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2025年3月20日 (木)

モモ花咲いた。白モクレン開いた。春が行ったり来たり、こりゃ今夏も猛暑かな?

先週はポカポカ陽気の春だった。ところが、また雪だ。

でも、花が今ぞ、ここぞと開花し、木々の新芽も顔を出しつつある。

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桃花が梅に続いてしっかり開花してくれた。しかも例年になく多くの蕾を携えている。

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先に咲いた水仙とのコラボも可憐

コラボと言えばピンクパンサーもいい。

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気になったのは、アジサイだ。この間の観察で良く分かったことは、アジサイは暑かろうが寒かろうが一年を通して枝の先に芽が萌え、芽を伸ばそうとすることだ。かといってその芽が確実に大きく葉を広げるかというとそうはいかない。

あたたか陽気が続いて成長を始めたかなと見えても一晩の寒波で萎れ、その内に枯れてカサカサになり垂れ下がる。そして、暖かくなると再び同じところに新芽が出てくる。これを夏冬お構いなしに一年中繰り返す。今はちょうど枯れるかそのまま育つかの境目の時期なのだ。

でも、3月も中旬を過ぎた今、なんだか芽が成長始めたみたいだ。

Img_42245 もう枯れたり、萎れたりしないかな。

昨年は「墨田の花火」と名のついたアジサイは剪定の間違いなのか例年の三分の一ほどしか開花させられなかった。萎れたところで、その部分を切ってしまっていたのだ。

そこで、今年は枯れても萎れても剪定を自粛した。なんとか育ち始めた。

じっと見守ろう。

白木蓮も花を見せた。

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ところが、残念なことに今年は蕾が少ない。老いてしまったのかな。

庭のあちこちに新しい芽が出てきている。野草やら鳥が撒いただろう種から発芽したものやら。

あと、鉢の中からも、以前育てていて、もうとっくに絶えたと思っていた花がひょっこり芽を出すような奇遇もある。

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ムスカリも一見ブドウのような花を見せてくれた。

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名も分からぬ野花も。

そんな時、叔母さんからブロッコリー要らないかと電話があった。結構広い敷地にある家庭菜園で野菜を作っているのだ。叔母さんと言っても母の末妹で私より10才だけ年上なんだけどね。

そこにも沢山の花が咲いていた。

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パンジーも各種咲いていた。パンジーの花言葉で全種に共通するのは「私を思って」「もの思い」だそうだ。色別の言葉もある。

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黄色は「慎ましい幸せ」「田舎の喜び」。

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紫は「思慮深さ」「揺るがない魂」。

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赤は「思い出」青は「誠実な愛」だってさ。

ちなみに、何故そうなの?に応えるべく調べた。

なるほどだった。パンジーの名はフランス語のPensee(パンセ)に由来しているようで、その語意は「思う、考える」なんだって。それに加え、上の写真が分かりやすいのだが、花をよく見ると目が二つ、黒い鼻がその下にある人の顔に見えるではないか。そんな花にふさわしい花言葉になったんだって。

(AND PLANTS Magazine 森野陽子さん 記)

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綺麗な花を見せていただき、お土産にブロッコリーだけでなくたくさんの野菜をいただいた。

そして、帰り道。桜が道に覆い被さるように咲いていた。

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早咲き桜の花見に行こう行こうと思いながら行けなかったので良かった!!

2025年3月13日 (木)

洋画興行収入が大幅に減の昨年2024年。BS10の試みは起死回生策となるのか? MEN IN BLACK は面白かったよ!

新聞文化欄を見て「そうなのかー」と考えさせられた。

2024年の映画興行収入が発表されたのだが、洋画が一本もベスト10に入らなかったのだ。(日本映画製作者連盟 1/29発表 朝日2/18付文化欄)

ちなみに、興行収入の一位は邦画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」で158億円の興収があった。洋画のトップは「ウオンカとチョコレート工場のはじまり」で邦画及び洋画全体の16位にとどまった。

ただ邦画のみで見ると連盟が興行収入を発表するようになってからは過去最高の実績となっていて総額1558億円に達したとのこと。それ自体は素晴らしいことだ。しかし、先にも触れた洋画の低迷は深刻で、前年よりも30%以上収入を減らし、洋邦全体では前年を下回る結果となってしまった。

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今週の富士山は雲海の上に真っ白な姿を見せた

関係者の間で原因を探っているのだが、アメリカの脚本家と俳優の労働組合が決行したストライキの影響で映画の公開時期が遅れたこととか、ハリウッドの戦略に変化があったからだとかいくつか出てきた。

私がそうだと相槌を打てた説は、コロナ禍にあって劇場への集客が難しくなった時、ワーナーやディズニーなどが対応策として試みた劇場とネット配信あるいはテレビ配信の同時公開の影響も無きにしも非ずかなと言う一つの答えだ。結果として映画人気は衰えていないのだが劇場に足を向ける人が減少したからではないかというものだった。

確かにそうだね。私なども映画の感想を時々述べているものの、全て我が家のTVディスプレーを通しての観賞だものね。

実際、たまに行く電気屋さんで展示されている77V型(横172.3cm 高さ107.9cm)の大画面ディスプレイに4Kの鮮明画像が映っているのを見るとなかなか素晴らしい。それを一人で気兼ねせずに観られるとなると、いいなと思っちゃうね。皆と共感できる劇場も良いけれど。大画面の映画を独り占めできるなんて、映像観賞も昔とは大違いだ。

最も、世界で動画観賞が始まったのはエジソン発明の「キネトスコープ」でこれは「のぞき穴式」で一人で鑑賞するものだったようだ。(伊藤弘了著 「教養としての映画」PHP研究所)

