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映画・世の動き

2020年1月24日 (金)

イラン映画を観た。イランの人々は私たちと全く同じ感性を持っていた。人々は国に翻弄されている。イランでもアメリカでも!?

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白梅も咲いた

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紅梅もまだ真っ盛り!我が家の梅の木。

まあ、イラン、アメリカに限らず私たちも翻弄されているけれどね!

常々、周辺国との関係で、その国への思いや捉え方が、結局、時の政府の考えが主導していることにがっかりしてしまう。

さんざ嫌韓を煽ってきた安倍首相が「韓国は最も重要な隣国」などと言い始めた。(FNNprime 1/20)

1月20日通常国会が召集されて披露された安倍首相の施政方針演説での発言だ。

結局、自己が熟考しての結論でなく米日グローバル資本に忖度しているだけかな。

安倍さんは誰よりも長く首相の座におり、憲法改悪にこだわっているようだけれど、こだわりの中身はともかくとして、結局後世には最長最悪の長期政権だったとされるみたいな感じ。(傍目八目的感想?!)

嫌韓とは違うけれど、三菱電機へのサイバー攻撃を中国系のハッカー集団が関与したかという記事が大きく出ていた(1/22朝日新聞朝刊一面)

嫌中情報?

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イラン映画「ダマスカス」より・・・破壊される都市

さらに面白いことは(などというと不謹慎だと怒られそうだけれど)その後、三菱と中国が連続でマスコミに登場してきたことだ。

三菱で言えばドイツ検察当局が排ガス不正疑惑を理由に三菱自動車のドイツ拠点を捜査したのだ。

更に三菱重工の造船所がなくなるのかという嘆きの投稿をヤフーか何かで見た。気になり調べると2019年12月12日付け日本経済新聞電子版に長崎の造船所の一つが上位の造船会社に譲られるとあった。

そして三菱は軍艦に特化した造船を進めるとの記事があった。

でも、以前、安倍ちゃんが後押ししていたオーストラリア軍向け潜水艦の受注に際してフランスの造船会社に敗北しているのだよね。

三菱はまだあった。国産初のジェット旅客機「スペースジェット」を開発する三菱航空機が6度目の納入延期の方針を固めたようだ。

三菱に何が起きているのだろうか?

よく分からないけれど魑魅魍魎が跋扈する世界だ。

中国で言えば肺炎(コロナウイルス)だ。

これも大変なことだ。貿易をめぐりアメリカと対立し、前年比より貿易収支が悪くなったと報道されていたが、これでさらに落ち込むかも知れないし、中国は嫌いだなどという人も増えるかも知れない。

残念なことだ。(1月24日付の外務省の危険情報で武漢のみならず湖北省全体がレベル3の危険地帯にされた)

そんなあれこれが錯綜する中でイランとアメリカのゴタゴタが起きた。

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破壊される古代遺跡(映画「ダマスカス」より)

アメリカのドローン攻撃やら、イランの民間機撃墜だ。

ここで、なぜイランに着目するかといえば、第三次世界大戦を是が非でも回避したいという思いもあるけれど、実は私と妻がまもなくアフリカ北部に渡航予定なのだ。

しかも、アフリカ北部カイロまでの直行便はイランの上空を通過するというではないか。

旅行社もその点を危惧していたようで、ギリギリまで催行可能の連絡がなかった。

数日前にようやく連絡があった。

「出発します」だった。でも、カイロ及びナイル川周辺といえども安全地帯でなくリスク1であり、ちょっと離れるとリスク3なのだ。

それはともかく、日本のマスコミを通して知る限りではイラン、イスラムシーア派も盲信集団としてしか紹介されない。

そこで、目的地ではないけれど通過点であるイランに興味を持った。

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イラクで政府軍兵士を殺害しようとするISらしき武装集団と戦意高揚を叫ぶ少年。

我が家の映画ライブラリーを探した。あった。二本のイラン映画が録画されていた。

一本は「人生タクシー」(2015年ジャファル・パナヒ監督 65回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作品)ともう一本は「ダマスカス」(2018年イブラヒム・ハタミキア監督作品)だ。

二つの映画を観た。先ずは、感想を言えば、日本のマスコミを通して知らされるイスラム国家内の人々に対する印象と全く違ったということだ。「アッツラー」は再々登場するが日常生活やら日頃の所作感性を見ていると我が日本の人々と何も変わらないのだ。映画はそれなりに感動ものだった。

決して狂信集団とその国家ではないのだ。

そんなことで鬼畜米英やら鬼畜○○には決して踊らされないぞと思った。鬼畜アメリカにべったりの安倍ちゃんの真似もしないぞ!

 

2019年8月 9日 (金)

覇者にならんとするならヤジ排除でなくてアジ(アジテーション)で勝負しよう!

