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2025年4月17日 (木)

今年はラジオ放送開始百年だって。私、その途中から生きてきたけど、凄い変化を実感!

放送百年を迎えた今年は「放送」が新聞やテレビで特集が組まれるなど話題になっている。

佐藤卓己上智大学教授がコメントを書いていた。(3/27朝日)

「ラジオの普及によって、共通の話題を生む仕組みが、初めて国民全体のレベルでできた。」

そして、テレビが登場し、皆が同じ時間に同じものを見るなど最後の「国民国家メディア」となったと言う。

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一週間ちょっと経ったら満開だ!満天星ツツジ

百年後の今、インターネットが広がった。選挙でさえも、フェイク利用ユーザーやらで騒がしい。

でも、教授は言う。「ネットは時間の縛りがなくなり、ユーザーが自由に選んで情報を検索し、見たいときに見たいものだけを見るようになった。」ただし、その結果、「選択による細分化が」強まり、「個人の情報や感覚に大きな偏りが生じ」「社会の分断を生む」恐れが強まっているのだと。確かに身内の若い者をみても自分の歩んだ道や、感覚とずいぶん違うなと感じるものな。そう云えば、今のアメリカもそうなのかな!新しい南北戦争などと言った 物騒な表現もあったな。

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モッコウバラもあれよあれよと云う間に!

教授も言う。「生き物である我々は不快よりも快適を求める。」そして「メディアも、より快適なものを目指して発展してきた」。それが現在だ。

先日、海外との連絡の必要があって公衆電話を使おうとした。

あちこちを探した。以前であれば大型ショッピングセンターなどには必ず電話ボックスがあった。

でも、今回は見つからなかった。結局あったのは、役所前とJR駅前だった。

役所前の電話は国内通話のみ、国際電話が可能だったのは駅の公衆電話だけだった。

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桜桃も、ソメイヨシノとは一味違うがいっぱい咲いた!

ガラ携の出現から、誰もがスマホを持つ現在までの通信手段の普及は瞬く間だったような印象だ。

私だって、これまでに何台も機種変更してきた。しかし、公衆電話がこれほどまで減っているとは気づかなかった。そんな急激な時代の変化であるが、佐藤教授は断言する。テレビは勿論、ラジオや映画。そして新聞や書籍が「なくなることはありえない」と。

そして、インターネットなどによる分断は続くが「人々が同じ情報を全く共有しない社会は、共同体としては非常に不自然だ。だから、ネット以外の情報共有メディアはあった方が良い」と。

この新聞特集は4月に入ってからも続いていたのだが、10日後の4/7、4/8、二日連続のタイトル「放送100年 “日本語をつくる”」に「なるほど」と思わされた。

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カエデとモミジの併存がはっきりしてきたよ!

1925年3月22日にラジオ放送が始まったのだが、元号で言えば大正14年だ。明治維新から58年だ。

特集によれば明治時代に日清、日露の戦争への庶民の動員などを経ながら、国民国家形成が進んでいったようだ。けれど、驚いたのは、話し言葉としての標準語は、まだ列島全体行きわたっておらず、書き言葉としての標準語がようやく固まりつつあったぐらいだったようだ。

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やっぱりカエデの花だった!

実際私の体験からも納得できる。

大正時代から数十年経って私が生まれるのだが、私の親の仕事の関係で物心つくまでにも何回も転居があったと聞いていたが、私は標準語を普通に理解し、使うことができていた。(つもりだった。)そんな時、突然であったが、再び親の勤務地の異動があって数十キロ離れた地で生活をすることになった。

そこで驚かされた。新たな場所での同級生の話言葉がちょっと違うのだ。語尾に何かが加わっていたり、物の名称さえ違った。例えば「草履」を見てわたしは当然「ぞうり」と言っていたのだけれど、その地ではなんと「じょうり」と言っていた。勿論振り仮名を書けと言えば「ぞうり」とするのだろうけどね。ラジオ放送開始から半世紀前後過ぎた時でさえそうだった。

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なかなか美しいコデマリの花

「放送100年”日本語をつくる”」で興味を持ったのは、「方言」の扱いと「国語教科書」の役割だった。ラジオ放送でも当初は全国共通の放送とは別に、地域向け放送では各地の方言を使うという方式が草案になっていたようだ。しかし、結局は実現できずに地域放送も共通語(標準語)を使うとされたそうだ。

そして、やはり時代を反映してか、「日本語の音声としての標準語化」が強く意識されたのは日清日ロ戦争後の台湾と朝鮮の植民地支配だったという。朝鮮や台湾の人々の「日本国民化」を推し進めるにはまず言語の整備が必要だったようだ。驚かされたのは学校教育の場で「国語」が教科として登場したのだが、その教科書を使ったのは日本本土より先に台湾だったんだって。習近平さんでなくてもビックリしちゃうよね。

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1953年にはテレビ放送が開始され、1964年の東京オリンピック開催時にはTVの世帯普及率が9割近くまで来ていたという。このことにより、共通語化が格段に進んだ。でも、じわじわと変化が出てきた。

1968年の大河ドラマ「竜馬がゆく」では本格的に方言が話されたようだ。

ドラマだけでなく、お笑い番組での漫才やコントでは「よしもと」などの力もあって大阪弁が主流みたいに感じたこともあったしね。今じゃ、ドラマでもいろいろな方言が聞けるものね。

でも、先にも触れたように「全国の人々が同じ番組を見るという、かっての放送の力は陰っている」「ネット動画やSNSによって、地元とヨソ、現在と過去、といった場所や時間の境界が溶けた、まったく別の世界が見えてくるかもしれない」(朝日新聞 4/7、4/8 筆者 定塚遼さん)

どうなるんだろうな!100年とは大きな変化があるのだ!

