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2024年5月

2024年5月30日 (木)

「やっぱりジュリー」なんだ ❗

今回のタイトルは、どちらかというと物事を深掘りされる新聞特集欄で見つけた。「オピニオン&フォーラム 耕論」(朝日新聞5/14)の大見出しをそのまま使わせてもらった。

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この欄は「オピニオン&フォーラム」で括りながらも掲載日によりテーマへのアプローチの仕方が異なり、サブ標題も変わる。インタビュー、寄稿、記者解説、論壇時評、フォーラムさらに交論、耕論など多彩だ。

耕論では様々なテーマを複数の論者が異なる論拠を示しながら短くまとめている。読者としては様々な視点、角度からものをとらえ、諸テーマについて考えるきっかけになる。

今回は沢田研二さん、通称ジュリーを三人の方が語り、「やっぱりジュリー」なんだと言うところが落とし所になったのかな。

語っていたのは音楽評論家のスージー鈴木さん、映画監督の中江裕司さん、ノンフィクションライターの島﨑今日子さんの三人だ。

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南の洋上で台風一号が発生した。鉄砲ユリもこんなに育った。倒れないで!

耕論は、どちらかというと世俗的なことがテーマになっているように見受けられる。この数週間のテーマは次のようだ。「排尿ベンチ 置かれる街」「自虐ネタ、どうして」「数学、見つめ直すと」「地方自治法改正は必要か」「終わらない、ジャニーズ問題」等々。それらテーマを各人凡そ1000字でまとめている。

そんな風なんだけど、この日もいつものごとく数日前の新聞を開き目を通し始めた。目に留まったのが「ジュリー」。「元」スターがテーマ?と気になった。

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これだけしっかりしていれば強風にも耐えられるね!

スージーさんはTV  BS 12トゥエルビの番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」でマキタ・スポーツさんと組んでMC を務め、曲と曲の間に音楽談義をしている。以前から録画して時々視聴してきたので顔はお馴染みだ。でも、他ではあまり拝見することがなく、それほどメジャーな方ではないのだろうと思っていた。それが、失礼ながら耕論の筆者として見つけ「えっ」と驚いてしまった。でも、彼の語りは滑らかで該博感いっぱいだ。

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その彼が宣言したのが「一番好きな歌手はジュリーだ~」だった(2018年2/2 沢田研二特集)。

彼が語るに「ジュリーは一貫して本質的にロックミュージシャン。75歳でも活動のど真ん中にライブコンサートをおいている」。そして、具体的に例示したのが2023年6月25日に「さいたまスーパーアリーナ」で開かれたジュリー75歳誕生日当日のコンサートだった。当日WOWOW で実況放送され、録画が我が家にあった。

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「沢田研二 LIVE 2022-2023『まだまだ一生懸命』ツアーファイナル バースデーライブ」だ。

一昨年、沢田が出演した「キネマの神様」(監督山田洋次 2021年作品)を観ている。その際の印象がロックンローラーとはかけ離れていたので、音楽活動はどうなんだろうなと気になっていた。

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それが、3時間超のライブ演奏を観て聴いて驚いた。スージーさんのおっしゃる通りだと共感できたし、どうもジュリーに対する私の見方も変えてくれたようだ。曲が終わるたびに「ありがとう!サンキュー!ありがとうね!」と発した。

舞台を駆け回る姿は、以前、武道館のライブで見せてもらったローリングストーンズのミック・ジャガーに重なった。

白髪の風貌は、エリック・クラプトンを髣髴とさせた。

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映画監督の中江裕司さんは那覇市を拠点に活動されているとのこと。

彼が、監督し、沢田研二さんが主演した映画「土を喰らう十二か月」でジュリーはあちこちで評価された。

毎日映画コンクール男優主演賞、キネマ旬報ベストテン主演男優賞、全国映連賞男優賞などだ。

俳優としても高い評価を受けたわけだ。

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映画「土を喰らう・・・」は信州の山村が舞台で、主人公は一人で暮らしながら畑を耕し精進料理を作る作家。

