する。
一回目は鳥料理、明日は韓国料理だ。
それはそれで楽しみだけれど、一方で正月を前にして「喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます」との悲しい知らせも届く。
まさに年末である。
木々も枯れて、葉を落とした。
 
Dsc02399               ハクモクレンもすっかり葉を落とした
 
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   桜は葉が黄変し風に舞う、一方で春に開花する芽が育っている
  
話を戻すと、最近はみなさん長寿で、喪中ハガキも、また新聞に掲載される訃報も90歳代で亡くなっている方々が多い。
そんな中で50代、60代で亡くなるのはあまりにも早すぎる。
今年、二つの同窓会があったのだけれど、不参加のコメント欄に「今、病床に伏しています」と残念ながら参加できない旨のお返事があった方や、お返事がなく皆が「どうしただろうね」と心配になる方々がいた。
この12月に入って二家族から亡くなられたとのハガキが届いた。
年賀状だけのお付き合いできた方々だった。
そろそろお会いしたいなと思っていた矢先だった。
みなさんも働きすぎ、遊びすぎは自重して健康には気をつけよう!
 
間もなく何処も彼処も木枯らしが吹き荒れる。
木々が皆枯れると思うと違う。
狭いながらに癒しを与えてくれる我が庭を見てもそうだ。
 
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                     キンマサキ? 四季を通していつもこんな感じ!
 
傍から見ると、ただ単に木が生えているなとしか見えないものでも、幼木から5年、10年と慈しみ、手をかけていると木々草花といえども個性が見えてきて愛着が強くなる。
そんな木々だが、真冬といえどもしっかり葉を付け、あるいは花を咲かすものが結構ある。
上のキンマサキなどもそうだし、キンカン、ナンテン、ヤツデ等など。
 
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ヤツデなどこの12月に来て花満開だ。ハチが群がっている。
 
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ハチが頑張って受粉を促すためか、庭のあちこちからヤツデが芽を出す。
かといって限られた敷地、泣く泣く新しい芽を摘んでいる。
 
葉や実も美しい。
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花もまだこんなに咲いている。
 
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木々、花々のみなさん!来年もともに成長しよう!!

2018年11月16日 (金)

「善人より悪人が救われる」という親鸞に、エーほんとう?嘘でしょう!と思うことがあったけど!

親鸞や浄土真宗、さらに歎異抄(作者:親鸞の弟子の唯円)が話題になると必ずこの「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」という「悪人正機」説がとりあげられる。
 
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             親鸞と言われている画
 
実は司馬遼太郎さんの「この国のかたち」(全6巻)を寝ながら読書・・・半分眠りながら読み続けてきた。ここに来てほぼ読み終わった。
どこで聞いたか、見たか忘れたけど司馬さんは第二次大戦で召集されたとき、「歎異抄」を持って戦地に行き、繰り返し読んだとのことだ。
 
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作家で言えば五木寛之さんも「日曜美術館 法然と親鸞 ~作家・五木寛之 “ゆかりの名宝”と向き合う~」(2011年初回放送)の中で歎異抄を取り上げ造詣の深いところを見せた。(私は再放送の録画で観た。)
五木さんは小説「親鸞」をベストセラーにしていることでも知られている。
 
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2010年1月に講談社から単行本として刊行され、この文庫本は2011年11月の初版。
はや7年前になる。内容はすっかり忘れた。
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話を「この国のかたち」にもどそう。
 
司馬遼太郎さんの文章はとても読みやすい。
読みやすいということは、言っていることがわかりやすいということでもある。
「国のかたち」5巻目で悪人正機説が登場しわかりやすい説明に納得した。
 
どのように説明しているかというと「それまでの(平安時代までの)仏教では、天才のみが覚者(仏)になることができた。これに対し、法然は、膨大な経典から阿弥陀浄土の経典を引き抜き、出来の悪い者(悪人)も成仏できるとした。その弟子親鸞は、さらに徹底し、出来の悪い者(悪人)こそ成仏できるとした。人間は本来出来が良くないという深刻な認識・・・・いわば鎌倉時代ふうの現実認識・・・に立ったのである。」(5巻168ページ)
 
いずれにしても「悪人こそ」などと言うと、誤解されるのももっともだ。
そもそも唯円の歎異抄は当時でさえ、また親鸞の話を直接聞いた同門のものでさえも教えとは異なる解釈をしていた。その現実を嘆き「実はこうだよ」と説いたものだ。
 
そこで、思い出した。我が家の録画ライブラリーの中に「100分de名著:歎異抄」があることをだ。
引っ張りだして視た。
 
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進行役は伊集院光さんとアナウンサーの女性、そして講師は釈徹宗さんだ。
釈さんのお話はTVで何度か聞かせてもらったことがある。
こと宗教に関しては司馬さんよりさらにわかりやすい。
さすが現役の僧侶であり、大学の先生だけのことはある。
 
