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2025年2月

2025年2月27日 (木)

磐石だと思っていたところも意外に脆弱なんだね。自動車会社、電気メーカー、テレビ局。

最近の自動車業界のあれこれを見ていて、改めてそうだったのかと思い知った。とりわけ日産自動車がこんなにも業績を悪化させていたのかと知ることになった。(昨年11月発表 2024年度上半期業績から)

私も日産のブルーバードやセドリックに乗っていたことがあったから気になるね。セドリックと言っても高級セダンではなく、子供たちとキャンプなどに行く時の荷物搬送用に使えるワゴンタイプの中古車だったけどね。

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今の愛車はトヨタ製。

このところトランプさんが矢継ぎ早に出す大統領令の影響を見るためか、あれこれの業界の業績などが公にされている。トヨタなどは世界的にみても販売台数ダントツなんだね。発表された2025年3月期の業績予想を見ると凄い。円安も業績を押し上げているのだが、売り上げが47兆円、純利益を4兆5200億円と見込むというから驚く。小国の国家予算のようだ。

自動車業界も生き抜くための世界戦略を練っていて、提携やら統合が検討されてきた。もし実現すれば世界の自動車産業の勢力図を塗り替えると言われていたホンダと日産自動車の経営統合構想は、あれこれの経緯の中で破綻した。三菱自動車も当初関係していたのだが株の時価総額がホンダの十分の一ほどでしかなく、そのまま行くと経営の自主性が失われる可能性ありと判断し統合を早々に見送っていた。

山一証券など金融関係もかつてそうであったし、流通業界の盛衰も激しく、デパートやスーパーが街から撤退して行くのを目の当たりにしてきた。一般消費者としては愕然とすること度々だ。

つい数日前にもヨーカ堂の売却交渉の話が報ぜられていた。

セブン&アイHDがイトーヨーカ堂などを束ねる中間持株会社「ヨークHD」をアメリカの投資ファンドへ売却する方針を明らかにしたのだ。

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電気メーカーも例外でない。

現在使用しているパソコンはdynabook なのだが、東芝製品として購入したものの、しばらくして電気店に行って分かったのだが、わが愛機は購入後数か月しか過ぎていないのに、商品名は同じであるにもかかわらずDynabook株式会社製品となっていた。その会社は2020年8月にはシャープ株式会社の完全子会社となった。

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そのシャープ、我が家のテレビもAQUOS (シャープ製)なんだけど昨年8月にはその液晶パネルの生産を終了していたんだって。国内メーカーとしては同社堺工場がテレビ向け大型パネルを唯一手掛けていたので国内の生産拠点は無となってしまったということだ。

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AQUOS なかなか画面が美しい

毎週番組をチェックしながらこれはという作品やドキュメントを録画している私にとって驚きというか、「何これ」と声をあげそうになった記事があった。先月1月24日の新聞経済欄を見て、ため息が出た。ソニーグループがブルーレイディスクなどを2月に生産終了するというのだ。私は映画などをソニー製の100GBディスクに保存していた。すぐに電気店に向かった。まだ普段通りに陳列されていた。でも、在庫が一掃されればもう買うことはできない。

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理由も記されていた。近年はデータの保存先が記録メディアからインターネット上のクラウドストレージに移行し、ネット上で映画や音楽を配信するストリーミングサービスが普及してきているからだそうだ。

テレビ局をめぐっても驚くような変化が生じている。

中居氏をめぐってのフジテレビにもビックリさせられた。

1月17日のフジテレビ社長会見後、スポンサー企業がCMをACジャパン公共広告へ差し替えたり、差し止めてきた。1月20日にはCMを差し止めた企業は75社にものぼった。

このような展開があったのは「ビジネスをする上で人権を重視すべきだという考えが国際的に強まってきた」(朝日新聞1/24付1~2面)ことがあるようだ。

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朝日新聞1/24朝刊2面

それにしても、芸能人の個人的スキャンダルと見ていたことが、問題はそもそもテレビ局の体質からだと捉えられるところまで進展し、30日に開かれたフジメディアHDの取締役会では結論として、広告差し替え分やキャンセル分について広告代を請求しないことを確定した。結果としてCM 収入が233億円も減少する見込みだと報ぜられた。驚かされた。(毎日新聞デジタル1月30日)