2025年4月10日 (木)

京の桜、1200年間もの桜のデーターを蓄積とは凄いね。  加えて我が家にユダにまつわる花があったとは!

私、先週小田原での桜花見のことを書いた。

新聞各紙も連日のように各地の桜の様子を知らせてくれる。

朝日新聞4月7日付の特集「データジャーナリズム」には感心させられた。

DATA JOURNALISMとはコンピューターの力を借りて、大量のデータを分析・可視化する。新たな報道の手法」朝日新聞説明

それによると、「京都の桜は満開日が1200年にわたって断続的に確認できる世界で最も長い『開花のデータ』」が残っているのだそうだ。古文書や日記に「花見をした」といった叙述があるからだ。

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京都ではないけれど近くの寺の満開桜

公家たちは桜が満開になると樹下に集い、歌を詠みあったという。

嵯峨天皇が812年に詠んだという歌が紹介されていた。「和風 数重(しばしばしき)りて 百花ひらく」。解釈:(柔らかな風がしばしば吹いて、桜の花びらが多く開いている)のだそうだ。

ギリシャやローマの時代、日本の平安時代よりさらに1000年以上の昔に残された哲学や詩があることは学校で学んでいたが、満開桜を謡ったものがあったとは聞いていなかったな。

でも、漢詩にはありそうだ。

新聞の見出しに上記のことと合わせて「早まる満開日」と出ていた。いわゆる温暖化の影響だが、その要因として温暖化ガスの排出量の増だけでなく、太陽活動の活発化と京都における都市化の影響も上げていたのも頷けた。

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アネモネが開花した

このところ、我が家の庭の隅々で花の開花が続いている。このアネモネも10年以上前に鉢から地に下したものだが、何も世話もしていないのだが、毎年芽を出し伸びては花を見せてくれる。嬉しいことだ!

満天星ツツジも、モッコウバラも満開はまだ先なのだが、花を見せ始めた。

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満天星ツツジImg_51245

モッコウバラ

Img_50489 楓の葉

枯れ枝然としていた楓も葉が枝にポツンとついたかと思ったら開き始めた。

上の写真の葉は切れ込みが深く「モミジ」と呼ばれるそうだ。

ただ我が家の七不思議の一つなのだが、この楓の木、下部の根に近い所に伸びる枝と上部に広がる枝に着く葉が異なるのだ。根は同じなのだが。上部は葉の切れ込みが浅い「カエデ」なのだ。おそらく、あくまでも推測なのだが、最初に購入したのは、お祭りの広場の出店の植木屋さんからだったのだが接ぎ木され育ったものだろうと思われる。

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上部は御覧の通り、全く違った感じ。

おまけに丸いものが付いているが、これ、花なのかな?

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モミジが先かカエデが先か不明だが。我が家ではもう一つそんな花木がある。

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開花期には鳥たちも様子見に来る桃の花

この桃の木、友人のお母さんからプレゼントされた盆栽だった。その時は背丈は低いものの真っ赤な八重の花を咲かせてくれた。しばらく置くと、脇から出てきた枝がぐんぐん成長し鉢に納まりきれなくなった。地に下した。もともとの盆栽の主木は成長が止まり、ついには枯れた。脇の枝がぐんぐん伸びた。今花を咲かせているこの木がそれなのだ。真っ赤でもなく八重でもない。これも接ぎ木の様で、先祖返りしたようだ。

そして、昨日(5/9)第一号を開花させたのがツツジ。

Img_51267 ちょっと剪定の時期をずらしたら、昨年から、それまでの数倍と言えるほど花が付いた。

今年も、期待できそう。蕾がいっぱいだ。

あと、我が家の多くの木々がそうであるように、風が運んだのやら、鳥が糞と共に落としたのか、私たちの植栽の自覚のないものが何種かある。そのうちの一つが「ハナズオウ」だ。

Img_51212 ハナズオウの花

この花の由来を知った。鳥どころか、もっと高い天から降ってきたのではと思わせる花木だ。

「Green Snap Store」の解説によると、この木にはなんと2000年以上前からの言い伝えがあった。

それによれば、イエス・キリストの弟子のひとりにユダと言う人物がいたのは有名な話だけど、彼がキリストを裏切った後に、ハナズオウの木の下で自ら命を絶ったのだそうだ。

その所為か、花言葉も怖いね。「疑惑」「裏切り」などもある。ところが同じ花に「喜び」「目覚め」「豊かな生涯」等があるというから面白いって言えば面白い。

それはともかく、やっぱり天にまします「我らの神」が蒔いた木なのかな?

 

「尊敬」という「大層」な花言葉で表されるのが「アブチロン」。

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アブチロン(浮釣木)

何故、尊敬なのか?この花が春から秋までの長い期間咲くからだそうだ。

長さでは負けない花が我が家には他に二種ある。

それは花言葉で言えば「心変わり」と「新しい恋」の二種類。言葉は変われど、ニュアンスは似たようなものか。

一つは「ランタナ」。心変わり。

花色が次々と変化していく様子が表現されているようだ。確かに心変わりしていくようで別名「七変化」だものね。現在の状態は、花も葉も落ちた枯れ木のような茎から小さな芽が顔を出したばかりぐらいかな。

もう一つは「タイタンビカス」。新しい恋。

この花、我が家でも最大径の見応えがある。ところが朝開き、夕方には閉じる一日花であり、毎日新しい花を美しく咲かせ、新しい恋を待つようなところもあって、そこで称せられた花言葉のようだ。現在は何の反応もなく、ブスっと昨年残りの枯れ木がたっているだけ。

七変化と言えばアジサイもそう呼ばれる。今は枝を伸ばし、しっかりと葉を広げているところだ。

この三種類が春から秋にかけて、長く楽しませてくれるのだ。心変わりせずに待っているよ!