講師の話で私がそれなりに分かったことを簡単に触れよう。
まず正機説の正機とは「仏の救いを受ける本当の対象」のことだそうだ。
そして親鸞の言うところの「善人」とは「自分で修行して煩悩を消し去り悟りを開ける人」だ。
それでは「悪人」とは誰か?
我々一般庶民だ。つまり、「我々は内面を見たところで本当に煩悩を滅することができるのかというと、ほとんどの人はできない」つまりわれわれはすべて悪人なのだ。
そのことを自覚して他力本願になれ、そうすれば往生できるよということだそうだ。
 
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同時に、平安から鎌倉の時代がどうであったかということをしっかり復習する必要があるようだ。
 
そもそも平安時代の仏教は最澄(比叡山)と空海(高野山)に代表されるものがあり、どちらかと言うと「戒律や学問」を修めることが厳しく求められたり鎮護国家を標榜していた。もともと衆生には無理なのだ。大方の人たちは識字が不可能で、悪人とか善人とか言っても抽象的概念把握など一生したことなどなかっただろうと思われる。
 
よく聞く話であるが平安貴族の跡取り以外の息子たちが叡山の坊さんになったり、寄進の多さを競うなどのこともあったと何かで見た。
一方庶民は厳しい生活を強いられていた。そんな彼らが生きるために猟師として動物を殺生したり、ものの売買をしたりとなんとか凌いでいた。そんな彼らを蔑み悪人と呼んだのだ。
法然などは、まさにそのような実態を知り、本来、救われなければならないのは抑圧された民衆、つまり悪人たちだと唱えたようだ。
そして高度な学問でなく「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで良いよ、往生できるよと言ったわけだ。庶民はどれだけ希望を持てたことか!
 
そんなことをつらつら述べてきたのだけれど、私は無神論者なのだ。というよりも無宗教者だ。
 
再び「この国のかたち」にもどれば興味がわいた言説がいくつかあった。
ひとつは昭和の初めから敗戦までの間に力を振るった「統帥権」に関わること。
二つは武装農民として始まった「武士」の平安、鎌倉を経て江戸・維新の廃藩置県のあと明治に至り華族と呼ばれた一族。
三つは6巻の後半で随想として書かれていた口語体日本語文章の確立などなど。
またどこかで触れます。
 

2018年11月 9日 (金)

王侯貴族か?眼前でチゴイネルワイゼンを奏でてもらえるなんて!

我が一族が欧州かアラブの王侯貴族まがいの時を過ごしたのは、何の事はない、弟がゴルフ打ち上げで常連となっている居酒屋さんだ。極めて庶民的な場所だ。
この間も、何回か紹介させてもらったが月一ぐらいでライブハウスとなる居酒屋さんだ。
今回はバイオリン演奏をピアノ伴奏で聞くというものだった。
 
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ピアノ奏者もバイオリンに負けず劣らず見事だった。
お二人共クラッシクだけでなく映画音楽などのイージーリスリングやらジャズにも通じており、二人だけだったけれどジャムセッションは感動的だった。
 
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マスターというか店主が元々はピアノ調律師だったという異色のキャリアだからこそできることか。
そんなこともあって音楽関係者が集いの場にもしているようだ。
たまたま、話す機会があった方も管弦楽団に所属するチューバ奏者だった。
なんと11月に定期演奏会を催すからと誘っていただきチケットまで分けてもらった。
(既に素晴らしい演奏を堪能してきました)
身内五人贅沢な時を過ごさせていただいた。
まあ、ビールも喉を通りすぎた。美味しかったけどね!
 
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2018年10月19日 (金)

住めば都、使ってみれば調法な品!タブレットPC !

新聞の電子版を読み始めたことは前にも書いた。
家では、パソコンの大きなディスプレイで見ることが出来るが、外ではスマホの小さな画面を見るしかなかった。
もっとも家では新聞そのものがあるので紙面を見るのにいちいちパソコンは使わない。
 
必要なのはビジネスホテルを利用した時に新聞サービスがない場合や、遠出しての帰宅時の電車の中で新聞を読みたい時だ。
それらの時のために電子版新聞を購読することにした。
配達購読している新聞の電子版併読は500円を追過払いすれば良いという比較的安価ですむ。
でも、スマホは画面はいかにも小さい。
 
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      CDと並んだスマホ 新聞としてはいかにも画面が小さい
    
 
身内に相談した。即答で「タブレットを使ったら」と提案があった。
次は価格と通信機能があるなし。
通信機能がなくともWi-Fi環境が整っていればインターネットにアクセスできる。
それら条件を整理して結論となったのがアマゾンのFire HD 10 64GBだ。通信機能がないタブレットパソコンだ。
 
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         カバー・ケースが縦でも横でもスタンドとして機能
 
この時ちょうどニュースでアマゾンの「過酷な労働環境」が取り上げられていた。
躊躇するところもあったが、コストパフォーマンスで購入に踏み切った。
やはり、新聞を読むならスマホよりタブレットだ。
新聞紙面そのままでも、テキスト版でも見られる。文字の拡大も自在だ。最近頓に小さな文字が読みにくくなった私にしてみれば打って付けのアイテムだ。
 
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         ディスプレイがずっと大きくなった!
 