でも、問題はそこに留まらないようだ。

地上波民放地方局の多くはフジやTBSなどのキー局を中心とする系列下にあり、朝から深夜まで放送される大半の番組はキー局制作番組なのだ。大口のCMは大部分をキー局が営業し、契約を取っている。その売り上げの一部が地方局に分配されるという仕組みのようだ。地方局はフジテレビのCM収入が減ればその影響は免れず深刻な事態も予想されるのだ。

テレビ局について言えばもう1つ、BSチャンネルの大きな変化だ。

2025年1月10日「BS10」が開局した。

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昨年中から、TV番組表を観ていて、どうしたのかなと思っていたことがあった。

3チャンネルあったスター・チャンネルが1チャンネルになっていたからだ。

2024年6月に東北新社が保有していたスター・チャンネルの全株式がジャパネットHD傘下のジャパネットブロードキャスティングに譲渡されていたのだ。

ジャパネットは2022年3月より無料チャンネルのjapanext 263チャンネルを運営していた。その時同時にBS松竹東急260チャンネル、BSよしもと265チャンネルも始まった。

スターチャンネルの全株式を保有したジャパネットは昨年8月それまでのjapanextにスターチャンネルを融合させ名称も「BS10 スターチャンネル」とすることにしたのだ。結果無料チャンネルの「BS10」と有料チャンネルの「BS10+ スターチャンネル」が2025年1月10日からスタートした。

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面白いなというか、楽しみが増えたなと思ったのは、上掲の三つの番組だ。

無料チャンネルで週に3人が別番組で映画を紹介するのだ。

「70~90年代の懐かし映画」を野村雅夫さん、「世界中の名作映画」を舘ひろしさん、「新作、準新作 娯楽映画」を加藤浩次さんとよしひろさんが案内してくれる。どんなものになるやら。観たところで紹介したいね。

子供の頃実感した現実社会。それは揺るぎのない社会、変わることはない現実だと思っていた。しかし、10年過ぎ、20年経つにしたがって脆くも壊れていくものが眼前にあった。絶えぬ紛争、地域毎の格差、難民の発生、それらにも起因するだろう各国の右翼の台頭。

そんな流れのなかでトランプさんも出番が用意されたのだろうけど。

子供の頃描いていた未来・・二十一世紀とちょっと違う世の中の動きだ。

 

2025年2月20日 (木)

各地で梅祭りが賑やかに開幕した。 負けるまいと、我が家の紅梅、白梅も満開だ!

昨夏の猛暑に今冬の酷寒、そして大雪。

地球温暖化が叫ばれて久しいが、その進行について素人的に思っていたのは夏の暑さがそのまま冬の暖かさになっていき、山に雪が降らず、楽しみだったスキー遊びも次第にダメになっていくのかなだった。

ちょっと違うみたいだね。

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2月9日 望遠で富士山頂を撮影

北陸、東北は豪雪だというのに富士山頂は地肌が見える。

今週の日本列島は九州から北海道まで、とりわけ日本海沿いの各地は大雪だ。

その中で、どちらかと言うと晴れの日が多いのが東海地方東部から関東甲信越の南部だろうか。

私の住まいもこのエリア内にあり、豪雪地帯の方々に申し訳ないように晴れの日が続いている。

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1月中旬に紅梅の蕾が膨らみ始め、下旬には開花した。遅れる事2週間で白梅の蕾も白いものを頭の先に現した。

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今は紅梅も白梅も満開状態だ。

今年は気候の変化の影響なのか、剪定が功を奏したのか、いつになく花が多い。さらには、昨年までは白梅が開花する頃には紅梅が勢いを落とすのだが、いまだに元気だ。

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このような花々にいち早く気が付きやって来るのが鳥達だ。

朝食前、朝刊を取りに外に出た際、梅はどんな具合かなと傍までいくと、鳥たちがいきなりバタバタと飛び立つ。蜜を吸うのか、花を愛でに来ているのやら、三種類ぐらいの鳥が遊んでいる。

