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映画・テレビ

2020年12月18日 (金)

はやぶさ2の偉業、映画3本で少し理解が深まったかな!

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朝日新聞12月7日朝刊一面

12月6日未明。「はやぶさ2」が大気圏に突入した。

0時には床に着いたのだが、たまたま「はやぶさ2」が呼び起こしてくれたのか、目覚めたのは夕刻に聞いた大気圏突入直前の時刻だった。テレビをつけたところ、真っ暗なオーストラリアの天空を「はやぶさ2」と思わしき光が横切った。

小さな光と細い筋だった。

大気圏突入午前2時28分。

光は30秒ほどで夜空に消えた。

6年間50億キロの旅だった。

そしてその後一時間半でカプセルが発見された。

この成功はすごいことなんだろうな。

翌日以降、各テレビ局の報道が続いた。

カプセルの中にリュウグウの砂が収まっていたことが判明した。その時のインタビューが面白かった。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の責任者と思わしき方が、記者の質疑に対応した。

記者「今回の結果を100点満点でたとえると何点になりますか?」

回答者「1000点です」と満面に笑みを浮かべ堂々と応えた。

そこまで自信を持って応えられるとは凄いことだ。

でも、素人の私はその「凄さ」をあまり分かっていなかった。

「凄さ」を理解できたのは、録画してあった映画三本を見てからだった。

ちなみにカプセルの中のリュウグウの砂礫は小さじ一杯、5.4gほどだったそうだ。

それでも専門家にとっては「どっきり」の量だそうだ。(朝日新聞12/18朝刊)

目標の54倍だったとのことで納得だ。

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映画は初代「はやぶさ」の成功に様々な人々が関わってきたことを発射から帰還までをドキュメント的に描きながら関係者の喜怒哀楽を織り交ぜたものだった。映画会社が競作して三本製作された。これらを3日間かけて観た。

最初に観たのは「はやぶさ/HAYABUSA」20世紀フォックス製作。

監督:堤幸彦 出演:竹内結子、西田敏行、高島政宏、佐野史郎。2011年10月公開であり、皆若い。

残念ながら竹内さんは既に他界された。

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二晩目は「おかえり、はやぶさ」松竹製作。2012年3月公開。

監督:本木克英 出演:藤原竜也、杏、三浦友和、大杉漣。

この映画でも残念なことに「はやぶさ」プロジェクトマネージャーを演じた大杉漣さんが亡くなっている。

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三晩目の観賞は「はやぶさ、遥かなる帰還」東映製作。2012年2月公開。

監督:瀧本智行 出演:渡辺謙、江口洋介、夏川結衣、吉岡秀隆。

これらの映画はちょうど12月6日午前11時45分にWOWOW で放映スタートし、午後6時45分まで続いたものの録画だ。

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 映画はいずれも面白かった。

同じ使命を前にしながらも、立ち位置が異なるだけで様々な人生ドラマが繰り広げられる面白さがあった。

そして「はやぶさ」「はやぶさ2」の凄さが素人にも少し分かったことにより面白さは増加した。

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NHKBS アナザーストーリーズ 12月8日 放送より

凄さを分かりやすくしたのは1号機での教訓を生かした2号機の改良点だ。

それは映画の中で1号機が苦労した場面、つまり映画のハイライトでもあったからだ。

いくつかあるが一つは、科学者もドッキリだったサンプル採取方式(タッチダウン方式)の改良がある。

映画の中でも学者でない町工場の職人さんたちの知恵が採用される場面があった。

又、ハラハラしたのは通信の送受信を担うアンテナや姿勢制御装置の不安定だった。

これらも改良され、パラボラアンテナに変わって高利得平面アンテナ(私にはちんぷんかんぷん)に改良され、姿勢を安定させるリアクションホイールの改善もあった。

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NHKBSアナザーストーリーズ

そして、私などが感心したのは推進装置であるイオンエンジンの開発と改良及び自律航法だ。

これらの成功によって惑星間航行の展望が開けたそうだ。

自律航法では光学情報を用いた自律的な航法と誘導が成功したということだけれどどんな最先端科学が活用されたかは分からん。私などにとっては遥か未来を題材にしたSF小説の中の出来事のようだ。

パワースイングバイも子供の頃からそんなことがあるとは知っていたのだけれど、東太平洋上空3700kmまで地球に最接近した「はやぶさ」をイオンエンジンで加速して実行したとのことだけど・・・凄いなとしか言いようがない。そのイオンエンジン、スイングバイ直後のスピードは31.9km/秒に達したというから速い。

でも、イオンエンジンそのもののスペックを見てさらに驚いた。キセノンと言う希ガスをイオン化して排出することによって推力が発生するとのことだけれど、「はやぶさ2」の場合「10mN」というもの・・意味としては1gを引っ張る力・・・だそうだ。これが4器装備。推進力としては1時間で6cmほどになる。驚くほどわずかだ。どのくらいかということで私たちに分かるように解説されていたのは、そよ風程度であり、口から吐き出す息で例えればストローでしゃぼん玉を吹くぐらいのごく軽い息吹きだそうだ。

このイオンエンジンは真空中でしか使えない。

でも、水を得た魚のように宇宙に出ると力を発揮する。

このわずか1gの推進力だけれど、2年間ほど吹き続け、加速すると小惑星帯にたどり着くのだそうだ。燃料の消費もわずかだから吹き続けられる。

すごい。

ところで、今朝の新聞コラムで現首相が推進力が欠けてきたことで落ち着かないことが書かれていた。

その文章によると「無派閥で党内の基盤が弱い首相にとって支持率は政権運営の推進剤に等しい。」(12月18日天声人語)しかし、支持率がここに来て14%もダウンし、党内有力派閥の面々からあれこれ意見が出てきてエンジンに不具合が生じているようなのだ。

推進力はイオンエンジンがお勧めだけれど、GOTO宇宙というわけにはいかないからな!

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私も努力しています!イートを抑えています。

 

2020年11月27日 (金)

半沢直樹よりも痛快だった「ノーサイド・ゲーム」の倍返し・・・池井戸潤作品!

評判だった夏クールのTVドラマを何本か観た。

「半沢直樹」(2020年7月19日~TBS)は前評判通り視聴率は絶好調だった。

全十話の平均視聴率が20%を越え、最終話は32.7%に達した。でも2013年に達成した驚天動地の42.2%には追い付かなかった。

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確かに堺雅人さんの活躍は胸がすくところを見せ、歌舞伎役者三人(尾上松也、市川猿之助、香川照之)の大見得は見ものだった。

「私の家政夫ナギサさん」(7月7日~TBS)は多部未華子さん演じる薬品会社の社員が活躍するのだが、仕事ができても片付けや家事が苦手というアンバランスがおもしろかった。家政夫役の大森南朋さんのいつもと違った雰囲気も良かった。

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もう一本期待していたのは「SUITS/ スーツ2」だったがコロナの影響もあって4月13日にスタートしたものの2話放映した後には7月の再開まで休止期があった。

