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経済・政治・国際

2019年9月27日 (金)

前川喜平さんの講演を聴く寸前に~~!

知り合いに”あの”「前川喜平」さんのお話が聞けるようだよと誘われた。数日前のことだ。

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たまたま、ちょっと前に朝日新聞編集委員の高橋純子さんの痛快な小論を読み大いに共感・感服し、その流れで立腹もしていたので即答で講演に行くこととした。

高橋純子さんの論の切り出しは小津安二郎監督の映画「秋刀魚の味」の一場面の会話を引き合いに出して「バカな野郎が威張りだすと戦争になるのか、戦争になるとバカな野郎が威張り出すのか。どちらにしても、馬鹿な野郎と戦争が切っても切れない仲なのは間違いない」(8月18日多事奏論)だった。

面と向かって言われると私などたじろいでしまいそうだ。

続いて、その具体的例示のように「北方領土」やら「竹島」を「戰爭で取り返すしかないんじゃないんですか?」といった方を俎上に載せ、前回の反省のないままに同じ発言を繰り返すことに触れ、またもや「上塗り」(まずいことをしておいて、さらに同じようなことを重ねること)してまで自己正当化要求に取り付かれるとはと呆れていた。

そして、「上塗りの本丸はもちろん、現政権である」とおっしゃって本題に入った。

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高橋さんは「上塗りだ」と憤りながら「政権が進めているのは、秩序からの逸脱ではなく、秩序そのものの攪乱だということを肝に銘じ、骨に刻んで」とまでおっしゃったのは、萩生田光一氏を文部科学相に据えたことだった。

高橋さんは言う「加計学園の獣医学部新設問題、真相はいまだ解明されていない」、「問題への関与が取りざたされた萩生田氏の登用」、これは「問題がくすぶっているからこその上塗り人事」、この「上塗りというのは、(国民が)抵抗しても無駄ですよという政権のメッセージであり、主権者に対する一種のマウンティング(ニホンザルが社会的順位を確認するために上位のものが下のものに対して行う行為)だ」、「だからますます声を大きくしていこう」そして、最後に「過ちを認め、謝るべき人が謝り、責任を取ってやめる。そんな当たり前の政治を、取り戻すのだ」と締めた。全く同感です。

そんな萩生田氏が最初の仕事として行ったのが「表現の不自由展・その後」を含む「あいちトリエンナーレ2019」に補助金約7800万円を全額交付しないとの発表だった。(9/27朝日新聞朝刊一面) 

さきほど見たばかりの夕刊の「素粒子」にそのことを鋭く表現する一文が出ていた。「加害者は脅迫者だ。なのに被害者である芸術祭に補助金を出さず、表現の自由を窒息させる。敵を誤った文化庁。」(9/27朝日新聞夕刊)

これなど、まさに高橋さんの言う「当たり前の政治」に全く反することだね。

ま、他にも原発問題(福島だけでなく、高浜も)やら、日米貿易協定やらと、次から次へと噴出するあれやこれや。

高橋さんではないけれど歯ぎしりどころか、骨に刻みたい・・・痛そうだ!

そんなことで、前川さんのお話を聞くぞと出かけた。

ところがだ、また知り合いに出会い、予想を超える人が来そうなので駐車場係を頼むと言われた。引き受けた。しかし、とんでもないことになった。駐車場が溢れ、事前に確保してあった四箇所の別スペースもいっぱいとなった。

結局、なんやかやと10人ぐらいで担当していたのだが講演が始まって15分過ぎてもさばききれなかった。

最初の枕から話を聞きたかったので、駐車場が一段落したところで私は帰ることとした。まあ、会場いっぱい立ち見席まで出たというから喜ばしいこととしてオーケーとした。家に帰り庭を見ると曼珠沙華がいっぱい開花していた。

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今年も、紅白ともに綺麗に咲いた。

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なかなか見事!すると、負けてはいないぞと足を広げて蠢くものが!

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こちらもそれなりに美しい!

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カラスアゲハまで飛来した!

世の中いろいろあるけれど季節は確実に秋へと踏み出した!

 

2019年9月20日 (金)

「お友達内閣」って、どんなお友達の集まりなのか知りたくなった!