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ただ困るのが、傍に停めてある車に糞を落としていくことだ。

梅はともかく、家の植物の中に実の付くものがいくつかあり、糞がその種とともにボンネットなどに付着しているのだ。

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この野鳩、どうも「千両」の実が好物のようだ。大体が番(つがい)で行動を共にしている。

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雀もよく遊びに来る。鳩などは少し距離を置けば人がいてもいきなり飛び立つことはないが、雀は人の気配を感じると逃げるように去る。そして他家の屋根上から私の動きを窺う。

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でも、音を立てずに近づくと、どういう訳か枝に止まったままでピーチクパーチク仲間と遊び続ける。

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夕闇が間近だよ!

春が近づいていることは間違いない。これから秋まで、桜桃やハクモクレンなどの木々の花や自生化した宿根の花々が次から次へと咲いてくれる。

ここにきて、咲きはじめたのが「カランコエ」、「金のなる木」、「クリスマスローズ」、そして「水仙」だ。

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カランコエ

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金のなる木

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クリスマスローズ

水仙は、いくつかは花屋さんから買ってきたものだと自覚しているのだが、他に鳥が運んで来たのか知らぬうちに芽を出したものなど、数えると5種類ぐらいが時期をずらしながら開花する。

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今のところ、この二種類なのだが、すっと伸びた葉は同じだが、花の形状が異なる。

これから咲くぞと控えている水仙たち。ここだけでも色とりどりの花を見せてくれる。

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朝から晩まで見守ってくれているのが彼等だ!

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次は桃の花かな!

2025年2月13日 (木)

ハリウッドアングルでの NIPPON サムライ集団、結構面白かった! 47RONIN

エミー賞、ゴールデングローブ賞がきっかけで、録画するばかりでなく映画をしっか観ることができた。

二本目として「47RONIN」(2013年作品) を視聴した。

アメリカ版忠臣蔵だ。真田は大石内蔵助を演じた。

それにしてもアメリカの監督が忠義と仇討ちに興味をもつなんてね。

ま、全編英語だったけどね。日本人の俳優たちも流暢に喋っていた。(真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁)

ただ赤穂の四十七人の義士が吉良を討つために誓った覚悟の血判状には各々漢字で名を記した。

冒頭から幻想的城郭と城下が眼前に展開した。

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そして、美しい森での狩だ。

そこに現れるのが決して日本の江戸時代には存在したはずのない怪獣。

そして、闘うのはバイリンガルのサムライたち。でも、いでたちは大陸的な印象。

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その中で差別されていたのが容貌は白人だが天狗の子と恐れられているカイという名の男。(キアヌ・リーブス)彼こそネイティブな英語使いなんだけど

結局、怪獣は腕の立つことを自負するサムライでなくカイが倒した。

後半で彼の出生が明らかにされる。赤穂にそれほど遠くない所に「出島」と呼ばれる地がありそこは異国の帆船の寄港地だった。そこにいた船乗りと日本人の母の間に生まれたのがカイだった。

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六つ目の怪獣

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人間に襲い掛かるときの姿。恐ろしい!

観はじめると、確かに日本を舞台に日本史上の一時代が描かれているように見えるが、ちょっと違うかなという印象も持つ。

だからと言って、つまらないわけではない。

いわばインディ・ジョーンズやらハリー・ポッターのような冒険活劇だね。これまでもファンタジー映画などで描かれたアジア各地も多分そこに住む人々が見たら同じような印象を持っただろうと思える。

日本の本当の姿は何なんだ?と言うことにとらわれず侍の格好をした人たちによるアクションだと思い観賞する分には十分楽しめた。

映画の中に現れたカットを見て日本ってこんな所なのと思ってしまうのは次のような場面。武士団が移動していく途上の海と丘。そして着いた場所。

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47RONIN より

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昨年9月15日「SHOGUN 将軍」がエミー賞の18部門を制した際、プロデューサーも務めながら主演男優賞に輝いた真田広之さんはインタビューで次のように語っていた。「東洋と西洋が出会った、夢のプロジェクトでした。」(9/17 朝日新聞 社会面27ページ)

