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歴史・芸術

2022年8月19日 (金)

始皇帝最強軍団の来日だ!

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「キングダム」映画実写版 監督佐藤信介 東宝より

タイトルの「始皇帝の最強軍団云々・・・」は案内チラシの裏面に書かれていた呼び込み文句。

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チラシ裏面

確かに秦は最強だった。周王朝が弱体化する中で春秋時代に入り、戦国時代を迎える。戦いが続く中で紀元前230年に韓が滅び、燕、魏、楚、趙と続き、最後に紀元前221年斉が滅亡した。

紀元前221年に中国大陸で初めての統一帝国が成立した。始皇帝の秦だ。

ところがこの秦、十数年の天下で滅亡する。そして漢の時代に入っていく。

そして、前漢、後漢の凡そ400年間が秦の時代と共に以後の中国王朝の諸制度、文化等の礎となっていった。

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秦、漢の遺物を見る前に一階ロビーの一角で休んだ。落ち着くスペースだ。

考古学の対象となるような遺跡や遺物を見るといつも感じるのが、これらが紀元前に作られ、使用されていたのかという驚きだ。

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彩色双耳陶壺

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青銅製の香炉

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蓋付き扁壺

この「蓋付き扁壺」と呼ばれる青銅器など、繭型デザインは今にも通じるようだし、機能的なところでも蓋があるだけでなく刻まれた線により「加熱しすぎず、熱を放射させない」仕組みになっているとのことで驚かされる。

テクノロジーの先端を行くのはやはり武器なのか?

「弩(ど)」(大弓)の構造に凄さを感じた。

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青銅製とはいえ恐ろしくなる刃物。

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ここまで来て、さあいよいよ兵士と軍馬だと思いコーナーを回ったところ現れたのが・・・。

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キングダム特設展示だった。

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アニメとのコラボレーションで秦の時代と始皇帝を紹介していた。

家に戻ってから我が家の録画ストックを探ったところ映画「キングダム」(監督佐藤信介 東宝)があった。そして直ぐに再生観賞した。

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若手俳優の山崎賢人や吉沢亮、そしてベテランの大沢たかおが起用され、それなりに面白く、また秦の時代のアウトラインを見ることができた。現在「キングダム2 遥かなる大地へ」が上映されているようだ。

このところジャンルをまたがって漫画の評価が上がっているようだ。8月7日の朝日新聞夕刊に「演劇界 漫画・アニメに熱視線」とのタイトルで「千と千尋の神隠し」や 「四月は君の嘘」が舞台化されチケット完売の実績を残したことなどの論評が出ていた。そして美術館・博物館展示解説も文字のみならずアニメ急浮上と言ったところか。

この高い評価は国内にとどまらないようだ。

たまたま書店で平積みされていた雑誌「サライ」(2022年9月号小学館)。

表紙にでかく印字されていたコピーがすごい。

「(日本漫画が)近年は世界的に評価が高まる、生き方を学ぶ奥深き『名作』の数々。日本漫画は大人の教養」だとさ。

さていよいよ戦士が登場だ。

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かなり昔、丸暗記した「殷周春秋戦国秦漢」のおさらいができたようで頭の中に少しよみがえったかな。

帰りは定番であるが東名高速上り線富士川サービスエリアに入った。

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富士山は、まだ厚い雲に覆われていた。観覧車を下から眺めながら抹茶ソフトクリームを味わいつつ、本日の見たこと聞いたことを反芻した。

2022年8月12日 (金)

久しぶりに兵馬俑の戦士や軍馬に会ってきたよ!それにしてもデジタル化急速進行中だ。

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新聞の美術館・博物館案内で「兵馬俑と古代中国」展が開催されていることを知った。行ってみようかとなった。

会場は静岡県立美術館だ。

先ずはチケットをネットで購入。これで手続き完了!ではなかった。

コロナの渦中にあって、密を避けるためのもう一つの手間が求められた。

入館に30分毎の人数制限があるのだ。

希望する見学日の10日前から美術館のウエブサイトにアクセスし手続きをしなければならなかった。そこで観賞希望日と時間の申しこみをした。OKの場合はQRコードが割り振られ指定アドレスに送信される。当日のQR チェックで入館の運びとなるのだ。

そう言えば、コロナワクチンを接種するときも全部スマホでの手続きだった。

良いんだか悪いんだか?デジタル化がジワジワと進行しているね。

13時から見学することにした。昼飯はどこかで弁当でも買って美術館の駐車場で食べるのがいいなとなった。

東名高速富士川サービスエリアで私はスパゲッティを買った。奥様はサンドイッチ。

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天気さえよければこんな風景を見れるのだが、あいにく青空より雲が多かった。(建物の中にあったパネルを撮影)

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こんな佇まいのスターバックスでゆっくり食事をするでもよかったけれどね。

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由比パーキングエリアからの駿河湾

12時ごろに美術館に着いた。

ゆっくり腹ごしらえをして入り口に続く森を散策した。

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ここへは2015年の5月に篠山紀信展で訪問している。7年ぶりに来た。

そして調べてみたところ偶然にも同じ年2015年の11月、上野の国立博物館で開催された「始皇帝と大兵馬俑展」に行っていた。始皇帝のお導きか?

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コロナ禍では考えられない混雑ぶりだった。国立博物館平成館前。

今回のメインは兵馬俑であったが、せっかくの機会と思い、美術館に続く彫刻プロムナードやロダン館の作品、そして「こんな催しもあるんだ」と感心させられた街の写真館常連ユーザーのフイルム写真展などもゆっくり観賞した。

最近、美術館などでうれしく思うことは、写真撮影が奨励されていることだ。

先にも触れたデジタル化がここでも有効活用され、入り口に「大いに撮影してSNSで情報発信してください」というようなことが書かれていた。

もちろん当然ながら制限もある。

フラッシュは禁止。そして作品によって可否があった。

今回訪れた美術館は彫刻やら遺物は全てOKだったが絵画は撮影禁止だった。先ずは彫刻プロムナードの作品とロダン館の作品を紹介し、兵馬俑関係は次回のアップとしよう。

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舟越保武 《杏(あんず)》

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清水九兵衛《地簪(ちかんざし)》

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掛井五郎《蝶》

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久しぶりに森の中を歩いた。

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入館した。時間によって人数制限がされているので、今回は並ぶこともなくスムーズだった。

最初に、写真展に入った。

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すばらしい写真が74点出展されていた。写真屋さんが主宰しているのでトリミングで作品がどう変わるのかなどの技術的な解説もあった。先ずは、撮影スポット、そして撮影のタイミングとシャッターチャンス、これだけでも大変だ。朝駆け夜討ちだ。これら作品を観られただけでも来た価値があった。

次にロダン館に入った。

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カレーの市民

カレーの市民像は世界各地にある。これまで何度も見てきたのは上野の国立西洋美術館の群像だった。ここ静岡では個別の人物像だ。ハタと思ったのは「カレーの市民は何故あちこちにいるのだ?」だった。

調べて納得した。オリジナルの鋳型からエディションとよばれるものが鋳造されているのだ。ただ、無制限にできるわけでなく、数が12と限られているとのこと。国内ではポーラ美術館や大原美術館も所蔵している。

但し、ロダンの手によるものに違いはないのだが作品完成前の試作品の鋳型鋳造もあるようだ。

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バスティアン=ルパージュ 制作年(1887ー1889)

ロダン40代後半の作品

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母と子 制作年(1913)

作者 ジャック・リプシッツ(リトアニア)

さあ、つぎは兵士と軍馬の俑だ!