お友達が集まれば鬼に金棒なのかな?

改造後、内閣も、自民党も支持率が上がった。(内閣は6%アップの48%、自民党は3%アップの37%。朝日新聞9/17発表世論調査)

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(朝日新聞9月12日朝刊一面一部より)

しかし、新聞の声の欄を見ているとさまざまな意見が目に入る。

まあ、当然の意見としては、台風で千葉などに大きな被害が出ており復興が遅れているというのに内閣改造を急ぐ必要があったのかというものから、18日のNさんの投稿では「安定と挑戦の内閣」とは言うが説明不足でさっぱりわからないとコメントし、さらに思わず笑ってしまったのは13人もの初入閣の中に6人もの70代の方がいて、その方々が新ポストに座れた喜びを吐露しながら「これからしっかり勉強する」と決意表明していることを、Nさんは「あなたにはあまり時間は残っていませんよ、おせっかいながら忠告したい」と書いていた。ちなみにNさんは73歳だ。

それはともかくとして、一体どのような「お友達」かということが興味を引く。

先ずは、正攻法で探った。党派の中身・沿革を見たのだがちょうど良い番組があった。

BS-TBS 2019年2月11日放送の「報道1930」だ。この日のテーマは「保守・自民党の源流を探る」だった。

簡単にまとめれば、自民党には大きく二つの流れがあるようだ。

それは敗戦後の1950年に吉田茂などが結党した自由党と1954年岸信介や鳩山一郎などが立ち上げた日本民主党の流れだ。この二つが保守合同で自由民主党となるのだが、自由党だった方々は保守本流、日本民主党だった方々は自民党本流となった。

なぜ後者が自民党の本流になったかというと合同する時点で議員数が自由党を凌いでおり、その結果、党の綱領作りなども主導権をとったということにあるようだ。そして、その綱領は現在まで堅持されている。保守本流と、自民党本流の違いを番組では図示してくれた。

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BS-TBS 2/11 報道1930より

改めて感心したのだが、同じ自民党員であっても随分違うなということだ。

じっくり見ていると理解できてくるのだが、保守本流の人たちは吉田茂などをはじめとし戦中にあっても第二次世界大戦(中国侵略・太平洋戦争)開戦・参戦を快く思っていなかった人達であり、一方自民党本流は東条英機内閣の閣僚を務めた岸信介などをはじめとして、いわゆる戦犯であったり、公職追放されていた人々が中心だった。

岸・佐藤以後1980年代まではずっと保守本流の政権が続いた。しかし1990年代以降、冷戦終結とグローバル経済の状況が急変遷していった時期、自民党の単独政権も終わり、連立政権の中で自民党本流の人々を中心に政権の一端を担うようになってきた。

安倍さんもまさに自民党本流の人であり、改造内閣発足後の記者会見でも「改憲、必ず成し遂げる」と言ったが、これはまさに自民党発足以来堅持されている綱領実現の決意なのだ。

それでは、なぜ安倍さんが自民党本流なのかということなのだが、それは一言で言えば「岸」の孫だからだ。

最初、お友達とは二世、三世議員の人たちが同じ境遇であることから近しさを感じてのお付き合いかなと思った。

でも、やはり政治、寄り合う第一の要因は政治目的であり、前段で書いたように各「本流」の人たちが同志を募り派閥を作りながら集まってきたのだということがわかった。それではなぜそれぞれの本流・派閥に属しているのかというと、ここで二世、三世ということが出てくる。

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NHK2018年8/15「ノモンハン、責任なき戦い」より

ちょっと横道になってしまうが、この「二世」ということで驚いたことがあった。ノモンハン事件の際、参謀で深く関わったことなどで有名な辻政信のことをちょっと調べた時だ。(上図)

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ノモンハンでのソ連軍重機関銃・・圧倒的に火力の差があった

辻の長女・英子が富士急行社主であった堀内光雄と結婚し、その夫は自民党政権で通産大臣、労働大臣を勤めた。そして、さらに英子と光雄の長男である光一郎が結婚した堀内詔子が自民党岸田派に属し衆議院議員を三期務めているのだ。