制作主体は米国だったが、日本のスタッフも加わり、時代考証を丹念に行い、セリフの大半も日本語だったとも報道された。そして、同じ紙面で真田さんのこれまでの20年を次のような見出しで表現し紹介した。

「奇妙な日本描写 闘い20年」(9/17 朝日新聞 社会面 見出し)

そこに紹介されていたのは「真田さんのこの20年は、外国作品、とりわけハリウッドにおけるキテレツな日本の描写との闘いの歴史だった」と。

転機があったのは2003年のラストサムライへの出演だった。

当時語っていたことが紹介されていた。真田さんは「自分の世代で、おかしな日本人像を払拭したい」と語り、刀の扱いや着物の着付けなど多岐にわたり意見を述べ、ラストサムライは随分まともになったそうだ。それでも、まだ違和感が残ったようだ。今回取り上げた「47RONIN」でも日本人を演じたのは観てのとおりだったが、日本の描写を正す努力をしたそうだ。そのような経緯もあって、実を結んだのが今回の「SHOGUN 将軍」だった。

まあ、兎にも角にも吉良の首を取った。四十七義士の内、大石の息子、主税だけを除いて皆「名誉」の切腹となった。

そう言えば菊地凛子も不気味な妖術使いを演じ存在感があったな。

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前回のブログの最後に水俣病絡みで泉谷しげるさんを取り上げ、2月6日のTV番組SONGSに出演されることを書いた。

しっかり録画し、視聴した。

番組は阪神淡路大震災(1995年)の際に泉谷が被災地支援のための路上ライブをやったが、それから30年ということで企画され、当時演じた場所でその時に熱唱した曲を再び披露するというものだった。

ここで初めて知ったのだけれど、泉谷は災害支援のため路上ライブでの募金活動を1993年7月の北海道南西沖地震の時から始めていた。

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日ごろから役者としても乱暴な言葉を吐くことを演じているのをよく見てきたが、この路上ライブでも「お前ら、募金しろ!」と大声で言っていたらしい。

人に陰口言われる前に自ら「これは売名行為だ」とか「一日一偽善」ともいいながら呼びかけたんだって。

そして、一年前の能登半島地震まで続けているというから感心したよ!

というか見直した!

2025年2月 6日 (木)

真田広之さんが切っ掛けで観たのだけどジョニー・デップもすごいね。映画「MINAMATA 水俣」!

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真田さんの出演作観賞の第一作に「MINAMATA水俣」を選んだ。

観終わった。一番強く私の脳裏に刻み付いたのはユージン・スミス(William・Eugene・Smith)の壮絶な生涯だった。

彼が高校生の時、父親は散弾銃で自殺した。第二次世界大戦が勃発し、ユージンは得意な写真撮影を生かし従軍記者になった。沖縄戦従軍の際に日本軍の迫撃弾で負傷し、その後遺症で生涯悩まされた。1947年以降ライフ誌などでフォト・エッセイ形式の写真発表をしていた。1971年になり、さまざまな繋がりの中で水俣と関わるようになる。翌72年チッソ五井工場での座り込み抗議で暴行を受け、完治することのないケガを負った。結局それが死の遠因となった。(59歳没)

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ユージン役を務めたジョニー・デップは「あの海賊と同一人物なのか?」と思わせる見事な演技だった。

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パイレーツ・オブ・カリビアン 2003年 第一作より

こんなにキリッとした海賊と、ウイスキーのボトルを寝ても覚めても離せない者を同一役者が演じているなんて。

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MINAMATAより

やはり素晴らしい役者だね。なによりも水俣病とその闘いに着眼したのが凄い。

主演者として登場しているけれど製作者でもあった。

映画は水俣病について改めて考える機会となった。

水俣病については新聞や雑誌に掲載された患者の写真や石牟礼道子さんの「苦海浄土」などで表面的に知ってはいた。

國村隼の演じるチッソ社長の弁舌を聴いて、公害も含めて周辺住民に被害をもたらしている企業などの責任者の言うことはみな似通っているなと感じさせた。

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社長はユージンに向かって言った。「微量な異物は何処にも混じっている。大金を投じて作ったサイクレーター(排水の浄化装置)」に異物が残っていると言われているが「私が自ら、その水を飲み、安全を証明した」との言い訳だった。福島の汚染水処理と東電の言い訳と全く同じだ。