捉え方としては、動画観賞の原点に立ち返ったのかな。

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そこで符合してくるのがBS10の戦略であり先見の明だ。

先ずは、開局後放映された第一作目を見た。ウイル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが共演したMIB(MEN・IN・BLACK)だ。前々回このブログで案内した映画紹介番組のMC(master of ceremonies)の一人、野村雅夫さんの解説作品第一作だ。面白かった。

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野村さんの話の中からBS10のコンセプトが見えてきた。

一つは2/27アップのこのブログでも紹介したが、毎週末3人が「制作年代」やジャンルで映画を区分けし紹介を分担していることだ。

1、70~90年代 2、名作 3、新作・準新作・娯楽映画だ。 2と3では時代にこだわらないことになるのかな。

この分類の仕方や、MCの野村さん、加藤さん、舘さんのファンの方々が新に映画を観てみようと、その気になるかもしれない。これまでの例では一週間の内3回も専門的に映画のガイドをするテレビ局などなかったような気がする。

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もう一つがSNSの活用だ。今、トランプさんと共に発言が注目されるイーロン・マスクさんの「X」を生かしているのだ。最新のテクノロジーを使って視聴者との新しい繋がりを作っていこうという試みだ。

これらの番組、テレビでの視聴と共にタブレットやパソコンを通しても観ることができる仕組みが作られている。

Xにアクセスすることが条件なのだが、どこでも見ようと思えば見ることが可能なのだ。

さらに、視聴中にツイートすることが可能となっている。

まさに劇場どころか、劇場ではその場で感想を述べることなどは当然に御法度なのだが、観ながら、まさにリアルタイムにコメントを発することができるのだ。実際MIBの解説やら自己紹介を野村さんがしている最中にテレビの画面下に「野村さんカッコいい!」とのコメントが流れた。タブレットでの映画観賞についていえばWOWOWはすでに実行済みだったけどね。

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MIBに登場する宇宙人。28年も前の作品であるのだけどとてもユニークでリアルな動きをする。

それだけでも面白かった。

MCの話も映画の始まる前とさらに後の時間も使い、従来の映画解説などに比べるとかなり厚みのあるものになっている。

また、深堀しているのだけど重厚さを感じさせずに映画を観てみようという気にさせてくれる。

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ここでは映画の内容には立ち入らないけれど、野村さんの冒頭の話を紹介して終わりにしよう。

「この番組は、往年の名作映画を楽しみながら視聴者と映画にまつわる思い出をシェアーしていく思い出共感型映画番組です」

野村さんを知ったのは、申し訳ないけど今回が初めてだ。

それにしても、とても口達者だ。さらに言えば止まらない感じのしゃべりだ。

まあ、良く言えば、野村さんの語りというか、トークはテンポよく、的を射ている。

これからも観させてもらおう!

2025年3月 6日 (木)

墓参で訪れた寺の梅が満開だった。我が家の植え込みも日を追うにつれ賑やかになっていく!

2月29日。閏年の2月最終日だ。(直近では昨年2024年がそうだった)

4年に一度しかこの日はないのだが、何と偶然か、親族にこの日に亡くなった者が二人いるのだ。そんな訳で、閏年でない年は2月28日か3月1日のどちらかに墓参することにしている。今年は我が家の梅もいつになく咲いてくれたが、寺の梅も見事だった。

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元々信仰心に欠ける私なんだけど、いずれ私も納まる場だろうと思い、せめて綺麗にしておこうとゴミ拾いやら野草の除去に訪れる。

ご先祖様二人の話に戻せば、お一人は71年前の1954年2月29日に59歳で、もうお一人は57年前、1968年2月29日45歳でお亡くなりになった。そしてこの二人は何の因果か母子なのだ。

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ただ面白いというと、不謹慎かもしれないが、先に亡くなられた母親の墓標には没年月日が3月1日と刻まれているのだ。

終戦直後だったからか、あまり正確性にこだわらず、毎年間違いなく迎えることのできる月日であるのが良いと判断されてなのかな。

まあ、そのころの現実として、生年月日についても事実と異なる届けがされていたと聞く。例えば大晦日やその数日前に生まれた方は1月1日が誕生日だと届けられ、役所でも受け付けたようだ。ましてや墓標に書いて良いこと、ダメなことなど法律では決めていないよね。でも、親族は事実を皆承知していた。だから70年以上たった今、私が事実として語れるわけだ。

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それではこの母子の夫であり父親だった方はどうだったかというと、何の宿命やら、息子の寿命とほぼ同じだった。墓標には96年前の1929年1月に44歳で没と刻まれていた。

私はその係累であるのだが、この宿命を引き継がず、今も生き続けている。現在で見れば40代で亡くなるなど、まさに早死になのだが、ただ1925年前後に生まれた方は第二次世界大戦真っ只中にあって中国戦線や東南アジアの戦場に駆り出され、戦死や戦病死した方も多かった。また、乳幼児死亡率も高かったと聞く。

以前聞いて驚いたのだが、1923年生まれの方の中で40歳台まで生きた方はなんと50%前後だったと知り耳を疑った。そんな親族の墓前に線香を供えた。

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ここにも水仙が咲いていた

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水仙の花は多彩で可憐だ。

二週前に我が家の花々を紹介したけれど、開花する花が少しずつだけど増えて、賑やかになりつつある。

我が家で三種目の水仙の花が開いた。ラッパと言っていいのか中央の部分がバラエティで面白く美しい。

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クリスマスローズも白い花が顔を見せた。Img_37367

白クリスマスローズは紅に2週間以上遅れて開花した。周りには開花を控えた白蕾がいくつか膨らみ待機している。

今週は、天気予報通りに天候が変化し、滅多に雪を見ない関東甲信越から東海地方東部まで雪がパラつき、雨も降った。その為か、枯れ木まがいであった何種かの木が元気を吹き込まれたように小さな芽を見せ始めた。

楽しみだ。

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満天星も若芽が見えてきたが、その足元で可憐に咲いた芝桜の花。

次に開花を控えているのが桃の花だ。でも後二週間ぐらい先になるかな!