でも、ちょっとがっかり。アメリカドラマの日本版ということもあってか、オフィスの様子も演者達(織田裕二、鈴木保奈美、吉田鋼太郎、小手伸也)のジェスチャーやトークが日本人ばなれしているというか、パターン化しており、ちょっと違和感が残った。また、ストーリーの展開にちょっとわかりにくさがあった。まあ、回が進むにつれ誰でもわかるような話の進みかたになっていったけれど。

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そんな中で、今年の夏クール前の作品も観た。意外にも好印象だったドラマがいくつもあった。

先ず、一つが「ノーサイドゲーム」(2019年7月~TBS)だ。

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自動車会社傘下のラクビーチームの話だ。最弱であったチームが艱難辛苦の末に最強のチームを破り、リーグ優勝まで勝ち取るのだ。まさに倍返し以上のジ・エンドだった。当初、池井戸潤作品であるとは知らなかった。一話視聴してあらためて番組説明を見て分かった。

なるほど面白かった。そして最終回のどんでん返しを見て池井戸潤作品だと納得した。

主演は大泉洋さん。彼は本社経営戦略室の次長だったが役員と対立したことで製造工場の総務部長として異動、いわゆる左遷された。総務部長はラグビーチームのゼネラルマネージャーも務めなければならなかった。まずはラグビー部との出会いだ。

あれこれの立て直し策を実行していくが、先ずは大学ラクビー部で活躍した大学の同輩(大谷亮平)をチーム監督として招聘することだった。

それからラグビー部の赤字を埋めるためのプランを練り上げ実行していった。一つは市民の中にラグビーの楽しさを伝えていきチームのファンを作ることだった。又、チームのみならずリーグの改革も進めた。これらのことと監督の采配もあってめきめきと強くなっていった。そして倍返しの大団円を迎えることになった。

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端折ればこんな内容だったけれど、「半沢直樹」も「ノーサイドゲーム」も、問題打開に当たって本社役員会に乗り込んだり、大胆に物を申す。これ自体は小気味よく溜飲も下げるのだが、一介の社員がそんなことできるのかなーなどと思ってしまうところもあったけれど、まあいいか。

あとキャスティングが面白かった。往年のスター歌手が社長やらリーグの責任者として出演していた。橋幸夫、尾藤イサオそして西郷輝彦だ。そう言えば大泉さんの女房役で出ていた松たか子さんの恐妻ぶりも見ものだったな。

そんな面白さに加え、良かったことはラクビーのルールが少しわかったことであり、ゲームに興味を持てたことだ。

それから「ノーサイド」の意味も知ったことだ。ラグビーで試合終了のことなのだけれど、良いなと思ったのは「敵・味方がなくなる」という意味だ。試合が終わって双方が称え合う。まさにスポーツマンシップだ。

今クールの作品でもう一本、ある俳優の主演ドラマを見た。しっかりもので仕事もできるのだが少し弱さも持つという女医を演じていた。それを観た一ヶ月後ぐらいか、彼女主演の過去の作品も見ることになった。そして驚かせてくれた。全く別キャラクターになりきっていた。冷徹のようにも見えて滅法強い女刑事だった。最初の作品は「ディア・ペイジェント~絆のカルテ」(2020年7月21日~NHK)もう一つが「黒薔薇2 刑事課強行犯係 神木恭子」(2019年9月~テレビ朝日)そして俳優は貫地谷しおりさんだ。彼女を見直してしまった。

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そして「影武者 徳川家康」。これはほんの二三日前に見たばかり。たまには時代劇でも見ようかと録画ディスクを探したら目についた。関ヶ原の戦い時に実は家康は討たれていた。それ以後、大阪夏の陣までの家康は影武者だったという話。家康本人も影武者も西田敏行さんが演じた。徳川家の安泰を図る者たちは、側近や二代将軍になる秀忠、そして側室までもが家康本人でないことを承知しながら影武者を将軍として仰ぎ遇した。外部の者にとって家康はしっかり健在していた。側室(観月ありさ)は本物家康以上に惚れ込み子も生んだ。そして大阪夏の陣勝利後、徳川の天下が名実共に成立したことによりもはや影武者を生かしておく必要がなくなった。秀忠は影武者の暗殺を画策するが失敗し、影武者は生き延びた。そして7代将軍までは秀忠の血を次ぎながらも、八代将軍吉宗に至って影の血を引いた者が将軍となった。史実に基づきながらも、所々で家康本人であったらやらなかったことをやろうとする、しかし諸事情が絡み合って結果として達成できずに終わる。でも、影は「幸せな人生だった」と述懐して幕を閉じる。

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 西田敏行の名演もあってとても面白かった。たまには時代劇もいいな。

2020年11月20日 (金)

トランプさん!見つけたよ、ホームアローンⅡの中に。

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昨年の暮(2019年12月)、仲間の集まりの中で映画ホームアローンを観ようかということになった。

タイトルは知っていたがストーリーは知らなかった。

クリスマスを迎えるアメリカ中流家庭の行動が面白おかしく描かれていた。

期せずして楽しめた。ケビン坊ちゃん(マカリスター家の末っ子)の大活躍にやりすぎだと感じつつも拍手を送ってしまった。

この映画2019年の11月14日に地上波で放送されたものだが、たまたま録画してあった。

そしてその時、合わせてホームアローンⅡも同時放映されており、やはり録画した。

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一話、二話ともにオープニングを飾るマカリスター家のクリスマスイルミネーション。

そして、一年後のここに来て二話を見ることになった。

それはアメリカ大統領選挙戦の応酬の中で「ホームアローンⅡ」が登場したからだ。

バイデン氏の勝利がほぼ確定しているのだが、今以てトランプさんは譲らずいくつかの訴訟を準備してきている。

アメリカの大統領選挙の仕組みは複雑だけれど、確定が遅れるに従って様々な方法が採用され、この間の選挙で選ばれた選挙人の多少にかかわらず、場合によってはどんでん返しもあるようだ。

トランプさんの行動に対し悪あがきだという非難も飛び交っている。

大統領でなくなったら女房に逃げられるのだとか、税金も含めた負債の返済が困難になり、逮捕されるとか、場合によっては亡命するのではなどと巷では騒がしい。

そんな中で出てきたのが、トランプさんとカナダ首相の不仲の報道であり、それを裏付けるように11月に入り首相は声明を出し「バイデン次期大統領、ハリス次期副大統領らとともに仕事をすることを楽しみにしている」とトランプさんへの決別を明らかにした。

その流れの中で、2019年12月にカナダ公共TV(CBC)が「ホームアローンⅡ」の放映に際しトランプ登場シーンをカットしたという事実がネット上に流れた。

別に、カナダ首相がカットを指示したわけではないのだけどね。

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ケビン坊ちゃんがホテルのロビーへの行き方を尋ねているシーン

それはさておき、この映画1992年に公開されているから、はや28年も前の作品だ。

尋ねられている方もまだ46歳だ。

それでは、なぜトランプさんが登場しているかというと、この時点で彼はこのホテルのオーナーだった。(1988年購入、1995年売却)

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映画に登場したプラザホテル。現在は合衆国国定歴史建造物であり、コンドミニアムが主体となっている。

トランプさんが登場するいきさつもネットにアップされていた。(cosmopolitan 2020.11.13)