身勝手で、本当に「いい男」が演じないと厭味になってしまうようなキャラクター。誰がいいかなと思い浮かんだのが沢田研二さんだったという。出演依頼しても、監督としての自分を選んでくれるか心配していたのだが、逆に「オーディション」をしてくれと言われて面食らってしまったそうだ。ジュリーが言うのに「昔のイメージでなく、今の姿を見て判断してほしい。反戦や、反原発、沖縄のことも歌っている。映画の迷惑にならないか」と問われた。監督は「全く問題ありません」と伝えたところ出演オーケーとなったという。沢田研二は「加齢も、容姿の変化も、全てさらけ出す覚悟ができている」と感じ、「やっぱりジュリー」となったようだ。

映画も観た。なかなか良かった。ロックンローラーとしての登場ではなかったが、幼少時に禅寺の小僧だった際に覚えた精進料理作りに勤しむ姿も、作家役も板についていた。

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亡き妻の母(奈良岡朋子が演じた)が一人で住んでいた山小屋

島﨑京子さんはやはり、沢田の今を高く評価する。

沢田は「ライブで歌う以外のことを捨てていく。作り上げたイメージを脱ぎ、自立した音楽活動の中で、憲法を歌い、被災地に思いをはせる。大衆とともにある反骨精神は健在です。譲れないものだけを守り、他はためらわず手放す」・・・「やっぱりジュリー」だ。

きらびやかな昔でなくて、今を見ろって言うのがいいね❗

 

 

2024年5月23日 (木)

恒例の居酒屋ライブ。バイオリン演奏を堪能したよ。それから、新聞に宇宙人のことが!

弟のゴルフ仲間が集う居酒屋で今年もライブがあった。

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人が集う音楽と飲酒の場。

コロナ・ウイルスが駆逐された状況では決してないのだけど、皆で楽しい時を過ごすことができた。

コロナについていえば、先週知人から電話があった。「届けたいものがあるけど、家族揃って4人もコロナに感染してしまった。人と接することができない、郵便受けにいれておくから受け取って」との伝言だった。ご都合主義的為政者の発表はどうであれ、周りで起きている実態はこれだ。

コロナはまだまだあちこちで蠢いている。

そんな中で、私も含め体調管理万全?と自認する人たちが集まったライブだった。

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ライブスタート。

司会者が登場。

開口一番「盛大な拍手を送れば、彼らはきっといい気分になる、間違いなく演奏が良くなる」と笑わせながら、自ら音頭をとって大きな拍手でバイオリニストとピアニストを迎えた。

満面笑みの演奏者二人が入ってきた。

演奏が始まった。

イギリスのエルガーの作曲した「愛の挨拶」でスタート。妻となる人へのプロポーズのプレゼントだった。多くの人が曲名を知らずとも「聴いたことがある」と感じる曲じゃないかな。

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二番手はドリーブ作曲のバレー曲「シルビア」よりピチカート。

すぐ目の前でピチカート奏法を見るのは滅多にないことだ。

弦を指で弾くのだけど左右の指を共に使うんだって。人差し指と中指ではじくのだそうだ。

有名なところではバルトークがこの奏法を多用したんだって。

知らなかった。

素人から見ると楽器奏者は一種の職人だと感じ入った。

しばらくクラッシク曲を演奏されて、くつろいだところで、ポップスに入っていった。

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ジェットストリームのテーマソング「ミスターロンリー」。

そしてパイレーツ・オブ・カリビアンのテーマが続き、今度は一気に時代と海を越えて「中国の太鼓」(フリッツ・クライスラー作曲)、さらには石川さゆり「ウイスキーが、お好きでしょ」ときた。

次は、やっぱり出てきた。「東京ブギウギ」だ。70年以上前の曲だというのに懐かしい~。

ま、楽しいうちに夜が更けていく。

バイオリニストも客席を巡り、演奏をしてくれた。

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話は、逸れるが、直前のゴールデンウイークには円安のおかげで旅行関係、とりわけ外国からのお客様のインバウンドが盛況だったと報じられていた。