こんな花の開くを待つ陽気になったのだけど岩手では8日以上も山が燃えている。

昨日になり大船渡でも雪や雨があった。まさに恵みの雨。なんとか完全鎮火してくれれば!

 

2025年2月27日 (木)

磐石だと思っていたところも意外に脆弱なんだね。自動車会社、電気メーカー、テレビ局。

最近の自動車業界のあれこれを見ていて、改めてそうだったのかと思い知った。とりわけ日産自動車がこんなにも業績を悪化させていたのかと知ることになった。(昨年11月発表 2024年度上半期業績から)

私も日産のブルーバードやセドリックに乗っていたことがあったから気になるね。セドリックと言っても高級セダンではなく、子供たちとキャンプなどに行く時の荷物搬送用に使えるワゴンタイプの中古車だったけどね。

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今の愛車はトヨタ製。

このところトランプさんが矢継ぎ早に出す大統領令の影響を見るためか、あれこれの業界の業績などが公にされている。トヨタなどは世界的にみても販売台数ダントツなんだね。発表された2025年3月期の業績予想を見ると凄い。円安も業績を押し上げているのだが、売り上げが47兆円、純利益を4兆5200億円と見込むというから驚く。小国の国家予算のようだ。

自動車業界も生き抜くための世界戦略を練っていて、提携やら統合が検討されてきた。もし実現すれば世界の自動車産業の勢力図を塗り替えると言われていたホンダと日産自動車の経営統合構想は、あれこれの経緯の中で破綻した。三菱自動車も当初関係していたのだが株の時価総額がホンダの十分の一ほどでしかなく、そのまま行くと経営の自主性が失われる可能性ありと判断し統合を早々に見送っていた。

山一証券など金融関係もかつてそうであったし、流通業界の盛衰も激しく、デパートやスーパーが街から撤退して行くのを目の当たりにしてきた。一般消費者としては愕然とすること度々だ。

つい数日前にもヨーカ堂の売却交渉の話が報ぜられていた。

セブン&アイHDがイトーヨーカ堂などを束ねる中間持株会社「ヨークHD」をアメリカの投資ファンドへ売却する方針を明らかにしたのだ。

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電気メーカーも例外でない。

現在使用しているパソコンはdynabook なのだが、東芝製品として購入したものの、しばらくして電気店に行って分かったのだが、わが愛機は購入後数か月しか過ぎていないのに、商品名は同じであるにもかかわらずDynabook株式会社製品となっていた。その会社は2020年8月にはシャープ株式会社の完全子会社となった。

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そのシャープ、我が家のテレビもAQUOS (シャープ製)なんだけど昨年8月にはその液晶パネルの生産を終了していたんだって。国内メーカーとしては同社堺工場がテレビ向け大型パネルを唯一手掛けていたので国内の生産拠点は無となってしまったということだ。

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AQUOS なかなか画面が美しい

毎週番組をチェックしながらこれはという作品やドキュメントを録画している私にとって驚きというか、「何これ」と声をあげそうになった記事があった。先月1月24日の新聞経済欄を見て、ため息が出た。ソニーグループがブルーレイディスクなどを2月に生産終了するというのだ。私は映画などをソニー製の100GBディスクに保存していた。すぐに電気店に向かった。まだ普段通りに陳列されていた。でも、在庫が一掃されればもう買うことはできない。

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理由も記されていた。近年はデータの保存先が記録メディアからインターネット上のクラウドストレージに移行し、ネット上で映画や音楽を配信するストリーミングサービスが普及してきているからだそうだ。

テレビ局をめぐっても驚くような変化が生じている。

中居氏をめぐってのフジテレビにもビックリさせられた。

1月17日のフジテレビ社長会見後、スポンサー企業がCMをACジャパン公共広告へ差し替えたり、差し止めてきた。1月20日にはCMを差し止めた企業は75社にものぼった。

このような展開があったのは「ビジネスをする上で人権を重視すべきだという考えが国際的に強まってきた」(朝日新聞1/24付1~2面)ことがあるようだ。

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朝日新聞1/24朝刊2面

それにしても、芸能人の個人的スキャンダルと見ていたことが、問題はそもそもテレビ局の体質からだと捉えられるところまで進展し、30日に開かれたフジメディアHDの取締役会では結論として、広告差し替え分やキャンセル分について広告代を請求しないことを確定した。結果としてCM 収入が233億円も減少する見込みだと報ぜられた。驚かされた。(毎日新聞デジタル1月30日)

でも、問題はそこに留まらないようだ。

地上波民放地方局の多くはフジやTBSなどのキー局を中心とする系列下にあり、朝から深夜まで放送される大半の番組はキー局制作番組なのだ。大口のCMは大部分をキー局が営業し、契約を取っている。その売り上げの一部が地方局に分配されるという仕組みのようだ。地方局はフジテレビのCM収入が減ればその影響は免れず深刻な事態も予想されるのだ。

テレビ局について言えばもう1つ、BSチャンネルの大きな変化だ。

2025年1月10日「BS10」が開局した。

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昨年中から、TV番組表を観ていて、どうしたのかなと思っていたことがあった。

3チャンネルあったスター・チャンネルが1チャンネルになっていたからだ。

2024年6月に東北新社が保有していたスター・チャンネルの全株式がジャパネットHD傘下のジャパネットブロードキャスティングに譲渡されていたのだ。

ジャパネットは2022年3月より無料チャンネルのjapanext 263チャンネルを運営していた。その時同時にBS松竹東急260チャンネル、BSよしもと265チャンネルも始まった。

