加藤浩次さん解説の仏映画を観た!面白かった!
仏映画と言っても「ホトケ」でなくて「フランス」だよ。
1月に始まった「BS 10」の映画紹介番組で登壇するMC3人の内の1人加藤浩次さんの担当番組を観た。
「加藤浩次とよしひろのサンデーシネマ」だ。
取り上げられた映画はフランス映画「最強のふたり(原題 Intouchables)」。
加藤さんは元々お笑いコンビの「極楽とんぼ」でツッコミ役としてテレビなどに登場していたのだけれど、実績、持てる才能、さらには容姿なども認められてか、諸番組での登用が増え、途中のケガなどにもめげず、活躍されてきた。映画の解説とは意外だったけど、彼は映画が大好きなようで、一年間を通じ1日1本は観るというから驚きだ。
相方の「よしひろ」さん (フルネーム:よしひろまさみち)。失礼ながら私は、この番組で初めて知った。日本映画ペンクラブ会員であり、日本アカデミー賞会員なんだって。この方も映画に関しては凄い。年間400本は観るのだそうだ。
先に紹介した野村さんもそうだったけど、喋りが立て板に水であって、かつ映画の場面や、やり取りの細かいニュアンスもしっかり記憶にとどめている。でなきゃ映画解説などできないか。私など、今回二本の映画のさわりに触れるのだけど、毎日観るとしたら、ごっちゃになってしまい多分一つとして語れないではなかろうか。
先ずは「最強のふたり」から始めた。始めたというのは映画がすぐ始まるのではなく、二人のそれなりに長い映画談義からスタートするからだ。
ところでこの表題、綴りが何かに似ているなと思い、調べてみた。
英語の[untouchable]、アンタチャブルだ。アメリカの連邦検察局員だ。そして不可触民の意。一文字目の「I」と「U」が違うだけだ。フランス映画だからフランス語かなとチェックしてみた。
フランス語では形容詞としては①(人に)連絡取れない。②非難できない。名詞は(インド・カーストの)不可触民。語源が同じだったようだ。
映画にもどれば、日本語タイトルの「最強のふたり」は映画の中身としては観賞後には肯けた。
原題は邦題と全く違うのだけど、観賞後、内容と合わせて考えてみると、もしかしたら主人公の一人ドリスを「非難できない」人だと評価する意味を匂わせて使ったのかなと感じた。
映画の冒頭は、カーチェイスから始まる。そのように聞くとアクション映画のはじまりかと思えるのだけど、実は一般道でやらかした猛スピードなどの危険運転で警察車両に追い掛けられていただけなんだけどね。この場面が最初とフィナーレに出てくるのだ。
アクションと言うよりも映画に登場するダブル主人公(障害を負った富豪のフィリップと介護人ドリス)の一緒に過ごした中で醸成され、相互に信頼するまでになった姿を見せたのだなと感じた。
信頼関係に至るまでの経緯を見ると、何となく原題のとおり「非難できない」なと思える。
ドリスはもともと介護人などやる気はなく、所謂「失業保険」給付の期限が過ぎる頃となり、引き続き給付を受けるために就職の努力をしたことと結果としての不採用だった証明が欲しかっただけに過ぎなかった。でも、面接後案内された介護人の泊まる部屋やらゴージャスなバスタブなどに魅せられて、先ずは試用期間を働くことになった。乱暴な所作と言葉が彼の日常であって一般的にはその振る舞いは「非難」の対象になってもおかしくない人物だったのだが、フィリップはドリスと意気投合した。だから「非難」できないのかな。勝手な解釈。
加藤浩次とよしひろ、二人の解説もなかなかだ。
加藤さんは、どちらかと言うと感想的に映画を論じ、よしひろさんが深堀りする。
ユーモアについては、解説者二人は似たり寄ったりのセンスの持ち主のようだ。
お笑いがあって、感動があるという点で一致していた。
加藤さんは、「どんな状況におかれても、楽しみがあるか、どうかによって、人生って決まるんだな」。
よしひろさんは、「ブラックユーモアによって、だんだん絆が結ばれていく」と。
この映画は、実際あったことだった。
映画の中でも次のような字幕が出た。
ふたりも、「実話は強い」「実話だから全部肯定できる」と一致していた。
この実話については、フランステレビのドキュメントなどでも取り上げられ、何社もの映画製作会社から映画化のオファーがかかったようだが、「最強・・・」の脚本を書き、監督もしたエリック・トレダノ以外からの提案は「お涙頂戴」だった。が、エリックはコメディ仕立てにするとの話をし、OKを得たようだ。
意気投合した二人は、フィリップが障害を負う前に趣味としていたパラグライダーをタンデムで楽しんだ。
POINT3にでている「日本におけるフランス映画興行収入歴代一位」だが、現在も抜いた映画はないそうだ。
収入は16億円を超えた。
私などからするとフランス映画と言えばアランドロンとかジャン・ポール・ベルモンド、ブリジット・バルドーなどの往年の俳優が思い出されるのだが、それほど興行収入増にはなっていなかったのかな。
それでは、「最強の・・・」に抜かれる前のトップは何だったのか。
「アメリ」だそうだ。それも同じく16億円の大台に乗せていて「最強・・」には一千万単位で抜かれたのだそうだ。そこで「アメリ」も観た。
アメリの感想はまた次の機会とするが、なかなか面白かった。この二本だけでフランス映画を見なおした!





























































































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