2025年4月 3日 (木)

これまで、よく立ち寄った城は、松本城、駿府城、小田原城そして江戸城かな!今日の花見は小田原だ!

桜の季節到来だ。ここ一週間が見ごろだという情報をたよりに小田原城に行ってきた。

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北入り口の上り坂正面に見える天守閣

今回はいつもの馬出門土橋から堀を渡り馬屋曲輪に出るのでなく北入口から御用米曲輪を臨む道をたどった。駅東口からお城通りを南に向かうと、城下町らしい古式ゆかしい建物が出現した。

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城下町市場だって。街ぐるみで特定の時代を創造的に再現するとタイムスリップした気分になるね。

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なんと、この横文字のお店も古来続く老舗だったの?

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小田原市観光協会 小田原城址公園 園内マップ

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御用米曲輪からの天守閣

遊園地のミニSL線路を右手に見ながら、本丸に向かった。桜がなかなか美しく咲いている。

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やはり日曜日。それなりの人出だ。

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天守閣への登り口は行列だった。

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なかなか勇壮だ。この城郭、ここに至るまでには何代かに渡り、造っては壊され、度々再建しながら来たようだ。

前身は15世紀半ば室町時代に進出してきた大森氏だと言われている。その後、北条氏の整備拡張、そして秀吉の小田原攻めと北条氏の滅亡があった。江戸時代に入り、大久保氏、稲葉氏、再び大久保氏と引き継がれ幕末に至ったようだ。

本丸から二の丸に向かった。

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常盤木門を下ると丹精込めて手入れされている10,000鉢の花菖蒲が迎えてくれる。

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6月のアジサイ・花菖蒲祭に向けて成長している。見事!

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おっ、何やら太鼓の音が聞こえてきたぞ!

Img_47234今日はお祭りだったんだ!

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小田原かまぼこ桜まつりだー。

太鼓叩くのは「和太鼓集団鬼我」だ。

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ゆっくり演奏を楽しませてもらった。

そろそろ夕飯の時間が迫る。帰途につくか!

正面入り口から出て、お堀端を散策しながら帰ろうかな!

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夕やみ迫るお堀もなかなかだ。

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お堀端通りの桜並木も良かったよ!今度は花菖蒲を愛でに来ようかな!

2025年3月28日 (金)

黄砂は4000㎞を飛び越えて、美しい光景と喉の痛みをもたらしてくれた。そして又また偶然が!

今週の初め新聞で「全国的に黄砂飛来する見込み、視界不良の恐れ、洗濯物の外干しは禁物」と警鐘が打ち鳴らされた。

我が家は影響ないだろうと高を括っていたところ、二日後、西の空に変化の兆し。太陽が天空にあるにもかかわらず周辺が霞んできた。まあ、こんなもんだろうと思っていたところ、先ずは喉に違和感を感じ、そしてしばらくすると痛みとなっていった。

午後、何となく空が変わってきたなと思いながらも、それほど気にせずある事業所に向かった。

3時間ほど経って用事を済ませ、そこの担当者と表に出た。担当者が「あっ」と言いながら西の空を指さした。見えたのは赤い球だった。太陽が丸く真っ赤になっていたのだ。

急いで、車からカメラを出して、撮影しようとした。黄砂がどんどん押し寄せてくるのか、太陽がどんどん霞んでいく。とらえられた太陽は最初の真っ赤とは違ったけどなんとかカメラに収めた。

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刻々と変化していった。

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この黄砂、出どころは我が家から4000㎞も離れたシルクロードの砂漠地帯なのだ。ゴビやタクラマカンだ。

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黄砂は砂漠が形成されてきた大昔からあったものだけど、とりわけ西暦2000年代に入ってから烈しくなっているという。習近平さんも苦労されているようだけど、最近の西方開発等が影響しているようだ。おまけにトランプさんが「掘れ掘れ」的に気候変動に拍車をかけているしね。

横道にそれるけど、トランプさんと言えばその言動にフランスで反発をする人が増えていて、市民の中で100年前にフランスが「アメリカ独立100周年」を記念して寄贈した「自由の女神像」を返せという声が上がっているそうだ。この事態を巡って感心したことがあった。

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春が確実に。満開だった梅花が散り、はや梅の実が。

朝日新聞の読者が3/28のオピニオン欄「かたえくぼ」に寄せた一文だ。

「自由の女神像」

返せ    ・・・フランス

場所代払え ・・・トランプ

(広島・凡馬)

だって。鋭い感想だと思った。

前日の夕刊にそのようなやり取りを裏付けるトランプさんの堅持する三原則が載っていた。

3/27朝日夕刊「素粒子」

第一原則 攻撃あるのみ

第二原則 非を絶対認めるな

第三原則 勝利を主張し続けろ

これはトランプさんが若い頃、師と仰いだ弁護士に叩き込まれた原則だって。

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スノーフレイクが咲いた。和名は鈴蘭水仙。

でもヒガンバナ科なんだね。

話は飛ぶが、先週の土曜日、朝7時頃、用事の為あるところまで車で向かった。平日であれば通勤ラッシュで渋滞となるところなのだが、どちらかというとゆったりと前に進むことができた。でも、気を許して、スピードをだそうものなら直にサイレンがなり始め「ナンバー○○○○の車、停まりなさい」と来るから油断禁物。前の車を追い越そうなどと考えず、そこそこの車間を開けて走っていれば無難だね。

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なにも三台で追いかけなくても?