スターチャンネルの全株式を保有したジャパネットは昨年8月それまでのjapanextにスターチャンネルを融合させ名称も「BS10 スターチャンネル」とすることにしたのだ。結果無料チャンネルの「BS10」と有料チャンネルの「BS10+ スターチャンネル」が2025年1月10日からスタートした。

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面白いなというか、楽しみが増えたなと思ったのは、上掲の三つの番組だ。

無料チャンネルで週に3人が別番組で映画を紹介するのだ。

「70~90年代の懐かし映画」を野村雅夫さん、「世界中の名作映画」を舘ひろしさん、「新作、準新作 娯楽映画」を加藤浩次さんとよしひろさんが案内してくれる。どんなものになるやら。観たところで紹介したいね。

子供の頃実感した現実社会。それは揺るぎのない社会、変わることはない現実だと思っていた。しかし、10年過ぎ、20年経つにしたがって脆くも壊れていくものが眼前にあった。絶えぬ紛争、地域毎の格差、難民の発生、それらにも起因するだろう各国の右翼の台頭。

そんな流れのなかでトランプさんも出番が用意されたのだろうけど。

子供の頃描いていた未来・・二十一世紀とちょっと違う世の中の動きだ。

 

2025年2月20日 (木)

各地で梅祭りが賑やかに開幕した。 負けるまいと、我が家の紅梅、白梅も満開だ!

昨夏の猛暑に今冬の酷寒、そして大雪。

地球温暖化が叫ばれて久しいが、その進行について素人的に思っていたのは夏の暑さがそのまま冬の暖かさになっていき、山に雪が降らず、楽しみだったスキー遊びも次第にダメになっていくのかなだった。

ちょっと違うみたいだね。

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2月9日 望遠で富士山頂を撮影

北陸、東北は豪雪だというのに富士山頂は地肌が見える。

今週の日本列島は九州から北海道まで、とりわけ日本海沿いの各地は大雪だ。

その中で、どちらかと言うと晴れの日が多いのが東海地方東部から関東甲信越の南部だろうか。

私の住まいもこのエリア内にあり、豪雪地帯の方々に申し訳ないように晴れの日が続いている。

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1月中旬に紅梅の蕾が膨らみ始め、下旬には開花した。遅れる事2週間で白梅の蕾も白いものを頭の先に現した。

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今は紅梅も白梅も満開状態だ。

今年は気候の変化の影響なのか、剪定が功を奏したのか、いつになく花が多い。さらには、昨年までは白梅が開花する頃には紅梅が勢いを落とすのだが、いまだに元気だ。

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このような花々にいち早く気が付きやって来るのが鳥達だ。

朝食前、朝刊を取りに外に出た際、梅はどんな具合かなと傍までいくと、鳥たちがいきなりバタバタと飛び立つ。蜜を吸うのか、花を愛でに来ているのやら、三種類ぐらいの鳥が遊んでいる。

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ただ困るのが、傍に停めてある車に糞を落としていくことだ。

梅はともかく、家の植物の中に実の付くものがいくつかあり、糞がその種とともにボンネットなどに付着しているのだ。

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この野鳩、どうも「千両」の実が好物のようだ。大体が番(つがい)で行動を共にしている。

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雀もよく遊びに来る。鳩などは少し距離を置けば人がいてもいきなり飛び立つことはないが、雀は人の気配を感じると逃げるように去る。そして他家の屋根上から私の動きを窺う。

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でも、音を立てずに近づくと、どういう訳か枝に止まったままでピーチクパーチク仲間と遊び続ける。

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夕闇が間近だよ!

春が近づいていることは間違いない。これから秋まで、桜桃やハクモクレンなどの木々の花や自生化した宿根の花々が次から次へと咲いてくれる。

ここにきて、咲きはじめたのが「カランコエ」、「金のなる木」、「クリスマスローズ」、そして「水仙」だ。

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カランコエ

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金のなる木

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クリスマスローズ

水仙は、いくつかは花屋さんから買ってきたものだと自覚しているのだが、他に鳥が運んで来たのか知らぬうちに芽を出したものなど、数えると5種類ぐらいが時期をずらしながら開花する。

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今のところ、この二種類なのだが、すっと伸びた葉は同じだが、花の形状が異なる。

これから咲くぞと控えている水仙たち。ここだけでも色とりどりの花を見せてくれる。

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朝から晩まで見守ってくれているのが彼等だ!

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次は桃の花かな!

2025年2月13日 (木)

ハリウッドアングルでの NIPPON サムライ集団、結構面白かった! 47RONIN

エミー賞、ゴールデングローブ賞がきっかけで、録画するばかりでなく映画をしっか観ることができた。

二本目として「47RONIN」(2013年作品) を視聴した。

アメリカ版忠臣蔵だ。真田は大石内蔵助を演じた。

それにしてもアメリカの監督が忠義と仇討ちに興味をもつなんてね。

ま、全編英語だったけどね。日本人の俳優たちも流暢に喋っていた。(真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁)

ただ赤穂の四十七人の義士が吉良を討つために誓った覚悟の血判状には各々漢字で名を記した。

冒頭から幻想的城郭と城下が眼前に展開した。

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そして、美しい森での狩だ。

そこに現れるのが決して日本の江戸時代には存在したはずのない怪獣。

そして、闘うのはバイリンガルのサムライたち。でも、いでたちは大陸的な印象。

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その中で差別されていたのが容貌は白人だが天狗の子と恐れられているカイという名の男。(キアヌ・リーブス)彼こそネイティブな英語使いなんだけど

結局、怪獣は腕の立つことを自負するサムライでなくカイが倒した。

後半で彼の出生が明らかにされる。赤穂にそれほど遠くない所に「出島」と呼ばれる地がありそこは異国の帆船の寄港地だった。そこにいた船乗りと日本人の母の間に生まれたのがカイだった。

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六つ目の怪獣

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人間に襲い掛かるときの姿。恐ろしい!

