先輩が入院した!とても重篤だという。見舞いに駆け付けた!
先輩とは長い付き合いだ。山登りが好きで、たまに誘ってくれ、共に歩き一緒に汗をかいた。
このところはラインでのやり取りが主になっていた。
最近は、世の中が物騒と言うか先が見えない状況もあって、政(まつりごと)のよもやま話や、「文学」の話をしていた。
「文学」などと言うと何か高尚な印象を与えてしまうのだが、今回はたまたま先輩が物書き仲間と作る同人誌に小説を寄稿したことを話題にしていたのだけどね。私も読ませてもらい感想などを伝えてあった。
それが、突然の入院話になったのだ。
入院先は東京科学大学病院。
切迫した病状を伝え聞いていて心配だった。お会いしてみれば、横たわり痩せた姿は一瞬見紛うようであったが、変わらぬ笑顔を見せてくれた。
「昨日もアポなしで見舞ってくれた人がいた。今日もか」と笑いながら言った。私も「アポ取ろうとすれば拒まれるからね」と返した。奥さんもいらっしゃって、一時間近く世間話ができた。しっかり養生することを約して病院を出た。
ところで、この病院の所在地は以前には東京医科歯科大学病院があった所だ。
友人の家族が入院して見舞いに来たこともあった。
東京科学大学とは2024年10月に「東京工業大学」と「東京医科歯科大学」が統合してできた国立大学だ。
結果付属病院は以前の病院名を変えるだけでそのままの場所にある。まあ、追加工事や増設はあったかもしれないが。
ここへは電車で向かった。
御茶の水駅で降り、線路脇を流れる神田川を下に見て、お茶ノ水橋を歩いて渡るとすぐA~D棟までの四棟の大きな病棟が目に入る。
先輩はこのビル群のA棟15階の部屋に入っていた。眺めは良かった。
ただ、とても驚かされたのは、御茶ノ水駅がすっかり変貌していたのだ。隣の水道橋や秋葉原、そして飯田橋などは下車し街を歩くことがあったが、御茶ノ水は下車することも意識することもなかった。
電車を降りて改札への階段を目指したのだが、何か今までとは違う。
階段を上ったところで視界に入ってきたものに本当に驚かされた。
まさに未来へタイムスリップした思いだ。
眼の前に展開した景観は頭の中にあった御茶ノ水駅像とは大きくかけ離れていた。
以前はホームからの登り口が二か所にあって、秋葉原寄りの階段を上ると、どちらかと言うと狭めの聖橋口改札になり、水道橋寄りの階段を上ると御茶ノ水橋口改札となっていた。ところが、ホームを覆うように建物ができ両側の改札を広い通路が繋げていたのだ。それでも御茶ノ水橋口を出た所は古い面影が残っていた。
ところが聖橋口は全く変わっていた。
聖橋から駅舎を眺めてみた。
入ってきた中央線の電車の真上に、大きな建物が横たわっている。
まだ河岸工事が続行中だ。御茶ノ水橋から聖橋の方を見ると次のようだ。
ホーム上の二階建ての建物はエキナカ商業施設で「エキュートエディション御茶ノ水」との名称で昨年2025年5月に10のショップがオープンしたとのことだった。知らなかったー!
ところで、駅に関するこんな経験はこの数年で他に二回あった。一つは地下鉄銀座線の渋谷駅で降りた時だ。地下鉄ホームなのに下方に渋谷の街が見えたのだ。
もう一つは上野駅の公園口で降りた時だ。改札前の自動車道路が無くなっていた。
上野駅公園口 2023年8月 撮影
でも、今回の御茶ノ水ほどの衝撃はなかった。
都心の変貌は凄くて、面白い。
でも、28日の熊本の震度7と破壊には驚かされた。
こんな変貌はクワバラ、クワバラだね。
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