この映画のクリス・コロンバス監督はホテルを撮影の場として利用するにあたってトランプさんと交渉した。

オーケーを取ったのだがトランプさんは撮影料と合わせて「プラザを利用できる唯一の方法は、私が映画に出演している場合だ」と言い放ったとのこと。やむを得ず「カメオ出演」してもらうこととしたそうだ。

そんないきさつを知ってしまったから見てみようと言う気になり、どこかにしまってあったディスクを一生懸命探し見つけたのだ。

やっぱり楽しく鑑賞できた。

※カメオ出演:作品にゆかりのある人物が端役で出演すること。

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大統領閣下はこのクリスマスをどう過ごされるのだろうか。

アメリカ第45代大統領をもじって、ウイルス45などという雑言も散見したが聞き流して欲しいな。

他国の大統領選がこんなに気になったことは初めてだな。

残された任期中を穏やかに過ごしてもらいたいものだ。

日々の報道で、トランプさんの言動が耳に飛び込んでくる。

お勤めがあと少しだった国防長官を解任するやら軍事も含めた大統領令を頻発させているようだけど、バイデンさんへの意地悪だけにとどまらないからなあ。

火の粉は世界中に飛び火するからなんとか穏やかに任期を全うしてもらいたいものだ。

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ニューヨークに陽が沈む!(ホームアローンⅡより)

コロナも大変な事態になっている。

11月20日夕刻の報道で東京が二日続いて500人超、北海道で304人の感染者とのこと。

気を引き締めていこう。

 

 

 

 

2020年9月12日 (土)

半沢直樹はまだ見ていないけれど、星野源や綾野剛も面白かったよ!

半沢直樹2020年版がまたまた評判だね。7回まで来てあと3回でフィナレーとなる。

でも、まだ見ていない。溜めどり主義者は倍返しどころでなくて、数倍のテンポで一気に見るのだ。

先週から今週にかけて先ずは連続ドラマ1タイトル11話分、次にWOWOW ドラマ1タイトル5話分そして映画を一本観賞した。合計16週プラスアルファ分(3ヶ月超分)を毎日3話ぐらいずつのテンポで6日間(9/4~9/9)で見たわけだ。(気がついたら眠っていた時があって翌日見直したものもあった。)

今をときめくタレントや20年以上活躍してきた役者の若かりしころの演技を見ることができて面白かった。

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最初はMIU404(TBS系)。

出演していたのはドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」以来注目度が上がったミュージシャンの星野源さんと若手でも演技派の綾野剛さんだ。

星野さんなどは素人の感想でしかないがもはや歌手の余技などではなく、俳優そのものだ。

そう言えば、この春のことだったかな、星野さんがコロナ禍のなかでミュージシャンとしての本領を発揮した曲「うちで踊ろう」が無料配信された。これを受けて三浦大知さんなどがinstagramでコーラスとダンスを重ねてアップするなど多彩な人々が反応しコラボをした。ところが、一人だけ批判されてしまった方がいた。犬に戯れくつろぐ姿で「コラボ」した前総裁が一般の方々にいい印象を与えなかったようだ。ツイッターを通して「星野さんの本当の意図が分かっていないのでは」と批判され炎上したっけね!

MIU404とは「Mobile Investigative Unit」=「機動捜査隊 」の英語頭文字であり、404とは第4機動捜査隊の星野、綾野が演じる隊員のコールサインだ。但し下図にもあるように第4機捜とは本来第3までしかない機捜に臨時に作られたヘルプ部隊だそうだ。(実際の警視庁にはない架空の部隊) とは言え初動捜査のプロフェッショナルであることは間違いないようだ。

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その中で星野さんは元捜査一課にいたエリートだったが冤罪的な事件で機捜に配転させられた隊員役だった。

この役では「にげ恥」とは全く違うシリアスな演技を見せていた。感心した。

一方綾野さんは以前私が見た彼の出演ドラマでは「コウノドリ」があるが、そこで演じた産婦人科医と謎の天才ピアニストという役回りとは全く違った印象を持った。

今回の捜査員役ではヤンキーでアホっぽくて直感を心情とする運動神経のいい奴を自然体で演じていた。そして人情もある。そんな役回りをきっちり見せていた。

 

もうひとり若手でいつも感心させられるのが菅田将暉さん。今回は最終局面で薬物の売人というか製造販売の元締めとして逮捕される役で登場した。彼の演技は2015年の「民王」で親である首相と心が入れ替わってしまう息子役として見たのが初めてだった。

次の作品は「3年A組・・今からみなさんは、人質です」(2019年)の教師役かな。

この教師役以降に彼の印象はだいぶ変わり、今回もその延長線上で見た。1993年生まれの27歳だと言うからなかなか楽しみな俳優だ。

今回は表の顔と合わせ裏の悪役も演じたのだがなかなかだった。簡単には表現できないけれど二面性を難なく演じていたように見えた。本当にいそうなワルに見えた。

ところで昨日(9月10日)のビデオリサーチの調査をもとにしたTVランキングを見て「へーそうなのか」と思った。

ドラマ部門で「MIU」が14.5%の視聴率で2位になっていた。それなりに受けていたんだね!

ドラマ1位は「私の家政婦ナギサさん」19.6%だった。

もっともずっと1位で来ていた「半沢直樹」がこの週はコロナの影響で延期となり放映されていなかったことにもよるのだが。実際総合1位はドラマそのものではなかったけれど「半沢」の主要キャストが生で出演した「生放送!!半沢直樹の恩返し」が22.2%で1位だった。我が家では半沢もしっかり録画中だ・・・もうすぐお目にかかるぞ!

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次に見たのは松下奈緒さん主演のWOWOWドラマ「引き抜き屋~ヘッドハンターの流儀~」2019年11月放映。

録画後10ヶ月にして初見となった。

このドラマでは松下さんに加え内田有紀、渡部篤郎、杉本哲太などのベテラン陣と最近よく見る小手伸也さんなどが熱演していた。

WOWOWドラマはこのドラマに限らないが、会社自体の資本関係は別にしても、少なくとも番組単位でのスポンサーがいないので忖度やら権力への擦り寄りなどが感じられず民放などと一味違うのだ。そういう点でスッキリ、納得、というものが比較的多い。

今回はヘッドハンターものなのだが、引き抜かれるに際して年俸2000万円を提示されるなどドラマの舞台は私などが住む世界とは全く違うところだったのだが面白かった。

たった今のコロナ禍では雇い止めなどされたら次に来てくださいなどというところはほとんどないと聞いている。失職したらお先真っ暗というのが現実なのだがね。まあ、こんな世界もあるのだ。

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続いて見たのが「12人の優しい日本人」1991年製作 監督 中原俊 脚本三谷幸喜とサンシャインボーイズ。

この映画で感心したのは、30年前の映画であり、当たり前であるがここに登場し今も現役でいる人たちは当時よりも30年も歳を重ねた姿を見せているのだ。

今でも活躍されている人たちが、何人もいた。

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陪審員制度を捉えた映画なのだが、陪審員として選ばれた12人のキャラクターや意見はもし自分がこのような場面に遭遇したならば必ず出会うであろう人々だなという、「あるある」感を持たせてくれた。

今でもよく見る相島一之さんなどはこのところ気の弱い初老の人を演じることが多い印象だが映画ではトップで論陣を張り、若さを発揮していた。

梶原善さんなどは東京サンシャインボーイズから始まり、三谷作品にはよく出演されて54歳の今も若々しいのだが、この映画でもツッパリ中年の役を上手く演じていた。

山下容莉枝さんも今も活躍中だが、当時26歳。こんなに長く活躍されていたとは知らなかった。やはりよく居そうな20代後半のお姉さんを演じていた。

豊川悦司さんも既に58歳になるんだね。

この映画では弁護士を騙る俳優という役割でキレのある発言をしていた。

まあ、元気に活躍されているみなさんの若いころの姿と演技を見ることができて、それだけでも良かった。

さすがでした!改めてしっかり見ると脚本家の仕事というか、能力は大したものだと改めて感じた。

2020年7月 3日 (金)

日本の総天然色映画は「カルメン故郷に帰る」(1951年)からだって!テンポも良くて映像も綺麗だよ!