そんな時、カーラジオのスイッチをいれ、音楽が流れている局に合わせた。なんと聞こえてきたのは・・・・・

ここのところ車にのっても無音で走っていた。

暫く前に知人を乗せて移動した。その際、何気なくスイッチを入れた。音楽が流れてきた。昔と違ってカーオーディオはそれなりの音を出してくれる。流れてきた歌声で意外にリラックスできた。それ以来乗ればスイッチオンだ。

この朝、スピーカーから聞こえてきたのは、ジャズぽい女性の歌声。声量があり、とりわけ高音部の響きがいい。ああ、いいなと思いながら聞いていると、それは曲そのものでなく、ゲストが自曲を紹介するためその場でバックミュージュックなしでさわりを歌ったのだ。するとディスクジョッキーがあれこれとお話を始めた。こちらの喋りも相当滑らか。暫くすると自らの名を名乗った。なんと野村雅夫さんだった。以前にこのブログでBS10の映画番組MC として紹介した。

どうも、「ドリーム・トゥゲザー」という番組らしかった。

こんな風に、ブログで話題にしたことに、時々とんでもない所で出っくわすことが結構ある。

偶然のように感じるけれど、本当は私自身が話題にしたことをよく知らなかったからだろうと思う。

彼ら、かの事象はその時は既にかなりメジャーになっていたのだね。そのことを知らなかったばかりに、人気番組に当然登場したのに遭遇したことを偶然と思ってしまっていただけなんだろうな!

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枯れ枝のようだったモッコウバラが一週間で葉をつけ蕾もついた

2025年3月20日 (木)

モモ花咲いた。白モクレン開いた。春が行ったり来たり、こりゃ今夏も猛暑かな?

先週はポカポカ陽気の春だった。ところが、また雪だ。

でも、花が今ぞ、ここぞと開花し、木々の新芽も顔を出しつつある。

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桃花が梅に続いてしっかり開花してくれた。しかも例年になく多くの蕾を携えている。

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先に咲いた水仙とのコラボも可憐

コラボと言えばピンクパンサーもいい。

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気になったのは、アジサイだ。この間の観察で良く分かったことは、アジサイは暑かろうが寒かろうが一年を通して枝の先に芽が萌え、芽を伸ばそうとすることだ。かといってその芽が確実に大きく葉を広げるかというとそうはいかない。

あたたか陽気が続いて成長を始めたかなと見えても一晩の寒波で萎れ、その内に枯れてカサカサになり垂れ下がる。そして、暖かくなると再び同じところに新芽が出てくる。これを夏冬お構いなしに一年中繰り返す。今はちょうど枯れるかそのまま育つかの境目の時期なのだ。

でも、3月も中旬を過ぎた今、なんだか芽が成長始めたみたいだ。

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昨年は「墨田の花火」と名のついたアジサイは剪定の間違いなのか例年の三分の一ほどしか開花させられなかった。萎れたところで、その部分を切ってしまっていたのだ。

そこで、今年は枯れても萎れても剪定を自粛した。なんとか育ち始めた。

じっと見守ろう。

白木蓮も花を見せた。

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ところが、残念なことに今年は蕾が少ない。老いてしまったのかな。

庭のあちこちに新しい芽が出てきている。野草やら鳥が撒いただろう種から発芽したものやら。

あと、鉢の中からも、以前育てていて、もうとっくに絶えたと思っていた花がひょっこり芽を出すような奇遇もある。

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ムスカリも一見ブドウのような花を見せてくれた。

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名も分からぬ野花も。

そんな時、叔母さんからブロッコリー要らないかと電話があった。結構広い敷地にある家庭菜園で野菜を作っているのだ。叔母さんと言っても母の末妹で私より10才だけ年上なんだけどね。

そこにも沢山の花が咲いていた。

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パンジーも各種咲いていた。パンジーの花言葉で全種に共通するのは「私を思って」「もの思い」だそうだ。色別の言葉もある。

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黄色は「慎ましい幸せ」「田舎の喜び」。

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紫は「思慮深さ」「揺るがない魂」。

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赤は「思い出」青は「誠実な愛」だってさ。

ちなみに、何故そうなの?に応えるべく調べた。

なるほどだった。パンジーの名はフランス語のPensee(パンセ)に由来しているようで、その語意は「思う、考える」なんだって。それに加え、上の写真が分かりやすいのだが、花をよく見ると目が二つ、黒い鼻がその下にある人の顔に見えるではないか。そんな花にふさわしい花言葉になったんだって。

(AND PLANTS Magazine 森野陽子さん 記)

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綺麗な花を見せていただき、お土産にブロッコリーだけでなくたくさんの野菜をいただいた。

そして、帰り道。桜が道に覆い被さるように咲いていた。

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早咲き桜の花見に行こう行こうと思いながら行けなかったので良かった!!

2025年3月13日 (木)

洋画興行収入が大幅に減の昨年2024年。BS10の試みは起死回生策となるのか? MEN IN BLACK は面白かったよ!