さらにくどく見ると、詔子の父はフコク生命の社長であり、また、誰が聴いても?驚くかもしれないが明治まで遡って高祖父を見ると、なんと大久保利通の次男で伯爵なのだ。

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そんなところまでたどり着く。  

このあたりを見ると、保守本流、自民党本流のどちらであっても、また、建前的スローガン・綱領の目的などの違いがあっても、大枠で護持すべきものは同じであり、やはり同じジャンル(何?)に属する人々なのか。結局は道は違えど彼らは究極的には同じ場所にたどり着くのではと思えてきた。

堀内家を見ても一定レベルの企業主・資本家であったり、薩長土肥・官軍指導層の末裔などであったことなどが見えてくる。

もっと長期的歴史的観点で見ると平安時代から続く藤原五摂家や江戸時代の大名などが明治以降獲得した地位である華族にも一部つながる。

お友達を探っていたのだけれど、話は現在の支配構造とその淵源みたいな大きなテーマになってしまった。

ここまで探ると、詳細に記述したら長さも内容もブログの範疇を超えてしまうので、というよりも能力を超えてしまうので、このあたりで留める。

 

ところで、上記の話を深めるものとして見て面白く、なるほどと思った番組があった。

一つは2019年1/1放映「新・映像の世紀第2集 グレートファミリー 新たな支配層」

これはアメリカにおける20世紀初頭からの新たな産業と台頭した巨大財閥の話だが、すべて日本に置き換えられると思った。

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もう一つは、2018年3/7放映 NHK「みんなのための資本論」だ。

資本論だからといってカール・マルクスの資本論ではない。

アメリカ民主党政権のビル・クリントン大統領時代に労働長官を務めた経済学者ロバート・ライシュがカリフォルニア大学でアメリカにおける格差の広がりについて講義したものだ・・・いわゆる白熱教室。

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なかなかわかりやすく、私でも納得できそうな講義だった。広い講堂で聴講する学生も笑ったり頷いたりと楽しく受講していた。

お友達内閣のお話がとんでもない展開をしてしまったけれど。

小泉さんと奥様の笑顔の後ろに見えてくるこの国の実態がNHKなどの番組を通して少し見えてきたような気がした。

NHKのスタッフも番組作りで大きな制約があるものの頑張っているなと感じたのが率直な感想!

応援したくなったよ!

 

2016年10月14日 (金)

中国残留孤児について考えた!             感謝中国養父母(シンポ横断幕より)

中国残留孤児に関わるシンポジウムが両国の江戸東京博物館であった。
ホールで映画を鑑賞してパネリストのお話を聞いた。
 
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           江戸東京博物館
 
たまたま知人からこんな催しがあるよと声をかけられた。
今ちょうど眠る間際に布団横でまどろみの友としている小説が満州(中国東北部)などユーラシア大陸を舞台にしたものであることから頭が反応した。
床につくや毎晩、頭の中は満州国に瞬間移動する。
昨日も時空を漂い1930年代にいた。
そんな時空間倒錯もありシンポに行くことを決めた。
 
この本、冒険小説家船戸与一さんの遺作「満州国演義」だ。
全9巻とかなりの長編だ。この間1ヶ月から2ヶ月に一度ぐらいの間隔で各巻が発行されてきた。各巻とも700ページ近い。
昨年の8月1日に第一巻満州国演義「風の払暁」の第一版が発行された。
早速読み始めた。
 
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そして今年2016年8月1日 第九巻「残夢の骸」発刊で完結した。
 
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私はまだ追いついていない。第六巻の途上だ。なかなか長丁場だ。
一巻の書き出しは戊辰戦争の会津での戦い場面であり、日清日露を経て、ノモンハン事件まで来た。
この間 5・15、2・26、柳条湖事件から満州国、そして上海事変から南京侵攻と進み、統帥権の名のもとに軍部の独走と謀略が始まった。勿論、利益を得ようとする集団との二人三脚だったが。そして多くが満州が舞台であった。
 