一部の古い映画を見るとシネマスコープだとか総天然色などタイトル表示の前に但し書きのような文字が出てくるものがある。

何なんだろう?

イメージするとしたら今の新しいテレビ・・4Kだとか8Kとまでいかずとも、今より少し前のテレビで再放送ドラマを見ると画面の両端が切れた正方形に近い画像が映されているのを見たことがあるよね。昔のブラウン管テレビ用に制作されたものだね。

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サザエさんのポスターから イーストマンカラー 総天然色

イーストマンカラーとはコダック社が1952年に発表した映画用のカラーフィルム。

映画館ではこのテレビの横長ディスプレイへの変化より先に映写スクリーンがそれまで続いた正方形に近いものから横に広く伸ばされたシネマスコープ用となり、特に西部劇など広い荒野を馬で駆け抜けるシーンなどで、よりリアルに感じさせ圧倒的な臨場感を獲得したのだ。

「総天然色」も映画がカラーだよというアピール。

今回は日本で初めての日本製による総天然色映画の話。

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前回1939年アメリカ製のカラー映画を見てその鮮明さと美しさに驚いたのだが、日本では1951年(昭和26年)になって、初の総天然色(カラー)映画が上映された。(純粋に日本製で作り上げた)それが「カルメン故郷に帰る」だ。まだ27歳の高峰秀子さんが主演をしている。

「風と共に去りぬ」を見て、昭和14年にこんな綺麗な映画が作られているのかという思いをし、日本はどうだったんだと気になっていた。

そんな時、今週月曜日の新聞に松竹映画の100周年が特集され、日本のカラー映画のことにも触れており驚いた。

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「カルメン故郷に帰る」は我が、録画ライブラリーに収蔵されていた。

2012年12月17日の録画だった。

NHKBSプレミアムで2011年4月から2013年3月まで放送された映画特集の中の一本だった。

その特集は「山田洋次監督が選んだ日本の名作100本」というもの。

家族編と喜劇編それぞれ50本ずつだ。

解説者として山本晋也監督が出演していた。

私も、この時は特集終盤近くなってこの番組を知ったようで、25GBディスクには2012年12月、翌年1月、2月の放映分3本が録画されていた。

その一本目が「カルメン」だった。参考まででに2013年1月は「豚と軍艦」(出演:長門裕之、吉村実子、南田洋子、小沢昭一等)2月は「夕陽に赤い俺の顔」(出演者:岩下志麻、川津祐介、小坂一也、平尾昌晃等)だった。

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「カルメン・・」(松竹映画)監督は木下恵介さん。

山本晋也さんが仰っていたとおり「この映画は、いよいよ戦後が始まるのだという日本人の気分をあらわした喜劇」だった。

新聞特集に戻れば、初めてのカラー映画ということでなかなか苦労したようだ。「明るさが白黒フイルムの4倍必要なため撮影時間は光量が豊かな午前8時から午後1時に限られていた」そうだ。

そのためかほとんどが外での撮影。場所は北軽井沢の浅間山の麓の村だ。昭和25~26年当時の軽井沢の周辺、そしてその地で暮らす人びとが描かれていて当時に思いを馳せた。

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カルメンたちはこの駅に降り立つのだが、彼女たちをここまで乗せてきてくれたのはトロッコ電車。

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この頃はまだ、各地ではSLが現役で活躍していたと思うが軽井沢を走る客車はトロッコと雖も電化されていたようだ。

少し見にくいけれど牽引する電車がすごい。

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駅から実家へはタクシーでなく荷馬車利用だった。

また、総天然色(カラー)といってもこの発色には相当苦労したようで撮影から現像まで職人的技が駆使されたようだ。

「風と共に・・・」もそうであったように、やはりこの映画でも同じように絵画を切り取ったような画面が随所に出ていた。

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ストーリーには触れなかったけれど、物語の流れやテンポ、そして画像の美しさも含め、とても楽しく鑑賞できた。

ちなみに山田洋次監督が選んだ100本のうち40本近くの映画が我が家のディスクに収蔵されていることも分かった。

あと数年続くかもしれないソーシャルディスタンス(カタカナよりも social distance 等の方が辞書を引きやすく、すぐわかる!)が求められる間に観ては感想文をこの電子版週記に書き留めていこう!

本日、東京都内で新たに124人ものコロナ感染者が出たそうだ!

えー?

 

2020年6月28日 (日)

「風と共に去りぬ」が配信停止されていたんだって。アメリカは人も多彩で土地も広いな!

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我が家に蝶たちが遊びに来るよ!

先週、アメリカ銃社会の理解を深める手段の一つとして映画を上げ、アメリカ合衆国独立・建国から南北戦争前後までが描かれた作品をピックアップしてみた。

その中に「風と共に去りぬ」があった。

ところで、一昨日(6月26日)の新聞を見て驚かされた。

全米の人種差別反対運動がかってなく大きく盛り上がってきている最中で「風と共に去りぬ」が注目されていることが報道されていたのだ。

人種差別映画の悪例としてだ。

新聞紙上では、このブログでも引用させていただいた町山智浩さんの作品評価についてのコメントが出ていた。

曰く「風と共に・・・」は「南部の擬似的な貴族社会を美化し、奴隷制度の残酷な面を描いていないという批判は原作が書かれた時代からあった」のだと。

そして、批判を浴びたことを察知したアメリカの動画配信サービスがこの映画を配信停止した。

しかし、ここからがアメリカと日本の違い。

日本では、少し批判が出ると映画であれ美術作品であれ上映や展示の会場がヘイトスピーチ的組織によって攻撃され、そのうち公的機関までが萎縮して催しを中止するということがあったが、下記のようないきさつもありアメリカでは再配信されたのだ。

再開の理由と方法が素晴らしい。

「過去の偏見を消し去るのでなく、より公平公正で包括的な未来を築くために、まず歴史を認め、理解しなければならない」としてアフリカ系映画評論家のジャクリーン・スチュワートさんが本編開始前に約4分半の解説動画をつけ再配信したのだ。

そこで、私も改めてビデオを再生して鑑賞してみた。

3時間47分の大長編だ。結局、土曜日の午後の大半を映画鑑賞で過ごすこととなった。

勿論、4時間近く見続けるというのは面白いとしても肉体的に辛い。区切りの良いところで外に出て庭の花を見ては一息ついて再度観始めた。

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今日はこんな鮮やかなグラジオラスが姿を見せた!脳疲労には効く!