私自身、箱根やら山梨をドライブしたときなど先々で賑わいを感じたが、すれ違う人々の話が聞こえてくると英語のみならずアジア各国の言語だった。テレビでインタビューされていた外国人観光客は「物が安いのでお土産がいっぱい買えた」と嬉しそうに話していた。

円安だ~。私達には物価高が押し寄せているんだけどな~。

この日、私たちが暖簾をくぐると、店主から「いらっしゃい」と声をかけられ席に案内されたのだが、そこで酒を酌み交わしていた先客は外国からのお客さまだった。

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今回演奏してくれたバイオリニストは十数年ぶりにこの店での出演となったそうだ。

司会者によれば「前回出演いただいた時は二十歳そこそこの可愛い人でした。そして、今日は、それから十数年、目の前の美しい人です」だった。ま、その通りだったけどね。

途中休憩を入れて、二時間余、音楽を堪能し、ビールも十分飲んだ。

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楽しい晩となった。年内あと何回かこのようなライブを開催してくれるそうだ。

楽しみにしていよう。

またまた話が飛ぶけど、前回アップしたブログの中でSF小説 について子供ながらに読者と共有できるイメージがあったことに触れた。なんと、新聞に「宇宙人、いると思いますか」というアンケート特集があったのだ。(朝日新聞5/11別刷りBe版)

※私、新聞は配達されたその日には、いくつかの定番のコラムと新聞小説を読むだけで終わりとし奥さまにバトンタッチする。後日ゆっくり読むのだ。時間があって読みがスムーズに進むと、前々日配達分ぐらいまでに追いつき遅れを取り戻すのだが、今回は10日分以上溜めてしまっていて、昨日になって漸く5月11日付を読むことができた。※

特集面を開いたら目に飛び込んできたものがあった。なんと偶然か、そこには私が子供のころイメージを植え付けられた火星人がいるではないか。

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アンケートの答えも面白かった。回答者2698人の中で、「宇宙人、いると思いますか?」という質問に2050人、全体の76%が「はい」と答え、その根拠に納得。「いると考えるのが合理的」だって。

さらに、「はい」と答えた人に「宇宙人は地球に来ている?」と聞いたところ「遠すぎて来られない」が60%だった。

まさに私もみなさんと全く同じ理解。空想科学というよりも現実の認識なんだろうね。

今、その現実は厳しいぞ。

プーチンさん率いるロシア軍が戦術核の演習を始めたという恐ろしい報道があった。

宇宙人の侵略どころでないぞー!

 

2024年5月16日 (木)

読んでから観るか、観てから読むか?三体は視聴後読書が正解だった!

小説「三体」をようやく読み終わった。

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ながら読みというか、寝ながら読みは時間がかかる。知らぬ内に夢の中なのだ。

でも、読み始めると、すーっと物語に入り込めた。

連続30話ものテレビドラマを見ていたおかげだけどね。物理学やら数学の理論が時々会話に入っていたりして、多分、TV ドラマでアウトラインを知っていなければ小説を読むだけでは理解が大変だったかもしれない。

また、テレビを見ながらでも、引っ掛かるところがあったのだが、それは小説の中に詳しい答えが出ていた。映像化の中では敢えて説明をカットしながらも、視聴者を引き付けるものがあったのかな。いずれにしても私にとっては「三体」はTV 先行で正解だった。

まあ、ドラマや映画を観たら原作を繙くのも一興だな。

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子供の頃からSF は大好きだった。当然子供向けSF 小説を図書館で借りて読んだ。子供なりの想像力を働かせて情景やら登場するあれこれを頭に描いていたけど。

もちろんその頃でも月面のクレーターやら重力が地球とは違うとか、火星はこうだ、あるいは火星人はタコみたいだとか多くの人と共有できるイメージはあったことはあったけどね。だから、子供なりに膨らましたイメージは「当たらずとも、遠からず」だったかな。

