寒さ厳しくなる前の菊まつり!三島楽寿園へ行ってきたよ!
恒例の菊まつりに行ってきた。JR 三島駅の真ん前にある市立公園「楽寿園」で毎年開催されている。
三島駅南口を出て車道を渡るとそこはもう楽寿園だ。
JR三島駅南口
この駅の外観はずっと変わらず富士山を象っているのだが、下車するたびに周辺の景色は変わっている。
駅を背にした右手に大きなビルが現れて、ホテルやコーヒーショップがオープンした。
南方面から真っすぐ駅に向かってくる道路を進むと、商店街の中心に出るが、昔あったアーケードは取り外され、一気にファッショナブルになり、公園、街路の花、清流も手伝って近代的で美しい街並みに生まれ変わった。
三島楽寿園 駅南口
園入口前は菊で飾られていた。
チケットを買って入園すると、最初に出迎えてくれたのが早咲きの桜だった。十月桜と呼ばれている。
園内所々で開花していた。
今年の菊まつり大型盆景のテーマは「久能山 東照宮」だ。
言わずと知れた家康が最初に葬られた神社だ。その後日光に改葬されている。
日光、久能山ともに東照大権現を祀る神社だ。
そう、今年はやっぱり「どうする家康!」なのだ。
紅葉も加わって、なかなか美しい。
何か建造物らしきものも見えている。
こうやって見ると和傘もいいね。日本の伝統を表現するのにしっくりするね。
いよいよ東照宮らしい建物が御目見えか。
右側の建物は「鼓楼」だ。元々は鐘楼だったそうだ。
明治に入って神仏分離策の中で鐘を太鼓に変えたのだと。
しかも、その太鼓は江戸城中に在ったものなのだ。
いよいよ本命。御社殿(拝殿)だ。
権現造りと呼ばれる建築様式で、鼓楼とともに⅓スケールで再現されていて、8000鉢もの菊のオブジェに囲まれている。
園内では同時に「東海菊花大会」が開催されていた。大菊・懸崖菊・盆栽菊・福助作り・だるま作り・切り花などの技が競われていた。
じっくり鑑賞すると改めて品種の改良ぶりに驚かされる。
またその美しさに圧倒された。
菊は今や世界中で1万種以上あり、観賞用から食用まであるというからすごい。
菊の原産地は中国だ。
日本には奈良時代に薬草として渡来したそうだ。
江戸時代中期以降、ぐっと改良が進み品種が増えていった。
ヨーロッパには18世紀に渡ったという。
そして、改良が進んだ。いわゆる洋菊と言われるものだ。
いや凄いね。
驚くのは、これら洋菊(マム)といわれるものは現代では70%がオランダ生まれなんだって。
長崎の出島などで日本の菊にまみえたオランダ人が改良を重ねてきたからなのかな?
あまりよく知らないが「厚物」「管物」などがあるみたい。
園内ではこんなススキのようなものも育っていた。
花々、そして季節をたっぷり感じた。
陽が西に傾きかけた。お迎えの汽車の到着だ。席につきポッポーと家路についた。
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コメント
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こんにちは。
どの菊も美しいですね。
和傘も菊と調和して素敵です。
ススキのようなのはパンパスグラスでは?
投稿: usamimi | 2023年12月11日 (月) 12時12分
usamimi さんコメントありがとうございます。
このような行事に参加するとあらためて花の美しさや工芸品などの技に触れられたことを嬉しく思います。
パンパスグラスですか、ありがとうございます。
投稿: 管理人 | 2023年12月11日 (月) 12時51分