映画は南北戦争前の大地主の邸宅風景や富豪や軍人などの園遊会やら舞踏会から始まった。

日本で言えば昭和14年の作品だ。その時代の日本人的先入観からすると信じられないような美しい場面が続く。

絵画的といってもいいような映像だ。

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黒人の使用人も登場する。

彼らは、主人に対しても率直な物言いをする。

批判によれば、そもそもそのこと自体が非現実的だというのだ。確かに残酷な奴隷制度が背後に追いやられ消されている。

北部との戦争について話題になるが、極めて楽観的な議論が展開されていた。

たまたま居合わせたクラーク・ゲーブル演じる男がそんな議論に対し異議を申し立て「北軍の装備は南よりもはるかに優っている。造船所も炭鉱も港を封鎖する艦隊もある。一方、南軍にあるのは綿と奴隷とおごりだけだ」と嗜めるのだが人々の怒りを買った。

結局は南軍は初戦に勝つことはあったが敗退の連続であった。

街には死傷者が溢れた。

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この光景、リゾート地の浜辺で日光浴をしているわけでなく、野戦病院に収容しきれなくなった死傷者が地面に横たわっているのだ。

負傷兵の三分の二が亡くなったそうだ。

アメリカは独立戦争以後、休む間もなく戦争をし続けた。最近でも、ベトナム、アフガン、イラクへと派兵され、多くの米国人、そしてなによりも戦場となった国々の人々が亡くなった。

そんなアメリカなのだが、南北戦争での死傷者が現在のところ米国史上最多なのだ。

南北合わせての戦死者が61万8千人。映画の中でも疫病の死者も出ていたが戦死者のうち病死が34万人なのだそうだ。

悲惨な戦争であったことは間違いない。

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終戦を迎え物語はTHE ENDとなるのだが、肝心の人種差別・女性差別はどうだったか。

主人公のスカーレット・オハラ(ヴィヴィアン・リー)とレット・バトラー(クラーク・ゲーブル)の登場場面で伺える。

女性の尊厳というところを見ると、あるパーティで戦費調達のための募金を募るとしてダンス相手を探すのに女性をセリにかけて高額を提示した者がパートナー選択権を得られるというものがあった。

この時、スカーレットはレットに150ドルで競り落とされた。他の方々の提示額は軒並み20ドル前後だった。

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黒人差別ではセリフの中でいくつか見られたが、一番ひどかったのは、スカーレットが製材業を始めた際に従業員確保で人材派遣業のような人物に依頼したところ戦争捕虜なのか鎖に繋がれ衰弱した囚人達が連れてこられた。それを見たスカーレットが「囚人よりも黒人を雇うほうがやりやすい」と。

後いくつか挙げれば、産気づいた友人を助けるため黒人のまだ子供であるメイドに医者を連れて来いと命令するのだが、北軍がせまり硝煙が漂う中出かけることを拒んだその子に対し「行かないならお前を売ってしまうよ」と脅かした。そして更なるやり取りの中で殴ってしまった。

もう一つスカーレット自身が出産した赤ちゃんのお祝いに駆けつけた人が「赤ちゃんは皆青い目よ」とためらい無しに言うなどの場面もあった。歴史的事実であり、差別というよりも人権のない奴隷としてしか存在・生存できない黒人の人々であった。

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戦火で荒廃した地に立つスカーレット・・でも絵画的

主人公であるスカーレットについて云うと、まさに擬似的貴族社会におけるお姫様的存在の象徴であり、私などはもし同時代に生きたとしても絶対に受け入れられない女性だった。

絶世の美女かもしれないけれど、悪口を並び立てれば、自己過信の鼻持ちならぬ存在であり、現実に無知な身勝手な自己中女性で気まぐれ・・・・と尽きない。映画の中でそのような己を振り返る場面でもあるかと思ったけれどついになかった。

ただ救われるのはスカーレットを演じたヴィヴィアン・リーが主役に抜擢されて脚本を読んでいくうちに「こんなメス犬のような役は自分にはできない」と断ったそうなのだ。

彼女もこのキャラクターを嫌っていたのだけれどあえて俳優として演技したのだった。良かった。

 

あとついでに南北戦争について言うと、北部の大統領リンカーンは実はトランプさんと同じ共和党員だったのだ。

最初は奴隷解放戦争等でなく連邦政府から離脱する南部の州を引き止める戦いだったのだ。

そのうち南部の奴隷主が民主党として政府に対抗し、結果として奴隷解放戦争のようになっていったみたいだ。

現在のアメリカ政党事情とちょっと違うね。

でもわからんぞー。人種差別を煽るがごとき言動を繰り返すトランプさんに対し暴露本を書いたボルトン前大統領補佐官のみならず共和党の一部からも嫌われているという風評が日本にも伝わってきているからね。

ま、戦争だけはやめてほしいよ!

 

2020年6月21日 (日)

アメリカ銃規制が進まないのは、独立戦争まで遡るみたいだ!

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ガクアジサイからバトンタッチをしてグラジオラスが咲いた

アメリカの警官による黒人男性殺しが「人種差別はやめろ」の声を世界の隅々から叫ばせることになった。

折も折、南部ジョージア州アトランタで再び警察官によって黒人男性が射殺される事件が起きた。そのことで警察署長が辞任している。

人種差別は言うまでもないが、何故こうも簡単に銃が使われ、人が殺されるのか日本人なら疑問に思うのは当然だろう。

この前に続いて町山智浩さんの解説から私自身が分かるようにひもといてみよう。

 

町山さんによれば2019年の1月から5月までの銃がらみの事件が全米で2万1千686件発生し、死者が5,705人もいるというのだ。

そこで一気に結論じみたお話を紹介すると、アメリカでの銃を手放せない本当の理由は「武装する権利」を憲法で保障しているからだというのだ。

何故武装をしなければいけないのか?

私たち日本人ならば、いわば「銃がはびこっているから何時己が標的とならぬとも限らず自らを守るために武装をする」という答えを導き「それじゃ悪循環だよ!」と言いがちだ。

アメリカの銃の現実は次のとおりだよと、私にとっては驚きの事実が紹介された。

アメリカの軍の持つ銃の数は400万丁。これだけでもすごいのだが、驚いたのは次の事実。

民間にある銃の数は3億1千万丁。

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道行く人も立ち止まり見てくれるアジサイ

実際悪循環などと簡単に結論づけができないのが現実。

もっとすごいというか、その「理念」は「民主主義のベース」というか「主権在民」的な「崇高」さを漂わせているのだ。

実は「軍事独裁に対抗する手段」としての武装なんだそうだ。

いわば全人民総武装の考えであり、反常備軍の思想でもあるというのだ。

日本でそんなことを言ったら収拾がつかなくなるどころか袋叩きに合いそうだ。

 

アメリカ合衆国憲法修正第2条

「規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を所有し、また携帯する権利は、侵してはならない」

 

