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2024年6月 6日 (木)

いやー、あらためて広重の凄さと素晴らしさに感じ入ったよ!

新聞紙面で『広重「五十三次」高画質で映像化』という見出しを見つけた。

なんだろうかと記事を読むと、なんと「東海道五十三次」を1億5千万画素の高精細カメラで撮影して、出来たデジタル素材を活用し大画面プロジェクションとしてリミックスすると言うのだ。

私が日ごろ使っているデジタルカメラは2,110万画素だ。これだって初期のデジタルカメラに比べれば相当精細だ。その約7倍の画素だというから驚きだ。行って見て納得した。

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箱根 湖水図 と 現在の芦ノ湖

こんな大きなサイズで見ることができたのだ。にもかかわらず画像に粗さを感じることが全くなかった。なかなか素晴らしかった。

歌川広重の作品は、教科書で見たのが最初だったと思うが、その後、弥生美術館など各所で見ることがあった。

でも、教科書は言うまでもないが、本物もサイズが小さい。私などは素晴らしいと思いながらも描写された技法のあれこれよりも、ここは○○の宿場だで終わっていた。サイズの所為ばかりではないだろうがね。

毎年のように訪れている「日展」などで展示されている作品のキャンバスは大きなものでは500号Fサイズで「3333ミリ × 2485ミリ」にもなる。

それに対して浮世絵木版画は大判で「390ミリ × 270ミリ」だったそうだ。

大画面の精細画像を見て改めて浮世絵木版画の素晴らしさをよく知ることができた。

ところで、この催しがどこで開かれていたのかを紹介するのが後回しになってしまった。

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美術館の入り口にあった展示案内

熱海市にあるMOA美術館で開催されていた。

訪れたのは10年ぶりぐらいだろうか。

入口は二か所あった。美術館は山の斜面を上手く生かして建築されていて、三階部分も山道に続くロータリーに接しており三階入場口となっていた。そこから入場すると2階の展示会場まで階段やエレベーターで下りることになる。もう一か所は展示会場の建物のはるか下方にエスカレーター入場口があって、そこから長い、しかも幻想的なムードを醸し出しているトンネルの中をエスカレータを乗りつぎながら上に向かうのだ。

そこを通り抜けるだけでも価値があるというのは言い過ぎか。

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エスカレーター入場口

さあ、ここからトンネル。上を目指す。

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エスカレーターで上りきると芝生広場もある「ムアスクエア」と名のついた展望台に出る。

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ヘンリー・ムーアのブロンズ像「王と王妃」、だからムアスクエアなんだ

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展望できるのは相模灘と伊豆半島の南方向。熱海城も見えた。

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その後、2時間ほどゆっくり鑑賞して帰途に就いた。

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今回の鑑賞が出来たことで、さすがゴッホに影響を与えただけはあるなと再認識した。

以前はそれほど感じなかった構図のすばらしさ、遠近法の活用、立体的描写そして風俗や人物の表現の仕方などなど。

江戸時代も末期になると庶民もなんとか旅が可能になったようだ。関所が各所にあり、なかなか厳しいものだったようだが、湯治や社寺参詣といった旅目的の場合は比較的甘かったようだ。それに加え、大名などの参勤交代などのために道も整備されてきていた。

庶民も、広重などの絵などに見えた各地の様子を知って、旅を思い立ったそうだ。

Digital Remixは7月1日まで、あと一か月催しているよ。

併せて言えば、4月の終わりにTV NHK BS で「広重ぶるう」というドラマが放映された。

広重がまだ画業でなく、家業の火消しで生計を立てていた頃から話は始まり、試行錯誤の末にようやく画風が庶民に受け入れられてきた頃までを描いていた。寄り添い、生活費の工面までしていた妻の加代は道半ばにして先立ってしまった。

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ドラマを観て、改めて私は広重について苦節何年などとは縁がない最初から名声ある「五十三次」の浮世絵師としか認識していなかったようだと思った。ドラマを通して見えてきた「実像」は思っていた者とは全く違っていた。広重理解が少しだけど深まった。(配役 歌川広重 : 阿倍サダヲ、妻加代 : 優香)

 

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