ウェブページ

2024年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ

政治・国際・文学

2024年7月11日 (木)

今年は稀に見る選挙年だね。結果は混沌❕ でも、我が家では大きな花が咲いたよ❕

所用でたまたま都内のとある駅に降り立った。

Img_73981

歩道を歩くと目に留まったのが、既に結果が出ているのだが撤去されていない都知事選の候補者看板。

過去最高人数の56人の立候補者。さすが大きな看板。これじゃ後片付け作業も大変だ。

Img_74001

でも、候補者が掲示されているのは中央部のスペースだけ。

Img_74012

ちょうどこの中に得票上位3名の候補者と話題を呼んだ一人が掲示されていた。

投票率は60.62%で前回を5.62ポイント上回ったそうだ。

トップは小池氏で2,918,015票。2位には驚いたな。広島県内で市長を務めていたという石丸氏で1,658,363票。3位は、もしかしたら新知事にと本人も周りも期待していた蓮舫氏。なんと石丸氏に40万票近く引き離される結果になったとは。1,283,262票。

もう一人は「政治を、テクノロジーでアップデートする」という旗印で戦い抜いた安野氏だ。票は154,638票と少なかったものの田母神氏に続く5位につけているから大したものだ。

56人もの候補者とはたまげたが、知事選の直前の補選で「選挙の自由だ」と言いながら、あれこれ動き、マスコミにも取り上げられ、官憲にも追いかけられた集団・党と似た考えもあって活動された方々もいたようだ。

唯、どうなるのだろうかと気になったのは、有効投票総数の10分の1に達した候補者は上位3人だけで、他の53人は供託金300万円を没収されるのだそうだ。合計すると1億9千万円だからね。それぞれの立候補の思惑やら目的にその額は見合うのかな。

Img_734341

ちょっと横道にそれるけれど、上の写真、何か画家がしっかり描いた絵のようにも見えると思うんだけど、実は自然の造形なんだよね。

西向きの曇りガラスに西日が射して、ガラスの外側に伸びているナンテンの葉の影を映し、薄く覆うような彩りは少し離れて枝葉を伸ばしているセンリョウの葉の色なのだ。自然は凄い!でも、数日後の今は葉の形状の変化やら、光の具合の違いで同じ「絵」はもう見られない。シャッターチャンスを逃さないで良かった。

都知事選の続き話はあとにして、先ずは自然造形の流れで我が家の大きな花の話をしよう。

我が庭、第四弾の開花のメインはタイタンビカスだ。

10日ほど前に先ずは白花が開花した。

Img_73289

一週間遅れで赤花が続いた。

Img_74289

直径で言えば、大きなものは20センチ近い。ただ命短く夕方には萎む。

それでもしばらく毎朝赤白それぞれ5輪ほど咲き今も続いている。

Img_73834

蝶々も飛来するが、お目当ての蜜は先行開花したランタナのようだ。

Img_73323

ランタナはこれから秋まで散りつつ次から次に花を咲かすといった活動が続く。房ごとに花が散ると、しばらくして小粒ながらも鈴なりに実を付ける。放置すると庭のあちこちに種をばら撒くことになるので、見つけ次第摘み取る。

花からすれば、子孫を刈り取るなど以ての外なんだろうが、養分が新たな花に流れていくのか全体として元気になっているように見えるけどね。

Img_74334

タイタンビカスと同時期に咲くのがオニユリで、ユリ仲間では鉄砲ユリについで二番手になる。

Img_74512

鉄砲ユリはたくましく、きりっと正面に顔を向けていたのだが、鬼は常にうつむいている。

Img_74245

下から写すとバックが空になるよね。

あと、ぼちぼち咲きはじめるのが玉すだれ。

Img_73534

一斉に咲くのはもう少し後のことになるのだが、気温の所為なのか梅雨に打たれて咲く気になったのか2輪ほどが開花した。

 

さて、都知事選の続きに戻るか。

小池勝利に連動するかと思った都議補選。

表立ってではなかったが彼女の勝利に力尽くしたはずの自民党。だが擁立した8選挙区で2勝6敗と惨敗した。裏金逆風は収まっていない。それどころか立法措置でさらに不信感を増幅させた。

立憲民主党も党内の論議の場で蓮舫さんの敗北を危機感もって受け止めたようだ。党内から野党共闘のあり方についての執行部批判が続出したようだ。端で見ていると、そんな朝令暮改がまずいと思うんだけどね。

まさに混沌とした状況が深まった。日本もそうだが、世界はもっと凄く深い。

Img_73923

私は生きるに精一杯!