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後になってスターウォーズやハリー・ポッター、未知との遭遇、エイリアンなどを視てやはりジョージ・ルーカスやクリス・コロンバス等の監督はさすがプロというか、私たちに提供してくれる宇宙像とか異次元像は凄いと感じた。

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未知との遭遇

それに加えて、最近の科学的発見やら事象も理解を助けてくれる。

最近も新聞で木星の衛星エウロパを覆っている氷の厚さについて触れ、少なくとも20キロの厚みがあると報道されていた。(朝日新聞夕刊5/8付 アメリカ・国立天文台シュミレーションによる)

これなども、宇宙空間には人類の想像を越えたものが存在することの証左だ。

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太陽フレア (NASA太陽観測衛星の写真)

つい最近起きた太陽フレアもそうだった。5月8日から13日にかけて大規模な太陽フレアが連続して発生し、各地で低緯度オーロラが観測された。日本でも見ることができたと報道されていた。「三体」でも太陽は重要な役割を果たした。

TV に助けられたのは人物像だ。史強(シーチャン)や汪淼(ワンミャオ)は読書中もずっとテレビの登場人物の姿で頭のなかにいた。

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猿の惑星

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他にも具体的なイメージで助けられたものはたくさんある。

飛刃(フライイング・ブレード)としてのナノマテリアルの切断機。

VR の成り立ち。三体文明を地球文明の歴史に重ねて表現していた。

地球三体運動の分派・降臨派が三体人との交信の中で造ったものだった。

光速に近い速さを出せる宇宙船。それでも地球到達には450年もかかるメカニズム。

それゆえの陽子を利用しての人類の科学発展の阻止

乱紀の脱水、恒紀の喜び

結果から見るとTVと文庫版小説は私の理解を相互補完してくれたことになった。

もうひとつ面白いと思ったのは、新聞で特集が組まれたことだ。

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朝日新聞 5/1 文化欄

世界的ブームを起こした劉慈欣さんの作品であるから当然なんだろうけど、私にしてみればタイミングよく特集してくれたもんだと嬉しくなる。朝日新聞5月1日付文化欄で「二つの『三体』垣間見える中国事情」との見出しで私が視聴した中国制ドラマに加えて、アメリカ版ができたことを紹介していた。

アメリカ版では舞台を中国からイギリスに移し、登場人物も多様な人種の人達となっているようだ。物語の展開もスピーディで中国版では30話で第1部のみで幕となっているのだがアメリカ版では8話で第2部の途中まで到達しているとのこと。さらに、私も気になっていた文化大革命の取り上げかたも違うようだ。

日本語版文庫本でも文革批判は所々で見られた。

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2000年北京旅行で行った 天安門

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文庫版 P408には「この時代、すべてのものに政治的な意味を見出だす風潮は、不合理なレベルにまで達していた」とし、紅衛兵が隊列を組んで歩くときは右折が禁止され常に左折だったと落語のような話も出ていた。P461では、さらに林彪、江青等を三種人として批判していた。

ただ、ドラマでの文革等の描き方については現在の中国国内では賛否両論あるようだ。

日本での評価も多様で「展開スピーディーな米国版」「キャラ重視の中国版」と出ていた。

機会があれば米国版も観てみたいものだ。

 

2024年5月 9日 (木)

我が身内が黄金週間のゴールデンツーリングで酒蔵巡りと名城を訪れる旅を楽しんだって!