新聞文化欄を見て「そうなのかー」と考えさせられた。

2024年の映画興行収入が発表されたのだが、洋画が一本もベスト10に入らなかったのだ。(日本映画製作者連盟 1/29発表 朝日2/18付文化欄)

ちなみに、興行収入の一位は邦画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」で158億円の興収があった。洋画のトップは「ウオンカとチョコレート工場のはじまり」で邦画及び洋画全体の16位にとどまった。

ただ邦画のみで見ると連盟が興行収入を発表するようになってからは過去最高の実績となっていて総額1558億円に達したとのこと。それ自体は素晴らしいことだ。しかし、先にも触れた洋画の低迷は深刻で、前年よりも30%以上収入を減らし、洋邦全体では前年を下回る結果となってしまった。

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今週の富士山は雲海の上に真っ白な姿を見せた

関係者の間で原因を探っているのだが、アメリカの脚本家と俳優の労働組合が決行したストライキの影響で映画の公開時期が遅れたこととか、ハリウッドの戦略に変化があったからだとかいくつか出てきた。

私がそうだと相槌を打てた説は、コロナ禍にあって劇場への集客が難しくなった時、ワーナーやディズニーなどが対応策として試みた劇場とネット配信あるいはテレビ配信の同時公開の影響も無きにしも非ずかなと言う一つの答えだ。結果として映画人気は衰えていないのだが劇場に足を向ける人が減少したからではないかというものだった。

確かにそうだね。私なども映画の感想を時々述べているものの、全て我が家のTVディスプレーを通しての観賞だものね。

実際、たまに行く電気屋さんで展示されている77V型(横172.3cm 高さ107.9cm)の大画面ディスプレイに4Kの鮮明画像が映っているのを見るとなかなか素晴らしい。それを一人で気兼ねせずに観られるとなると、いいなと思っちゃうね。皆と共感できる劇場も良いけれど。大画面の映画を独り占めできるなんて、映像観賞も昔とは大違いだ。

最も、世界で動画観賞が始まったのはエジソン発明の「キネトスコープ」でこれは「のぞき穴式」で一人で鑑賞するものだったようだ。(伊藤弘了著 「教養としての映画」PHP研究所)

捉え方としては、動画観賞の原点に立ち返ったのかな。

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そこで符合してくるのがBS10の戦略であり先見の明だ。

先ずは、開局後放映された第一作目を見た。ウイル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが共演したMIB(MEN・IN・BLACK)だ。前々回このブログで案内した映画紹介番組のMC(master of ceremonies)の一人、野村雅夫さんの解説作品第一作だ。面白かった。

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野村さんの話の中からBS10のコンセプトが見えてきた。

一つは2/27アップのこのブログでも紹介したが、毎週末3人が「制作年代」やジャンルで映画を区分けし紹介を分担していることだ。

1、70~90年代 2、名作 3、新作・準新作・娯楽映画だ。 2と3では時代にこだわらないことになるのかな。

この分類の仕方や、MCの野村さん、加藤さん、舘さんのファンの方々が新に映画を観てみようと、その気になるかもしれない。これまでの例では一週間の内3回も専門的に映画のガイドをするテレビ局などなかったような気がする。

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もう一つがSNSの活用だ。今、トランプさんと共に発言が注目されるイーロン・マスクさんの「X」を生かしているのだ。最新のテクノロジーを使って視聴者との新しい繋がりを作っていこうという試みだ。

これらの番組、テレビでの視聴と共にタブレットやパソコンを通しても観ることができる仕組みが作られている。

Xにアクセスすることが条件なのだが、どこでも見ようと思えば見ることが可能なのだ。

さらに、視聴中にツイートすることが可能となっている。

まさに劇場どころか、劇場ではその場で感想を述べることなどは当然に御法度なのだが、観ながら、まさにリアルタイムにコメントを発することができるのだ。実際MIBの解説やら自己紹介を野村さんがしている最中にテレビの画面下に「野村さんカッコいい!」とのコメントが流れた。タブレットでの映画観賞についていえばWOWOWはすでに実行済みだったけどね。

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MIBに登場する宇宙人。28年も前の作品であるのだけどとてもユニークでリアルな動きをする。

それだけでも面白かった。

MCの話も映画の始まる前とさらに後の時間も使い、従来の映画解説などに比べるとかなり厚みのあるものになっている。

また、深堀しているのだけど重厚さを感じさせずに映画を観てみようという気にさせてくれる。

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ここでは映画の内容には立ち入らないけれど、野村さんの冒頭の話を紹介して終わりにしよう。

「この番組は、往年の名作映画を楽しみながら視聴者と映画にまつわる思い出をシェアーしていく思い出共感型映画番組です」

野村さんを知ったのは、申し訳ないけど今回が初めてだ。

それにしても、とても口達者だ。さらに言えば止まらない感じのしゃべりだ。

まあ、良く言えば、野村さんの語りというか、トークはテンポよく、的を射ている。

これからも観させてもらおう!

2025年3月 6日 (木)

墓参で訪れた寺の梅が満開だった。我が家の植え込みも日を追うにつれ賑やかになっていく!

2月29日。閏年の2月最終日だ。(直近では昨年2024年がそうだった)

4年に一度しかこの日はないのだが、何と偶然か、親族にこの日に亡くなった者が二人いるのだ。そんな訳で、閏年でない年は2月28日か3月1日のどちらかに墓参することにしている。今年は我が家の梅もいつになく咲いてくれたが、寺の梅も見事だった。

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元々信仰心に欠ける私なんだけど、いずれ私も納まる場だろうと思い、せめて綺麗にしておこうとゴミ拾いやら野草の除去に訪れる。

ご先祖様二人の話に戻せば、お一人は71年前の1954年2月29日に59歳で、もうお一人は57年前、1968年2月29日45歳でお亡くなりになった。そしてこの二人は何の因果か母子なのだ。

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ただ面白いというと、不謹慎かもしれないが、先に亡くなられた母親の墓標には没年月日が3月1日と刻まれているのだ。