その中を日本人四兄弟が活動し、数奇な運命をたどる。
これらについては読了したならば、あらためて感想などを記してみたい。
 
さて、残留孤児に関心があったのはそれだけではない、先日見終わり、前回のブログでも触れたドラマ「沈まぬ太陽」も背を押した。
原作者は山崎豊子さんでありドラマの主人公は上川隆也さんだった。
このコンビが私を中国残留孤児に関心を持たせた原点なのだ。
と言うのは、このコンビとの最初の対面がTVドラマ「大地の子」(著者 山崎豊子)(主演 上川隆也)だったのだ。(1995年NHK作品) 
中国で日本人残留孤児となった陸一心を主人公としたドラマだ。
 
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残留孤児を演じた上川さんは流暢な北京語を披露してくれた。
それ以来「遥かなる絆」や「開拓者たち」などのいくつかのドラマで満州が取り上げられた。
 
帝国陸軍・関東軍の防衛線後退と南方転進があり、ソ連軍侵攻時には開拓民が盾とされた。
ドラマでは国策開拓民であったにも関わらず棄民とされた満州開拓団の人たちの艱難辛苦と悲劇が公にされることになった。「開拓者たち」では日本帰国後も那須開拓などで大変な苦労をされたことも知らされた。
 
残留孤児と聞いてもイメージが沸かない人が最近では多くなっているかもしれない。
ひところはテレビも新聞もよく取り上げていた。
最近はあまり見ることもない。
 
満州国は1932年中国東北部に「建国」された。
当時の日本は疲弊し農村では子女を売り飛ばし口減らしすることもあった。
そんな時、国は満州を新天地だと喧伝し、決意した農民が開拓団に組織され満州に送られた。
しかし、意気揚々と開拓の夢を持って渡満したのだが、実はそこは未開墾地ではなかった。そこを古里とし耕作を続けて豊かな地にしてきた中国人農民から奪い取った土地だった。そうであったが「開拓団」の人々は仔細を知らぬままに農業に励んだ。
その日本人開拓民の子供たちが戦争末期から終戦の混乱の中で親とも離れ離れとなり日本に帰れず残留せざるを得なかったのだ。
今回のシンポジウムは辛酸をなめた残留孤児のみなさんの生の声を聞く良い機会であった。
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       中国民族楽器による合奏をする帰国者及び二世、三世のみなさん
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          舞踊劇・・・日本人孤児が中国人養父母と出会う場面
 
お話を聞く中で初めて聞くことがいくつかあった。
残留孤児だった方も、戦後70年を経て最年少者でも70歳代に達した。
配偶者となった中国人を伴って帰ってきた方も大勢いた。
そして、今や二世、三世と呼ばれる子や孫も育った。
能力を発揮して大学の教授として頑張っておられる方もいる。
 
皆さんは一様に中国の養父母への感謝を語っていた。
ドラマでも見ることがあるのだが、養父母は日本兵の暴虐には憎しみを持っていた。
しかし、それでも目の前の孤児を見捨てず、たとえ「日本鬼子」(リーベンクイツ)の子であっても人間性豊かに接し養った。
敵国の子供を育てることには周囲の目も厳しかった。
とりわけ文化大革命時にはひどい目に遭うこともあった。
 
そんな父母に孤児の皆さんは感謝をしている。そして日本国としてもしかるべき位置づけをするべきだと主張された。
標題にある「感謝中国養父母」は、続く「感謝中国政府和人民」で全文となる。登壇した残留孤児の皆さんが掲げた横断幕の言葉だ。
 
中国側の発表でも日本人孤児は4000人を超えるようだ。
そして驚くべきことにその内1500人が未だにルーツが判明していないという。
さらに、悲しいことに親族だと分かっていても諸事情で名乗り出ない日本人親族もいるのだそうだ。
あと、考えさせられたことは、現在も生存され中国で暮らしている中国人の中に日本軍によって実の父母を殺されて孤児となった方が多くおり、それは日本人残留孤児の数をはるかに凌ぐということだ。
日本人残留孤児の皆さんも、そのような事実を度外視したらまったく片手落ちだと強調されていた。
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9月に熱戦が繰り広げられ大いに沸いた両国国技館もこの日はいつもどおりの平和な佇まいをみせていた。
 
 

2015年7月18日 (土)

安倍政治、やはり声を上げなければね!

