溜め録りドラマを観た。
このところ、夕食時に家族が揃った時など録画しておいたドラマを一緒に見る機会がある。
そんな時は、用事がなければ大体2話分ぐらいずつ。約二時間ほどかな。
映画やドラマ、ドキュメントなどの録りっぱなしが少しは減る。
今回はドラマ「ホットスポット」。(日テレ 2025年1月12日~3月16日放送)
脚本を書いたのはバカリズムだった。
主演は市川実日子。
バカリズムは役者としては登場しない。
結構面白かった。
巧妙なストーリーに魅了されたわけじゃない。
実日子さん達、出演した女優たちの交わす会話の自然さ、つまり、たわい無いおしゃべりが続き、自然というか、日常、普段を感じさせた。
普通であるはずの日々に、ホテル従業員の同僚に宇宙人が出現した。しかもETやらタコのような火星人でなく平凡な日本人の中年男だ。役者・角田晃広が好演している。
彼が言うにハーフなんだと。母親は地球人で父親が宇宙人なのだ。
ハーフ宇宙人の消耗した時の、力の回復の術が面白い。
彼が宇宙人らしい働きをしてエネルギーを使い果たしたとき、それを補い、回復させるのが温泉につかることなのだ。人類であり、日本人でもある母親の血を引いたのか。
そんな彼の前に新たに未来人が登場し、さらに超能力者が加わる。
最初はちょっと変わったドラマだぐらいに見ていたのだが、途中、はたと思った。
これがバカリズム流なのかと。

WOWOW の番組表をチェックしていると、たまにバカリズム単独の公演を収録したものが出てくるのに気付いた。でも、どうせお笑いの単独ライブか何かだろうと決めつけて、あえて見ようとはしなかった。
でも、この度は「もしかしたら」と何となくインスピレーションを感じた。そして調べ検索して録画予約をセットした。
バカリズム流とはギャグの是非なのかプロットの良し悪しか、それとも彼の語り口、顔、体型?
例えば「バカリズムライブ番外編『バカリズム案9』」(WOWOW ライブ10月4日)。
番組が始まって間もなく、舞台上でバカリズムが立つ横の大型スクリーンに「人はなぜ電源を切らないのか」とのメッセージが出てきた。
これは何処の会場でもよく聞く公演が始まる前の観客へのお願いで「スマホの電源を切ってください」と館内放送されるもので、それが流れた直後だった。切ってくれと言っても切らずにマナーモードにするだけの人や、聞く耳無しの人、世間は多様な人々の集まりなんだという所から、バカリズムは話に入っていった。
民放地上波でも、彼のあたらしい番組があった。
いくつか視聴した。
やっぱし、発想が斬新だと感じた。と言うか着想力なのかな。以前の番組の再開だったのだが、かつては撮影は大きなビデオカメラを使ったのだが、科学の進歩と言うのか、今じゃ同じレベルの撮影結果をスマホの動画機能で実現可能にしてしまうというところから始まった。(「バカリズムのワンカット紀行2第1夜、第2夜」テレ東10月14日、10月15日)
カメラの撮影者がバトンタッチするように次から次へ変わり、場面も変わっていくのが面白い。それもスマホだから可能なんだけどね。まあ、同じバトンタッチでも切り口を変えるとユニークになるね。
実はバカリズムの名はたまに見聞きすることはあった。でも、敢えて出演番組を探し見るほどには関心が強まることもなかった。
何故、芸名がバカリズムなのかと調べたところ、以前、お笑い芸人として相方とコンビを組んでいた時の名を引き継いでいるとの答があった。バカとリズムの組み合わせだって。
と言うか、世間で通用している言葉で名をつけると、そのイメージが一人歩きするので、一般にないだろう言葉を使ったということらしい。
何を気に入ったのかピン芸人になってもコンビ名を使っているんだって。ここで、バカリズムの着想力を真似て、ちょっと横道に入ってみた。
ピンって何だろうと調べてみた。初めて知ることになったのだけれど、なんとポルトガル語だって。意味は点(pinta)。
ピンキリと言う言葉もあるが、そのピンも語源は同じであり、キリも同じくポルトガル語で十字架やキリストを意味する(cruz)とのことだって。
南蛮貿易(16世紀半ば~17世紀初期)の絡みもあってポルトガル語が日本に入ってきたのだが、ピンキリは主としてサイコロ賭博で使われていたそうだ。ピンは「1」の目であり、「最上のもの」だって。キリは十字架が転じて十。十は終りを意味するから、最高から終りまでと言う意味かな。(十は漢字。と言うことは東アジアだけで通用する隠語と言うか符丁だったのかな)
いや、バカリズム的にごく自然に横道に入って行くと面白いね。
ところで、10月からバカリズムがMCを担当する新番組が始まった。
「バカリズムのちょっとバカリハカってみた!」(テレビ東京10月15日~)だ。
これも着想の斬新さかな?
最初のテーマが「東京で一番ハイカロリーな料理」だった。
それで、各店の料理のカロリーを測って出てきた答えが次のもの。
11月22日の朝日新聞朝刊を見て驚いた。
たまたま、注目していたバカリズムのことが出ていた。なんと2027年の前期朝ドラ「巡るスワン」の脚本をバカリズムが担当することになったという記事だった。
まあ、期待したいね。
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