観はじめると、確かに日本を舞台に日本史上の一時代が描かれているように見えるが、ちょっと違うかなという印象も持つ。

だからと言って、つまらないわけではない。

いわばインディ・ジョーンズやらハリー・ポッターのような冒険活劇だね。これまでもファンタジー映画などで描かれたアジア各地も多分そこに住む人々が見たら同じような印象を持っただろうと思える。

日本の本当の姿は何なんだ?と言うことにとらわれず侍の格好をした人たちによるアクションだと思い観賞する分には十分楽しめた。

映画の中に現れたカットを見て日本ってこんな所なのと思ってしまうのは次のような場面。武士団が移動していく途上の海と丘。そして着いた場所。

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47RONIN より

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昨年9月15日「SHOGUN 将軍」がエミー賞の18部門を制した際、プロデューサーも務めながら主演男優賞に輝いた真田広之さんはインタビューで次のように語っていた。「東洋と西洋が出会った、夢のプロジェクトでした。」(9/17 朝日新聞 社会面27ページ)

制作主体は米国だったが、日本のスタッフも加わり、時代考証を丹念に行い、セリフの大半も日本語だったとも報道された。そして、同じ紙面で真田さんのこれまでの20年を次のような見出しで表現し紹介した。

「奇妙な日本描写 闘い20年」(9/17 朝日新聞 社会面 見出し)

そこに紹介されていたのは「真田さんのこの20年は、外国作品、とりわけハリウッドにおけるキテレツな日本の描写との闘いの歴史だった」と。

転機があったのは2003年のラストサムライへの出演だった。

当時語っていたことが紹介されていた。真田さんは「自分の世代で、おかしな日本人像を払拭したい」と語り、刀の扱いや着物の着付けなど多岐にわたり意見を述べ、ラストサムライは随分まともになったそうだ。それでも、まだ違和感が残ったようだ。今回取り上げた「47RONIN」でも日本人を演じたのは観てのとおりだったが、日本の描写を正す努力をしたそうだ。そのような経緯もあって、実を結んだのが今回の「SHOGUN 将軍」だった。

まあ、兎にも角にも吉良の首を取った。四十七義士の内、大石の息子、主税だけを除いて皆「名誉」の切腹となった。

そう言えば菊地凛子も不気味な妖術使いを演じ存在感があったな。

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前回のブログの最後に水俣病絡みで泉谷しげるさんを取り上げ、2月6日のTV番組SONGSに出演されることを書いた。

しっかり録画し、視聴した。

番組は阪神淡路大震災(1995年)の際に泉谷が被災地支援のための路上ライブをやったが、それから30年ということで企画され、当時演じた場所でその時に熱唱した曲を再び披露するというものだった。

ここで初めて知ったのだけれど、泉谷は災害支援のため路上ライブでの募金活動を1993年7月の北海道南西沖地震の時から始めていた。

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日ごろから役者としても乱暴な言葉を吐くことを演じているのをよく見てきたが、この路上ライブでも「お前ら、募金しろ!」と大声で言っていたらしい。

人に陰口言われる前に自ら「これは売名行為だ」とか「一日一偽善」ともいいながら呼びかけたんだって。

そして、一年前の能登半島地震まで続けているというから感心したよ!

というか見直した!

2025年2月 6日 (木)

真田広之さんが切っ掛けで観たのだけどジョニー・デップもすごいね。映画「MINAMATA 水俣」!

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真田さんの出演作観賞の第一作に「MINAMATA水俣」を選んだ。

観終わった。一番強く私の脳裏に刻み付いたのはユージン・スミス(William・Eugene・Smith)の壮絶な生涯だった。

彼が高校生の時、父親は散弾銃で自殺した。第二次世界大戦が勃発し、ユージンは得意な写真撮影を生かし従軍記者になった。沖縄戦従軍の際に日本軍の迫撃弾で負傷し、その後遺症で生涯悩まされた。1947年以降ライフ誌などでフォト・エッセイ形式の写真発表をしていた。1971年になり、さまざまな繋がりの中で水俣と関わるようになる。翌72年チッソ五井工場での座り込み抗議で暴行を受け、完治することのないケガを負った。結局それが死の遠因となった。(59歳没)

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ユージン役を務めたジョニー・デップは「あの海賊と同一人物なのか?」と思わせる見事な演技だった。

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パイレーツ・オブ・カリビアン 2003年 第一作より

こんなにキリッとした海賊と、ウイスキーのボトルを寝ても覚めても離せない者を同一役者が演じているなんて。

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MINAMATAより

やはり素晴らしい役者だね。なによりも水俣病とその闘いに着眼したのが凄い。

主演者として登場しているけれど製作者でもあった。

映画は水俣病について改めて考える機会となった。

水俣病については新聞や雑誌に掲載された患者の写真や石牟礼道子さんの「苦海浄土」などで表面的に知ってはいた。

國村隼の演じるチッソ社長の弁舌を聴いて、公害も含めて周辺住民に被害をもたらしている企業などの責任者の言うことはみな似通っているなと感じさせた。

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社長はユージンに向かって言った。「微量な異物は何処にも混じっている。大金を投じて作ったサイクレーター(排水の浄化装置)」に異物が残っていると言われているが「私が自ら、その水を飲み、安全を証明した」との言い訳だった。福島の汚染水処理と東電の言い訳と全く同じだ。