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18日昼間、戦争法案反対のための「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」の呼びかけによる「アベ政治を許さない!」全国集会が日本各地で執り行われた。

東京でも新宿駅南口、国会正門前、銀座四丁目、渋谷ハチ公前、池袋西口などに人々が集まった。

私は土曜日の朝、ゆっくり草むしりをしながら二年目にして昨年以上に育ったタイタンビカスを愛でようと一日の計画を立てていた。

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いざ、とりかかろうとしたところ、妻が「安倍さんの許しがたい所業に腹の虫が暴れている」と告白。

それではとパソコンを立ち上げ腹の虫を駆逐する場所を探った。

そしたら、あった。

国会正門前で駆逐活動をやるぞという情報を得た。

地下鉄丸の内線国会議事堂前に降り立った。

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呼びかけ人の鳥越俊太郎さんがマイクを握って集会をスタートさせるところだった。

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今日の集まりの目的は、7月18日午後1時に全国各地で一斉に「アベ政治を許さない!」と書かれたA3版のポスターを掲げるということだった。

このポスターの文字は呼びかけ人のお一人である金子兜太さんが書かれたとのこと。

午後一時になる前から何度か予行練習が行われ、鳥越さんが5.4.3.2.1とカウントダウンをし「アベ政治を許さない!」と声を上げ一斉にポスターを掲げた。

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練習の甲斐あって本番もうまくいった。そして参加している呼びかけ人が次々にユニークで心にしみる怒りの言葉を発した。

澤地久枝さん。

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落合恵子さん。

Dsc00281有田芳生さん。

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神田香織さん。

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石坂啓さん。Dsc00308
他にも渡辺一枝さんや、朴慶南さん、坂田雅子さんなどがお話をした。

雨が降り出し、傘の影に入り写真は写せなかった。

アベさんは基本的にはアメリカ産軍複合体と金融資本の要求を丸呑みし、米軍の兵站を受け持つという役割を果たしつつ、合わせて思いやり予算などで丸抱えし、日本の血税を米軍維持と戦争遂行のために使おうとしている。

これらは最近は誰でも知るところとなりつつある。

また、自認しているようにトップセールスの仕事も淡々とこなしている。

日本の金融独占やグローバル資本にとってもありがたいセールスマンなんだろう。

原発、武器等の輸出も旺盛に進めることを決意している。

国内の原発立地など見ているとセールスの発想にとどまり、軍事を言うわりにリスク管理などお構いなしだけど。

もう一つ気になるのは、イデオロギー的に安倍さんの同志である「日本会議」などは先般の新聞でいわゆる大日本帝国時代のエスタブリッシュメントの子孫が構成員の多くを占めると報道されていた。いわゆる閨閥支配を目論むものなんだろう。

それこそ、アメリカとは異なるけれど平安貴族以来の1%対99%の関係を再構築したいと思っているのかと疑いたくなる。

安保法案はこれらを進めるお墨付きになる。

ただ、怖いのはシビリアンコントロールを緩めたことにも伺えるが、安倍さんたちのお公家さんが自らのためにと蠢く中で純粋に軍の論理で何かをしようとする集団が出てきて何かをしないかということだ。しばらくは安倍さんも仲間にした三位一体の独裁を試みるかもしれないが、どこかでストップをかけなければ独裁が別の次元に達するかも知れない。

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2014年7月18日 (金)

なんと、あの野中広務さんと意見が一致しちゃったよ!

朝日新聞のオピニオンのページは各分野の論客が登場し、左右にこだわらぬクロスオーバーな議論を展開してくれるから面白く読ませてもらっている。

本日18日に登場したのは元官房長官であり、元自民党幹事長の野中広務さんだった。

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集団的自衛権についてのご意見だったが、その中で「永遠のゼロ」(百田尚樹著)について触れた所が全く同感だった。

その部分だけ引用させていただく。

「去年、特攻隊を描いた小説『永遠の0(ゼロ)』を2度読んで泣き、映画館に足を運んで3度目の涙を流した。その後、この作品を描いた百田尚樹氏が反戦ではなく、強い日本という正反対の方向を向いているとわかって幻滅ですよ。泣いたことをすごく後悔した」(朝日新聞7月18日付朝刊15面)