終戦直後だったからか、あまり正確性にこだわらず、毎年間違いなく迎えることのできる月日であるのが良いと判断されてなのかな。

まあ、そのころの現実として、生年月日についても事実と異なる届けがされていたと聞く。例えば大晦日やその数日前に生まれた方は1月1日が誕生日だと届けられ、役所でも受け付けたようだ。ましてや墓標に書いて良いこと、ダメなことなど法律では決めていないよね。でも、親族は事実を皆承知していた。だから70年以上たった今、私が事実として語れるわけだ。

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それではこの母子の夫であり父親だった方はどうだったかというと、何の宿命やら、息子の寿命とほぼ同じだった。墓標には96年前の1929年1月に44歳で没と刻まれていた。

私はその係累であるのだが、この宿命を引き継がず、今も生き続けている。現在で見れば40代で亡くなるなど、まさに早死になのだが、ただ1925年前後に生まれた方は第二次世界大戦真っ只中にあって中国戦線や東南アジアの戦場に駆り出され、戦死や戦病死した方も多かった。また、乳幼児死亡率も高かったと聞く。

以前聞いて驚いたのだが、1923年生まれの方の中で40歳台まで生きた方はなんと50%前後だったと知り耳を疑った。そんな親族の墓前に線香を供えた。

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ここにも水仙が咲いていた

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水仙の花は多彩で可憐だ。

二週前に我が家の花々を紹介したけれど、開花する花が少しずつだけど増えて、賑やかになりつつある。

我が家で三種目の水仙の花が開いた。ラッパと言っていいのか中央の部分がバラエティで面白く美しい。

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クリスマスローズも白い花が顔を見せた。Img_37367

白クリスマスローズは紅に2週間以上遅れて開花した。周りには開花を控えた白蕾がいくつか膨らみ待機している。

今週は、天気予報通りに天候が変化し、滅多に雪を見ない関東甲信越から東海地方東部まで雪がパラつき、雨も降った。その為か、枯れ木まがいであった何種かの木が元気を吹き込まれたように小さな芽を見せ始めた。

楽しみだ。

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満天星も若芽が見えてきたが、その足元で可憐に咲いた芝桜の花。

次に開花を控えているのが桃の花だ。でも後二週間ぐらい先になるかな!

こんな花の開くを待つ陽気になったのだけど岩手では8日以上も山が燃えている。

昨日になり大船渡でも雪や雨があった。まさに恵みの雨。なんとか完全鎮火してくれれば!

 

2025年2月27日 (木)

磐石だと思っていたところも意外に脆弱なんだね。自動車会社、電気メーカー、テレビ局。

最近の自動車業界のあれこれを見ていて、改めてそうだったのかと思い知った。とりわけ日産自動車がこんなにも業績を悪化させていたのかと知ることになった。(昨年11月発表 2024年度上半期業績から)

私も日産のブルーバードやセドリックに乗っていたことがあったから気になるね。セドリックと言っても高級セダンではなく、子供たちとキャンプなどに行く時の荷物搬送用に使えるワゴンタイプの中古車だったけどね。

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今の愛車はトヨタ製。

このところトランプさんが矢継ぎ早に出す大統領令の影響を見るためか、あれこれの業界の業績などが公にされている。トヨタなどは世界的にみても販売台数ダントツなんだね。発表された2025年3月期の業績予想を見ると凄い。円安も業績を押し上げているのだが、売り上げが47兆円、純利益を4兆5200億円と見込むというから驚く。小国の国家予算のようだ。

自動車業界も生き抜くための世界戦略を練っていて、提携やら統合が検討されてきた。もし実現すれば世界の自動車産業の勢力図を塗り替えると言われていたホンダと日産自動車の経営統合構想は、あれこれの経緯の中で破綻した。三菱自動車も当初関係していたのだが株の時価総額がホンダの十分の一ほどでしかなく、そのまま行くと経営の自主性が失われる可能性ありと判断し統合を早々に見送っていた。

山一証券など金融関係もかつてそうであったし、流通業界の盛衰も激しく、デパートやスーパーが街から撤退して行くのを目の当たりにしてきた。一般消費者としては愕然とすること度々だ。

つい数日前にもヨーカ堂の売却交渉の話が報ぜられていた。

セブン&アイHDがイトーヨーカ堂などを束ねる中間持株会社「ヨークHD」をアメリカの投資ファンドへ売却する方針を明らかにしたのだ。

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電気メーカーも例外でない。

現在使用しているパソコンはdynabook なのだが、東芝製品として購入したものの、しばらくして電気店に行って分かったのだが、わが愛機は購入後数か月しか過ぎていないのに、商品名は同じであるにもかかわらずDynabook株式会社製品となっていた。その会社は2020年8月にはシャープ株式会社の完全子会社となった。

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そのシャープ、我が家のテレビもAQUOS (シャープ製)なんだけど昨年8月にはその液晶パネルの生産を終了していたんだって。国内メーカーとしては同社堺工場がテレビ向け大型パネルを唯一手掛けていたので国内の生産拠点は無となってしまったということだ。

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AQUOS なかなか画面が美しい

毎週番組をチェックしながらこれはという作品やドキュメントを録画している私にとって驚きというか、「何これ」と声をあげそうになった記事があった。先月1月24日の新聞経済欄を見て、ため息が出た。ソニーグループがブルーレイディスクなどを2月に生産終了するというのだ。私は映画などをソニー製の100GBディスクに保存していた。すぐに電気店に向かった。まだ普段通りに陳列されていた。でも、在庫が一掃されればもう買うことはできない。

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理由も記されていた。近年はデータの保存先が記録メディアからインターネット上のクラウドストレージに移行し、ネット上で映画や音楽を配信するストリーミングサービスが普及してきているからだそうだ。

