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2023年12月21日 (木)

早いなー!あと10日もすると辰の年!今宵も年忘れの居酒屋ライブだ!

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ちょっと早いけど、2024年がhappyになりますように!

開演15分前、居酒屋の主(アルジ)がマイクを手に持った。いつもながらのウイットに富んだ名調子の語り口だ。

「今日の演者はノリやすいよ。拍手ひとつで演奏がぐんと良くなるんだから。間もなく登場するので姿をみたら大きな手拍子で迎えてね」と音頭を取るはずだったのに、アルジは何故か厨房に向かい料理人と話を始めた。曲の出し物よりも、料理の出し物が気になるのかな。客が次々に来店しているが振り向くことなく話してる。

そのうち客席に対し後ろ向きで話しているアルジの傍らで突然お客らしい二人が楽器をいじり始めた。「あれ、拍手で迎えられる人たちじゃないの」と思った。

ヤッパリそうだったよ。一見して演奏者だと峻別できる衣装ではなく飲みに来た他の客と同じ普段着だった。

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ローカルな所なので特注サングラスをかけている

左手がピアニストのウラジーミル・ニコチンスキー。そして右手が本日のメインイベンター・ヴァイオリニストのナターシャ。遅ればせながら演奏者に気づいたアルジが「拍手!」と音頭を取った。店内いっぱいに歓声が響いた。

先ずは乾杯!客の若い女性が音頭を取った。始まった。

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1曲目が奏でられた!

「愛の挨拶」(作曲 エドワード・エルガー )イギリスの作曲家の作品。続いた曲は、フランスに跳んで「枯葉」、サンサーンスの動物の謝肉祭から「白鳥」。

これら楽曲、これまでもよく街やテレビで流れていた。まあ、聴けば私にも馴染み深い曲だ。

題名だけ聞くと「愛の挨拶って?」となるのだが、ほぼ誰もが聞き覚えがあるではないかという曲だ。

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毎回感じるのだが、とても贅沢なひと時を過ごさせてもらっている。

総勢30名弱の観客の皆が演奏者の1メートルから3メートルほどに座り、それぞれの耳に生音が届いているのだから。おまけにビールやら日本酒がいくらでもお替りできるのだもの。

四曲目は「リベルタンゴ」。一気にアルゼンチンに跳んだか。

そして、やはりクリスマスが近い。「ジングルベル」だ。

第一部の最後は、「待ってました!」

「ツィゴイネルワイゼン!」

中学生のころ知った数少ないクラッシクと呼ばれる楽曲の一つ。管弦楽伴奏つきヴァイオリン独奏曲だ。

大舞台での演奏は何回か聴いていたが、今回は、狭い酒場で、自分の為にだけ演奏してくれているかのようだった。まあ、大分短く編曲したそうで演者はサラサーテに申し訳ないので「チガッテルワイゼン」としておきますと謝っていたっけ。

第一部はおよそ45分間の演奏だった。さてビールは何回かお替りしたがつまみも食べなきゃ。

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なかなか美味だ。

ひとしきり食べた。第二部のはじまりだ。

「キサスキサス」から始まった。キューバで生まれた曲。

今回初めて知ったのだけど、「キサス」とは日本語訳すると「多分、おそらく」という意味だそうだ。

英語歌詞・タイトルが面白い。

「Perhaps,Perhaps,Perhaps」だって。日本語にしたら「おそらく、おそらく、おそらく」。

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伴奏者としてサポートしたウラジーミル。

今日も素晴らしかった。長い間奏時などピアノ独奏会のようだった。

二部の二曲目は「黄昏のビギン」。

キューバの次はやはりカリブ海で行くのかと思った。

違った。往年の歌手・水原弘が大ヒットした「黒い花びら」について第二弾として売り出したレコードのB面で歌っていた曲だった。(作詞 永六輔、作曲 中村八大)

やはりタイトルだけではなんだろうという程度だったのだが、メロディが流れ始めて、よく聞いた曲だと認識できた。それもそのはず何人もの歌手が歌っていた。さだまさし、薬師丸ひろ子、さらには渡辺美里までが歌っていた。

この後歌謡曲が続いた。ぐっと渋く、「影を慕いて」「有楽町で逢いましょう」。

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そして、もうすぐクリスマス。

「アベマリア」「聖者の行進」そしてフィナレーの「きよしこの夜」と続いた。

・・・で、終わるわけないよね。

アンコールに応えてくれたのが、やはり名前を見ても頭に旋律が浮かばないけど、よく聴く名曲「チャルダッシュ」だ。

今日の居酒屋コンサートにふさわしい素晴らしい曲であり、演奏となった。

「チャルダッシュ」とはハンガリー音楽のジャンルの一つで、言葉の意味はまさに「酒場風」だそうだ。

ちなみに「チャルダー」とは宿屋兼居酒屋の名前だって。

たまたま、現在寝ながら本読みで昔読んだ沢木耕太郎さんの「深夜特急」を再読しているのだが第一巻香港から第二巻タイ、マレーシア、シンガポールそして第三巻でインド・カルカッタに着き、さらに西に向かおうとしているところまできた。どの町でも必ず宿屋問題がでてくる。

著者が各国をバックパッカーとして訪れ泊まるところがこの「宿屋兼〇〇」なのだ。いかがわしいけど相場比較で安いのだ。

偶然であるが面白い。

クリスマスずーっと前の楽しい前夜祭だった。

 

 

 

 

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