私は、泣くことはなかったので後悔はしなかったが、読んでいる時はこの著作を貫くのは当然反戦であり、当時の軍官僚に批判的であると思っていた。

ところがその後の安倍エピゴーネンぶりにはがっかりした。この辺が野中さんと思いを共有したところかな。恥ずかしながら読みが浅かった。

昨年の10月23日アップしたブログで作品に共感したことを書いてある。

そういえば、「海賊と呼ばれた男」が文庫化され今平積みされているね。

この人の考えを知るためにも読んでみるかな。

話は変わるが、先ほど届いた夕刊の一面。ウクライナでマレーシア機が撃墜された記事が大きく出ていた。

軍の論理が一人歩きし始めるとこういう悲惨なことが日常になってしまう。

軍備増強の抑止力など軍需産業を喜ばし、いずれは庶民が悲しい思いをするだけだと思うのだが。

2013年12月10日 (火)

中村元さんの語るブッダは分かりやすい。 安倍総理の言説も分かりやすいが・・・・・。

先に言っとけば、私はたぶん無神論者なのだろうな。

困った時も神頼みしないし、人生はこれっきり(一回)だと思っている。

正月に神社に言ったり、子供たちと七五三でお参りしたりも、伝統的な風俗を楽しみ、節目の気分を味わう時や空間として意識してきた。

そんな私だけど、哲学者や仏教学者の語る「ブッダ・仏陀」は面白く視たり読んだりしている。

NHK・Eテレの「こころの時代」はそんな関心を充たしてくれる番組だ。

この5~6年では2009年の町田宗鳳・「法然を語る」や2011年の田上太秀・「ブッダの最期のことば」などは、題材は宗教であっても中身はこの世のとらえ方であり、生き方であり、人倫について語るものであった。

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表題に示した中村元さんの話もEテレで1995年の放送分を再編集して現在放映中の「ブッダの人と思想」のことだ。

いつもの通り、録画してあったものを観はじめた。第一回は「慈悲とダルマ」であった。

実に面白い。まだ第二回までなのであと数回は見られますよ。

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中村さんの話が理解しやすいのは漢籍の経典だけでなくインドなど現地語の原典に当たり、分かりやすい現代日本語で示すからだ。

私たちが耳にし、視る経典は三蔵法師などがサンスクリットやバリー語から漢訳したものをそのまま日本に持ち込んだものが多い。

しかもその漢字は原語の音韻を漢字で表したものであり、日本人が漢字を見ても理解できない。わけが分かんないまま読経を聴き続けることから分からないことがありがたいことになってしまった・・・・言い過ぎか。

また逆に、それらの漢字が知らぬ間に日常の諸物を表す言葉として今や標準語の単語になっているものも多いけれど。

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彼ら諸先生の仏教の話を聞けば聞くほど「世界観・人生観」については深まっていく気がする。

一方で、宗教を学問的にとらえる話だからか、私にとっては現代宗教の存在価値がどんどん薄まってもいく。

必要とする人がいるのも確かであり、その方々にとっての宗教の価値を否定するものでない。

というか、「宗教」へのアプローチの仕方を再考したらと思う今日この頃だ。

 

安倍総理と靖国神社の関係はよく知らないけれどね。

でも安倍総理のやっていることは分かりやすいね。

原発推進だし、非正規労働者を増やし格差の拡大・固定だし、福祉の大後退、大増税。大資本優遇。アメリカいいなり。国債・借金漬解決放棄。

これらを【アベノミクス】というスローガンでひっくるめて進めている。功罪はともかく分かりやすい。

分かりやすいけどブッダの教えに照らすと道理というか人倫にかなっていないけれど。

今日、駅で買った「毎日新聞夕刊」の特集に経済学者の伊東光晴さんが文章を寄せていた。

そこで伊東さんは「アベノミクスという幻想におどらされる社会が、我慢ならないんだ」と言い、アベノミクス批判の論文の準備をすすめているそうだ。

安倍総理のホームページをのぞくと「日本を取り戻す」というコマーシャル映像が見られる。

これも単純で分かりやすい。

でも、どこから日本を取り戻すのだろうね。

取り戻すとしたらアメリカからじゃないの?