テレビ局をめぐっても驚くような変化が生じている。

中居氏をめぐってのフジテレビにもビックリさせられた。

1月17日のフジテレビ社長会見後、スポンサー企業がCMをACジャパン公共広告へ差し替えたり、差し止めてきた。1月20日にはCMを差し止めた企業は75社にものぼった。

このような展開があったのは「ビジネスをする上で人権を重視すべきだという考えが国際的に強まってきた」(朝日新聞1/24付1~2面)ことがあるようだ。

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朝日新聞1/24朝刊2面

それにしても、芸能人の個人的スキャンダルと見ていたことが、問題はそもそもテレビ局の体質からだと捉えられるところまで進展し、30日に開かれたフジメディアHDの取締役会では結論として、広告差し替え分やキャンセル分について広告代を請求しないことを確定した。結果としてCM 収入が233億円も減少する見込みだと報ぜられた。驚かされた。(毎日新聞デジタル1月30日)

でも、問題はそこに留まらないようだ。

地上波民放地方局の多くはフジやTBSなどのキー局を中心とする系列下にあり、朝から深夜まで放送される大半の番組はキー局制作番組なのだ。大口のCMは大部分をキー局が営業し、契約を取っている。その売り上げの一部が地方局に分配されるという仕組みのようだ。地方局はフジテレビのCM収入が減ればその影響は免れず深刻な事態も予想されるのだ。

テレビ局について言えばもう1つ、BSチャンネルの大きな変化だ。

2025年1月10日「BS10」が開局した。

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昨年中から、TV番組表を観ていて、どうしたのかなと思っていたことがあった。

3チャンネルあったスター・チャンネルが1チャンネルになっていたからだ。

2024年6月に東北新社が保有していたスター・チャンネルの全株式がジャパネットHD傘下のジャパネットブロードキャスティングに譲渡されていたのだ。

ジャパネットは2022年3月より無料チャンネルのjapanext 263チャンネルを運営していた。その時同時にBS松竹東急260チャンネル、BSよしもと265チャンネルも始まった。

スターチャンネルの全株式を保有したジャパネットは昨年8月それまでのjapanextにスターチャンネルを融合させ名称も「BS10 スターチャンネル」とすることにしたのだ。結果無料チャンネルの「BS10」と有料チャンネルの「BS10+ スターチャンネル」が2025年1月10日からスタートした。

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面白いなというか、楽しみが増えたなと思ったのは、上掲の三つの番組だ。

無料チャンネルで週に3人が別番組で映画を紹介するのだ。

「70~90年代の懐かし映画」を野村雅夫さん、「世界中の名作映画」を舘ひろしさん、「新作、準新作 娯楽映画」を加藤浩次さんとよしひろさんが案内してくれる。どんなものになるやら。観たところで紹介したいね。

子供の頃実感した現実社会。それは揺るぎのない社会、変わることはない現実だと思っていた。しかし、10年過ぎ、20年経つにしたがって脆くも壊れていくものが眼前にあった。絶えぬ紛争、地域毎の格差、難民の発生、それらにも起因するだろう各国の右翼の台頭。

そんな流れのなかでトランプさんも出番が用意されたのだろうけど。

子供の頃描いていた未来・・二十一世紀とちょっと違う世の中の動きだ。

 

2025年2月20日 (木)

各地で梅祭りが賑やかに開幕した。 負けるまいと、我が家の紅梅、白梅も満開だ!

昨夏の猛暑に今冬の酷寒、そして大雪。

地球温暖化が叫ばれて久しいが、その進行について素人的に思っていたのは夏の暑さがそのまま冬の暖かさになっていき、山に雪が降らず、楽しみだったスキー遊びも次第にダメになっていくのかなだった。

ちょっと違うみたいだね。

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2月9日 望遠で富士山頂を撮影

北陸、東北は豪雪だというのに富士山頂は地肌が見える。

今週の日本列島は九州から北海道まで、とりわけ日本海沿いの各地は大雪だ。

その中で、どちらかと言うと晴れの日が多いのが東海地方東部から関東甲信越の南部だろうか。

私の住まいもこのエリア内にあり、豪雪地帯の方々に申し訳ないように晴れの日が続いている。

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1月中旬に紅梅の蕾が膨らみ始め、下旬には開花した。遅れる事2週間で白梅の蕾も白いものを頭の先に現した。

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今は紅梅も白梅も満開状態だ。

今年は気候の変化の影響なのか、剪定が功を奏したのか、いつになく花が多い。さらには、昨年までは白梅が開花する頃には紅梅が勢いを落とすのだが、いまだに元気だ。

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このような花々にいち早く気が付きやって来るのが鳥達だ。

朝食前、朝刊を取りに外に出た際、梅はどんな具合かなと傍までいくと、鳥たちがいきなりバタバタと飛び立つ。蜜を吸うのか、花を愛でに来ているのやら、三種類ぐらいの鳥が遊んでいる。

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ただ困るのが、傍に停めてある車に糞を落としていくことだ。

梅はともかく、家の植物の中に実の付くものがいくつかあり、糞がその種とともにボンネットなどに付着しているのだ。

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この野鳩、どうも「千両」の実が好物のようだ。大体が番(つがい)で行動を共にしている。

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雀もよく遊びに来る。鳩などは少し距離を置けば人がいてもいきなり飛び立つことはないが、雀は人の気配を感じると逃げるように去る。そして他家の屋根上から私の動きを窺う。

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でも、音を立てずに近づくと、どういう訳か枝に止まったままでピーチクパーチク仲間と遊び続ける。

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夕闇が間近だよ!