社長の話はまだ続く。先の言い分などが通じないと見るや開き直った。「だがこう言っては何ですが、彼ら(水俣病の人々)は”ppm"(わずかな量)にすぎません。社会全体の利益の前では無に等しい」と。まあ、本音だね。トランプさんの「石炭どんどん燃やせ」と五十歩百歩かな。

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汚染された海なのだが映像は美しい。

実は現在の日本では70年代の不知火海のようなロケーションを見つけるのは困難だという判断で旧ユーゴスラヴィアのセルビアとモンテネグロで撮影されたとのこと。上の写真はモンテネグロのティヴァトという街の海岸線。水俣湾とそっくりだそうだ。

ところで、この映画、真田広之さんの演技やら果たした役割を見せてもらうために観たのだが、このMINAMATAを監督したアンドリュー・レヴィタス監督の「日本人以外が日本人を演じることは一秒たりとも考えなかった」という意向から真田らが起用されたようだ。

そして、真田はこの映画撮影時点での演技の高評価は言うまでもなく、「SHOUGUN」撮影時にプロデューサーとして力を発揮した「日本の描写や日本人の演じ方の助言」でも、この映画で早、頼りにされ評価もされていたようだ。

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補償を求める運動の先頭に立ったヤマザキ役の真田

ジョニーのユージンの演技や真田のヤマザキの演技を見た当時を知る水俣の人々から、そろって「ユージンがそこにいる」「(ヤマザキのモデルとなった方に)そっくりだ」という声が上がったようだ。

様々な切っ掛けや興味から様々な映画を観ようとなるのだが、そんなことを通して色々なつながりが出てくるから面白い。

MINAMATAを観始めて冒頭に近い画面に出て来た人に驚いた。ゴールデングローブ賞でSHOGUN助演男優賞を獲得した浅野忠信さんだった。

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確かに日本の俳優でも海外からオファーが来ている国際派は結構いるようだ。

浅野忠信さんもその一人で、これまで五か国の映画に出演したようだ。

先に出た國村さんもその代表格の俳優で、なんと7か国の映画に出ていた。

たまたま、このブログを書きながらTVの番組表を観ていたら嬉しいことに國村が出演する韓国映画「哭声・コクソン」(2017年日本上映)が2月8日にBS松竹東急で放映されることが分かった。早速録画セット。

國村はこの映画出演で韓国最大の映画祭典である青龍映画賞(チョンニョン映画賞)で男優助演賞と人気スター賞をダブル受賞した。(第37回映画賞にて)外国人初のダブル受賞だというからすごいもんだ。

もう一つ繋がった面白いこと。

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朝日新聞の連載に「語る 人生の贈りもの」があることを時々紹介してきた。

現在進行中なのが泉谷しげるさんだ。

2月3日の語りで20歳ころの事が書いてあった。世の中が騒然としていたころ、1970年ごろで、部屋にこもってばかりもいられないと外に出たそうだ。東大の赤門なんかの学生集会に行って、たまたま水俣病のことが出てきた。アジ演説の学生が大学の責任を論じ、東大が医学的に公害として認めないから、こんなことになった何て話を聞いて「へえ」と思ったんだって。ただ、アジの中で感じたのは彼等のエリート意識で、「我々が労働者を救うんだ」みたいなことを言っていたようで、泉谷はどっちかというと労働者の方だから「こいつらちょっと嫌かな」と感じて集会にも行かなくなったそうだ。

ま、いろいろなアプローチがあるな。そんな泉谷しげるさんの番組が今晩(2月6日)22時からのNHK地上波「SONGS」で”泉谷しげる30年目の神戸で吉田拓郎の名曲熱唱”だって。

いろいろ繋がっていくもんだね!

 

 

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