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              読みやすいテキスト版
 
家でのインターネットアクセスはOKだった。
問題は世間のWi-Fi環境がどんなであるかだ。
持ち歩いて試した。
行きつけのコーヒーショップTULLY'S COFFEEはばっちりだった。コーヒーを嗜みながらプーチンのニュースを見た。バッテリーも心配ない。コンセントが自由に使える。
いくつか回って確認した。
JRの大きなステーションビル内はOK。(駅にもよるのだろうが)
あと、結構無料のWi-Fiスポットがあった。
場所によっては提供されるパスワードが必要なところも多いいが。
使えることが確認できた。
 
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あと持ち運びができるタブレットということで俄然生きてくる機能がある。
著作権切れの書籍などが無料で電子化されて提供される青空文庫などのサイト利用ができることだ。
 
青空司書というサイトを通して文庫を利用するようにした。
なかなかすごいね。
すごい数の書籍を読むことができる。もっとも、そこに注ぎ込む時間があればという条件があるけれどね。
とりわけ感心したのは教科書などで著者を知りながらその人物の作品を見ることが困難だったものをいとも簡単に検索し、読むことができるのだ。
 
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例えば、福沢諭吉、津田左右吉、和辻哲郎などなど関心があっても書籍そのものは見たこともなかったものだ。
あと、タブレット機能の善し悪しでないけれど新聞社によって提供しているコンテンツと機能が違う。いまアクセス可能な新聞は一旦ダウンロードしてしまうとWi-Fi環境がないところでも読めるのだ。朝一番でアクセスしダウンロードしてしまえばいつでもOKなのだ。
すごい!
 
先ずは、タブレットとこの青空文庫をうまく活用し、先送りしていたことを実行しようと考えた。草創期の文学作品を系統的に読むことだ。
夏目漱石に照準を合わせた。
「三四郎」であるとか、「坊ちゃん」、「吾輩は猫である」は中高生の時に読んでいる。でもそこで止まってしまった。
「草枕」など冒頭の「智に働けば角が立つ、情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかくに人の世は住みにくい」は有名で、これは何人もの著者に引用され登場してきたフレーズでよく目にしてきた。
しかし、そんな風に言いながら、実は私自身もこのフレーズ以降は読んでいなかった。
 
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                「草枕」の一部
「草枕」を読み始めた。
意外に面白いし、そんな高尚なお話をしているわけでもない。
極めて庶民的な話だ。
しかし、違うところは使用されている単語というか漢語だ。これが難しいと思わせるネックだ。
その漢語を現代語に置き換えるだけですごくわかりやすくなる。
読むにつれ失われつつある豊かな表現がだんだん消えているのが現状なのかと、不勉強な自分を差し置いて感じたことも事実だ。
昔、ヨーロッパの古典の翻訳書籍を読みながら、当初理解が困難だったものが、少しわかってくると内容はそんなに難しくないのに翻訳で使う言葉が難しくしているだけだと気がついたことがあった。この例などは「草枕」とは違って深遠でないものを小難しくする翻訳者が使ったレトリックじゃないかと思ったこともあった。
まあ、とりあえず「草枕」、「虞美人草」、「こころ」、「それから」と読んでみることにした。
寝ながらだけどね!

2018年9月21日 (金)

夏の余韻を残しながら長雨の秋へ、花々も移ろう、夜には妖艶に七変化!

ここに来て朝晩がすごしやすくなった。
9月も下旬ともなると秋と言っていいのかな。
秋の花々が咲き誇る。
 
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秋の長雨、秋雨も功罪があって小中学校の運動会や神社の祭りが中止になったり延期になったりと関係者は気を揉む。
一方、植物にとっては秋雨は成長飛躍の因となる。
 
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犬の散歩で近くの小川の土手を歩くのだが一雨ごとに景観がガラっと変わる。
草の成長が著しいのだ。
夏前に綺麗に刈り取られて滑らかになった土手も一雨ごとに草を伸ばさせ、あれよあれよと言う間に身の丈1メートルにもなろうとしている。
草の細胞分裂には驚かされる。
 
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          彼岸花が咲き始めた。紅も白も。

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このすごい細胞分裂を活用することを思いついた。
夏場に丹精込めて育てた芝生を押しのけて草がはびこった。
通る都度草をむしり取った。
 
コツコツとやったかいがあって草がだんだんテリトリーを狭めた。
するとどうだろう。
芝生が生気を取り戻した。
土手の草の成長と同じように芝生が復活成長しているのだ。
草を取り除くと、場所によっては地肌がモロに出てしまうところもある。
そこが芝の緑に覆われていく。
不思議なものだ。
可憐な花もタイタンビカスのように朝に咲き午後には萎れていくような儚くも美しいものもあるが一方暗闇でも咲き続け、夜長にふさわしく妖艶に変化していくものもある。
 
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          さすが曼珠沙華!夜ともなると妖艶に変化する!

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