EU (欧州連合)では欧州議会の選挙が終わった。

結果は右派の躍進だった。

彼等右派の基本政策は「反移民、反難民、自国第一主義、反グローバリゼーション」だそうだ。

トランプさんと同じだー。

ただ、議会の機能は、私たちが国会をイメージし理解している物とちょっと違う。議会はEU の主要機関と位置付けられていながら単独の立法機関ではなくEU 理事会と共同で立法を司るのだって。

また選挙は加盟28ヵ国それぞれでの直接選挙となるが各国の議員定数はそれぞれ人口数に応じて割り振られる。総議員数は720人。選挙権が17歳から得られる国もあるそうだ。

面白いのは選ばれた議員は選出された国を代表するのでなく、議会内の様々なイデオロギーや政策ごとに糾合した「政治会派」に所属し、活動はそのメンバーとしてになる。

※ 政治会派の成立要件は最低25人の議員を擁することに加えて議員の出身国が7か国以上でなければならない。※

人口比ではドイツが一番議員定数が多いのだが、ドイツに有利な立法策定とはいかないわけだ。そういう点で今回各国から選出された右派がグローバルに結集したわけだ。反グローバルなのにね。

Img_72689

キンカンの葉は美味しいよ!

アメリカでは候補者討論を経て老いが目立つバイデン降ろしが強まってきた。

イギリスでは保守党が大敗し労働党政権が復活した。

フランスでは総選挙の決選投票に左派連合が勝利し、欧州議会などでの躍進に勢いづいていたRN と右派の共闘勢力を失速させた。

一方、イランでは前大統領がヘリコプター事故で死亡したことで選挙が実施され、最終的に改革派の候補が勝利した。融和的外交政策に期待したいところだが最高指導者のハメネイ師は保守強行派の路線継続を求めているといわれている。

あと気になるのは輪番制ではあるがEU 閣僚理事会の議長国となったハンガリーの政権と総選挙で与党の立場を維持しながらも大幅に議席を減らしたインドの政権だ。共にロシアとの関係が他とは違う。

本当にあちこちで選挙があった。素人ながら酷い混沌が始まったと強く感じる。

全く、どうしたもんかねえ。

 

2022年2月11日 (金)

ドイツの政党選択のネットサービスが面白い! 多和田葉子さんに教わった♫

多和田葉子さんの新聞コラム「ベルリン通信」(朝日新聞1月17日付文化欄)にドイツの人々が使っている選挙時の政党選びをサポートするツールが紹介されていた。

Dsc08046-2

デジタル版にて

ドイツ連邦政治教育センターが2002年に運用を開始した支持政党を見つけるオンラインシステムだ。

システムの名称は「Wahl-O-Mat」 (ヴァールオーマット : 意味は選挙自動機)。

日本でも似たようなものか知れないが、ドイツでは投票日直前になっても40%の人がどの党にするか迷っているのだそうだ。そこで開発されたのがこのオンラインのネットサービスだ。これが結構受けて、20年後の今じゃドイツの国民的「娯楽」にまでなっているとのことだ。(YOUNG  GERMANY  by ドイツ大使館)

政治への意思表示行動を面白がると言うのもいいね。

Dsc01044-2

ドイツには一度だけ立ち寄った(但しフランクフルトの空港だけ)

何てったってルフトハンザだ!