今年のゴールデンウイークは、人によっては10日間連続休暇も可能だったようだ。

前半、所によっては天候不順だったところもあったが概ね旅人にはいい日を過ごせたみたいだ。

我が身内も6日間を酒蔵巡りと名城を訪れるバイクツーリングで楽しんできた。

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旅程は先ずは長野諏訪地方の酒蔵巡りから始まり、岐阜、愛知、静岡を訪れ、そして山梨で湖と富士を眺めながら帰途につくというものだった。全6日間の旅だ。

 

私はお土産の酒蔵直買いの日本酒とツマミに舌鼓しながら、ほろ酔い気分の中、土産話を聞かせてもらった。

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諏訪市 麗人酒造(株) にごり酒 麗人

「にごり酒 麗人」は旨味と甘味が絶妙にバランスよく、美味しかった。砂糖や人口甘味料を加えない米由来の純粋の甘さだそうだ。日本酒は日常的にはほとんど飲むことはないのだが、これならば「最初はビール」でなくてもいけそう。

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諏訪市 宮坂醸造(株) 真澄蔵元

私の味覚が変わってきたのか、醸造方法が進化したのやら。でも、アルコール度数15度なので、飲みすぎに注意。

 

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岐阜県恵那市 岩村醸造(株) 濃州岩村城 女城主

酒蔵巡りも、こういった名酒に出会えるからいいね。

ちなみに私もかつて福島会津の酒蔵を廻りながら鶴ヶ城を眺めたっけな。

次は濃州岩村城だ。

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岩村城の石垣

岩村城、見事な石垣だ。まさに要害堅固。日本三大山城の一つであって、江戸諸藩の府城の中で最も標高の高い所に築城されていた。そして、酒の名前にも使われているように、城主は女性だった。しかも、その方は織田信長の叔母さんだ。

そして、岐阜城へ。

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金華山の山頂にある、と言えば斎藤道三の居城があった。そう、もとは稲葉山城。

信長は道三の娘・濃姫と結婚していた。信長16歳、濃姫15歳だった。

岐阜城は信長の義父の城だったのだ。次は木曽川沿いの犬山城へひと走り!

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信長誕生の地近傍だから当然なのかもしれないけれど、この城も信長の親族が築城した。

叔父の織田信康が1537年に創建している。

面白いと言っては無礼に当たるか、この年に秀吉が生まれている。

犬山城は日本最古の木造天守で、最上階には回り縁が作られている。国宝なのだ。

ここまで、すでに三泊。少し雨も降りそう。

近辺を少し回って、明日は静岡だ。

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愛知県新城市 長篠城址 合戦のぼりまつり

雨が上がった。静岡県に入る。目的地と定めたのは大井川蓬莱橋、駿府城、久能山東照宮などだ。

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チケットにも書かれているように、ギネス認定(1997年)の世界最長の木造歩道だ。

全長897.4m、通行幅2.4m。

いよいよ駿府城。

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家康が秀忠に将軍職を譲った後の居城だ。

1607年に天下普請として築城させた。3重の堀が囲み、7階にもなる天守を配置した相当勇壮な城だったようだ。ただ、1635年の火災で焼失してから天守は再建されなかった。その跡地が現在発掘調査中なのだ。先日、テレビ番組「絶対行きたくなる!ニッポン不滅の名城」(NHK)で奈良大学千田嘉博先生が説明されていたが、相当大きな天守台と天守だったようだ。

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駿府城発掘現場

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久能山東照宮社殿・博物館入場券

1616年家康は75年の生涯を閉じた。遺骸は久能山に埋葬された。

明日は伊豆半島西海岸散策だ。夕食を居酒屋でちょっと豪勢に食した。

刺身は地元駿河湾の深海魚なのだ。

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そろそろ渋滞が始まっているようだ。もう一泊してコースを考えながら行こう。

決定。富士五湖・山中湖経由で帰ることとした。

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カバ4号!落ちるよ!

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落ちた~! でも大丈夫、水陸両用車でした~。

人々も楽しく過ごしていたけど、彼らも家族水入らずでくつろいでいた。

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一休みして、道志川沿いに続く国道413号線(道志みち)を家に向かって走った。

高速道路を利用しなかったのは正解だった。道路情報の予測では5月5日の中央高速大月ICから八王子ICまで30㎞の渋滞だと発表されていた。

ひさしぶりの長旅だったけど、楽しいツーリングだった・・・・とさ。

ほろ酔い加減でいい土産話を聞かせてもらいました!