そして、その思想はアメリカ独立戦争(1775年~83年)から始まった。

まあ、確かに18世紀までの歴史を紐解くと生まれてきそうな考え方だ。

そこに流れる考え方を少し見ると「常備軍は一部の人達(その当時の身分社会においては貴族等を指す)が武力を専有する存在だ」

だから「支配者・貴族、王族の横暴には民衆が武器を持って立ち向かっていかなければならない」というわけだ。

とりわけ、アメリカは王侯貴族が支配するヨーロッパから逃れるように移民してきた人たちが多数だった。話が通じ共有できるわけだ。

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そもそもアメリカ独立戦争のきっかけのひとつはイギリス本国がアメリカ住民に増税を求めてきたことだった。

この頃のアメリカ大陸はいくつかの国により分割され植民地支配されていた。

イギリスの支配地区は大陸東岸に限定され、北東部やミシシッピー流域はフランスの統治下にあった。さらにはメキシコがテキサスを支配していた。これらの国々が支配地域拡大の為ネイティブアメリカンを巻き込んで争っていた。

そんな中でフランスとイギリスが戦ったフレンチ=インディアン戦争(1754年~63年)があった。イギリスが勝利。そこでは膨大な戦費が支出された。それをアメリカ在住の人たちに負担をさせようとしたのだ。(こればっかりじゃないのだけどね)

そこで、怒ったアメリカの民衆が武装してイギリスの常備軍に立ち向かい戦い勝利したのだ。これがアメリカ独立戦争。勿論各国複雑な思惑があって裏ではフランスがアメリカ民衆を支援したなどがあったのだけれど。

でも、フランスといえども他人事でなく対英戦争による支出の増大がブルボン王朝の財政を逼迫させ1789年のフランス革命にもつながり、パリコミューン(1871年)などパリ市民の蜂起にも続くのだ。

などと述べてきたけれど、ここでハタと思いついた。アメリカ史など何も勉強していなかったけれどこの時代の概要や空気が伺える映画があるのではと探し始めた。まさに町山智浩さん流に「当時のアメリカがわかる映画何本」とでも言おうか、我が家の録画ストックを探してみた。

①ラスト・オブ・モヒカン 1992年 アメリカ 1時間52分

フレンチインディアン戦争を描いている。 

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これを探して驚いた。

この映画を録画したのは2011年3月9日だった。

3.11東日本大震災の二日前だ。その時既に地震が何度かあったようだ。

タイトルの右下に出ているのは東北地方の地図だ。拡大すると次の図だ。

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津波注意報が出ていた。

➁パトリオット(愛国者) 2000年 アメリカ 2時間45分

今回の話の中心になるアメリカ独立戦争を描く。

この物語の主人公が前記のフレンチ・インディアン戦争時の英雄とされた人だった。

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③ダンス ウイズ ウルブス 1990年 アメリカ 3時間15分

南北戦争さなかに先住民に共鳴して人生を見つめ直した軍人の話。

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④風とともに去りぬ 1939年 アメリカ 3時間47分

南北戦争を背景とした物語。1939年制作であるにも関わらず美しいカラー映画。昭和14年。太平洋戦争開戦前だ。

映像も美しいが、映画の組立方が少し違う。

最初に序曲があり、そこで映画の一コマが紹介される。演劇の手法をスクリーンに移したような感覚なのだろうか。

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タイトルに至るまでに長い序文のような説明が入る。

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⑤ 若草物語(原題 Little Women) 1949年 アメリカ 2時間3分

南北戦争時代に生きる4姉妹の成長物語。

これも貴重な映画で、まだ10代のエリザベスティーラが出てくる。

もはや知らない人もいるかもしれないが、私などは映画クレオパトラに登場する美人だけど強面の顔が浮かぶ。まあ、私もテレビで見たのだけれど。

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⑥アラモ 1960年 アメリカ 2時間43分

時代は1836年。まだテキサスがメキシコ領だ。

独裁的な支配者がいるメキシコ共和国軍とメキシコからの分離独立を実現しようとするテキサス独立義勇軍との戦い。

西部劇の顔とも言えるジョン・ウエインが登場する。

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西部劇に出てくる騎兵隊などと違ってこの頃はこんな軍装。メキシコ共和国軍。

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こんなところだけれど、それぞれ長編だ。「風と共に去りぬ」など、午後7時頃から晩酌とともに鑑賞はじめると、終わる頃には私は深い眠りに入っているかもしれない。

時間を作り出すに大変だけれど、機会を見てじっくり見てみよう。

本末転倒になってはいけない。

アメリカ銃社会について知ろうとしたのだった。

 

2020年6月12日 (金)

町山智浩のアメリカ・ルポが凄い! in Associaition With CNN

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5月25日アメリカ・ミネソタ州ミネアポリスで黒人の男性が警察官に殺された。

そこから全米に抗議デモが広がった。

「町山智浩のアメリカの今を知るTV in Association With CNN」(2020年6月5日放送BSTV朝日)ではこの問題を真正面から取り上げていた。

抗議が大きく広がったのは、警官による殺人が一部始終スマホ撮影の動画で拡散されたからだが、実はそれはキッカケであり、溜まりに溜まっていた怒りが爆発したのだ。

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「町山智浩のアメリカの今を知るTV」2020年6月5日付より

町山さんの解説では2009年1月のカリフォルニア州での事件が契機となったようだ。それは警官による暴行殺人、しかも無抵抗の黒人が殺された事件を、この時初めてスマホで撮影し全米に知らせたのだった。

それまでは目撃者がいないことを良いことにすべて警察の正当防衛の結果だったとして殺された者を悪者にしていた。

当然警官は罰されることはなかった。それから10年。今回の事件に至るまで10件近い同じような事件が続いた。中には自分の家でくつろいでいた女性が突然踏み込んだ警官に射殺されたなどということもあった。特に今年は半年の間に、そんな事件が3件も続いたのだ。

デモのスローガンは 「I can't breathe」「  Black Lives Matter.」「息ができない!黒人の命も大切だ!」だ。

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同6月5日付より

番組を通しで見て、よくぞそこまで言えるなと感心するとともに、町山さんもCNNも弾圧されるぞーという危機感を持った。傍観する身ながら心配になった。

特に現役大統領であるトランプ氏の言動に対する批判を臆することなくやっていることだ。

町山さんや共に出演していた方が言うには、大統領であるなら暴虐を働いた警察官の行動を戒めるとともにデモを展開する人たちにもそれなりの言葉を発し融和を求めるはずだというのだ。ところがトランプさんは分断を助長することしか言っていないというのだ。

トランプさんはデモ隊を指して「thug]・・「チンピラ・殺し屋」の意味。・・と言ったり、「When the looting starts, the shooting starts」・・「略奪が始まると、射撃が始まるぞ・・・撃ち殺すぞ」と恐ろしい言葉で威嚇しながらまさに分断を煽っているというのだ。

これを聞いただけでも怖くなる。

やはり杞憂に終わることはなかった。現場でCNNのカメラマンとディレクターが逮捕された。

そういえばトランプさんの行動は素人目にも「この人何なんだ?」と思うことは確かだ。

先般のWHO脱退にも驚いたけれど、本日(2020年6月12日)のニュースで再び呆れた。

トランプさんは国際刑事裁判所(ICC)がアフガニスタン戦争に従軍した米兵に対する戦争犯罪捜査を承認したことへの対抗措置としてICC当局者を制裁するというのだ。アメリカの一部有権者の共感を得るのだろうけれどどうしたもんだろね。

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ところでCNNとはアメリカのケーブルテレビ及び衛星テレビ向けの24時間放送ニュース専門チャンネルだ。

公式サイトによれば見どころとして  1、アメリカの政治を深掘り 2、アメリカの経済を分析、予測 3、アメリカの社会をあらゆる視点で解説するとアピールしてさらにポイントの一つとして真実を伝える「CNN go there」つまり取材は徹底した現場主義だということを強調している。

忖度しない社会の公器!いいね!