社長の話はまだ続く。先の言い分などが通じないと見るや開き直った。「だがこう言っては何ですが、彼ら(水俣病の人々)は”ppm"(わずかな量)にすぎません。社会全体の利益の前では無に等しい」と。まあ、本音だね。トランプさんの「石炭どんどん燃やせ」と五十歩百歩かな。

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汚染された海なのだが映像は美しい。

実は現在の日本では70年代の不知火海のようなロケーションを見つけるのは困難だという判断で旧ユーゴスラヴィアのセルビアとモンテネグロで撮影されたとのこと。上の写真はモンテネグロのティヴァトという街の海岸線。水俣湾とそっくりだそうだ。

ところで、この映画、真田広之さんの演技やら果たした役割を見せてもらうために観たのだが、このMINAMATAを監督したアンドリュー・レヴィタス監督の「日本人以外が日本人を演じることは一秒たりとも考えなかった」という意向から真田らが起用されたようだ。

そして、真田はこの映画撮影時点での演技の高評価は言うまでもなく、「SHOUGUN」撮影時にプロデューサーとして力を発揮した「日本の描写や日本人の演じ方の助言」でも、この映画で早、頼りにされ評価もされていたようだ。

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補償を求める運動の先頭に立ったヤマザキ役の真田

ジョニーのユージンの演技や真田のヤマザキの演技を見た当時を知る水俣の人々から、そろって「ユージンがそこにいる」「(ヤマザキのモデルとなった方に)そっくりだ」という声が上がったようだ。

様々な切っ掛けや興味から様々な映画を観ようとなるのだが、そんなことを通して色々なつながりが出てくるから面白い。

MINAMATAを観始めて冒頭に近い画面に出て来た人に驚いた。ゴールデングローブ賞でSHOGUN助演男優賞を獲得した浅野忠信さんだった。

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確かに日本の俳優でも海外からオファーが来ている国際派は結構いるようだ。

浅野忠信さんもその一人で、これまで五か国の映画に出演したようだ。

先に出た國村さんもその代表格の俳優で、なんと7か国の映画に出ていた。

たまたま、このブログを書きながらTVの番組表を観ていたら嬉しいことに國村が出演する韓国映画「哭声・コクソン」(2017年日本上映)が2月8日にBS松竹東急で放映されることが分かった。早速録画セット。

國村はこの映画出演で韓国最大の映画祭典である青龍映画賞(チョンニョン映画賞)で男優助演賞と人気スター賞をダブル受賞した。(第37回映画賞にて)外国人初のダブル受賞だというからすごいもんだ。

もう一つ繋がった面白いこと。

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朝日新聞の連載に「語る 人生の贈りもの」があることを時々紹介してきた。

現在進行中なのが泉谷しげるさんだ。

2月3日の語りで20歳ころの事が書いてあった。世の中が騒然としていたころ、1970年ごろで、部屋にこもってばかりもいられないと外に出たそうだ。東大の赤門なんかの学生集会に行って、たまたま水俣病のことが出てきた。アジ演説の学生が大学の責任を論じ、東大が医学的に公害として認めないから、こんなことになった何て話を聞いて「へえ」と思ったんだって。ただ、アジの中で感じたのは彼等のエリート意識で、「我々が労働者を救うんだ」みたいなことを言っていたようで、泉谷はどっちかというと労働者の方だから「こいつらちょっと嫌かな」と感じて集会にも行かなくなったそうだ。

ま、いろいろなアプローチがあるな。そんな泉谷しげるさんの番組が今晩(2月6日)22時からのNHK地上波「SONGS」で”泉谷しげる30年目の神戸で吉田拓郎の名曲熱唱”だって。

いろいろ繋がっていくもんだね!

 

 

2025年1月30日 (木)

トランプの言動も衝撃的だけど、大谷、イチロー、そして真田広之も凄いね!舞台はみなアメリカだ!

 1月20日アメリカ合衆国第47代大統領にドナルド・トランプさんが就任した。就任前から物議を醸す発言が目立った。そして、大統領となったその日の言動も案の定だった。Img_27623

トランプ大統領就任を報じる朝日新聞(1/22朝刊一面)

そして、1月25日に報じられたのは裁判所の裁定だった。

トランプさんは就任当日もテレビカメラを意識しながらパフォーマンスを演じつつ大統領令にサインをしていた。

驚いたのは、その一つである出生地主義に基づく国籍取得否定について連邦地裁が「違憲」として差し止めたのだ。

就任前から声高に実行を宣言していた不法移民追放の目玉の大統領令だった。いくつもの州から異論がだされて提訴もされてはいたのだが、連邦地裁の「英断」に驚く。トランプ陣営は報復などを考えないでいてほしいな。

トランプさんはバイデン政権の政策を次から次へと覆すことに重きを置いて、それを「常識の革命」などと呼んでいる。DEI(多様性・公平性・包摂性)を考慮する事を禁止する命令もその一つだ。それには民間企業でも同調するところが出てきている。日本でも展開しているマクドナルドがその一つ。

管理職に占める女性比率や人種的・性的少数者比率の目標を廃止した。同様の動きが広がりつつあるというから怖い。国民の反発もかなり出ているようだ。これからどうなるやら、世界の政情不安や戦争が収束するのか大変気になる所だ。

ただ、民主党ならばいいかというと、そうでもない。ガザ攻撃でのダブルスタンダードを見せられた後の今ではどっちもどっちだと思ってしまうのが現実だ。

私たちとしては手の施しようもないのだが、先ずは日本が戦争加担やら戦争を勃発させないように国民として声を上げるしかないかな。

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ところで、この一年をふり返ると、日本人スポーツマンやアーティストの活躍が凄かったね。

しかも、国際的に高い評価を得ていた。

先ずはドジャーズに移籍した大谷選手だ。

バッターに徹した一年だったが、大リーグ初の50本塁打と50盗塁の同時達成を成し遂げた。

日本中大騒ぎで号外まで発刊された。

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2か月後再び号外だ。同じ人物に連続して号外が出たことなど今まであったかな?