2024年5月 2日 (木)

早いね、もう五月。花々も一番手が散り、二番手が咲き始め、虫達も蠢き始めた!

春や秋が何処かに行ってしまい、冬から夏へ、そしてまた冬へといった季節の移ろい方に変化を感じる今日この頃だ。連休前半、4月28日には群馬県で30度以上の真夏日になったそうだ。びっくり!

そんなんだけど、人様の心配をよそに花々は早々に花開き元気だ。

一番手の満天星やモッコウバラ、ツツジ、そして桜桃などは例年になく咲き誇り私たちを喜ばせてくれた。

今二番手が顔を出しはじめた。

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スズラン

これから満開になってくれるのがシャリンバイだ。

すでに何回か触れてきたように、種をまいたのでも苗木を植えたのでもなく、鳥たちが運んできたのだ。

庭の隅々で育ち、この数日で咲きはじめた。なかなか生命力のある木だ。

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シャリンバイ

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たぶんこの花の実をどこかで啄み、我が家に種をまいたのは彼らじゃないかな!

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こうやって、人にも怖じず、時々散策に来るのだ。そして新しい木々や花を置いていく。

虫たちも蠢き始めた。

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モチノキの若葉の上で何やら周りの様子をうかがっていた。

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正面からの面構えがいい!テントウムシの一派かな。

楓の枯れ木 で何やら二匹が相談している。背中の模様は先のテント君に似ているが別物だ。大きさが7~8倍かな。

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何か耳打ちしているようだ。「お前先に行け」とでも言っていたのか、ちょっと目を離したら、一匹は姿を消していた。

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この虫何者かと思いグーグルの写真検索で見たところ模様が少し違うが次のように応えてくれた。

「エンカイザンコゲチャヒロコシイタムクゲキノコムシ」だって。ずいぶん長い名前だけどはたして本名はなんなんだ。

このグーグルの写真検索、最近使い始めたのだけど、花の名などを探すのになかなか便利だ。文字を入れずに写真を写すだけで検索できるからね。

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トカゲ

朝、新聞を取ろうと玄関を開けると目の前にいたのが彼だ。

彼は人の気配を感じると一目散に逃げるのが習性だ。私はいきなり出るのはやめた。そっと覗いていると、いつもとは違った姿態と行動を見せた。私に気づかなかったようだ。日が昇りつつある東の空を見ながら、しばらく日向ぼっこをするかのように佇んでいた。

蟻を写そうと桃の木に近づいた。蟻はいつも桃の木をせわしく動いている。上る部隊、下る部隊と一日中忙しく働いている。

今日はまだ朝早いせいか蟻たちは活動前だった。

ちょうど良い塩梅にカメムシと蟻が同じ葉の上にいた。

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しっかりと見るとなかなかの器量だ。あと、人間には真似できないというか、厚化粧するしかない擬態を細胞の作用かなにかでやって遂げる、見事だ。

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そして虫たちを仕切るのがこのお方。ヤツデの葉で造られた玉座に納まり、配下の者を額ずかせている。

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こんな者たちと会うことができたゴールデンウイークスタートの朝だった。

この春の動植物について感心したことがもう一つある。

木々の生命力というか再生力だ。

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これは柑橘類なのだが年末に強い剪定をした。切り口が残っているが、あちこちから新芽が出てきた。そして数日でしっかりした葉になった。

驚いたのはモチノキだ。常緑樹だと理解していたのだが、3月に入ったころから突然あの厚い葉が黄変して落ち始めたのだ。

やはり強く剪定しすぎだったのかと考えていたところ、今度は、あれよあれよと葉の散った枝から新しく芽吹いてきたのだ。まさに新緑。日を追うごとにしっかりした葉になり、おまけに葉が輝いている。

お色直しをしたかのように美しくなった。

面白いものだ。

 

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