安倍さんは現行日本国憲法をアメリカに押しつけられたなどと言っているが、押しつけられたのはそのあとのサンフランシスコ単独講和と安保条約であって、それからずっと憲法と安保の二重構造の中でアメリカの軍隊の日本への駐留と政治経済でのアメリカ言いなりなのが実態じゃないの。

日米地位協定など見るとその現実が分かるけどね。

そこからすると日本を取り戻すには安保条約廃棄が先ずは第一ではないのかな~。

ところが、今度の集団自衛権やら秘密保護法、そして一見関係ないように見えるTPPなど、すべて日米安保強化とこれまで以上のアメリカ言いなりの状況を作るものだよね。

いやかなり強固にしてしまうものだと思うけど。

結果としてアメリカ資本を中心とした国際金融資本が大暴れして、ますます日本を取り戻せなくなるんじゃないかな。

国民への監視も強まりそうだし、国民が本気で「やっぱ日本を取り戻そうよ」などと言うと今度は「だまれ」と言われちゃうかもしれないね。

やはり今日の新聞でこちらは朝日新聞夕刊だけど、イタリアの映画監督のマルコさんが秘密保護法について「イタリアでそんな法律ができたら、見直しの国民投票に向けた市民の動きが翌日から始まるだろう」と心配してくれていたよ。

2013年3月15日 (金)

梅の散りぎわ、なかなかしぶとい! アベちゃんはどうかな?

小雨のなかだったが、4月に予定している桜花見会の候補地を事前チェックしてきた。

花見会のテーマは「おいしいものを食べて、富士山と桜を見る」。

そうとなると、秋にバーベキューで訪れた富士山周辺しかない。

絞り込んで、富士市の岩本山の桜を見ることにした。

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本日はあいにくの天気であったが、地元の人によれば晴れればすぐそこに富士山が聳えているという。ここに決めた。

レストランも隣町にとてもロケーションが素晴らしく、美味しいところが見つかった。これも決めた。

 

岩本山はなかなか素晴らしいところだ。

今、ちょうど梅が盛りを過ぎて最後のひと踏ん張りをしているところだった。

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桜や白モクレンと違って風に吹かれて一気に最期を迎えるのでなく、しぶとく咲いている。

そして、散らずにそのまま萎れ塊と化し、しばらくすると実がつく。

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話は跳ぶが、今盛りのアベノミクスのアベちゃんはどうだろうね?結実するのでしょうか?

自動車関連労組のボーナス要求に満額回答などと報道されて、アベちゃんの成果みたいに喧伝された。 

トヨタの社長も関連してインタビューに答えていたけれど、何時か見た光景で、昔と同じパターンみたいだ。

かつて春闘で大手労組が高額で妥結しても中小企業の従業員給与や零細企業の下請け単価などは微動だにもしなかったっけね。

今回だって、景気のいい話に先行したのは生活保護への攻撃であり、一見「普通の人」には関係ないようだが、確実視されたのはナショナルミニマムの低下であり、結果として最賃や年金の額のダウンに連動することが明白と言われた。

つまり、パート、アルバイト賃金、派遣給与の低下、福祉関連の諸単価の低下は必至なのだ。国民の購買力はトータルには上がらず、国内需要は上向きにならないのではないのかな。

 

インフレ目標などと言っているけれど結果として一般庶民・・・・といってもあいまいな概念だけど・・・には物価の値上げが押し寄せてきているだけ。

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そうそう、来月友人たちと海外に行くのだけれど、日々為替レートが悪くなっているね。円高のご利益を得ないうちに円安だよ!

貿易収支がよくなっているといっても、垂直的に所得再分配がされるわけじゃなく、逆に自助、共助が強調されアベノミックスの恩恵を受けていない人たちの水平分配が政策的に実行されるだけだと思うけど。

こんな現実が見えてくると、いや、みんなが見ることができてくると、ことによると二回目のアベちゃんもあっけないかもな。たまった水素が爆発するかも。

 

そういえば面白いことを知った。

例のナガラ読み。

寝る前の数分から数十分だけど、コツコツ読み進め、「私本太平記」も(六)まで来た。

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尊氏の六波羅探題攻略、新田義貞の鎌倉攻め、楠の千早城の戦いなどを経て後醍醐天皇の治世となった。