大谷のMVPナショナル・リーグ最優秀選手受賞だ。

そして、先輩であるイチロー!やっぱり号外!

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 イチロー=鈴木一朗(本名)さんもすごいね。今月16日に日本の野球殿堂に入ったばかりだった。

その5日後に米野球殿堂入りだものね。今回はじめて知ったのだが、殿堂入りにはそれなりの厳しい基準があり、選考された人は本当に誇っていいようだ。

先ず選考基準はMLBで10年以上プレイして、引退後5年以上経過しているのが第一の条件。

それを満たし、全米野球記者協会の推薦を受けた者が投票を受ける資格を得る。

いよいよ投票となるのだが、投票者にも資格用件がある。全米野球協会に10年以上所属する記者であることだ。イチローが推薦を受けた時点で有資格記者は394人いた。

殿堂入りが確定するのは記者の75%以上の投票を得た者となる。

厳しいのは得票5%以下の選手はその回限りで終わりとなり、75%以下の得票だった選手は10回75%以下が続くと11回目は候補から外されるのだそうだ。

それがイチローは推薦初回で393票獲得し殿堂入りとなった。

実績とアメリカ球界への貢献が高く評価されたからだ。

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朝日新聞1月23日付朝刊17面スポーツ欄

改めて実績を振り返るとやはりすごい。

2000年のシーズンオフ後に渡米し、2001年のシーズンで最多安打、首位打者、最多盗塁のタイトルを獲得し、さらにリーグ最優秀選手となっている。

2004年に達成した安打は84年ぶりに年間記録を更新する262本だった。

10年連続の200安打にしても、その打率の平均が3割1分1厘であることも驚異的だ。

見事!

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2024年9月17日付朝日新聞15面 「Disney+」全面広告

アーティストでは真田広之さんが凄く評価されたね。

最初に注目されたのは昨年9月17日に報じられたエミー賞授賞式(アメリカ時間15日)で真田広之さんがプロデュースし主演も務めた「SHOGUN」が主演男優賞など18部門を制したことだった。そして、私はその「値打ち」について十分わかっていなかった。

アカデミー賞やらグラミー賞等はそれなりに「値打ち」を知っていたがエミー賞については認識していなかったのが正直なところ。

明けて1月。

テレビから又「将軍」の話が聞こえてきた。最初は、ずいぶん長期にわたって取り上げるなと、9月のエミー賞を正月のめでたい話のひとつとして取り上げているのかと聞き流した。

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ところがだ、1月7日の朝刊を見ていたら「SHOGUN 今度は完勝」との小見出しが目に飛び込んできた。

ここで漸く「SHOGUN」が新たな賞を獲得したと認識した。

 エミー賞はアメリカテレビ業界のアカデミー賞と言われているそうだ。

ゴールデングローブ賞はアメリカテレビ・映画界の最優秀作を決める米国最大級のアワード(賞)なんだって。

どこが違うかというと、MVPもそうだったけど、投票を誰がするかのようだ。

エミー賞はテレビ関係者が投票し、ゴールデングローブ賞は世界各国の記者や評論家が投票するみたいだ。

ゴールデングローブでは真田、アンナ・サワイのみならず、エミー賞では受賞を逃した浅野忠信が助演男優賞に選ばれた。快挙だったね。

真田は主演で評価されただけでなくプロデューサーとしても称賛された。

中でも丹念に行われた時代考証やセリフの大半を日本語にすることにこだわりリアルな日本を創り上げたことも画期だったようだ。アメリカでは映画などを字幕で見るということはあまり歓迎されていなかったようだ。ただ最近は日本製アニメなどが字幕入りで上映されるなど慣れが進んできたことなどが背景にあるようだ。

真田さんは2003年のラスト・サムライ出演を経て2005年ロサンゼルスに拠点を移し以降20年アメリカで活動されてきた。その間、時折名を聞くことはあったが特に気を止めることもなかった。

そんな私だけど真田さんに興味が湧いてきた。

我が家の録画ストックに何本か出演作品があった。アメリカ映画に日本人役として出演した作品もあった。「MINAMATAーミナマタ」「47RONIN」などから観賞してみるかな。

 

2025年1月23日 (木)

どんど焼きは14日、雨が降ったら15日♬♪・・・は昔のこと。今は七草明けの土か日だ。

先般、初島行きで宿泊した時に熱海でも「どんど焼き」が開催され、会場がサンビーチの砂浜になると聞いた。点火される前日の土曜日、車を飛ばした。立派に海を背に作られていた!

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熱海の砂浜に立つ”どんど焼きの櫓(おんべ”)

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バックに熱海城

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反対側を見ればビルが林立している

子供の頃は年明けの楽しい行事が三つあった。

一つが1月14日のどんど焼き。小学六年生がリーダーになって五年生から一年生までを率いて「オンべ」(やぐら)を作った。孟宗竹や笹、筵(むしろ)、そして縄を用意して近くの川原まで運んだ。先ずは孟宗竹を直立させて縄で固定し、その回りに半径1メートルほどの空間を作り、ぐるーっと笹を回し一種の小屋のような構造物を築いた。

勿論だけど大人のフォローはしっかりされていたけどね。

私もチビながらも笹を切ったり、お飾りを集めにいったりしたものだ。その頃は小学生のチビもナイフなどを当たり前に持っていたからね。まあ、鉛筆削りのためだったけど。

集めた正月のさまざまな飾り物は笹で囲まれた空間に入れた。そして、当日まで中に入って遊んだ。14日はまだ薄暗い頃から団子を刺した竹竿を持ち寄って焼いて食べた。

熱海の櫓だけでは物足りなくなった。以前新聞で紹介されていた伊豆の国市の独特な芸術的やぐらを見たくなった。

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2012年1月伊豆の国市にて

こんな立派なものを焼いてしまうのかと感じ入った。

13年ぶりに訪れた。ところが残念なことに、そこは住宅が近くに迫り、広場はあったもののススキが生い茂り、風に揺れていた。

やぐらはない!

