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2025年3月13日 (木)

洋画興行収入が大幅に減の昨年2024年。BS10の試みは起死回生策となるのか? MEN IN BLACK は面白かったよ!

新聞文化欄を見て「そうなのかー」と考えさせられた。

2024年の映画興行収入が発表されたのだが、洋画が一本もベスト10に入らなかったのだ。(日本映画製作者連盟 1/29発表 朝日2/18付文化欄)

ちなみに、興行収入の一位は邦画「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」で158億円の興収があった。洋画のトップは「ウオンカとチョコレート工場のはじまり」で邦画及び洋画全体の16位にとどまった。

ただ邦画のみで見ると連盟が興行収入を発表するようになってからは過去最高の実績となっていて総額1558億円に達したとのこと。それ自体は素晴らしいことだ。しかし、先にも触れた洋画の低迷は深刻で、前年よりも30%以上収入を減らし、洋邦全体では前年を下回る結果となってしまった。

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今週の富士山は雲海の上に真っ白な姿を見せた

関係者の間で原因を探っているのだが、アメリカの脚本家と俳優の労働組合が決行したストライキの影響で映画の公開時期が遅れたこととか、ハリウッドの戦略に変化があったからだとかいくつか出てきた。

私がそうだと相槌を打てた説は、コロナ禍にあって劇場への集客が難しくなった時、ワーナーやディズニーなどが対応策として試みた劇場とネット配信あるいはテレビ配信の同時公開の影響も無きにしも非ずかなと言う一つの答えだ。結果として映画人気は衰えていないのだが劇場に足を向ける人が減少したからではないかというものだった。

確かにそうだね。私なども映画の感想を時々述べているものの、全て我が家のTVディスプレーを通しての観賞だものね。

実際、たまに行く電気屋さんで展示されている77V型(横172.3cm 高さ107.9cm)の大画面ディスプレイに4Kの鮮明画像が映っているのを見るとなかなか素晴らしい。それを一人で気兼ねせずに観られるとなると、いいなと思っちゃうね。皆と共感できる劇場も良いけれど。大画面の映画を独り占めできるなんて、映像観賞も昔とは大違いだ。

最も、世界で動画観賞が始まったのはエジソン発明の「キネトスコープ」でこれは「のぞき穴式」で一人で鑑賞するものだったようだ。(伊藤弘了著 「教養としての映画」PHP研究所)

捉え方としては、動画観賞の原点に立ち返ったのかな。

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そこで符合してくるのがBS10の戦略であり先見の明だ。

先ずは、開局後放映された第一作目を見た。ウイル・スミスとトミー・リー・ジョーンズが共演したMIB(MEN・IN・BLACK)だ。前々回このブログで案内した映画紹介番組のMC(master of ceremonies)の一人、野村雅夫さんの解説作品第一作だ。面白かった。

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野村さんの話の中からBS10のコンセプトが見えてきた。

一つは2/27アップのこのブログでも紹介したが、毎週末3人が「制作年代」やジャンルで映画を区分けし紹介を分担していることだ。

1、70~90年代 2、名作 3、新作・準新作・娯楽映画だ。 2と3では時代にこだわらないことになるのかな。

この分類の仕方や、MCの野村さん、加藤さん、舘さんのファンの方々が新に映画を観てみようと、その気になるかもしれない。これまでの例では一週間の内3回も専門的に映画のガイドをするテレビ局などなかったような気がする。

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もう一つがSNSの活用だ。今、トランプさんと共に発言が注目されるイーロン・マスクさんの「X」を生かしているのだ。最新のテクノロジーを使って視聴者との新しい繋がりを作っていこうという試みだ。

これらの番組、テレビでの視聴と共にタブレットやパソコンを通しても観ることができる仕組みが作られている。

Xにアクセスすることが条件なのだが、どこでも見ようと思えば見ることが可能なのだ。

さらに、視聴中にツイートすることが可能となっている。

まさに劇場どころか、劇場ではその場で感想を述べることなどは当然に御法度なのだが、観ながら、まさにリアルタイムにコメントを発することができるのだ。実際MIBの解説やら自己紹介を野村さんがしている最中にテレビの画面下に「野村さんカッコいい!」とのコメントが流れた。タブレットでの映画観賞についていえばWOWOWはすでに実行済みだったけどね。

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MIBに登場する宇宙人。28年も前の作品であるのだけどとてもユニークでリアルな動きをする。

それだけでも面白かった。

MCの話も映画の始まる前とさらに後の時間も使い、従来の映画解説などに比べるとかなり厚みのあるものになっている。

また、深堀しているのだけど重厚さを感じさせずに映画を観てみようという気にさせてくれる。

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ここでは映画の内容には立ち入らないけれど、野村さんの冒頭の話を紹介して終わりにしよう。

「この番組は、往年の名作映画を楽しみながら視聴者と映画にまつわる思い出をシェアーしていく思い出共感型映画番組です」

野村さんを知ったのは、申し訳ないけど今回が初めてだ。

それにしても、とても口達者だ。さらに言えば止まらない感じのしゃべりだ。

まあ、良く言えば、野村さんの語りというか、トークはテンポよく、的を射ている。

これからも観させてもらおう!

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