建武の新政中にゴダイゴミックスとも呼べそうな経済政策があった。

兌換の裏付けもない紙幣の発行だ。「楮幣」という名の紙きれ。

後醍醐天皇はこの「楮幣」をもって戦乱後の経済の立て直しを図った。

ところが、庶民は見抜いていた。

以下、太平記からの【引用】

「前(鎌倉時代)のほうが暮らし良かったと年よりたちは言っていますな。たとえば楮幣にしったってさ」

「そう。一時は楮幣、楮幣と大人気かと思ったら、ここへ来てまた、銭でないと、商人たちはいい顔してくれない」

「そのはずさ。いくらでも後から後から紙の札が出てくる上に、銭の“乾坤通宝”も鋳なおしたので、いぜんの物よりまるで銭の質が悪くなった」

「だから今日の銭百文は、前の銭四十文の物しか買えず、それが楮幣だと、ただの十文ぐらいな物しかくれない。・・・・それがいやなら、お断りと来る」

「ほんに、貧乏人ほどくらしにくくなったものさね。そのくせ、世間は建武景気とかいって、何か浮かれきっていましょうが」

「わけがわからない」・・・・・・(私本太平記《六》P27P28

 

700年ちょっと前のお話だけれど、今も変わらないね。金を裏付けなく印刷すれば当然買えるものが少なくなる。円安であり、インフレだ。でも、わたしっちはどうなるのだ。

さあ、あと(七)(八)で読了だ。

2012年7月16日 (月)

さようなら原発!10万人集会に行ってきた!

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今日の集会の人数はすごかった。

代々木公園の下にある地下鉄駅からはや身動きができなかった。

以前来たときは原宿駅から歩いたが、その時も人が多くても、駅から歩みが止まるなどということはなかった。

それだけ参加者が多かったのだろう。

よるのTVでは主催者発表は15万人を越えていた。

しかし、いつもながら警察発表(この日は非公式だったが)その半数だった。

でも警察発表でも8万人近かった。

呼びかけ人は大江健三郎さん他8人の著名な方だった。

大雑踏の中、話を聴くことができたのは、内橋克人さん、鎌田慧さん、そして坂本龍一さんだった。

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この日は、それぞれの政治信条は違ったかもしれないが、多様な人々が原発を何とかしろ、人の生活の場を奪うな、子供たちの未来を奪うなというような共有できる言葉で集まった。

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2012年6月 8日 (金)

アバウトすぎるよ!安住ちゃん!

野田内閣の経済再生のスローガン「分厚い中間層」の定義について自民党の阿部俊子さんが質問した。

それに対して安住財務相が応えたのが、「世帯年収で200万~1,500万円の層のことだ」というものだった。

質問者の阿部さんは「わけがわからない」と怒ったそうだ。

そりやそうだ。

今、たまたま生活保護問題やら、年金減額、定年後の年金給付までの生活費といわゆる最低生活とは何かと言う議論が起きている。

ここで問題になるのがナショナルミニマムなのだが、それが200万円が攻防の数字なのだ。

絶対的貧困でなく日本での相対的な貧困をどう理解するかと言うときに出てくる数字が200万円なのだ。

安住さんのとらえ方では、「くそも、みそも一緒」「金持ちも貧乏人もみんな日本人。仲良くしよう」といったようなことで、まったく議論が始まらないと思うがね。

安住さんは自らを評して「人間としてアバウトかもしれないが、財務相としては正確に答弁しているつもりだ」と言った。

財務相として正確だとしたら、直に日本中で銀行取り付け騒ぎが起こるじゃないの。

人間としてはアバウトな好い奴かもしれないけれどね。

2012年5月11日 (金)

広島原爆の三万発分のエネルギー、170発分のセシウム

友人から小出裕章助教たちのニューヨークでの講演・記者会見のビデオを紹介された。

3・11の福島原発に関するコンパクトであるが、恐ろしい報告である。

賛成も反対もまず情報をしっかり収集することが大事だと思う。

下のアドレスにアクセスすると見ることができます。

場面は英語になっていますが、ビデオをスタートさせれば講演は日本語で聴くことができます。通訳が英語で会場の人たちに報告しています。

http://cinemaforumfukushima.org/2012/05/06/archive-footage-of-the-nyc-press-conference-may-4th-2012/

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