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映画・スポーツ

2023年3月30日 (木)

WBC 侍ジャパン監督栗山英樹さんが鼓舞されたと言う映画を観たよ!

第五回ワールド・ベースボール・クラシックで侍ジャパンは決勝でアメリカに勝利し三度目の世界一に輝いた。(日本時間3月22日フロリダにて)

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当日の新聞夕刊、翌日の朝刊でそれぞれ1面トップを飾り、大谷、村上、岡本そしてヌートバーなど活躍した選手についての評価が列記され「そうだそうだ」と相槌を打ちながら読んだ。

さらに興味を引いたのは社会面(朝日新聞朝刊33面)で紹介されていた栗山監督が北海道栗山町に造った「栗の樹ファーム」のことだった。

 

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栗の樹ファーム(栗山町ホームページより)

栗山監督はアメリカ代表との闘いを終えてインタビューに応えた。

「今回のWBC を見て、格好いいな、野球をやろうと思ってくれる子が必ずいる。そのことがすごくうれしいし、そういう効果があったと思います」と語り、さらに「あれを造っていなかったら、僕はきっと監督になっていない」(朝日新聞3/23付33面)とつけ加えた。

「あれ」とは北海道栗山町の少年野球場・栗の樹ファームだ。

「造る」とは監督の「夢」としての球場の実現だった。

「夢」とはかつて観たアメリカ映画「フィールド・オブ・ドリームズ」に出てきた子供も大人も集まり楽しくゲームができる緑豊かな野球場を日本にも造ることだった。

たまたま彼の名字と同じ北海道の栗山町の青年会議所から声がかかり観光大使を引き受けた。その縁もあり気に入り、そこに球場を造ろうと決意した。

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映画タイトル

俄然このアメリカ映画を観てみたくなった。

調べてみると主人公はケビン・コスナー。だとすると、我が家にありそう。

コスナーの映画は7本あった。その中に「Field of Dreams」(1989 アメリカ)もきっちり録画されていた。

2021年8月の録画(NHKBSプレミアム)だった。どんな所に縁があるか分からないね。

観た。なんと幻想的な映画か。

傍目からすると明らかに幻聴だと思われる「声」・・「それを作れば、彼がやって来る」・・トウモロコシ畑、家の中と所構わずこの声が聞こえ、野球場の幻も浮かんだ。そして主人公は球場を造ることを決意した。

その声が栗山さんにも伝わったのかな?

主人公は、声に従い、広いトウモロコシ畑を刈り込んだ。

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この広い地。日本で探すとなると似たところは北海道しかないか。

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出来た球場  Field of Dreams

なかなかいい。

ところで、栗山監督がWBC 後に引退表明をされた。何か爽やかな印象だった。

試合中、テレビカメラがダグアウトの栗山監督の姿をゲームの合間にとらえていた。

その表情は一見飄々として、あまり喜怒哀楽を表に出さないように見えた。

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韓国戦時のダグアウトにて 3/10 TBSTV

でも、試合運びを見るとピッチャー交代や代打、代走、打順などの采配は的を射ていた。

決勝戦前の入場行進で旗を持った大谷と並んで歩く姿は喜びにあふれていた。

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アメリカ戦 3/22 朝日TV

そして、侍ジャパンは勝利した!

乾杯!

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なお、映画は国際的にも評価され、アメリカの第62回アカデミー賞作品賞、脚色賞などにノミネートされ、日本でも、キネマ旬報1990年・第64回ベストテンの外国映画部門で第2位となり、読者選出外国映画監督賞をフィル・アルデン・ロビンソン監督が射止めた。(なお、この時の外国映画部門1位は台湾の「非情城市」だった)

それらに加え、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞で最優秀外国語作品賞を受賞していた。

知らなかった~!