そして、町山さんの番組はそのCNNと「associate with」なのだ。直訳しかできないけれど「支持するとか、提携した」という意味かな?

この町山さんの番組との出会いは偶然だ。

私は旅行をする際の予備知識を得るためTVの旅番組などを録画し参考にしている。

昨年の今頃、BS/TBSで「アメリカの町」という番組が放映されていた。今まで見てきたアメリカ紹介番組と一味違った。

定番観光地でなく各州の町を訪ねて紹介するのだ。

例えばミズリー州ではブランソン市を「ライブ音樂の聖地」として紹介し、モンタナ州ではボーズマン市が「恐竜とカウボーイの町」として紹介された。探せばこういう楽しい番組もあるのだ。

そこでもう少し探したところ見つかったのが町山さんの番組だった。

ちょうど一年前の2019年6月17日放送が最初の視聴となった。

この時の番組はたまたま総集編的に2時間ほどの長時間番組になっていた。

題して「アメリカ社会の3大疑問を解説」(人種差別や銃器について)だった。今も同じく感じているようにあまりにも率直なことに感心した。

これについては今触れると長くなるので次回以降整理してみる。

ところで、町山さんって知っている人はいるのかな。

実は映画評論家であり、コラムニストでもあるのだ。

1996年以来アメリカ合衆国カリフォルニア州在住なのだ。

私もよく知らなかったのだが、なんと彼の著作本が我が家にあった。

2017年9月に発行された「今のアメリカがわかる映画100本」だ。

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町山さん本の読書感想文もいつかこの日記ブログに書いてみよう。

「町山智浩のアメリカの今を知るTV」はBSテレビ朝日、毎週金曜日夜10時24分~だよ。短い時には30分。長い時には2時間。たまに別の曜日でも。

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2020年6月 6日 (土)

再放送のおかげで拝顔できました。今も変わらぬ美しき女優の若き頃!

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弟より預かった柑橘類の葉の陰にいたカエルとにらめっこした!

コロナ禍の中でブルーレイ録画の整理をしていることは先日書いた。

その助けになるかと参考書を読み始めた。

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光文社知恵の森文庫「昭和 アイドル映画の時代」著者:寺脇研さんだ。

1960年代から80年代にかけての日本映画を時のアイドルを通して語っているものだ。

なかなか面白い。また、読みやすい。

1960年代のアイドルとは言うが現在の語感からすると微妙に異なる。

「若大将」シリーズの加山雄三さんやグループサウンズの人気者達、そして植木等さんのクレージーキャッツや最近お亡くなりになった志村けんさんの所属したドリフターズの皆さん達が紹介され、にぎやかに映画の中に登場していた。

それとともに、少し前のいわゆる映画スターの方々がいくつものシリーズに出演している。石原裕次郎、小林旭、勝新太郎、市川雷蔵の各氏などだ。その彼らと共演している女優陣の中にこのコロナ再放送で登場して若き姿を見せてくれた方々が居たのだ。

先ずは、国民的美少女の元祖のような吉永小百合さん。

現在も放映中のBSテレ東開局20周年番組の「男はつらいよ」シリーズ「柴又慕情」(1972年作)に出演されていた。まだ27歳のころだ。

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ちなみにこのシリーズの6月6日放送には八千草薫さんが登場する。次週は浅丘ルリ子さん。

 

そして、アイドル二番手は内藤洋子さん。(現在:喜多嶋洋子)

彼女は3月7日にNHKBSプレミアムで放映された黒澤監督「赤ひげ」(1965年作品)で女優デビューを果たした。

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当時15歳だ。初々しいオデコを見せてくれている。共演者には加山雄三さんがいた。

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菅井きんさんや荒木道子さんと並んで名が出ていた。

内藤さんはそれから5年間22本の映画に出演して人気絶頂の最中1971年に引退した。

ミュージシャンの喜多嶋修さんと結婚し、夫の活動拠点をアメリカとするため24歳で海を渡ったのだ。

そして、たまたまであるが、それから30年後の姿を見ることができた。

何気なく録画番組を探していたら2003年初放送の喜多嶋洋子さん出演番組の再放送分があった。そして視た。

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当時53歳なのだが、若き日と比べても、いささかも美しさが変わらないのだ。これは先に紹介した吉永小百合さんも同じで、すでに70歳代半ばだというのに相変わらず若々しいのだ。

この偶然のような発見は、今のアメリカのデモで露見した白人至上主義による人種差別やらトランプさんの環境問題への態度の疑問から、それらに関わるタイトルがないかと探していたことからだった。

ネイティブアメリカンの人々が大事にしてきたアメリカの大地をめぐりながら、彼らが代々伝承してきたあれこれを見た。

そして彼らの先祖が残した言葉が紹介された。

「大地を大切にしなさい。大地は親からもらったものではなく、子供たちから借りているのです」

まったくそうだ、大切にして子供たちに渡さなければいけないね。

今、アメリカは騒然としている。でも、国防長官が連邦軍によるデモ鎮圧に反対したり、現場の警察官もデモ隊に同調する姿を見せる方がいたりと、少し安堵するところがあるが、アフリカ系、ヒスパニック、アジア系、そしてネイティヴアメリカンの人々の人権、生存権はどうなるかと気になるところだ。コロナをめぐってかなり浮き彫りになった感もある。

6月4日付朝日新聞で心理学者のクリス・マルティンさんが次のように語っていた。「敵は『差別』で、デモ隊ではない」と。

いずれにしても、なかなか良いドキュメントだった。そして喜多嶋洋子さんの案内と説明も的確で明瞭だった。

思っていた以上に賢く美しい方だった。リアルタイムに映画を見たことがなかったので実のところ驚いたのだ。

 

そして5月に放映されたばかりの「時をかける少女」。一気に1980年代に跳ぶ。

原田知世さんだ。一昨晩に観たばかりだ。この作品は先般お亡くなりになった大林宣彦さんの代表作でもある。

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大林監督追悼特集的に今何本かが放映されている。大林監督についてはNHKドキュメント「最後の講義」や「大林宣彦&恭子の成城物語」などを見ていて共感するところが多かったので作品を系統的に見たいなと思っていた。

その第一本目ともなった。

尚、明後日8日の午後9時からもNHKBSプレミアムで「時をかける少女」が観られる。

タイムトラベルものなのだけれど、昨今見られるような派手な時空間移動などでなくちょっとしたタイムスリップなのだが、スムーズに物語が展開し、振り返るとあゝそうだったのか、理屈に合っていたのだと感じる物語だった。