Dsc01056-2

多和田小説連載9日目

元ルフトハンザ客室乗務員が登場

 このサービス、どんな仕組みかと言うと、利用しようとする人が、様々な分野の施策についての38の設問に「イエス、ノー」で答えると自分と各政党の回答がどれぐらい一致しているかがランキング形式で見られるようになるのだそうだ。(政党があらかじめ答えている内容との一致不一致)

その結果、笑い話のようなことも起きている。20年以上も迷うことなく右翼的政党に一票を投じてきた人がこの「Wahl-O -Mat」 に判断を委ねたところ彼の答は左翼政党の施策とほぼ一致していたのだ。彼の本質は本人の右翼人としての自覚とは別物だった。(ベルリン通信より)

D20

ところで、何故いきなりドイツ政治の話になったのかだが、ウクライナ情勢緊迫化? じゃない。

実はこの2月1日から新聞連載小説(朝日新聞)の筆者が変わったのだ。新筆者はドイツ・ベルリン在住の多和田葉子さん。

Dsc08044-2

タイトルは「白鶴亮翅」(はっかくりょうし)。どういう意味?と考えてしまうタイトルだが、太極拳の技の名で「鶴が羽を広げるように手をふんわり伸ばす」技だそうだ。

それはともかく、私は恥ずかしながら、彼女・・多和田さんのことを何一つ知らなかった。そこでネット検索したところ、冒頭の「ベルリン通信」がヒットし読んでみたのだ。

おまけに小説家として凄い人であることも知った。群像新人文学賞を1991年に受賞して以来1993年の芥川賞や日本の名だたる文学賞をいくつも受賞していることも分かった。さらに驚いたのは、ノーベル文学賞の候補として日本人としては村上春樹と並び称される作家だって。本当に知らなかったー!

619

芥川もビックリ

先ずは冒頭で紹介した「ベルリン通信」の一連のお話が面白く読みやすかった。

そして連載小説も読み始めた。

主人公はドイツ在住の日本人女性。第一話冒頭でMさんが「一つお願いしたいことがある」と訪ねてくるのだが、主人公は友人から掛かってきた電話の用事で出かけるので「お願いは後で聞くね」という出だしだった。だけど、十一話まで来てもMさんのお願いも友人の電話の用件も再び出てこない。次から次へと話がつながり、広がっていく。六話から十話では一緒に生活していた夫が日本に帰ってしまい、一人住まいのための引っ越し準備に伴うあれこれだった。そして本日(2/11)十一話は前日の続きで恩師に関わることだった。

多和田さんは「引っ越し」は「一つの日常からもう一つの日常へと小さく移行する大きな冒険です」と語っているが、彼女の小説そのものがそんな展開だ。

引っ越し準備なのに、いきなり京都大学入試の場面になったかと思うと、中国古典の中の雪明かりで読書する場面、さらには三島由紀夫や石川達三が飛び出し、レヴィ=ストロース:構造主義まで出てくる。井戸端会議的というと失礼だが話が次から次に広がっていく、よく言えば百花繚乱の中で主人公の人物像と社会との関わりが浮き上がってくる感じ。結構面白い。

Dsc08043-2

「また会う日まで」のスクラップ

実は私、この一月末まで新聞連載されていた池澤夏樹さんの小説「また会う日まで」を全編切り抜いて保存してあるのだ。まあ、TVドラマの溜取りもそうだけど、一週間待てないというか、一気に見たり読んだりしたいのだ。

池澤さんのエッセー等はよく読んでいたのだが、小説は読んでいなかった。

特に新聞小説はなかなか読み続けるのが大変なのだ。読み忘れたと思って新聞を探すと既に処分してしまっていたりということもある。新聞のデジタル版も購読しているのだが、一般の記事やらコラムは一年前のものであっても検索できるのだが小説は著作権の関係もあってか二週間たつと読めなくなる。それで切り抜きスクラップをした。今では全編そろった。

そこで、「さあ、そろそろ読もうか」と思った矢先、多和田さんとの出会いとなった。

池澤さんはゆっくり読ませていただき、多和田さんは私の悪癖を克服する手段として日々読んでいこう。読了後の彼女に対する、また小説への第一印象も全く違ったものになることは言うまでもないか。