韓国映画を見た。

イ・ビョンホン主演の「天命の城」だ。

面白いというより感心した。

イ・ビョンホンが登場するからには彼が英雄的活躍をするスペクタクルだろうなと思い視始めた。

ところが、活劇はあったものの、彼は地味な忠臣を演じ、その忠臣は死を賭しても戦争を回避することを使命としていた。

彼の新しい面を見たようだ。

映画自体についても、個々のセリフや役回りは創作であるのだけど、朝鮮が清に屈服したという一面屈辱的なことを、しっかり史実に沿って描き感心したのだ。

表題の「ヤジ、アジ」はこの映画そのものからでなく、朝鮮と清の歴史的一断片に接し、明、清、朝鮮の関係がどう変遷したのかに興味が湧き、周辺事情を探ってみたことからでた。

そこで登場したのが李自成であり、その彼がとった戦略・・・とはいっても本人は自覚していなかったかもしれぬが・・・勢力拡大の過程や農民大衆に向け発した言葉・スローガンに感心させられたことや、最近の選挙での出来事が重なり思いついたのが「ヤジ・アジ」だ。やはり、覇者となろうとしたら民衆の心をつかみ支持を得られなければね!今話題の山本太郎さんのご奮闘にも少し重なるのかな。

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「天命の城」導入部の時代説明

「天命の城」にもどる。

ときは1636年。満州にあった女真族の国である後金でホンタイジ(第二代)が即位し国号を大清と改めた年だ。

この時点では未だ中国全体は「明」の支配下にあった。

その20年前の1616年、女真の汗(ハン)であるヌルハチ(始祖・第一代)は全女真族の統一を実現し国号をアイシン国(後金)とした。

1619年にはサルフの戦いで明を破り遼東半島まで進出し、1627年には朝鮮に攻め入り制圧した後、後金を「兄」、朝鮮を「弟」とする和議を結んでいる。

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清の弓部隊・・・「天命の城」より

しかし、そんな和議を結びながらも朝鮮は宗主国である明に対して朝貢国であり続け、ホンタイジの求める清への臣従を拒み続けた。そこで業を煮やした清が攻め入ったのが1636年12月であり、映画の舞台・時でもある。(丙子の乱)

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大口径の大砲を操る清の砲兵部隊・・・・「天命の城」より

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400年も前にこんな装備で攻め込まれたらとても立ち向かえない。

朝鮮は降伏した。

ここでの判断、臣従にかかわって明朝から清朝にに変えることでの早目の選択が結局のところ朝鮮王朝を延命させたのかな?

この乱の時に李氏朝鮮を統治していたのは16代王仁祖(インジョ)だった。韓流ドラマで言えば、「馬医」の時代(このドラマも面白かった。現在もBSで放映中)。

李氏朝鮮は丙子の乱の後、清との冊封関係に入り1894年の日清戦争で清が敗北するまで続いた。

朝鮮王朝そのものは最後に国名を変える(大韓帝国)などもしたが1910年の日韓併合により27代純宗を最後の王(皇帝)に戴きながら終わった。

ヤジでなくアジとは?

朝鮮史を整理していたら長くなってしまった。(でも、なんとなく頭も整理された)

表題のことについて少し書こう。先にも少し触れたのだが李自成が登場するのだ。

彼は言わばヤクザの親分のような人だった。(NHK・BS 「中国王朝 英雄たちの伝説」の中での浅田次郎さんのコメント)

そんな彼がなぜ人々の支持を得て、反乱軍のトップになったのか、これについては同じ番組の中で筑波大学元教授の佐藤文俊さんが明快に答えている。端的に言ってスローガンの分かりやすさと魅力だったと言われた。

当時の中国は王侯貴族と宦官による政治腐敗が深刻な状況に有り、人びとは貧富の差と重税に喘いでいた。それに加え災害と飢饉により飢え死にする人が相次いだ。にも関わらず、明朝は東北地方における清との戦いで戦費を多く必要として、農民に田畑の収穫量を上回る税を求めてきた。こうなると飢え死にするか盗賊になるしかない。各地の反乱は当然のことく頻発した。

その反乱のなかで頭角を現したのが李自成だった。

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NHK・BS「反逆者北京占領 李自成の乱からドルゴンへ」より

 

李自成のもとには土地を奪われ流民となった農民たちが結集した。

それは李自成の掲げたスローガンとアジ演説?に惹かれたのだ。

一つは「均田免賦」・・・身分にかかわらず農地を均等に分け、一定期間は税も免除する。

二つは「追賍助餉」・・・大地主の財産を没収し、反乱軍の資金にあてる。

これらを掲げ進軍し1644年には40万の大軍を率いて北京に攻め入り明朝を滅亡させた。

しかし、反乱軍は政治も戦もプロではなかった。そのため摂政ドルゴン(ホンタイジは前年死去)の清軍や明の残党の連合部隊との戦闘であっけなく破れ、李自成も逃亡途中で殺された。ここから清の中国統治が始まった。

ところで山本太郎さん率いる「れいわ新選組」のスローガンと街頭でのアジテーションは、やはりわかりやすい。緊急政策一覧の一番に出ていたのが●消費税は廃止、下に続いていたのが●奨学金チャラ●全国一律最低賃金1500円●災害に備える●原発即時禁止・被爆させない、等など。

頑張ってください!

 

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