春が近づいていることは間違いない。これから秋まで、桜桃やハクモクレンなどの木々の花や自生化した宿根の花々が次から次へと咲いてくれる。

ここにきて、咲きはじめたのが「カランコエ」、「金のなる木」、「クリスマスローズ」、そして「水仙」だ。

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カランコエ

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金のなる木

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クリスマスローズ

水仙は、いくつかは花屋さんから買ってきたものだと自覚しているのだが、他に鳥が運んで来たのか知らぬうちに芽を出したものなど、数えると5種類ぐらいが時期をずらしながら開花する。

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今のところ、この二種類なのだが、すっと伸びた葉は同じだが、花の形状が異なる。

これから咲くぞと控えている水仙たち。ここだけでも色とりどりの花を見せてくれる。

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朝から晩まで見守ってくれているのが彼等だ!

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次は桃の花かな!

2025年2月13日 (木)

ハリウッドアングルでの NIPPON サムライ集団、結構面白かった! 47RONIN

エミー賞、ゴールデングローブ賞がきっかけで、録画するばかりでなく映画をしっか観ることができた。

二本目として「47RONIN」(2013年作品) を視聴した。

アメリカ版忠臣蔵だ。真田は大石内蔵助を演じた。

それにしてもアメリカの監督が忠義と仇討ちに興味をもつなんてね。

ま、全編英語だったけどね。日本人の俳優たちも流暢に喋っていた。(真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁)

ただ赤穂の四十七人の義士が吉良を討つために誓った覚悟の血判状には各々漢字で名を記した。

冒頭から幻想的城郭と城下が眼前に展開した。

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そして、美しい森での狩だ。

そこに現れるのが決して日本の江戸時代には存在したはずのない怪獣。

そして、闘うのはバイリンガルのサムライたち。でも、いでたちは大陸的な印象。

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その中で差別されていたのが容貌は白人だが天狗の子と恐れられているカイという名の男。(キアヌ・リーブス)彼こそネイティブな英語使いなんだけど

結局、怪獣は腕の立つことを自負するサムライでなくカイが倒した。

後半で彼の出生が明らかにされる。赤穂にそれほど遠くない所に「出島」と呼ばれる地がありそこは異国の帆船の寄港地だった。そこにいた船乗りと日本人の母の間に生まれたのがカイだった。

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六つ目の怪獣

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人間に襲い掛かるときの姿。恐ろしい!

観はじめると、確かに日本を舞台に日本史上の一時代が描かれているように見えるが、ちょっと違うかなという印象も持つ。

だからと言って、つまらないわけではない。

いわばインディ・ジョーンズやらハリー・ポッターのような冒険活劇だね。これまでもファンタジー映画などで描かれたアジア各地も多分そこに住む人々が見たら同じような印象を持っただろうと思える。

日本の本当の姿は何なんだ?と言うことにとらわれず侍の格好をした人たちによるアクションだと思い観賞する分には十分楽しめた。

映画の中に現れたカットを見て日本ってこんな所なのと思ってしまうのは次のような場面。武士団が移動していく途上の海と丘。そして着いた場所。

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47RONIN より

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昨年9月15日「SHOGUN 将軍」がエミー賞の18部門を制した際、プロデューサーも務めながら主演男優賞に輝いた真田広之さんはインタビューで次のように語っていた。「東洋と西洋が出会った、夢のプロジェクトでした。」(9/17 朝日新聞 社会面27ページ)

制作主体は米国だったが、日本のスタッフも加わり、時代考証を丹念に行い、セリフの大半も日本語だったとも報道された。そして、同じ紙面で真田さんのこれまでの20年を次のような見出しで表現し紹介した。

「奇妙な日本描写 闘い20年」(9/17 朝日新聞 社会面 見出し)

そこに紹介されていたのは「真田さんのこの20年は、外国作品、とりわけハリウッドにおけるキテレツな日本の描写との闘いの歴史だった」と。

転機があったのは2003年のラストサムライへの出演だった。

当時語っていたことが紹介されていた。真田さんは「自分の世代で、おかしな日本人像を払拭したい」と語り、刀の扱いや着物の着付けなど多岐にわたり意見を述べ、ラストサムライは随分まともになったそうだ。それでも、まだ違和感が残ったようだ。今回取り上げた「47RONIN」でも日本人を演じたのは観てのとおりだったが、日本の描写を正す努力をしたそうだ。そのような経緯もあって、実を結んだのが今回の「SHOGUN 将軍」だった。

まあ、兎にも角にも吉良の首を取った。四十七義士の内、大石の息子、主税だけを除いて皆「名誉」の切腹となった。

そう言えば菊地凛子も不気味な妖術使いを演じ存在感があったな。

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前回のブログの最後に水俣病絡みで泉谷しげるさんを取り上げ、2月6日のTV番組SONGSに出演されることを書いた。

しっかり録画し、視聴した。

番組は阪神淡路大震災(1995年)の際に泉谷が被災地支援のための路上ライブをやったが、それから30年ということで企画され、当時演じた場所でその時に熱唱した曲を再び披露するというものだった。

ここで初めて知ったのだけれど、泉谷は災害支援のため路上ライブでの募金活動を1993年7月の北海道南西沖地震の時から始めていた。

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日ごろから役者としても乱暴な言葉を吐くことを演じているのをよく見てきたが、この路上ライブでも「お前ら、募金しろ!」と大声で言っていたらしい。

人に陰口言われる前に自ら「これは売名行為だ」とか「一日一偽善」ともいいながら呼びかけたんだって。

そして、一年前の能登半島地震まで続けているというから感心したよ!

というか見直した!

«真田広之さんが切っ掛けで観たのだけどジョニー・デップもすごいね。映画「MINAMATA 水俣」!