9月に咲き始めた花々、9月なのにまだ咲いている花々、温暖化の所為!
9月に入ると、程なく「玉すだれ」が一斉に開花した。それも我が家の前にだけでなく私道を共有する我が家も含む3軒の庭先の東西40m程だろうか、ずらりと横一直線に並んで咲いているのだ。
それから1週間遅れて我が家に「彼岸花」が咲き始めた。
この花はとても生命力旺盛だ。種を散らすのが上手いのかあちこちから芽が出てくる。一方で、水不足には弱いようで、じきに萎れる。でも、生きようとする力が働くのか水を与えると嘘のように息を吹き返し、ぴしっとなるから面白い。
同じころに花を見せるのが「ヤブラン」。
ヤブランも彼岸花もここ10年ぐらい毎年同じ場所に顔を出し、今頃花を見せてくれる。
可憐な姿を見せてくれるのが「トレニア」。
このトレニアも含めて、自生集団であり、私たちは水をあげ、花後に手を貸すぐらいだ。
今年、現在進行形で驚かされている花が三つ。
咲き始めて数か月になろうとしているのに今も元気なのだ。
一つは「七変化(ランタナ)」。
盛りの頃より花数は減ってはいるものの相変わらず可愛い花を見せてくれる。
これが、昨年よりも元気なのだ。図体が大きくなっている。
今年は今までと少し違った対応をしていることも一因かもしれない。
何をしているかというと、ランタナは子孫を残そうと一生懸命実を付けるのだが、私はその種を見つけ次第とってしまっている。
私は花を愛でたく、ランタナも花を咲かせたいことでは同じだ。でも、ランタナは芽自体をさらに増やそうと種をばらまこうとし、私は今花を咲かせている木を元気に育て再びそこに咲く花を観たいという違いがあるけどね。
昨年何かの情報で「木をしっかり育てるには、実が付いたら即、取り去るのが良い。養分が枝、葉、根に回り、次の年に良い結果が出るよ」と教わった。そんな教えの実践があってか枝葉がしっかり伸びて今なお花を咲かせ続けている。ランタナも喜んでいいと思うのだけどね。
こんな実がついてるのだ。
もう一つ元気なのが「ハイビスカス」。
ハイビスカスには特別なことは特にせず、水遣りを怠らないだけだ。 ここ数か月間次から次へと花を咲かせ続けてくれている。やっぱり温暖化の所為かな。
もう一つびっくりさせてくれたのが「アジサイ」。
花は疾うに終わり、花や萼とともにあった葉も既に枯れ落ちている。でも、不思議なことに新しい芽が次から次に出てくる。
先日丸坊主にしたはずのアジサイの枝に新しい葉がついていた。この間の観察で分かったのだがアジサイは秋であれ冬であれ枝のあちこちに新芽をだし、暑い季節であれば蕾を付けるところまで行くのだが、寒くなると出ても出ても枯れていく。それでも続く。飽くなき生命力と言おうか。それ自体すごいと思う。
育て方の教えによると、新芽が出たらその上の節を剪定することとなっており、少しずつ小振りになっていき、それが春に繋がるのだ。これをこの間ずっとやってきた。今日もやった。そしたらなんと葉の下で花(萼)が咲いていたのだ。
ビックリ。やはり異常気象・多雨高温等の温暖化の所為か?
トンボが飛んできた。
カイヅカイブキの新芽の先端にとまり花々を眺めていた!
さらに上を見るとなんと蜘蛛が獲物捕獲の罠を作りながら身を隠すことなく堂々と待機していた。
驚いたことに樹高五メートルほどのカエデの枝先から一本の糸を伸ばし、二メートルほど下がったところに網を作っていた。どうやって上ったのやら?どのように横糸を張ったのやら?
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