担い手の高齢化やら、子供の減少、周辺の再開発など様々な理由によるのだろうけれどね。

残念。

狩野川沿いを走ってみた。あった。

でも、何と小さいのだ。

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それでも、チョットだけ、ほっとした。もう少し探そうと伊豆長岡駅の裏手に回った。

あった。本格的な作りに近いと素人的に感じたやぐらがあった。

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田圃の中に造られた。バックに富士山が見えるが生憎雲が!

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2018年1月に撮影してきた燃え盛るやぐら

楽しみの行事二つ目は初午(はつうま)だ。

今はどのようになっているか知らないけれど、私が小学生の頃は旧家でちょっと広い庭のある家には稲荷の祠があって、旗を持っていくとお土産をくれた。旗は四色の折り紙のような、少し大きめのものを貼りあわせて作った幟旗だ。2月の最初の午の日が祭日となるので毎年日が異なるようだ。ちなみに今年は2月6日だって。

100_03231024x768 久我山稲荷H28年初午 久我山どっとコムより

三つ目は天神講(てんじんこう)だ。

子供の頃は理解していなかったけれど菅原道真の誕生日の2月25日にやられていたようだ。記憶によれば、やったことは少し広めの座敷のある家に小学生が集まり、子供だけの宴会をやった。その頃の感覚としては間もなく小学校を卒業していく六年生の前途を祝う会みたいな催しだった。その時、必ずお開き前にやられたのが電気を消しての度胸試しだった。

この三つが楽しみだった。六年生が凄く大きく見えた。私の場合は父親が公務の関係で小三、小五、中一と引っ越しせざるをえず、移る度に地域の伝統の違いや時代の流れでそれらの行事が見られなくなっていった。

伊豆長岡駅のやぐらだけでは、ちょっと物足りない感が残ったのでさらに向かった。

狩野川沿いの「川の駅・伊豆城山」の広場にはあるのではと期待した。

なんと、テントがずらっと並んでるではないか。

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拡声器で大きく号令の声が響くと犬が飛び出し、何やらやると大きな拍手が響いていた。

何事かと思ったのだが、あとで分かったのだが、「ディスクドッグ・チャンピョンシップ」(NDA=ナショナル・ディスクドッグ・アソシエーション主催)だった。

内容は選手と愛犬の組が一体になって競うゲームで、選手がプラスチック製の円盤を投げると犬が走り出し空中でキャッチするというもの、その技術やタイミングに順位がつけられるようだ。

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 どんど焼き探しから、期せずしてディスクドッグの競い合いの場に出っくわした。

楽しいことがやられていることを発見することができた。

 

2025年1月16日 (木)

空に浮かぶ七色の歓迎アーチの下、熱海港に戻った。宿のご飯は豪勢だった!

初島は熱海市街地から見ると南東の海上約10Kmのところにある小島だ。

海岸線をぐるっと回っても一周4Km。一番高い所でも海抜33.5mの平坦な島だ。

旅客船に乗るとおよそ30分で着く。

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初島の船着き場のテトラポット越しに見た熱海の街

島への定期旅客船を運行しているのは富士急マリンリゾート。

ちょうど今年は富士急グループが初島での事業を開始して60年になるという。

到着しての印象は熱海の海岸線とはちょっと違い、南国ムードの漂いを感じた。

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CM的コピーで表現すると、南方からやってくる海流によって一年を通じて温暖であり、亜熱帯植物などで自然を感じられる・・と言えるところだ。

島をぐるっと回った。

港の傍には海産物を中心とした飲食店が並んでいた。

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ここを抜けると海岸沿いに遊歩道が続く。

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極楽鳥花などに出っくわすとコピーに偽りないことを実感する。

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アロエの花も。

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この花何と言うか、何のツリーか知らないけれど、ダイビンググループの休み処のような場所に咲き、飾られていた。そこには、冬真最中にもかかわらず海から上がったばかりの男女のダイバーが休んでいた。

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遊歩道沿いでは様々な植物を見ることができた。

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ツワブキ

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亜熱帯だ!

突き当りにはプールが控えていた。

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ススキやサボテンも、旅情にひたらしてくれる。

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この突き当りから、道は上り坂になり灯台に着く。とは言っても、知れてるね。海抜33.5mだもの。

灯台が見えた。

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灯台入口にある資料館では会館中にずっと流されている動画で初島や熱海温泉の歴史を学んだ。それから灯台に上った。

すると、湯河原方面から海に向けて虹が伸び始めているではないか。

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風も急に強くなってきた。

港に戻った。

ぎりぎりセーフだった。

私達が乗船しようとしていた次の便が欠航だと放送された。

猛烈と感じるような海風だったのだが、船の揺れは少なかった。

風は強いが、波の高さがそれほどでもないからだった。

そして、虹がつながった。

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ホテルにもどり、のんびり湯につかり、美味しい料理とお酒を味わった。贅沢な時間を過ごすことができた。

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海鳥といい、虹といい、旅での思いがけぬ出会いはいいね!

だから旅はいい。

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風も穏やかになり夜の遊覧が始まった。

«熱海温泉・初島に行ってきた。海鳥が大歓迎してくれたよ!