ひとつ例に挙げると高校のスキー教室で下山時にスキーが1セット足りなかった。実は新たに集団の中にタイムトラベラーが加わり同級生となっていた。闖入者のスキーはなくて当然なのだが皆の記憶が塗り替えられ同級生のスキーがどこかに行ってしまったということでその場は過ぎた。

実はこのタイムトラベラーが彼女のタイムスリップの原因を作った人物だったのだが。

漢文か古文の教師に扮し引率していた岸部一徳の若々しさに驚いた。彼を「ドクターX」などで見ることがあったが大違いだった。

広島県尾道市が舞台で物語にマッチしていた。

原田知世さんは当時16歳。まさに成長期の少女だ。言い換えれば、まったくお子様に見えた。

ところが、物語の中でその彼女が7年ほど過ぎたころ、大学薬学部を卒業し研究を続けている姿が映された。顔といい、シルエットといい、すっかり大人に見えたのだ。さすが女優。

彼女は、現在よくコマーシャルで見かけるが、やはり前述したおふたりと同じで歳を重ねているものの清楚というか醸し出す雰囲気は年を感じさせない。流石だ!

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百合も咲き始めたよ!

 

 

 

2020年5月23日 (土)

グッドタイミングで観た!ドラマとドキュメント!メディアに携わる者が官僚や政権メンバーにいかに食い込むか!

一昨日、突然であったが東京高検検事長が新聞記者の方々と賭け麻雀をやり、せっかく定年延長になったお仕事にとどまる事ができず辞任されたとの報道がスマフォに入り、ついでテレビニュースで詳細を視た。

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二雨降ったら、いよいよ紫陽花がにぎやかになってきた

なぜ、グッドタイミングかと言うと、例のごとく晩酌時に貯め録画してあるドラマを見ていたのだが、それがWOWOWオリジナルドラマの「トップリーグ」だったのだ。

ドラマなど時間があれば一日に連続三話分を見ることもあるのだが、ちょうど前日にこれを視たばかりだった。その内容は、フィクションと言いながらも、リアルに感じさせる新聞記者と政権の中枢との深い繋がりを描いたものだった。ドラマは麻雀なんていうものよりもっとシリアスな展開だったけれどね。

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2019年10月~11月にWOWOW放映「トップリーグ」

トップリーグなどという言葉を日常感覚で聞けば、サッカーとかバスケットのリーグ戦の最上位レベルに参加できるいくつかのチームかなと思ってしまうのだが、実はある種の隠語らしくて新聞記者などの一部の人達を指し、それは総理大臣や官房長官、与党の幹部、また官僚のトップに食い込めている人達を指すようだ。

麻雀を共に楽しんでいた人たちは報道によれば産経新聞の記者と朝日新聞の元記者だったようだ。

こんなことで初めて知ったのだが、東京高等検察庁検事長は検察庁の序列では2番目であり、下世話な話であるが給料額も検事総長についで2番目なんだそうだ。この検事長が管轄するのは一都十県、北は新潟から東京を囲む関東各県。そして長野、山梨、静岡までなのだ。居住者で見ると日本の人口の半分近い。そしてこの職務経験者は1980年代以降だけ見ても多くが検事総長や最高裁判事となっていた。

まさに法務省のトップクラスなのだ。

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ガクアジサイもこれから七変化していく!

ご一緒に麻雀を楽しんでいた方々は、そんな職務職責をになっている人と徹マンする仲だったのだ。どれだけネタが取れたのかな?

ドラマ「トップリーグ」に戻ろう。

主人公の新聞記者は朝ドラでマッサンを演じた玉山鉄二が迫真の演技を見せ、同僚に池内博之、小雪がいて、政権の方を見ると官房長官は小林薫、首相は佐野史郎が好演した。

あと、事件を追う刑事を光石研がいい味を出していた。

原作者は相葉英雄さん。

ストーリーは主人公が新聞社経済部から政治部に異動になったことから始まり、官房長官の目に留まり、主体的に食い込んでいったつもりながらも、結果として抱き込まれて本来報道しなければならない記事を差し止めされ、替わりに政権の不安定化を招かないそれなりのスクープ種を与えられた。おまけに会社内での地位も裏の手が回され希望を叶え表面上のウインウイン関係を作っていった。

事件は時代など背景は異なるがロッキード・グラマン事件を彷彿させるもので、そこでの賄賂を巡っての与党の暗躍と、それらを白日のものにしようとする刑事や記者とのせめぎ合いだ。そして官房長官の関与が仄めかされる人の死も何件かあった。

五年は何事もなく過ぎ去り主人公は編集部でそれなりの地位を得ていた。しかし彼の記者魂は消えずに残っていた。記者は妻や同僚たちの後押しもあって反転攻勢に打って出た。真実を伝えることを決意した。というようなあら筋であったがまさに政界の魑魅魍魎と記者のどろどろであった。

現実の検事長をめぐる出来事がドラマの信ぴょう性を裏付けてくれた。

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我が家で二年目を迎えた柏葉紫陽花

その前に見ていたTVドキュメントはまさに現実であった。

実際のトップリーグの千両役者、ナベツネこと渡辺恒雄さんの回想記録および立志伝だ。

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この番組を3月の初めに録画してあった。

しかし、最近までずっと視ずにいたのだが、ちょっと気になり始めていた。

と言うのは、現在コロナ禍の中で、ドラマなども過去に放映されたものを再放送しているものが多いのだが、この番組がヤケに再放送を繰り返しているように感じたのだ。たまたま目に付いたのだが、こちらの勘違いなのか再放送の回数は数えてはいなかったけれどね。

そこで、観てみた。

なんとなく気づいた。

基本は渡辺恒雄さんの立志伝なのだが、穿った見方をしてしまうとコロナや検察庁をめぐる不安定な政局の中で野党の団結に楔を打ち込むような、というよりも政党間の対立を煽るのでなく野党連合などダメだという外野からの反対与論形成を促進するのではというようなものを感じた。どこかで忖度意思が働いて繰り返し再放送しているのではないかなと素人は思ったのだ。

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渡辺は未成年の頃から軍国主義を嫌っていた。そして現在までその意志を貫いた。保守に深く食い込んでいるように見えるがそこだけは譲らなかったようだ。1945年4月に東大に入学したが、すぐ徴兵され学徒出陣として近衛師団に配属された。南方には送られず二等兵として本土決戦の準備に当たらされた。ほどなく終戦となり東大に復学する。反軍思想もあって学生運動のリーダーになるが、内部闘争の結果離れ、卒業後読売新聞に入社した。その後、様々な取材活動の中で大野伴睦の番記者になり、右翼の大物の児玉誉士夫とも昵懇となり、中曽根元総理大臣とも親密になっていく。まあ、ドキュメント自体は面白く見たが、まさにトップリーグそのものであった。

たぶん、また再放送されると思うので続きはそれぞれの判断で!

それにしても、検事長が賭博をやりながらも無罪放免とは!巷では早、賭け麻雀は罪にならないんだーと喜んでいる人がいっぱいいると聞いた。

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雨粒を花弁にのせたカラーの花(サトイモ科)

 

 

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